[データ] ペイン内のデータ フィールドの操作

Tableau はワークブックのデータ ソース接続とデータフィールドを、ワークスペースの左側にある [データ] ペインに表示します。

: ビジュアライゼーションの作成開始方法ついては、はじめにを参照してください。[データ] ペインでフィールドをカスタマイズできるさまざまな方法の詳細については、データ ペイン内のフィールドの整理とカスタマイズおよびフィールドの既定の設定の編集を参照してください。

[データ] ペインのエリア

Tableau を使用してデータに接続し、データ ソースを設定すると、データ ソース接続およびデータ ソース フィールドが [データ] ペインのワークブックの左側に表示されます。データへの接続の詳細については、データへの接続と準備を参照してください。

現在のデータ ソース接続は、[データ] ペインの一番上に表示されます。複数の接続を使用できる場合は、接続を 1 つクリックして選択し、データを使用して操作を開始します。

[データ] ペイン内のフィールドをビューに追加して、ビジュアライゼーションを構築します。詳細については、フィールドをビューにドラッグしてビジュアライゼーションの構築を開始するを参照してください。

フィールドは、テーブル ([データ ソースの表ごとにグループ化]) やフォルダー ([フォルダーごとにグループ化]) で整理できます。ディメンションは灰色の線の上に表示され、メジャーは各テーブルやフォルダーの、灰色の線の下に表示されます。テーブルやフォルダーには、最初はディメンションのみ、またはメジャーのみが含まれていることがあります。

  • すべての入力フィールドを同じテーブルから取得している場合、計算フィールドは元のフィールドと共にリストされます。
  • セットは、元のフィールドと共にテーブルに一覧表示されます。
  • パラメーターはワークブックにグローバルに適用され、[パラメーター] 領域に表示されます。
  • 特定のテーブルに属していないフィールドは、テーブルの下の一般領域に表示されます。これには、集計計算、複数テーブルのフィールドを使用する計算、メジャー ネーム、メジャー バリューなどがあります。

[データ] ペインにあるデータ ソース接続の下には、現在選択されているデータ ソースで使用できるフィールドがあります。ワークシート内で、[データ] ペインと [分析] ペインを切り替えることができます : [アナリティクス] ペインの詳細については、高度な分析のビューへの適用 ([アナリティクス] ペイン)を参照してください。

[データ] ペインの単一テーブルのデータ ソースから取得したフィールド

[データ] ペインには、次のフィールドが含まれます。

  • [ディメンション] フィールド – 定性的値 (名前、日付、地理的データなど) を含むフィールド。ディメンションは、データの分類、区分、詳細の表示に利用できます。ディメンションはビューの詳細レベルに影響します。ディメンションの例には、日付、顧客名、顧客区分などがあります。

  • [メジャー] フィールド – 測定可能な数値、定量的な値を含むフィールド。それらに計算を適用し、集計することができます。メジャーをビューにドラッグすると、Tableau はそのメジャーに (既定で) 集計を適用します。メジャーの例: 売上高、収益、従業員数、温度、頻度など。

    ディメンションとメジャーの詳細については、ディメンションとメジャー、青と緑を参照してください。

  • 計算フィールド – 参照元データに含まれているフィールドだけでは回答に必要な情報を確認できない場合は、Tableau で計算を使用して新しいフィールドを作成し、それらをデータ ソースの一部として保存します。これらのフィールドは、計算フィールドと呼ばれます。

    計算フィールドの詳細については、計算を使用したカスタム フィールドの作成を参照してください。

  • セット – 定義するデータのサブセット。セットとは、指定した既存のディメンションや基準に基づくカスタム フィールドです。詳細については、セットの作成を参照してください。

    MS Analysis Services サーバーまたは Teradata OLAP コネクタの名前付きセットも、Tableau では [データ] ペインのこのエリアに表示されます。これらの名前付きセットは、Tableau の他のカスタム セットと同じように操作できます。

  • パラメーター – 式の中でプレースホルダーとして使用できる、または計算フィールドやフィルターの定数値を置き換える値。詳細については、パラメーターの作成(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

