Bridge クライアントの設定の変更
Bridge クライアントでは、サイト管理者がクライアントの実行方法を変更するために構成できるいくつかの設定があります。
Windows クライアント
Windows クライアントの場合、構成ファイルの既定の場所は、C:\Users\jsmith\Documents\My Tableau Bridge Repository\Configuration\TabBridgeClientConfiguration.txt
です。構成ファイルに加えた変更を有効にするには、クライアントを再起動する必要があります。
コンテナで使用する Bridge for Linux
TabBridgeClientConfiguration.txt
ファイルは、Bridge クライアントを初めて実行するときに既定の構成で生成されます。
構成設定を変更するには、TabBridgeClientConfiguration.txt
ファイルを編集し、更新されたファイルを使用して新しい Docker コンテナを作成します。コンテナを作成および更新する方法については、「アプリケーションのコンテナ化」を参照してください。
Bridge レガシー スケジュール
データ ソースの所有者が Bridge レガシー スケジュールを実行するために自分のクライアントを保持している場合は、このトピックで説明するタスクの一部を担当することがあります。
Bridge クライアントの設定
serviceConnectionSettings
構成: serviceConnectionSettings
オプション:
serviceUrl | Tableau サイトの URL。 構成不可。 |
proxyServer | プロキシ サーバーとポート。 構成可能 |
例
構成ファイルに加えた変更を有効にするには、クライアントを再起動する必要があります。
"serviceConnectionSettings" : {
"serviceUrl" : "https://online.tableau.com",
"proxyServer" : {
"serverName" : "http://localhost",
"serverPort" : 8888
}
接続
構成: connection
オプション:
connectTimeout | Tableau Cloud に接続しようとするときの Bridge クライアントの待機時間。 既定値: 1 分 構成可能。 |
operationTimeout | Tableau Cloud に正常に接続した後、各サーバー (VizPortal など) の API を呼び出す Bridge クライアントの待機時間。 既定値: 15 分 構成可能。 |
maxAttemptsToRedirectHttpRequests | サーバーへの API 呼び出しは、POD から POD にリダイレクトできます。この数は、サーバー API 呼び出しごとにリダイレクトできる最大数を指定します。既定値: 20 構成可能。 |
例
"connection" : {
"connectTimeout" : "00:01:00",
"operationTimeout" : "00:15:00",
"maxAttemptsToRedirectHttpRequests" : 20
}
connectionPool
構成: connectionPool
オプション:
size | Bridge 更新スケジュールに適用します。 ログイン時に生成される更新トークンの数です。Bridge クライアントは、Tableau Cloud への接続が必要な場合に更新トークンを使用します。複数の更新ジョブが同時に処理され、各ジョブに 1 つのトークンが必要です。 既定値: 10 最小値: 1 最大値: 100 構成可能。 |
例
既定では、プール内の各クライアントは、一度に最大 10 個の更新ジョブを負荷分散できます。特定の時間に実行されている更新ジョブの数がクライアント プールの容量を超えた場合、またはその超過に対応するハードウェア リソースがある場合は、各クライアントの容量を増やすことを検討してください。
Windows でこの size
値を変更するには、クライアントのリンクを解除する必要があります。リンクを解除すると、サイトとクライアントとの関連付けが解除されます。つまり、Bridge レガシー スケジュールを使用して更新されるデータ ソースでは、クライアントのリンクを解除すると、それらのデータ ソース、そのスケジュール、およびクライアントからの接続情報への関連付けが解除されます。Bridge プールのサイズを変更する際は、再スケジュール プロセスを円滑に行えるように、Windows システム トレイの Bridge アイコンをクリックして、一覧表示されているデータ ソースを確認することをお勧めします。
"connection" : {
"connectTimeout" : "00:01:00",
"operationTimeout" : "00:15:00",
"maxAttemptsToRedirectHttpRequests" : 20
},
"connectionPool" : {
"size" : 10
}
dataSourceRefreshSettings
構成: dataSourceRefreshSettings
オプション:
