Bridge の問題のトラブルシューティング
Tableau Bridge ワークフローのさまざまな部分で、Tableau Desktop および Tableau Cloud との調整が必要です。実行しようとしているタスク、使用している参照元データ、データ ソースの接続 (ライブまたは抽出)、発生している症状によっては、トラブルシューティングのいくつかのステップで、クライアントそのものに加えて、この 2 つの製品のいずれか、または両方で作業が必要になる場合があります。
これらの問題とその解決手順は、データ ソースの所有者またはサイト管理者に委ねられる場合があります。
アップグレード後の一般的な問題の理解
Bridge にアップグレードすると、Bridge 特有のワークフローに加えたいくつかの変更点に気づくかもしれません。
15 分または 30 分の更新を修正できない
Bridge の更新スケジュールは 60 分ごとにのみ実行されます。ただし、同じデータ ソースに対して複数の更新スケジュールを設定できます。更新をより頻繁に実行できるようにするには、同じデータ ソースに 4 つの更新スケジュールを設定します。次に、4 つのスケジュールすべてを 15 分間隔で開始し、1 時間ごとに繰り返すようにします。これにより、15 分ごとに更新が開始されます。
注: Bridge レガシー スケジュールを使用する場合、データ ソースの所有者は、データ ソースを更新する指定クライアントにサインインしているユーザーと同じである必要があります。組織がクライアントを管理する方法によっては、サイト管理者がデータ ソースの所有権を取得する必要がある場合があります。
「[この抽出を更新する] ボタンが見つからない」または「[更新を実行する場所を選択する] ボタンが見つからない」を参照してください。
Bridge 2020.2 以降では、Bridge スケジュールは Tableau Cloud スケジュールと適切に統合され、Tableau Cloud スケジュールと同じ場所で直接アクセスして設定できます。Bridge スケジュールの詳細については、Bridge 更新スケジュールの設定を参照してください。
[今すぐ実行] オプションが見つからない
Tableau Cloud の [今すぐ実行] オプションは、Bridge レガシー スケジュールを使用するデータ ソースの個々のデータ ソース ページでは使用できません。ほとんどの場合、Bridge レガシー スケジュールを使用するデータ ソースの手動更新は、データ ソースがリンクされているクライアントからのみ実行できます。
関係を使用するデータ ソースを更新できない
Bridge 2019.4 (以前) では、Tableau 2020.2 (以降) の関係(新しいウィンドウでリンクが開く)を使用して作成されたデータ ソースに対応していません。プライベート ネットワーク データを最新の状態に保つには、最新バージョンのクライアントを実行していることを確認してください。最新のクライアントを取得するには、ダウンロード ページを参照してください。
一部のデータ ソースがリストされていないか、クライアントで見つからない
Bridge 更新スケジュールを使用するデータ ソース、または Bridge 更新スケジュールを使用するためにスケジュールが移行されたデータ ソースは、クライアントから認識できません。サイト管理者は [ジョブ] ページで、Bridge 更新スケジュールを使用するデータ ソースを監視できます。詳細については、Bridge の更新ジョブについてを参照してください。
ライブ クエリと Bridge レガシー スケジュール (Bridge 2020.1 以前で作成されたスケジュールを含む) を使用するデータ ソースは、クライアントに引き続き表示されます。
Bridge を見つける
Bridge クライアント、または Bridge を使用するオプションが見つからない場合は、以下の提案の 1 つまたは複数を試してみてください。
Bridge インストーラーが見つからない
クライアントをダウンロードするには、Tableau Web サイトの ダウンロード(新しいウィンドウでリンクが開く) ページに移動し、ダウンロード ボタンをクリックしてください。Bridge インストーラーおよびインストール プロセスの詳細については、Tableau Cloud ヘルプのトピックBridge のインストールを参照してください。
マシンで Bridge が見つからない
マシンにクライアントをインストールした後、以下のいずれかのタスクを実行するとクライアントが開きます。
デスクトップにある Bridge ショートカット () をダブルクリックする。
デスクトップの Windows システム トレイで Bridge アイコン () をクリックする。
Windows ファイル エクスプローラーを使用し、Tableau Bridge を検索してクライアントを見つける。
Tableau Desktop がこのクライアントと同じマシンにインストールされている場合は、Tableau Desktop を開き、[サーバー] > [Tableau Bridge クライアントを起動] を選択する。
