分析拡張機能を使用した接続の構成
分析拡張機能では、R や Python などの言語を含むワークブック、Einstein Discovery、その他のツールやプラットフォームなどを使用して、Tableau の動的な計算を拡張できます。これらの設定エンドポイントを使用すると、Tableau Cloud のサイトで分析拡張機能を構成できます。詳細については、「分析拡張機能 API」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
ユーザー シナリオの詳細や、Tableau Desktop または web 作成での分析設定の詳細については、「Tableau Desktop と Web 作成のヘルプ」の「分析拡張機能を使用した式の受け渡し(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。
注: 2021 年 6 月以降、1 つのサイトに複数の分析拡張機能の接続を作成できます。これには、同じタイプの拡張機能に対して複数の接続を作成することも含まれます。これまで、1 つのサイトに作成できる Einstein Discovery 分析拡張機能は、1 つに制限されていました。詳細については、「Tableau Cloud のリリース ノート」を参照してください。
このトピックでは、分析拡張機能を使用して Tableau Cloud でサイトを構成する方法について説明します。
セキュリティ要件と構成
Tableau Cloud では、セキュリティ強化のために、分析拡張機能で使用される外部サービスへの暗号化チャネルと認証アクセスが必要です。
証明書
分析拡張機能の外部サービスを実行するサーバーは、信頼されたサード パーティ認証機関 (CA) で発行された有効な TLS/SSL 証明書を使用して構成する必要があります。Tableau Cloud は、自己署名証明書、プライベート PKI からの証明書、確立されたサード パーティ CA が信頼していない証明書などを使用して構成された外部サーバーとの接続は確立しません。
ファイアウォール構成の許可リスト
多くの組織が展開するファイアウォールでは、ネットワーク外の既知のホストの許可リストに例外を設定する必要があります。このシナリオでは、例外として 2 つの Tableau Cloud IP アドレスを指定する必要があります。分析拡張機能サーバーへの接続に使用される Tableau Cloud IP アドレスは 44.224.205.196
と 44.230.200.109
.です。
分析拡張機能設定の構成
- Tableau Cloud にサイト管理者としてサインインします。
- [設定] をクリックします。
- [設定] ページで [拡張機能] タブをクリックし、[分析拡張機能] までスクロールします。
- [サイトの分析拡張機能を有効にする] を選択します。
- [新しい接続の作成] をクリックします。
- [新しい接続] ダイアログで、追加する接続タイプをクリックし、分析サービスの構成設定を入力します。
構成する必要があるオプションは、選択した接続タイプによって異なります。
- Einstein Discovery 接続の場合は、[有効] をクリックします。
- TabPy、RServer、および分析拡張機能 API 接続の場合は、次の情報を入力します。
- 接続名: 接続するサーバーのタイプを指定します。RSERVE は、RServe パッケージを使用した R への接続に対応します。TABPY は、TabPy を使用した Python への接続やその他の分析拡張機能への接続に対応します。
- SSL を必須にする: 分析サービスへの接続を暗号化するには、このオプションを選択します。[ホスト名] フィールドで
HTTPS
URL を指定する場合は、このオプションを選択する必要があります。 - ホスト名: 分析サービスを実行しているコンピューター名や URL を指定します。このフィールドでは大文字と小文字を区別します。
- ポート: サービスのポートを指定します。
- ユーザー名およびパスワードを指定してサインイン: 分析サービスの認証に使用するユーザー名とパスワードを指定するには、このオプションを選択します。
- [保存] をクリックします。
分析拡張機能接続の編集または削除
構成を編集または削除するには、サイトの [拡張機能] タブにある [分析拡張機能] に移動します。
[編集] アイコンまたは [削除] アイコンをクリックし、プロンプトに従って構成を変更します。
スクリプト エラー
Tableau では、分析拡張機能を使用するワークブックが Tableau Cloud に適切にレンダリングされることを確認できません。必須の統計ライブラリがユーザーのコンピューター上では使用できても Tableau Cloud で使用している分析拡張機能インスタンス上では使用できない場合があります。
分析拡張機能を使用するビューがワークブックに含まれている場合、ワークブックをパブリッシュするときに警告が表示されます。
このワークシートには外部サービス スクリプトが含まれており、管理者が外部サービス接続を構成するまでターゲット プラットフォーム上では表示できません。