このトピックでは、プライベート ネットワークからのみアクセスできる Amazon Redshift や Snowflake などのクラウド データに接続するデータ ソースをデータ ソース所有者がパブリッシュする方法について説明します。
プライベート クラウド データに接続するデータ ソースは、データを最新に保つために、Tableau Bridge に依存しています。ほとんどの場合、Tableau Cloud は、ブリッシュ プロセスの一部として Bridge が必要であることを自動的に検出します。ただし、場合によっては、Bridge を使用するために、接続を手動で構成する必要があります。
このトピックで説明するタスクは、Bridge が既に設定されており、サイト管理者によって管理されていることを前提としています。
注:
- Bridge を使用すると、パブリッシュされたデータ ソース、つまりワークブックとは別にパブリッシュされたデータ ソースのみのデータを最新の状態に保つことができます。Bridge は、ワークブックに埋め込まれたデータ ソースのデータを最新の状態に保つことはできません。
- クラウド データに接続する仮想接続(新しいウィンドウでリンクが開く)をパブリッシュする場合、Bridge を使用するための追加ステップは必要ありません。
プライベート クラウドベースのデータ ソースのスケジュールを設定する
Bridge スケジュールを使用して、プライベート クラウドベースのデータ ソースを最新の状態に保つには、次の手順を実行します。
Tableau ユーザー ヘルプのトピック「データ ソースのパブリッシュ」(新しいウィンドウでリンクが開く)のステップ 1 ~ 7 に従います。
Tableau Cloud にサインインしていない場合は、サインインしてデータ ソースに移動します。
データ ソース ページで、[接続] タブをクリックし、接続の横にあるチェック ボックスをオンにします。
接続の横にある [アクション] ドロップダウン メニューから、[接続の編集] を選択します。
[ネットワークのタイプ] の横にあるダイアログ ボックスで、[プライベート ネットワーク] ラジオ ボタンを選択し、[保存] をクリックします。
ネットワーク タイプを変更しても、データ ソースの既存のスケジュールで使用されるネットワーク タイプは変更されません。
既存のスケジュールが関連付けられているデータ ソースのネットワークタ イプを変更する場合は、新しいスケジュールを作成する必要があります。つまり、ネットワーク タイプを変更する前に更新スケジュールを作成した場合は、その更新スケジュールを削除してから、[今すぐ実行] オプション を使用する必要があります。更新スケジュールを削除する方法の詳細については、更新スケジュールの削除を参照してください。
次のステップに進み、Bridge に依存する新しい更新スケジュールを作成するときに、前の Online 更新スケジュールが自動的に削除されるように設定します。
構成する必要があるスケジュールに応じて、次のいずれかのステップを実行します。
Online 更新スケジュール (以前の推奨スケジュール) の場合は、スケジュールの追加または既存のスケジュールの変更の手順に従います。
Bridge (レガシー) スケジュールの場合は、新しい Bridge (レガシー) スケジュールの追加または既存の Bridge (レガシー) スケジュールの更新の手順に従います。
注: Tableau Cloud 更新スケジュールを以前に設定していた場合、Bridge に依存するスケジュールを保存すると、Tableau Cloud 更新スケジュールが自動的に削除されます。
- [更新のスケジュール] ボタンをクリックします。
ライブ接続を使用するプライベート クラウドベースのデータ ソースをパブリッシュする
Bridge ライブ クエリを使用して、プライベート クラウドベースのデータ ソースを最新に保つには、次の手順を実行します。
Tableau Desktop でデータ ソースを作成します。
- [サーバー] > [データ ソースのパブリッシュ] を選択して、パブリッシュ プロセスを開始します。Tableau Cloud にまだサインインしていない場合は、サインインを求めるメッセージが表示されます。
[Tableau Cloud へのデータ ソースのパブリッシュ] ダイアログ ボックスで、データ ソースのさまざまなオプションを構成してから、次の手順を実行します。
- [認証] で、[編集] をクリックし、[埋め込みパスワード] を選択します。
- データ ソースが接続されているデータやデータ ソースの構成方法に応じて、ダイアログは既定でライブ接続をパブリッシュする状態になるか、ライブ接続または抽出をパブリッシュするオプションを提供します。オプションが表示された場合は、[ライブ接続を維持する] を選択します。
[パブリッシュ] ボタンをクリックします。クリックすると、ダイアログ ボックスが開きます。
ダイアログ ボックスで、[Bridge でパブリッシュ] ボタンをクリックします。これにより、ブラウザー ウィンドウが Tableau Cloud に開きます。
- [パブリッシュの完了] ダイアログ ボックスで、[完了] をクリックします。
データ ソース ページで、[接続] タブをクリックし、接続の横にあるチェック ボックスをオンにします。
[ネットワークのタイプ] の横にあるダイアログ ボックスで、[プライベート ネットワーク] ラジオ ボタンを選択し (自動的に選択されていない場合)、[保存] をクリックします。
OAuth 対応プライベート クラウドベースのデータ ソースをパブリッシュする
Tableau Bridge では、OAuth を使用するプライベート データに接続する場合と、プライベート データに結合する際に OAuth を使用するパブリック データに接続する場合に、OAuth がサポートされます。Bridge では現在、OAuth を使用する際に次のコネクタがサポートされます: Snowflake、Google BigQuery、Google Drive、Salesforce、OneDrive。ほとんどのデータ ソースでは、ライブ接続と抽出されたデータがサポートされています。
OAuth では、保存済み認証資格情報と管理キーチェーンのコネクタの両方がサポートされています。機能のタイプは、使用するコネクタによって異なります。
- Tableau Desktop で、プライベート クラウド データベースに格納されているデータに接続します。
- コネクタによっては、認証タイプを選択するように求められる場合があります。オプションが表示された場合は、[OAuth を使用してサインインする] を選択します。
- [データ ソース] ページが開かれるので、分析用データを準備して、ビューの構築を開始できます。
- ライブ接続としてパブリッシュするか、抽出としてパブリッシュするかを選択します。Salesforce などの一部のデータ ソースでは、ライブ接続はサポートされていません。
- 抽出の場合は、[シート] タブをクリックして、抽出を作成して保存します。
- [サーバー] > [データ ソースのパブリッシュ] を選択して、パブリッシュ プロセスを開始します。Tableau Cloud にまだサインインしていない場合は、サインインを求めるメッセージが表示されます。
- [認証] で、[認証タイプの選択] をクリックします。表示されるオプションは、データ ソースによって異なります。ほとんどの場合、保存済み認証資格情報が推奨されます。詳細については、「保存した認証資格情報を使用してデータを更新する」を参照してください。
- [マイアカウントの設定] に認証資格情報のデータ ソースを保存した場合は、[埋め込み] < [データ ソース名] > を選択します。
- 抽出されたデータの場合、更新アクセスを許可するかどうかを選択します。抽出の更新アクセスを許可すると、スケジュールを設定するように求められます。更新をスケジュールするには、埋め込みの認証資格情報を使用する必要があります。
Bridge が必要な場合、パブリッシュ操作中に接続がプライベートとして検出されます。ネットワーク接続の状態を変更するには、[アクション」 メニューをクリックし、[接続の 編集] を選択します。