注: このタスクでは、Tableau Desktop 2018.2 以降を使用している場合に正しいクライアントが開かれます。Tableau Desktop 2018.1 以前を使用している場合は、[Tableau Bridge クライアントを起動] オプションを使用すると、古いバージョンのクライアントが開きます。
パブリッシュ ダイアログで Bridge オプションが見つからない
パブリッシュ ダイアログに Bridge オプションが表示されない理由は、Tableau Cloud に何 (データ ソースまたはワークブック) をパブリッシュしているかによって異なります。
データ ソースをパブリッシュしている場合:
データ ソースはファイルベースです。そのため、Bridge を使用するオプションは、Tableau Cloud へのデータ ソースのパブリッシュに成功した後に表示されます。
データ ソースのパブリッシュに成功すると、[パブリッシュ完了] ダイアログが表示されます。このダイアログでは、Tableau Cloud の使用時にファイルベースのデータ ソースを Bridge を使って更新するスケジュールを設定できます。Tableau Cloud の使用時に Bridge を使って更新するスケジュールを設定する方法について詳しくは、Bridge 更新スケジュールの設定を参照してください。
データ ソースは Tableau Cloud が直接アクセスできるデータに接続します。
Tableau Cloud がデータ ソースに直接アクセスできる場合は、データを最新に保つために Bridge を使用する必要はありません。データに直接アクセスするために Tableau が使用可能なコネクタのリストについては、クラウド プラットフォームにホスティングされたデータへのライブ接続の許可を参照してください。
データ ソースは、Bridge がサポートしていないデータに接続します。
Bridge がサポート可能なコネクタのリストについては、接続タイプを参照してください。
インストールの問題の解決
macOS または Linux を使用している
Bridge は macOS (オペレーティング システム) ではサポートされていません。Bridge を使用するには、Windows または Linuix のコンピューターを使用する必要があります。他のシステム要件の詳細については、Bridge を使用した接続を参照してください。
マシンのローカル管理者
ログインしている Windows ユーザー アカウントは、ローカル管理者グループのメンバーである必要があります。最低インストール要件の詳細については、ブリッジをインストールする前にを参照してください。システム要件の詳細については、Bridge クライアントについてを参照してください。
サインインの問題の解決
複数の Tableau Cloud サイトで作業を行っている、または Bridge が誤ったサイトにサインインしている
クライアントが関連付けられている Tableau Cloud サイトで正しいユーザー名とパスワードを入力していることを確認してください。サイトで保存されているユーザー名とパスワードが誤っている、またはクライアントが誤ったサイトにサインインしている疑いがある場合は、クライアントの [リンク解除] オプションを使用してサイトとの関連を削除し、パスワードを消去してください。
スケジュールされた更新の問題に関する原因の特定
スケジュールされた更新が期待通りに実行されていないことを示す症状にはいくつかあります。症状には以下のものなどがあります。
- サイト管理者またはデータ ソース所有者に、Tableau Cloud でスケジュールされた更新を完了できなかった旨のアラートが表示される。
- サイト管理者またはデータ ソース所有者に、Tableau から、Bridge の更新が完了できなかった旨のメール通知が届く。
- データ ソースの所有者に、Bridge クライアントが実行されていないために Bridge の更新がスケジュールどおりに開始できなかった旨のメール通知が届く。
- クライアントで、更新を完了できなかったデータ ソースの隣にアラートが表示される。
- ビューのデータが古い。
上記の症状のいずれかに状況が該当する場合には、以下の手順に従ってください。この手順を行っても問題が解決しない場合は、手順の下にあるタスクの 1 つまたは複数を試し、更新に関する問題の原因を特定してください。
クライアントを開いてデータ ソースをクリックし、[詳細] ボタンをクリックしてエラー メッセージを確認します。
エラー メッセージで更新の問題を解決できるだけの十分な情報が得られない場合は、Tableau ナレッジ ベース(新しいウィンドウでリンクが開く)に移動し、更新の問題について検索してください。
重要: クライアントのバージョン 2018.2 ~ 2018.3 を実行中に "There was a problem and the data engine could not start properly (問題が発生しているため、データ エンジンを正常に開始できませんでした)" というエラー メッセージが表示される場合は、バージョン 2019.1 以降にアップグレードすることを強くお勧めします。詳細については、Tableau ナレッジ ベースの記事「Tableau Bridge でのデータ更新時のエラー "There was problem and the data engine could not start properly"」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