注: キューブ (多次元) データ ソースの場合、フィールドはデータベース作成時にディメンションまたはメジャーとして明示的に定義されます。リレーショナル データ ソースでは、Tableau によってフィールドが自動的に整理されます。既定では、テキスト値、日付値、またはブール値が含まれているフィールドはディメンションであり、数値が含まれているフィールドはメジャーです。

既定では、データ ソースで定義されたフィールド名が [データ] ペインに表示されます。フィールド名およびメンバー名の変更、階層の作成、フィールドのグループおよびフォルダーへの整理を行うことができます。詳細については、フィールドの既定の設定の編集データ ペイン内のフィールドの整理とカスタマイズ、および階層の作成を参照してください。

列がビュー内のメジャー フィールドおよびディメンション フィールドになる

データ ソースにはフィールドが含まれています。接続するリレーショナル データ ソースのフィールドは、テーブルまたはビューの列によって決定されます。各フィールドには、顧客名、合計売上高、製品タイプなど、データの一意の属性が含まれています。

キューブ (多次元) データ ソースの場合、フィールドはキューブのディメンションとメジャーによって決定されます。Tableau では、Windows のみでキューブ データ ソースをサポートしています。

これは、Excel ワークシートのフィールドの例です。

ワークシートでビジュアライゼーションの構築を開始すると、[データ] ペインで、これらの列がフィールドとして表示されます。詳細については、[データ] ペインのエリアを参照してください。

各フィールドにはデータ型 (必要に応じて変更可能) とロール (不連続ディメンション、連続ディメンション、不連続メジャー、または連続メジャー) があります。詳細については、データ型およびディメンションとメジャー、青と緑を参照してください。

また、各フィールドには、現在のビューの構造に応じて、SUM または AVG の既定集計などの既定の設定が含まれています。詳細については、フィールドの既定の設定の編集およびTableau でのデータ集計を参照してください。

Tableau で自動作成するフィールド

[データ] ペインには、元のデータにはない多くのフィールド ([メジャー ネーム]、[メジャー バリュー]、[レコード数]、[緯度] および [経度]) も含めることができます。

メジャー ネームとメジャー バリュー

  • [メジャー バリュー] フィールドには、データのすべてのメジャーが連続する値を使用して 1 つのフィールドに集められています。個々のメジャー フィールドを [メジャー バリュー] カードの外にドラッグして、これらのフィールドをビューから削除します。

  • [メジャー ネーム] フィールドには、データのすべてのメジャーの名前が不連続の値を使用して 1 つのフィールドに集められています。

ビジュアライゼーションで [メジャー バリュー] と [メジャー ネーム] を使用する方法の詳細については、メジャー バリューとメジャー ネームを参照してください。

テーブルの数

Tableau 2020.2 以降では、データ ソース内のすべてのテーブルに NameofTable (Count) という形式の [カウント] フィールドがあります。テーブル カウント フィールドは、自動的に生成される計算フィールドです。

テーブルの数 = 各テーブルのレコード数の合計

テーブルのレコード数を表示するには、[カウント] フィールドをビューにドラッグします。すべてのテーブルの数を表示するには、[データ] ペインで各テーブルの [カウント] フィールドを選択し、[表示形式] の [テキスト テーブル] をクリックします。

テーブルの [カウント] フィールドの上に計算を作成することはできません。このフィールドは、集計専用です。

レコード数 (バージョン 2020.2 より前)

[レコード数] フィールドは、以前のバージョンの Tableau から取得したビジュアライゼーションで使用されている場合に表示されることがあります。

2020.2 より前のバージョンの Tableau では、[レコード数] フィールドは自動生成される計算フィールドで、「1」に設定されます。この数値は、データ ソースの各行に関連付けられています。[レコード数] フィールドをビューに追加すると、データ ソースのすべての行の合計数 (レコード数) が表示されます。[レコード数] フィールドを使用して、さまざまなディメンションの値を簡単に計算することができます。[レコード数] を表示して、データの結合が期待通りに行われているかを確認できます。

