ワークブックのパブリッシュの準備

ワークブックをパブリッシュするときは、他のメンバーがワークブック内のビューやデータにアクセスする方法を決定する必要があります。また、自分や他のユーザーがサーバー上でビューを操作する際の体験も考慮する必要があります。ワークブックをパブリッシュする前に、これらの決定に役立つこのトピックの情報を使用して、ワークブックのパフォーマンスを向上させます。

注: Tableau サイト管理者がいる場合は、これらの質問に既に回答したガイドラインを組織が既に発行しているかどうかをサイト管理者に確認してください。

一般的なパブリッシュされているワークブックの構成

パブリッシュ プロセスの間に、ワークブックを構成する部分が、どのように相互作用するかを決定する設定を選択します。次の画像は、ワークブックの構造の概要を簡素化したものです。

  1. ワークブックの作成時に接続した参照元 (元の) データ。パブリッシュする際には、このデータへのアクセスするための認証資格情報を含めるか、ユーザーにアクセスするための認証資格情報の入力を要求するかを指定します。

  2. Tableau データ ソース。アクションはここで行われます。これには、参照元データ (A) へのアクセス方法を説明する XML メタデータ、Tableau で作成したフィールドのカスタマイズや計算、抽出がある場合は抽出の更新時期が含まれます。

    このイメージでは、データはワークブックに埋め込まれ、抽出接続と更新スケジュール、いくつかの計算などを含みます。

  3. B からデータを示すビュー。このビューを、同僚がサーバー上で編集または操作できるようにします。パブリッシュする際には、共有するシート (ビュー、ダッシュボード、ストーリーを含む) を選択できます。

データへのアクセス方法を決定して最新に保つ

パブリッシュ手順の間、データ接続に関する次の質問に回答する必要があります。ヘルプと回答については、パブリッシュされたデータ ソースのベスト プラクティスを参照してください。

  • ライブ接続を使用してデータにパブリッシュするか、抽出を作成するか。

    Tableau Cloud にライブ接続をパブリッシュする場合は、Tableau Cloud にパブリッシュされたクラウド データへのアクセスの承認を参照してください。

  • ワークブックの接続を個別の、スタンドアロン Tableau データ ソースとしてパうブリッシュしますか (その後ワークブックをパブリッシュされたデータに接続する)、またはワークブックにデータを埋め込みますか?

    ヒント: ワークブックが既に Tableau データ ソースに接続している場合は、既存の接続を保持します。つまり、この質問に回答したことになります。

  • 他のユーザーがワークブックを開いたときにワークブックでデータを表示するか、ユーザーに対してデータベースの認証資格情報の提供を要求するか。(いずれにしても、パブリッシュ先のサイトやプロジェクトへのアクセス権も必要です。)

    ワークブックが接続するデータによっては、複雑になる場合があります。多くの場合、下記のデータへのシンプル パスを使用すると正しく機能します。正しく機能しない場合 (または確信がない場合) は、パブリッシュされたデータにアクセスするための認証資格情報を設定するを参照してください。

データ認可のためのシンプル パス

パブリッシュ手順を実施する際には、ワークブックの接続先となるデータに、ワークブック ユーザーがどのようにアクセスするかを指定します。[ワークブックのパブリッシュ] ダイアログ ボックスの [データ ソース] セクションでこれを行うことができます。

接続タイプによって、お使いの環境でシンプル パスが機能しない場合があります。次のいずれかを実行することになります。

Tableau データ ソースに接続する場合: 既存の接続を保持し、パスワードを埋め込みます。

他のデータ接続の場合:

  1. [ワークブックのパブリッシュ] ダイアログ ボックスを開く前に、抽出を作成して、ワークブックに必要なデータのみを含めます。

  2. [ワークブックのパブリッシュ] ダイアログ ボックスで、ワークブックに抽出を埋め込み、[更新アクセスを許可] を選択します。後者は、接続に認証資格情報を埋め込みます。

  3. 残りの設定を指定した後、[パブリッシュ] をクリックし、更新スケジュールを設定します。

完全な手順については、ワークブックをパブリッシュするための包括的な手順を参照してください。

データ認可が必要なシナリオでは、いくつかの追加操作が必要

シンプル パスが適さない状況もあります。ここから転換が必要となる場合の理由には、次のようなものがあります。

  • 既存のポリシーによって、データをワークブックに埋め込む代わりに、データ ソースを個別にパブリッシュし、ワークブックを Tableau のパブリッシュされたデータに接続することが要求されている。

    この場合は、データを埋め込む以外にも、いくつかの追加手順が必要になります。ただし、2 つのうちから選択する際には、データを別にパブリッシュして、サーバー上で管理することがより良い方法です。

  • 行レベルのセキュリティを強化するため、ユーザー フィルターを追加した場合。このシナリオでは、ライブ接続のパブリッシュが最も一般的であり、フィルターを保護するための他のステップが必要です。

  • Tableau Server へパブリッシュし、SAP HANA または Impala シングル サインオンを使用しているか、ワークブックが偽装ベースの認可 (SQL Server または Kerberos 対応データ) を使用できるデータへ接続している。

  • 組織のデータ セキュリティや認可ポリシーに関するその他の理由。

この場合、IT スタッフにサポートを依頼します。決定したパスが最適なパスでないと判明した場合であっても、再パブリッシュを行うことで簡単に修正できます。場合によっては、サイト管理者がサーバー上で直接設定を変更できます。

ワークブックのパフォーマンスと使いやすさの評価

パブリッシュするワークブックを作成する際は、パフォーマンスとインタラクションのベスト プラクティスを念頭に置いてください。Tableau Desktop での作業中、変更が表示されるまでに時間がかかる場合、サーバー上に表示されるのと同じ、またはそれよりも長い時間がかかります。大きな影響を与えることができるシンプルな手順として、ビューに追加するマークの数を制限する、ダッシュボードに追加するビューの数を制限する、およびデータ ソースから未使用のフィールドを削除するなどがあります。

その他のヒントについては、次のトピックを参照してください。

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