Tableau ナレッジ ベースで具体的な問題が扱われていない場合には、以下のタスクの 1 つまたは複数を試してください。
- クライアントで認証情報を検証する: データ ソースで認証が必要な場合、Tableau Cloud でデータベース認証資格情報が既に参照されていても、クライアントで正しいデータベース認証資格情報が参照されていることを確認します。クライアントでのデータベース認証資格情報の埋め込みの詳細については、データベースの認証資格情報の埋め込みまたは更新を参照してください。
- クライアントをアップグレードする: 最新バージョンのクライアントにアップグレードします。最新バージョンのクライアントは、Tableau Web サイトの ダウンロード(新しいウィンドウでリンクが開く) ページから入手できます。インストールの詳細については、Bridge のインストールを参照してください。
注: Bridge 2018.2 ~ 2018.3 で抽出更新が実行できなくなる問題が発生するため、Bridge 2019.1 以降にアップグレードすることを強くお勧めします。 - クライアントが実行中であることを確認する: クライアントがインストールされているマシンにログオンし、クライアントが実行中であることを確認します。クライアントが実行中であることを確認したら、データ ソースの手動更新を実行するか、次のスケジュールされた更新が行われるまで待機します。
ファイルベースのデータ ソースが UNC パスを使用していることを確認する: Bridge レガシー スケジュールを使用して、ファイルベースのデータ ソースを操作している場合は、クライアントが UNC パスを参照していることを確認してください。詳細については、データ ソースのファイル パスの変更を参照してください。
アプリケーション モードまたはサービス モードの要件が満たされているか確認する: クライアントがアプリケーション モードで実行するように設定されている場合は、クライアントを実行しているマシンにログオンし、スケジュールされた更新が完了するようにする必要があります。クライアントがサービス モードで実行するように設定されている場合は、クライアントを実行しているマシンにログオンする必要はありません。ただし、マシンの電源は入っている必要があります。
データ ソースのすべての接続が Bridge でサポートされていることを確認する:
複数接続データ ソース (つまり、クロスデータベース結合を使用するデータ ソース) を更新する場合は、データ ソース内のすべての接続が Bridge でサポートされていることを確認します。1 つ以上の接続がサポートされていない場合、Bridge は、サポートされていない接続が削除されるまでデータ ソースを更新することができません。サポートされるコネクタのリストについては、接続タイプを参照してください。データ ソースから接続を削除するには、Tableau Desktop でデータ ソースを編集する必要があります。詳細については、Tableau ナレッジ ベースの「パブリッシュされたデータ ソースの編集」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
データ ソースを手動で更新する: データ ソースを手動で更新すると、問題の原因がクライアントにあるのか、または Desktop からのパブリッシュやデータ ソース自体など、Bridge ワークフローの異なる部分にあるのかを判断するのに役立ちます。
クライアントから - 問題がクライアントにより管理されるスケジュールされた更新のうち特定のもので隔離されるか、すべてのもので隔離されるかを判断するには、パブリッシュされたデータ ソースの手動更新をクライアントより実行します。
- クライアントを開きます。
- 更新を手動で開始するには、スケジュールの更新が動作していないデータ ソースにカーソルを合わせ、[今すぐ実行] アイコン () をクリックします。
手動更新に成功する場合は、更新の問題に関する一時的な解決策になります。更新に成功しない場合は、クライアントでエラーを確認し、問題の解決に役立ててください。
Tableau Desktop から - 問題がクライアントの問題か、パブリッシュされたデータ ソースの問題かどうかを判断するには、Tableau Desktop からデータ ソースの手動更新を行うことができます。
- Tableau Desktop を開きます。
- [接続] ペインで [Tableau Server] をクリックし、更新されていないパブリッシュされたデータ ソースに接続します。
- [データ] メニューでデータ ソースを選択し、[Tableau データ サーバー] > [ソースから更新] を選択します。
