データの管理
Tableau Cloud サイトでロゴと認証のオプションを構成したら、管理者とユーザーが必要とする Tableau データの共有方法になるようにコンテンツ フレームワークの整理を開始できます。Tableau Cloud サイトにコンテンツ (データ、レポートなど) を入力するには、組織のデータ プロフェッショナルがそのコンテンツをパブリッシュします。ライセンス タイプによっては、ユーザーは Tableau Desktop から、または Tableau Cloud Web 編集環境からコンテンツに接続したり、パブリッシュしたりできます。
パブリッシュ可能なコンテンツのタイプとしては、ユーザーが複数ワークブックで共有可能なスタンドアロン データ ソースや、そのデータに基づく視覚化を使用した埋め込みデータ ソースを含むワークブックがあります。これらのタイプにはいずれも長所と短所があり、この点については以下のパブリッシュのリソースで説明しています。
組織でのパブリッシュ ニーズを判断する
サイト管理者はサイトを開いてパブリッシュする前に、Tableau Cloud の使用レベルに対してどの程度の準備が適切であるかを評価します。
データ アクセスに関して厳格な要件がない場合 (同じデータをすべて共有するユーザーが少人数しかいないなど)、パブリッシュのリソースに移動してパブリッシュ手順を開始し、手順を進めながらパブリッシュやコンテンツ管理の方法を調整できます。
組織の特定領域で Tableau が使用されている場合や、Tableau を使用する人数が多い場合は、パブリッシュのリソースを使用してテスト環境を作成し、アクセス権や検出可能性の不都合を解決します。手順を進めながら方法を調整することができるとはいえ、大きなグループのアクティブ ユーザーに向けてサイトを開設をした後にこれを行うのは簡単ではありません。
検討の必要があるかもしれない他の要素の例としては、認可 (だれが何に対するパーミッションを取得するか)、データ セキュリティ、コンプライアンス要件があり、これにより、ユーザーがパブリッシュ先やデータの場所を理解できない場合などにサポートを求めて連絡を取る必要性が最小限になります。詳細については、マネージド セルフサービスのためのプロジェクト、グループ、グループ セット、パーミッションの設定を参照してください。
パブリッシュ プロセスの概要
Tableau Desktop で Tableau Cloud にアップロードするワークブックやデータ接続を開き、[サーバー] メニューに移動してそれをパブリッシュします。
パブリッシュ手順の際、Tableau Cloud にサインインし、Tableau Cloud のアドレス (https://online.tableau.com) と認証資格情報を入力します。
パブリッシュ手順では、自分や組織内の他のメンバーによるデータ ソースまたはワークブックへのアクセス方法に関する決断を行う必要があります。場合によっては数レイヤーの複雑さが関係することがあり、これらのレイヤーが適合するしくみを理解するのに役立ちます。必要な複雑さのレベルを判断し、適切なパブリッシュ ガイドラインを確立するには、以下に記載されたトピックを使用してください。
パブリッシュのリソース
これらのリソースは Tableau ユーザー ヘルプに含まれ、新しいブラウザー ウィンドウで開かれます。
パブリッシュの概念
ワークブックのパブリッシュの準備(新しいウィンドウでリンクが開く)
正式でないコラボレーションのための基本的なパブリッシュ手順
コンプライアンスとセキュリティ標準を満たし、データの「真のソース」を作成し、ベスト プラクティスを活用するための包括的なデータ ソース計画およびパブリッシュ手順
Tableau Cloud のストレージ制限
1 つのサイトでワークブックや抽出に使用できるストレージには、1 TB の制限があります。このストレージ制限は構成できません。より多くのストレージを必要とする企業の場合、Tableau+ または Tableau Enterprise ライセンスが適切な選択肢となる可能性があります。詳細については、ライセンス モデルを理解するを参照してください。
Tableau Cloud のその他の技術仕様については、Tableau Web サイトで技術仕様を参照してください。
Tableau Cloud のデータ接続サポート
直接 (ライブ) 接続または抽出の接続を使用して、ワークブックおよびデータ ソースを参照元データベースにパブリッシュできます。接続のいずれかまたは両方のタイプを使用する、マルチ接続データ ソースもパブリッシュできます。ワークブックまたはデータ ソースで定義されるデータベース接続は、Tableau Cloud でデータの更新をパブリッシュまたは維持する方法によって決まります。
接続タイプに精通しておらず、データ型やサポートされる接続についてのより詳しいリストが必要な場合は、データを最新に保つを参照してください。そうでない場合には、先に読み進んでください。
Tableau Cloud への直接 (ライブ) 接続をサポートするコネクタ タイプ
ライブ接続、パブリッシュされたワークブック、データ ソースを使用する場合は、参照元データベースで現在実行されている内容が常に反映されます。
Tableau Cloud でサポートされるライブ接続:
クラウド プラットフォーム上でホストされている Google BigQuery、Amazon Redshift データ、または SQL ベースのデータ。Amazon RDS、Microsoft SQL Azure など類似のサービス。
クラウド データへの直接接続の場合、通常は Tableau Cloud をデータ プロバイダーの承認済みリストに追加する必要があります。
Tableau Bridge を使用して接続を保持する SQL Server や Oracle などオンプレミスのリレーショナル データ。
Tableau Bridge の詳細については、「Tableau Bridge を使用してデータを最新に保つ」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
データベースのクレデンシャルをライブ接続に埋め込んで、パブリッシュされたコンテンツにアクセスするすべてのユーザーが参照元データを表示できるようにします。または、ユーザーに独自のデータベースのクレデンシャルを指定するよう要求することもできます。この場合、サーバーでパブリッシュされたコンテンツを開くことができても、表示するには参照元データベースにサインインする必要があります。
抽出接続をサポートするコネクタ タイプ
Tableau で接続可能なあらゆるタイプのデータで、ユーザーは埋め込みデータベース認証資格情報を使用する抽出をパブリッシュし、反復する更新スケジュールを設定できます。
パブリッシュ プロセスを開始する前に Tableau Desktop で抽出を作成して、接続の定義をより詳細に制御することができます。データのサンプルをパブリッシュする場合や更新を追加する機能を設定する場合に実行します。それ以外の場合、Tableau ではパブリッシュ時に抽出が作成され、完全更新のみ実行できます。
Tableau でパブリッシュ手順が完了したら、手順に従ってデータの更新スケジュールを設定します。Tableau データ ソースまたはワークブックがクラウドにある参照元データに接続する場合、Tableau Cloud から直接更新が実行されます。参照元データがローカル ネットワークにある場合は、Tableau Bridge を使用します。
Tableau Bridge の詳細については、「Tableau Bridge を使用してデータを最新に保つ」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。