shutdownTimeoutInSeconds | 構成不可。 |
downloadDataSourcesInterval | Bridge レガシー スケジュールのクライアントに割り当てられているライブ データ ソースと抽出データ ソースの名前を、一時的にダウンロードする時間間隔。 既定値: 30 分 構成可能。 |
checkRefreshDataSourcesInterval | Bridge クライアントがクライアントに割り当てられたデータ ソースをチェックして、Bridge レガシー スケジュールで更新が必要かどうかを確認する時間間隔。 既定値: 5 秒 構成可能。 |
extractRefreshTimeout | クライアントが実行する更新に時間制限を設けます。タイムアウト制限は、1 つの抽出が更新を完了させるために許容される最長時間であり、この時間を過ぎると抽出はクライアントによりキャンセルされます。タイムアウト制限に達したために抽出更新がキャンセルされると、クライアントにメッセージが表示され、データ ソース の所有者にメール アラートが送信されます。 既定値: 24 時間 仮想接続の場合、抽出更新のタイムアウト制限の既定値は 2 時間であり、Tableau Cloud によって制御されています。この時間の制限は Bridge クライアントでは制御できません。 構成可能。 |
maxRemoteJobConcurrency | Bridge 更新スケジュールに適用します。クライアントが許容するリモート更新ジョブの最大数。この構成の値は、connectionPool の値と同じか小さくする必要があります。CPU や RAM などのマシンの性能に合わせて最大値を調整します。クライアントの再起動が必要です。 既定値: 10 最小値: 1 最大値: 構成可能。 |
JSONLogForExtractRefresh | true に設定すると、クライアントは追加のログ ファイルを JSON 形式で生成します。このログは、Bridge レガシー更新とリモート更新の両方について、抽出更新のメトリクスを抽出ごとに 1 行で取得します。 JSON 形式のログ ファイルは Tableau Desktop で読み取ることができ、ライブ Viz を作成するためのデータ ソースとして使用できます。詳細については、「JSON ファイル」を参照してください。 ログ ファイルの例は次のとおりです。
既定値: false 構成可能。 |
dataSources | Bridge レガシー スケジュールの更新ジョブに適用されます。ユーザーは編集できません。 ファイルベースのデータ ソースについて、マッピングされたローカル ファイルの場所のリストを提供します。 構成不可 |
例
抽出または更新の誤用を制御するには、クライアントが実行する更新に対して、extractRefreshTimeout
(タイムアウト制限とも呼ばれます) を使用して時間制限を適用できます。タイムアウト制限は、1 つの抽出が更新を完了させるために許容される最長時間であり、この時間を過ぎると抽出はクライアントによりキャンセルされます。
注: 仮想接続の抽出の場合、既定の extractRefreshTimeout
は 2 時間であり、Bridge クライアントでは制御できません。別の方法として、既定の 2 時間以内に更新するように仮想接続を変更するか、パブリッシュされたデータ ソースに切り替えることができます。
クライアントのタイムアウト制限は、既定で 24 時間に設定されています。クライアントのタイムアウト制限は、Bridge の構成ファイルで変更できます。タイムアウト制限に達したために抽出更新がキャンセルされると、クライアントにメッセージが表示され、データ ソース の所有者にメール アラートが送信されます。
構成ファイルに加えた変更を有効にするには、クライアントを再起動する必要があります。
"dataSourceRefreshSettings" : {
"shutdownTimeoutInSeconds" : "00:00:30",
"downloadDataSourcesInterval" : "00:30:00",
"checkRefreshDataSourcesInterval" : "00:00:05",
"extractRefreshTimeout" : "24:00:00",
"maxRemoteJobConcurrency" : 10,
"JSONLogForExtractRefresh" : false,
"dataSources" : [
]
}
loggerSettings
構成: loggerSettings
オプション:
maxLogFileSizeInMB | ログ ファイルの最大サイズ (MB)。ログ ファイルがそのサイズ制限を超過する場合、新しいログ ファイルが作成されます。 既定値: 25 MB 構成可能。 |
maxBackupLogFileCount | 許容される Bridge ログ ファイルの最大数。ログ ファイルの数が制限を超えると、最も古いログ ファイルが削除されます。 既定値: 40 構成可能。 |
remoteRequestLogFileLifeSpan | クライアントに送信される Bridge の更新ジョブごとに、新しいログ ファイルのセットが作成されます。
ログ ファイルの数が
既定値: 8 時間 構成可能。 |