ソースからの更新に成功する場合は、更新の問題に関する一時的な解決策になります。更新に成功せず、クライアントに同じエラーが表示される場合は、Tableau Web サイトで Tableau テクニカル サポート(新しいウィンドウでリンクが開く)にお問い合わせください。
Tableau Desktop から、データ ソースのローカル コピーを作成する - 問題がパブリッシュ プロセスや Tableau Cloud 全般にないことを判断するには、まずローカル コピーを作成し、パブリッシュされたデータ ソースの更新を手動で行います。
- Tableau Desktop を開きます。
- [接続] ペインで [Tableau Server] をクリックし、更新されていないパブリッシュされたデータ ソースに接続します。
- [データ] メニューからデータ ソースを選択し、[ローカル コピーの作成] を選択します。
- [データ] メニューからデータ ソースのローカル コピーを選択し、[更新] を選択します。
データ ソースのローカル コピーからの更新に成功する場合は、更新の問題に関する一時的な解決策になります。問題はパブリッシュ プロセスにあると考えられます。
Tableau 抽出コマンドライン ユーティリティを使用してデータ ソースを更新する: Tableau 抽出コマンドライン ユーティリティを使用してデータ ソースを更新することは、問題がクライアントに固有のものであるのか、または問題がデータ ソースや Bridge ワークフローの他の部分にあるのかを切り分ける別の方法です。この方法も抽出を更新する自動的な方法または一時的な方法となります。Tableau 抽出コマンドライン ユーティリティの設定と使用の詳細については、コマンド ラインからの抽出更新タスクの自動化を参照してください。
コマンド ライン ユーティリティからの更新に成功する場合は、更新の問題に関する一時的な解決策になります。更新に成功しない場合は、Tableau テクニカル サポート(新しいウィンドウでリンクが開く)にお問い合わせください。
スケジュールされた更新がスケジュール外で実行中と表示される:
Tableau Cloud を 2019.2 にアップグレードした後、クライアントが実行されていないため、今後スケジュールされている更新を開始できない場合、データ ソースの所有者が複数のメール通知を受信することがあります。データ ソース所有者は、所有する最大 10 個のデータ ソースに対して 1 日あたり最大 5 件のメール通知を連続で受け取ることができるため、スケジュールされた更新がスケジュールされた時間外に実行されていると表示されることがあります。データ ソースの所有者は、次の理由で通知を受け取ることがあります。
- クライアントを実行しているマシンが稼働していない。このシナリオで通知を停止するには、クライアントがインストールされているマシンが稼働していること、および今後スケジュールされている更新が発生する前にクライアント自体が実行されていることを確認します。または、抽出データ ソースを定期的に更新する必要がない場合は、スケジュールを削除し、必要に応じてクライアントから手動で更新を行うことを検討してください。スケジュールの削除に関する詳細については、Bridge を介したデータ更新の停止を参照してください。
- 抽出データ ソースが、使用されなくなったクライアントにも継続して関連付けられている。このシナリオで通知を停止するには、サイトの管理者としてクライアントをサイトから削除できます。詳細については、Bridge を介したデータ更新の停止を参照してください。
サイト管理者でない場合は、次の点を考慮してください。- 抽出データ ソースを更新する必要がない場合は、クライアントからデータ ソースを削除できます。詳細については、Bridge を介したデータ更新の停止を参照してください。
- 抽出データ ソースを更新する必要がある場合 (稀ではあるが) は、その抽出データ ソース (およびそのスケジュール) に関連付けられているクライアントを変更することができます。詳細については、Bridge クライアントの設定の変更を参照してください。
更新によって、JDBC ベースの接続を使用するデータ ソースへの応答が停止します
注: Bridge では、JDBC ドライバーを使用してサポートされていないデータベースに接続するデータ ソースに対して限定的なサポートが提供されます。詳細については、Bridge を使用した接続を参照してください。
接続が JDBC ベースのドライバーに依存している抽出データ ソースを更新すると、CPU または RAM の急増により、タイムアウト エラーで失敗したり、更新自体によって応答が停止したり、またはハングしたりする可能性があります。ほとんどの場合、これらの更新の問題は、JDBC ベースの接続が、リソースの大量消費をサポートする十分なハードウェアがないマシン上のクライアントによって処理されていて、その JDBC ベースの接続を使用するデータ ソースで複数の同時更新を行っているときに発生する可能性があります。このタイプの問題を解決するには、次の推奨事項を確認してください。
