ユーザーが信頼できるデータを見つけられるように認証を使用する

複数のパブリッシャーが存在するセルフサービス環境では、通常、似たような名前のコンテンツ、同じまたは類似した参照元データに基づくコンテンツ、あるいは説明情報がないままパブリッシュされているコンテンツなど、さまざまなコンテンツが Tableau Cloud 上のプロジェクトに含まれています。その場合、アナリストは使用するデータについて自身を持てない場合があります。

ユーザーが自分の分析タイプに対して推奨される信頼できるデータを簡単に見つけられるように、組織のデータ基準に準拠するデータを認証することができます。

パブリッシュされたデータ ソースの認証に加えて、Tableau Server または Tableau Cloud の データ管理 がある場合:

  • Tableau Catalog が有効になっている場合、Tableau コンテンツに関連付けられているデータベースとテーブルを認証できます。(Tableau Catalog の詳細については、Tableau Server または Tableau Cloud ヘルプの「Tableau Catalog について」を参照してください。)
  • Tableau 2022.1 以降では、仮想接続と仮想接続テーブルを認証できます。

認証はどのように信頼できるデータをユーザーから見つけやすくするか

アセットを認証する場合、アセットが表示されている場所に応じて、ユーザーに緑色のバッジまたは緑色のチェック マークが表示されます。

データベースの認証バッジ

Web 作成またはデスクトップに表示されるデータ ソースの認証バッジ

サーバー リスト ビューに表示されるデータ ソースの認証バッジ

認定されたデータ ソースは検索結果でより上位にランク入りし、推奨されるデータ ソースに加えられます。

さらに、認証状態についての注記を設定できます。この注記は、ユーザーがバッジをクリックしたときに表示されるか、Web 作成や Tableau Desktop でデータ ソースアイコンにカーソルを合わせたときにツールヒントに表示されます。また、データ ソースが誰によって認証されているかについての情報も表示されます。

認定するデータの選出ガイドラインを作成する

その他の Tableau 機能と同様、認定には柔軟性があります。アセットの認定を決定する条件を自分のオーガナイゼーションで定義することができます。その際、ガイドラインを文書化して共有します。ガイドラインがあることで、自分や他の管理者、またはプロジェクト リーダーが認定対象を選択する際に、一貫性を持たせることができます。ガイドラインは、ユーザーが認定の意味を理解するためにも役立ちます。

全プロジェクトで同じ認定条件を使用していても、各プロジェクトで固有の条件を定義していても、重要なのは認定が今いる環境で何を意味するのかです。

データを認定できる人物

データ ソースを認定するには、次のことが必要です:

  • サーバー管理者またはサイト管理者である、または
  • Explorer (パブリッシュ可能) または Creator のサイト ロールを持っており、かつ、認証するデータを含むプロジェクトのプロジェクト所有権またはプロジェクト リーダー権限を持っている必要があります。

仮想接続と仮想接続テーブルを認証するには、使用する環境に データ管理 ライセンスがある必要があります。また、

  • サーバー管理者またはサイト管理者である、または
  • Explorer (パブリッシュ可能) または Creator のサイト ロールを持っており、かつ、認証するデータを含むプロジェクトのプロジェクト所有権またはプロジェクト リーダー権限を持っている必要があります。

データベースまたはテーブルを認証するには、使用する環境で Tableau Catalog が有効になっており、

  • サーバー管理者またはサイト管理者である、または
  • データベースまたはそのデータベース内のテーブルを認証するために、データベースに対してパーミッションを設定する権限を持っている必要があります。

データの認定方法

認定できるデータは、付与されているパーミッションや、データ管理 ライセンスを持っているかどうか、および Tableau Catalog がお使いの環境で有効になっているかどうかによって変わります。

  • パーミッションを持つすべてのユーザーが、データ ソースを認定できます。
  • データ管理 ライセンスがある場合、パーミッションを持つユーザーは、仮想接続および仮想接続テーブルを認定することもできます。
  • データ管理 ライセンスを持っていて、Tableau Catalog が有効になっている場合、パーミッションを持つユーザーはデータベース、テーブル、ファイルを認定することもできます。

アセットを認定するには:

注: Tableau Cloud 2024 年 2 月以降、および Tableau Server 2024.2 以降、ラベルのタイプごとに個別のダイアログを使用するのではなく、統合されたデータ ラベル ダイアログを使用して証明書の追加と削除を行うようになりました。データ ラベル ダイアログの詳細については、「データ ラベル ダイアログ」を参照してください。

  1. アセットを検索するか、アセットに移動します。移動するステップは、認定するアセットのタイプによって異なります。
    • データ ソースまたは仮想接続 - [探索] ページで、[すべてのデータ ソース] または [すべての仮想接続] を選択します。
    • 仮想接続テーブル - [探索] ページで、[すべての仮想接続] を選択し、認証する仮想接続テーブルを含む仮想接続を選択します。次に、仮想接続テーブルを選択します。
    • データベースまたはテーブル - [探索] ページで、データベースまたはテーブルに移動します。または [外部アセット] ページで、[データベースとファイル] または [テーブルとオブジェクト] を選択します。
  2. ページで、認定するアセット名の隣にある [その他のアクション] メニュー (...) を選択します。
  3. [データ ラベル] > [Certification (認証)] (または Tableau Server 2023.1 以前では [Edit Certification (認証の編集)]) を選択します。
  4. [認定済み] チェックボックスをオンにします。(以前のバージョンの Tableau Server では、切り替えを使用します)。 
  5. 必要に応じてメッセージを追加します。メッセージを通じて、認証ステータス、データの使用目的、その他の有用な情報をユーザーに提供します。[Message (メッセージ)] セクションに追加する情報は、「認証はどのように信頼できるデータをユーザーから見つけやすくするか」に前述されている認証バッジまたはツール ヒントに表示されます。メッセージのテキストの書式を太字、下線、斜体に設定したり、リンクや画像を含めたりすることもできます。テキストの書式設定のヒントを表示するには、[保存] ボタンの上にある情報 (i) アイコンをクリックします。(Tableau Cloud 2024 年 2 月以降、メッセージの使用は任意です。以前のバージョンの Tableau Cloud および Tableau Server では必須でした。)

  6. [保存] を選択します。

認証をカスタマイズする

Tableau Cloud 2023 年 6 月および Tableau Server 2023.3 以降、管理者は [データ ラベル] ページのラベル マネージャーまたは REST API を使用して、証明書ダイアログでユーザーに表示される証明書の説明を変更できるようになりました。詳細については、「データ ラベルの管理」を参照してください。

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