インストールの前に...

注: Tableau Web サイトの Tableau Server の技術仕様に関するその他の情報は、こちら(新しいウィンドウでリンクが開く)で見つけることができます。

このトピックでは、Tableau Server を稼働環境にインストールする前に考慮する必要のある要件および推奨事項について説明します。

単一のサーバーにインストールする場合、またはテスト目的によりインストールを最小限に抑える場合は、単一サーバー用のインストール ガイドである「全ユーザー向けガイド」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

分散クラスターに Tableau Server を展開している場合は、このトピックに記載された要件および推奨事項に加えて分散環境の要件も確認してください。

Tableau Server on Windows から Tableau Server on Linux に移行しようとしている場合には、Tableau Server の Windows から Linux への移行を参照してください。

ハードウェア推奨事項

次のリストは、単一ノードに Tableau Server をインストールする場合の最小ハードウェア推奨事項です。

インストールの種類

プロセッサ

CPU

RAM

空きディスク領域

シングル ノード

  • 64 ビット
  • SSE4.2 および POPCNT 命令セットをサポートする必要があります
  • ARM ベースのプロセッサはサポートされていません

8 コア、2.0 GHz 以上

32 GB

50 GB

Tableau Server インストールに Tableau Prep Conductor を追加する場合、2 番目のノードを追加し、これを Tableau Server Prep Conductor の実行専用にすることをお勧めします。このノードには最低 4 コア (8 vCPU)、RAM 16 GB が必要です。

マルチノードおよびエンタープライズ展開

技術的ガイダンスについては Tableau にお問い合わせください。

ノードは最小ハードウェア推奨事項を満たしているか、それを超える必要があります。ただし、次の場合は除きます。

  • バックグラウンダーを実行中のノード。4 コアは許容可能。

  • Tableau Prep Conductor の専用ノード: 最低 4 コア (8 vCPU)、RAM 16 GB。

重要:ディスク領域の要件は TSM を初期化するまでは確認できません。十分な領域がない場合、Tableau Server パッケージのインストールが終了するまでその旨を通知されません。

50 GB のディスク空き領域。少なくとも 15GB が /opt ディレクトリに割り当てられ、残りがデータ ストレージ用として /var ディレクトリに割り当てられます。

  • 空きディスク容量は、Tableau Server セットアップ プログラムの解凍後に計算されます。セットアップ プログラムでは約 1 GB の容量を使用します。抽出を使用するかどうかなど、さまざまな要因に応じて、追加のディスク領域を割り当てる必要が生じる場合があります。

    Tableau Server の中核部分は、15 GB 以上の空きディスク領域があるディレクトリにインストールする必要があります。十分なスペースがないコンピューターに Tableau Server をインストールしようとすると、Tableau Server パッケージはインストールされますが、設定を続行することができません。既定のインストール場所は /opt ディレクトリです。RHEL ディストリビューションで Tableau Server のインストール パスを変更することができます。

    抽出を頻繁に使用する予定がある場合は、追加のディスク領域を割り当てる必要が生じる可能性があります。インストール時に、データ (抽出) ストレージ用として異なるディレクトリを指定できます。

  • 外部ファイル ストアに対するネットワーク接続ストレージ領域の要件: 外部ファイル ストアを使用した Tableau Server を構成する場合は、ネットワーク接続ストレージ専用のストレージ領域の容量を見積もる必要があります。

    ストレージ サイズの見積もり: パブリッシュと抽出更新に必要なストレージの容量を考慮する必要があります。さらに、トピックオプション 2: リポジトリを個別にバックアップするで説明されているように、リポジトリのバックアップを個別に実行するオプションを特に選択しない限り、リポジトリのバックアップ サイズも考慮する必要があります。

    • 抽出:
      • Tableau Server にパブリッシュする抽出の数、および各抽出のサイズを考慮に入れます。いくつかの抽出を Tableau Server にパブリッシュし、使用されたディスク容量を確認することで、必要なサイズを調べることができます。このディスク容量を確認すると、今後 Tableau Server にパブリッシュする抽出の数や、既存の各抽出のサイズが増える程度を把握できます。
      • 抽出更新の際に一時ディレクトリで必要となる容量を考慮に入れます。一時ディレクトリは、更新時に抽出を保存する場所です。最終的な抽出ファイルのサイズに対して、最大 3 倍の容量が必要となる場合があります。

    • リポジトリのバックアップ:
      • リポジトリ データのサイズは、<data directory>/pgsql/data/base ディレクトリのサイズを確認することで見積もることができます。

      • リポジトリ データの正確なサイズを取得するには、バックアップ ファイルを開き、workgroup.pg_dump ファイルのサイズを確認します。
  • コア数は "物理" コアに基づいています。物理コアは実際のサーバー ハードウェアまたは仮想マシン (VM) 上のコアを表す場合があります。コア数のカウントの目的でのハイパー スレッドは無視されます。