組織内のクライアントを管理しているサイト管理者の場合は、マイ Tableau Bridge リポジトリのログ フォルダーで、ログ ファイル jprotocolserver_<process_id> および stdout_jprotocolserver_<process_id> を確認してください。その後、次のいずれかを行います。
- クライアントが許可する同時更新の数を減らします。詳細については、Bridge クライアントの設定の変更を参照してください。
- リソースを大量に消費する JDBC ベースの接続をより適切に処理するために、Bridge クライアントを実行しているマシンの CPU コアと RAM を増やすことを検討してください。
データ ソースの所有者である場合は、代わりに Tableau ネイティブ コネクタを使用するようにデータ ソースを更新してください。詳細については、Tableau ユーザー ヘルプの「サポートされるコネクタ」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
ネットワーク タイプをプライベート ネットワークに変更した後の更新の問題
データ ソースに関連付けられているネットワーク タイプを Tableau Cloud からプライベート ネットワークに、またはプライベート ネットワークから Tableau Cloud に更新した後は、データ ソースに関連付けられている既存のスケジュールを再作成する必要があります。詳細については、ネットワーク タイプの切り替えについてを参照してください。
パブリッシュされたデータ ソースに複数のデータ接続がある場合に発生する更新の問題
ファイルベースのオンライン データ ソースを Tableau Cloud にパブリッシュした後、パブリッシュされたデータ ソースに複数のデータ接続がある場合は、抽出更新が失敗することがあります。既定では、パブリッシュされたデータ ソースに複数のデータ接続がある場合、Tableau Cloud は Bridge を使用します。Bridge 更新スケジュールの抽出更新の接続タイプを編集して、Bridge ではなく Tableau Cloud を使用するように設定できます。詳細については、「Tableau Cloud を使用するように更新の接続タイプを変更する」を参照してください。
Mac 上の Tableau Desktop からパブリッシュされたファイルベースのデータの更新に関する問題
1) Mac で Tableau Desktop を使用し、2) Windows ネットワーク ファイル共有からファイルベースのデータ ソースをパブリッシュして、3) Online スケジュールを構成すると、更新は失敗します。このファイル ベースのデータ ソースが組織のビジネスに不可欠なリソースである場合は、代わりに Bridge (レガシー) スケジュールを構成することを検討してください。詳細については、「Bridge レガシー スケジュールの設定」を参照してください。ライブ クエリの問題に関する原因の特定
ライブ クエリに関する問題は通常、オプションが有効になっていないこと、または Bridge がデータ ソースのタイプをサポートしていないことが原因です。
"ライブ" データ ソースがクライアントのリストにない
"ライブ" データ ソースがクライアントに表示されるには、いくつかの点が必要です。最初に、サイト管理者はサイトのプールを有効にする必要があります。次に、サイト管理者は少なくとも 1 つのクライアントをプールに追加する必要があります。最後に、データ ソースをライブ接続を使用してパブリッシュする必要があります。"ライブ" データ ソースがクライアントに表示されるには、3 つの要素すべてが必要です。
ライブ接続を使用してパブリッシュするオプションまたは [ライブ データ ソースへの接続維持] オプションが見つからない
Bridge を使用してプライベート ネットワークのデータ ソースのライブ クエリをサポートするオプションが、Tableau Cloud のサイト管理者によってプールを通じて有効にされている必要があります。このオプションをパブリッシュ時に利用できない場合には、オプションを有効にするためにサイト管理者に連絡することを検討してください。サイト管理者は、Bridge クライアントのプールの構成を参照してください。
データベースの認証資格情報が要求される
データ ソースにデータベースによる認証が必要な場合には、パブリッシュの際に認証資格情報をデータ ソースに埋め込む必要があります。パブリッシュの際に認証資格情報をデータ ソースに埋め込んでいない場合には、Tableau Cloud でパブリッシュされているデータ ソースに認証資格情報を追加できます。
- Tableau Cloud にサインインし、データ ソースに移動します。
- データ ソース ページの [接続] タブで、接続の横にあるチェック ボックスをオンにします。
- [アクション] メニューで、[接続の編集] をクリックします。
- [接続に埋め込まれたパスワード] を選択し、必要なデータベース認証資格情報を入力します。
ファイルベースまたは統計ファイルベースのデータ ソースを操作している
