メジャーのディメンションへの変換
現在のビューでフィールドをメジャーからディメンションに変換できます。または、ワークブックにおける将来のフィールドの使用を反映するよう変更する場合は、[データ] ペインのフィールドをメジャーからディメンションに変換できます。ディメンションとメジャーの詳細については、ディメンションとメジャー、青と緑(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
また、不連続フィールドと連続フィールドの変換することもできます。
ビュー内のメジャーの不連続ディメンションへの変換
[データ] ペインからメジャー フィールドをドラッグできますが、その後は、ビューでディメンションとして使用します。たとえば、考えられる各割引率の、集計した合計売上高を知りたい場合。目的のビューは次のようになります。
"Discount (割引)" フィールドには数値が含まれているため、データ ソースに接続すると、Tableau はそのフィールドを [データ] ペインの [メジャー] エリアに割り当てます。Tableau Desktop に含まれるサンプル - スーパーストアデータ ソースでは、"Discount (割引)" 値の範囲は 0% から 80% です。
上記のビューを作成する手順は、次のとおりです。
[行] に "Sales (売上高)" を、[列] に "Discount (割引)" をドラッグします。Tableau は散布図を表示します。これは、1 つのメジャーを [行]、別のメジャーを [列] においた場合の既定のグラフです。
Tableau は "Discount (割引)" を AVG、"Sales (売上高)" を SUM に集計します。いずれのフィールドも連続的なため、ビューの下と左側に沿って軸 (および列/行ヘッダー) が表示されます。
"Discount (割引)" をディメンションとして処理するには、フィールド ([列] シェルフ) のドロップダウン矢印をクリックし、コンテキスト メニューから [ディメンション] を選択します。Tableau では "Discount (割引)" の値が集計されなくなり、線が表示されるようになりました。ただし、"Discount (割引)" の値はまだ連続となっているため、両方のフィールドに連続軸が表示されたままとなります。
プロセスを完了するには、"Discount (割引)" でもう一度ドロップダウン矢印をクリックし、コンテキスト メニューから "Discount (割引)" を選択します。これで、"Discount (割引)" の変換が完了しました。これで、トピックの始めに初期画像として棒グラフが表示されるようになりました。一番下には、軸ではなく列ヘッダー (0%、10%、20% など) が表示されるようになりました。
ここまでの流れを振り返ってみましょう。
アクション 結果 "Discount (割引)" をメジャーからディメンションに変換... "Sales (売上高)" の値は割引率に沿って集計されなくなったため、線グラフの代わりに散布図が表示されます。 "Discount (割引)" を連続から不連続に変換... Tableau はビューの下に、連続軸ではなくヘッダーを表示します。 ユーザーは、"Sales (売上高)" を [ラベル] にドラッグするだけで、ラベルの書式を読みやすく設定できます。
データ ソース内の "Discount (割引)" に対して一意の値が 12 のみのため、結果として表示されるグラフはある程度、約に立ちます。各行に対して一意の値があり (数値フィールドとしては珍しくない)、結果として表示されるビューの個々のバーの数字はデータ ソースの行数と等しくなります。おそらくこれは役に立つ可視化にはつながりません。
[データ] ペインのメジャーをディメンションに変換する
初めてデータ ソースに接続すると、Tableau は定量的な数値情報 (値が数値のフィールド) を含むほとんどのフィールドを、[データ] ペインで [メジャー] フィールドとして割り当てます。例外として、フィールド名が年や月 (Tableau が [日付] ディメンションとして特定する) または「ID」や「キー」などの単語を含むフィールドなどのデータ型を示している場合があります。Tableau では、これらが数値であってもディメンションとして分類されます。
しかし、Tableau がメジャーに分類したこれらのフィールドの一部を、ディメンションとして処理しなければならない場合があります。よく使われる例として郵便番号があります。郵便番号は多くの場合数字のみで構成されますが、情報はカテゴリー別であり、連続ではありません。郵便番号を追加したり平均して集計することはありません。同様に、個人の年齢を含むフィールドは、数値データを含んでいるため Tableau では既定によりメジャーとして分類される可能性があります。時には年齢を追加または平均する場合もありますが、ビンまたはカテゴリーとして各個人の年齢も確認する可能性もあります。その場合、このフィールドには軸ではなくヘッダーを作成します。ビューで年齢をこのように使用する場合は、フィールドをディメンションに変換できます。
[データ] ペインでメジャーをディメンションに変換するには、次のいずれかを実行します。
[データ] ペインの [メジャー] エリアからフィールドをクリックしてドラッグし、[ディメンション] エリアにドラッグします (線の上)。
[データ] ペインでメジャーを右クリック (Mac では Control を押しながらクリック) し、[ディメンションに変換] を選択します。
メジャーからディメンション変換したフィールドをシェルフに配置すると、軸ではなくヘッダーが生成されます。