緯度および経度 (生成)

Tableau がフィールドをマップで使用できる地理的フィールドと解釈すると、自動的にデータをジオコーディングして、[緯度 (生成)] フィールドと [経度 (生成)] フィールドを含めます。これらのフィールドを使用して、ライブ マップにデータを重ねることができます。これらのフィールドの使用方法、および Tableau でマップを作成する際のベスト プラクティスについては、Tableau のマップおよび地理的データの分析地理的役割の割り当て、およびマップ ビューの作成において Tableau でサポートされる場所データを参照してください。

[データ] ペインで一般的なタスクを実行

分析のためにデータ ソース接続を選択するには、[データ] ペイン のデータ ソース接続名をクリックします。詳細については、[データ] ペイン内のデータ ソースの操作を参照してください。

データ ソースのコンテキスト メニューを表示するには、トップ メニューにある [データ] をクリックしてから、メニュー リスト内のデータ ソース上でクリックします。詳細については、データ ソースの編集を参照してください。

[データ] ペイン内のフィールドを検索するには、拡大鏡アイコンをクリックしてから、テキスト ボックスに入力します。詳細については、フィールドの検索を参照してください。

参照元データを表示するには[データの表示] アイコンをクリックします。アイコンは [データ] ペインの上部にあります。

詳細については、参照元データの表示

Tableau が、データの種類などが原因でフィールドをディメンションまたはメジャーとして誤って分類した場合は、変換してその役割を変更することができます。

メジャーをディメンションに変換するには、メジャーをドラッグし、[データ] ペインの [ディメンション] エリアにドロップします。詳細については、メジャーのディメンションへの変換を参照してください。

データ フィールドを必要に応じて変更する

フィールドをビューにドラッグするときは、特定の既定の設定と文字があります。フィールドのそのインスタンスだけのために、既にビューにあるフィールドをカスタマイズすることができます。あるいは、フィールドが以降それらの設定を使用するように、[データ] ペインの設定を変更することができます。

そのフィールド データでどのような作業をしたいかによって、ビューのフィールドの定義を管理することができます。

: ビューにドラッグする前にフィールドの既定の設定を変更するには、右クリック (Mac では Control を押しながらクリック) します。コンテキスト メニューから、設定と既定のプロパティを編集できます。

[データ] ペインでフィールドをカスタマイズできるさまざまな方法の詳細については、データ ペイン内のフィールドの整理とカスタマイズおよびフィールドの既定の設定の編集を参照してください。

リレーショナル データとキューブ データ

リレーショナル データ ソースとキューブ データ ソースの [データ] ペインを以下に示します。フィールドがディメンションとメジャーに整理されているという点では、いずれのデータ ソースのペインも実質的に同じに見えます。ただし、キューブ データ ソースにはディメンションの階層が含まれています。たとえば、キューブの [データ] ペイン "Employee (従業員)" ディメンションには、[マネージャー名] や [従業員部門] などの階層メンバーが含まれています。

リレーショナル データ ソースには、階層が含まれていません。ただし、リレーショナル データ ソースに、階層が内在する関連ディメンションがある場合があります。たとえば、データ ソースに Country、State、City のフィールドがあるとします。これらのフィールドを Location という階層にグループ化することができます。これらのリレーショナル階層をドラッグしてドロップすることで、[データ] ペインにまとめることができます。詳細については、階層の作成(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

注: Tableau では、Windows でのみキューブ (多次元) データ ソースをサポートしています。

リレーショナル データを使用する [データ] ペイン (左側の画像) とキューブデータを使用する [データ] ペイン (右側の画像)

矢印をクリックして、リレーショナルとキューブの両方の [データ] ペインで、さまざまな階層を展開または折りたたむことができます。[データ] ペインをすべて非表示にするには、[データ] ペインの右上隅にある最小化ボタン をクリックします。

キューブ データ ソースの詳細については、キューブ データ ソースを参照してください。

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