Bridge は、ファイルベースまたは統計ファイルベースのデータ ソースへのライブ接続を使用するデータ ソースをサポートしていません。これらのタイプのデータ ソースでデータを最新に保つには、代わりに抽出をパブリッシュし、各データ ソースの更新スケジュールを設定します。Bridge がサポートするコネクタのリストについては、接続タイプを参照してください。更新スケジュールの設定に関する詳細については、Bridge 更新スケジュールの設定を参照してください。
データ ソースがクライアントで "ライブ" として表示されない:
データ ソースがクライアントで "ライブ" として表示されない場合、データ ソースは抽出としてパブリッシュされた可能性があります。データ ソースが抽出としてパブリッシュされたことを検証するには、以下のステップに従ってください。
- Tableau Cloud にサインインし、データ ソースに移動します。
- データ ソース ページで、データ ソースに [抽出の更新] タブまたは抽出アイコン () があるかを確認します。このタブがデータ ソースに表示されている場合には、抽出としてパブリッシュされました。
この問題を解決するには、Tableau Desktop からデータ ソースを再パブリッシュし、[ライブ データ ソースへの接続維持] オプションを選択していることを確認してください。このオプションは、Bridge にデータへのライブ接続を維持するように伝えます。
クライアントがアプリケーション モードを実行している
Bridge 2018.2 以降を使用している場合は、サイト管理者がプールを有効にした後、ライブ クエリはアプリケーション モードとサービス モードの両方でサポートされます。しかし、クライアントがアプリケーション モードを実行している場合、データを最新に保つにはログオンする必要があります。
Bridge 2018.1 以前を使用している場合は、サイト管理者がライブ クエリを有効にしていても、Bridge はアプリケーション モードでライブ クエリをサポートできません。ライブ クエリをサポートするには、クライアントがサービス モードで実行している必要があります。
アプリケーション モードまたはサービス モードでのクライアントの実行の詳細については、アプリケーション モード対サービス モードを参照してください。
その他のよくある問題を理解する
クライアントにデータ ソースのリストが入るまでに遅延がある
クライアントにデータ ソースのリストが読み込まれるときに、わずかな遅延 (通常は数秒) があります。これは予想されている動作です。クライアントは、データ ソースのリストを取得し、この情報を表示するために Tableau Cloud への問い合わせを行っています。
クライアントで「リンクされたデータが見つかりません」
クライアントに緑色のインジケーターと「接続済み」ステータスが表示されるものの、「リンクされたデータが見つかりません」とも表示される場合には、表示されると想定されるデータ ソースのタイプに基づき、以下の提案を確認してください。
Bridge レガシー スケジュールを使用する抽出データ ソースがクライアントに表示されると想定している場合は、以下を試してください。
抽出の更新スケジュールが正しいクライアントに割り当てられていることを確認してください。詳細については、Bridge クライアントの設定の変更を参照してください。
ライブ接続を使用するデータ ソース、または Bridge 更新スケジュールを使用する抽出データ ソースが表示されると想定している場合は、以下のうち 1 つまたは複数を試してください。
データ ソースがライブ接続を使用してパブリッシュされたことを確認してください。
- Tableau Cloud にサインインし、データ ソースに移動します。
- データ ソース ページで、データ ソースに [抽出の更新] タブまたは抽出アイコン () があるかを確認します。このタブがデータ ソースに表示されている場合には、抽出としてパブリッシュされました。
ライブ接続を使用するデータ ソースを支援するために、少なくとも 1 つのクライアントがプールの一部であることを確認します。これを行うためには、サイト管理者にお問い合わせください。サイト管理者は、サイトとクライアントのプールが有効になっていることを確認してください。詳細については、Bridge クライアントのプールの構成を参照してください。
クライアントの赤色のインジケーターと「接続解除済み」ステータス
クライアントに赤色のインジケーターと「接続解除済み」ステータスが表示される場合には、以下に記載する順で、以下のタスクを実行してみてください。
- クライアント メニューで [修復] をクリックしてください。
- ステップ 1 で問題が解決しない場合は、[モード] ドロップダウン メニューから [アプリケーション] を選択し、数秒間待機します。[サービス] に戻り、さらに数秒間待機します。
- ステップ 2 で問題が解決しない場合は、マシンを再起動します。進行中のスケジュールされた更新がないことを確認します。