例
クライアントは、正常動作の一環としてアクティビティのログを作成します。更新をモニタリングする場合や、Bridge の問題をトラブルシューティングする場合、または Tableau サポートが問題を解決するためにログを要求する場合に、これらのログの使用が必要になる場合があります。
Bridge ログ ファイルのサイズを管理したり、TabBridgeClientConfiguration.txt ファイルでログ ファイルが削除されるまでの時間を長くしたりすることができます。
注: tabprotosrv* という名前のログ ファイルは、他の Bridge ログ ファイルとは異なります。ログ ファイルの最大サイズは 1 MB で、許可される最大数は 8,192 です。また、これらの値は構成できません。
"loggerSettings" : {
"maxLogFileSizeInMB" : 25,
"maxBackupLogFileCount" : 40,
"remoteRequestLogFileLifeSpan" : "00:00:00"
}
dataSyncRestartInterval
構成: dataSyncRestartInterval
データの同期の再起動間隔を設定します。 構成可能。 |
internetConnectionMonitorInterval
構成: internetConnectionMonitorInterval
有効な接続があるかどうかを判断するために Bridge がインターネットに ping を送信する間隔。 既定値: 30 秒 構成可能。 |
secureStorageMonitorInterval
構成: secureStorageMonitorInterval
Bridge が安全なストレージを決定する間隔。 構成不可。 |
cleanUpTempDirOnStartUp
構成: cleanUpTempDirOnStartUp
Bridge クライアントの起動時に一時ファイルを削除するかどうかを決定します。 既定値: true 構成可能。 |
JSONLogForLiveQuery
構成: JSONLogForLiveQuery
true に設定すると、クライアントは追加のログ ファイルを JSON 形式で生成します。ログは、ライブ クエリ要求のメトリクスを抽出ごとに 1 行ずつ取得します JSON 形式のログ ファイルは Tableau Desktop で読み取ることができ、ライブ Viz を作成するためのデータ ソースとして使用できます。詳細については、「JSON ファイル」を参照してください。 この構成オプションの値を変更するには、Bridge クライアントを再起動する必要があります。 既定値: true 構成可能。 |
例
"dataSyncRestartInterval" : "24:00:00",
"internetConnectionMonitorInterval" : "00:00:30",
"secureStorageMonitorInterval" : "00:00:30",
"cleanUpTempDirOnStartUp" : true,,
"JSONLogForLiveQuery" : true
}
既定の構成ファイル
既定の構成ファイルをコピーするには、右上隅にある [Copy to clipboard (クリップボードにコピー)] アイコンをクリックします。
{
"serviceConnectionSettings" : {
"serviceUrl" : "https://online.tableau.com/",
"connection" : {
"connectTimeout" : "00:01:00",
"operationTimeout" : "00:15:00",
"maxAttemptsToRedirectHttpRequests" : 20
},
"connectionPool" : {
"size" : 10
}
},
"dataSourceRefreshSettings" : {
"shutdownTimeoutInSeconds" : "00:00:30",
"downloadDataSourcesInterval" : "00:30:00",
"checkRefreshDataSourcesInterval" : "00:00:05",
"extractRefreshTimeout" : "24:00:00",
"maxRemoteJobConcurrency" : 10,
"JSONLogForExtractRefresh" : false,
"dataSources" : [
]
},
"loggerSettings" : {
"maxLogFileSizeInMB" : 25,
"maxBackupLogFileCount" : 40,
"remoteRequestLogFileLifeSpan" : "08:00:00"
},
"dataSyncRestartInterval" : "24:00:00",
"internetConnectionMonitorInterval" : "00:00:30",
"secureStorageMonitorInterval" : "00:00:30",
"cleanUpTempDirOnStartUp" : true,
"JSONLogForLiveQuery" : true
}