クライアントが「ロック ダウン」されたマシンで実行されている場合に、クライアントに赤色のインジケーターと「接続解除済み」ステータスが表示されることがあります。これは、クライアントが最小セットのドメインへの接続に制限されていることを意味しています。クライアントが動作のために接続する必要がある最小セットのドメインのリストについては、フォワード プロキシ フィルタリングを参照してください。
データの更新によって開始されるサブスクリプション(新しいウィンドウでリンクが開く)は、データを最新の状態に保つために Bridge に依存するビューおよびワークブックではサポートされていません。次の条件が当てはまる場合、サブスクリプションを受信しません。1) サブスクリプションがデータ更新時に受信するように構成されている。2) サブスクライブするビューまたはワークブックが Bidge を使用した抽出データ ソースの更新に依存している。このシナリオでサブスクリプションを使用するには、代わりに [選択したスケジュール] を使用するようにサブスクリプションを構成することを検討してください。詳細については、サブスクリプションのトラブルシューティングを参照してください。
「接続のテスト」ボタンはブリッジ接続をサポートしていません
「接続のテスト」では、Tableau Cloud に接続するデータ ソースのみをサポートしています。このボタンを使用して接続をテストする代わりに、手動更新を実行して接続をテストすることを検討してください。手動更新の実行の詳細については、手動での更新タスクの開始を参照してください。
よくあるエラーを理解する
Bridge の使用中に以下のいずれかのエラーが表示される場合があります。
"An error occurred while communicating with Tableau Server: Tableau Bridge does not have a client configured for your site to handle live connections. (Tableau Server との通信中にエラーが発生しました: Tableau Bridge ではライブ接続を処理するためにサイトに対してクライアントが構成されていません。)" または "Cannot connect to database (データベースに接続できません)"
このエラーは、Bridge によってデータの鮮度が保たれている、パブリッシュされたデータ ソースに接続する際に表示される場合があります。これらの問題を解決するには、以下のタスクを記載された順に試してください。
クライアントがプールに追加されていることを確認します。これを行うためには、サイト管理者にお問い合わせください。サイト管理者は、サイトと少なくとも 1 つのクライアントのプールが有効になっていることを確認してください。詳細については、Bridge クライアントのプールの構成を参照してください。
クライアントに緑色のインジケーターと「接続済み」ステータスが表示されることを確認してください。赤色または「接続解除済み」ステータスが表示される場合には、クライアントの赤色のインジケーターと「接続解除済み」ステータスを参照してください。
"This data source requires a correct file path (このデータ ソースには正しいファイル パスが必要です)" または"Unable to refresh data source because of an unsupported operation (サポートされていない動作のため、データ ソースを更新できません)"
ファイルベースまたは統計ファイルベースのデータ ソース (Bridge レガシー スケジュールを使用している) を操作している場合、クライアントが参照するパスは、UNC パスではなく、マッピングされたドライブ パスであるため、このエラーが表示される場合があります。この問題を解決するには、クライアントでファイルの場所のパスを更新する必要があります。詳細については、データ ソースのファイル パスの変更を参照してください。
Tableau Cloud で更新中に次のエラーが表示される場合があります。
"Error: Failed to queue n tasks (エラー: n 個のタスクをキューに入れることができませんでした)"
このエラーは、複数のデータ ソースで [今すぐ実行] オプションを選択していて、1 つまたは複数のデータ ソースがファイル データに接続している場合に発生することがあります。[今すぐ実行] オプションは、Bridge 更新スケジュールを使用するデータ ソースのみに対して使用できます。
仮想接続
仮想接続を作成しようとしているときに、以下のいずれかのエラーが表示される場合があります。
INVALID_ARGUMENT:
"INVALID_ARGUMENT: Can't display the view because of Tableau Cloud site settings that affect the data source used by this view. (INVALID_ARGUMENT: Tableau Cloud のサイト設定が、このビューで使用されるデータ ソースに影響を及ぼしているため、ビューを表示できません。サイト管理者に連絡して、少なくとも 1 つの Tableau Bridge クライアントをサイトに接続してください。)"
このエラーは、プライベート ネットワーク データを接続する仮想接続のデータ更新タスクを実行するための Bridge 2021.4 クライアントがプールにない場合に発生する可能性があります。このエラーを解決するには、サイト管理者に連絡して、バージョン 2021.4 クライアントが実行されていて、接続状態にあり、プールが参照元データが配置されているドメインにマッピングされていることを確認してください。
UNKNOWN:
"UNKNOWN: There was an unknown connection error to the database. The error message below has additional information, but you might need to ask the database administrator to review the database logs. (不明: データベースへの不明な接続エラーがありました。以下のエラー メッセージには追加情報がありますが、データベース管理者にデータベース ログの確認を依頼する必要がある場合があります。)"
このエラーは、仮想接続の参照元データが配置されているドメインが特定の Bridge プールにマッピングされていない場合に発生する可能性があります。このエラーを解決するには、サイト管理者に連絡して、参照元データが配置されているドメインが Bridge プールにマッピングされていて、少なくとも 1 つの Bridge 2021.4 クライアントが接続状態で実行されており、プールに割り当てられていることを確認してください。
ログ ファイルの準備と Tableau テクニカル サポートへの送信
この記事にあるトラブルシューティング ステップを行っても Bridge の問題の隔離や解決に役立たない場合は、Tableau にサポートを求めることができます。Tableau にサポートを依頼する前に、Tableau による問題の診断と解決に必要な Bridge クライアントのログ ファイルを収集・送信するため、以下のステップを行うことを検討してください。
クリーン ログ ファイルの準備
マシンでクライアントを閉じます。
クライアントがアプリケーション モードを実行している場合、クライアント メニューより [終了] を選択します。
クライアントがサービス モードを実行している場合、クライアントをアプリケーション モードに変更してから、クライアント メニューより [終了] を選択します。
マイ Tableau Bridge リポジトリ フォルダーに移動し、これを開きます。
マイ Tableau Bridge リポジトリフォルダーの既定の場所は C:\Users\jsmith\Documents\マイ Tableau Bridge リポジトリです。
マイ Tableau リポジトリフォルダーで、Log フォルダーの名前を変更し、Logs_archive などにします。このフォルダーの名前を変更すると、クライアントは新しい "Logs" フォルダーを作成します。
管理者としてコマンド プロンプトを開きます。
Tableau Bridge の bin フォルダーに移動します。C:\Program Files\Tableau\Tableau Bridge\bin などです。
次のコマンドを実行します。
TabBridgeClient.exe -DLogLevel=Debug
注: 上記のコマンドでは大文字と小文字が区別されます。コマンドを記載通りに入力しないと、ログ ファイルで問題の診断に役立てるために必要な詳細レベルで問題がキャプチャされません。
このステップの後、クライアントは自動的に開きます。
問題の再現
クライアントで新しいログ ファイルを作成する準備ができたら、Bridge で問題を再現してみてください。問題を再現すると、新しいログ ファイルは問題についての具体的な内容をキャプチャできます。これらの詳細な内容は、Tableau が問題を隔離、診断、および解決するために非常に重要です。
ログ ファイルの送信
問題を再現した後、Windows システム トレイで Bridge アイコンを右クリックし、[終了] を選択して Bridge を停止します。このステップにより、すべてのエラーがログ ファイルに記録されます。
Windows ファイル エクスプローラーを使用して、マイ Tableau Bridge リポジトリ フォルダーに移動し、これを開きます。
Logs フォルダーを右クリックし、[送信先] > [圧縮フォルダー] を選択します。
Tableau Web サイトで Tableau テクニカル サポート(新しいウィンドウでリンクが開く)にお問い合わせください。
注: ステップ 2 で作成した .zip ファイルが 5 MB より大きい場合は、Tableau ナレッジ ベースの「大きなファイルの送信」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
Bridge を見つけて起動します。クライアントが以前にサービス モードで実行されていた場合は、クライアントで [サービス] が選択されていることを確認します。