  • 表示されている RAM はシングルノード インストールでの最小限の推奨です。たとえば、アクティビティ、ユーザー数、バックグラウンド ジョブによっては、RAM を増やすとインストールの機能が向上する場合があります。

推奨事項の全リストと最小要件を確認するには、Tableau Server の最小ハードウェア要件と推奨事項を参照してください。

Amazon Web Services および Google Cloud Platform でのパブリック クラウド展開の場合、その "vCPU" は完全な CPU コアではなく、実際には CPU ハイパースレッドである場合があります。クラウドのインスタンスのサイズを変更する場合、Tableau Server の CPU コア要件として指定されるサイズの 2 倍の vCPU が必要になります (トライアルの最小インストールで 8 vCPU、単一ノードの推奨インストールでは 16 vCPU)。

オペレーティング システム要件

次の Linux ディストリビューションがサポートされています。

  • Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.3 以降 (8.x を除く)、Amazon Linux 2

  • CentOS 7.3 以降 (8.x を除く)

  • Oracle Linux 7.3 以降 (8.x を除く)

  • Ubuntu 16.04 LTS および 18.04 LTS の最新バージョン (17.04 を除く)

  • Debian 9

Linux ディストリビューションに関するその他の注意事項:

  • Red Hat Enterprise Linux (RHEL)、CentOS、Oracle Linux、Amazon Linux ディストリビューションは、このドキュメントでは総称して RHEL ライクと呼ばれます。

  • RHEL 8 はサポートされていません。

  • Ubuntu の LTS 以外のリリースはサポートされていません。

  • Ubuntu バージョン 17.04 はサポートされていません。

  • Tableau Server ではプロセス管理に systemd が必要となるため、以前のバージョンの CentOS と Ubuntu はサポートされていません。

  • ファイルの接尾辞に「.deb」が付いたインストーラーのバージョンは、Ubuntu および Debian ディストリビューションの両方でインストールされます。

  • カスタム カーネルはサポートされていません。

Tableau Server のマルチノード インストールでは、Tableau をインストールしているすべてのコンピューター ノードが Linux と同じディストリビューションの Linux を稼働している必要があります。

インストール ディレクトリ

Tableau Server の中核部分は、既定では /opt ディレクトリにインストールされます。

  • Tableau Server のインストール先ディレクトリには、それに割り当てられている最低 15 GB の空きディスク領域が必要です。十分なスペースがないコンピューターに Tableau Server をインストールしようとすると、Tableau Server パッケージはインストールされますが、設定を続行することができません。
  • RHEL ライク システムでは規定以外のインストール ディレクトリを指定できますが、Ubuntu では場所を変更できません。
  • RHEL ライク システム上で規定以外のインストール場所を指定する場合は、シンボリック リンクまたはネットワーク ファイル システム (NFS) ボリューム上のディレクトリ位置を指定しないでください。

データ ディレクトリ

Tableau Server は既定で、Tableau が管理するすべてのコンテンツおよび抽出用のデータ ディレクトリを作成します。ディレクトリは /var/opt/tableau/tableau_server に作成されます。

インストール時にデータ (抽出) ストレージ用に異なるディレクトリを指定することができます。別のディレクトリを使用する計画がある場合は、ディレクトリを作成しないでください。代わりに、Tableau Server のセットアップによりディレクトリを作成してください。データ ディレクトリには、インストール プロセスの際に設定される特定のパーミッションが必要です。

データ ディレクトリを変更するには、initialize-tsm スクリプトを実行するときに、データ ディレクトリ パスと共にフラグを渡す必要があります。initialize-tsm スクリプトの出力ヒントを参照してください。

既定のデータ ディレクトリを変更する場合:

  • ネットワーク ファイル システム (NFS) ボリューム上でシンボリック リンクやデータ ディレクトリの場所を指定することはしないでください。
  • パスにピリオドやスペースが含まれているデータ ディレクトリの場所を指定することはしないでください。パスにピリオドやスペースが含まれていると、初期化が失敗します。
  • データ ディレクトリは、インストール ディレクトリとは別のディレクトリにインストールする必要があります。

重要: initialize-tsm を実行した後でデータ ディレクトリの場所を変更することはできません。データ ディレクトリの場所は、以降のアップグレードを含め、展開の寿命が終わるまで保持されます。

Tableau Prep Conductor

Tableau Prep Conductor は Tableau Server でのプロセスの 1 つです。フローの実行、接続の認証資格情報の確認、フローが失敗した場合のアラート送信を行います。Tableau Prep Conductor は Tableau Server のスケジュール調整機能および追跡機能を活用しているため、データが変更になる際に、Tableau Prep Builder にログインして個々のフローを手動で実行するのではなく、フロー実行を自動化してフロー出力を更新することができます。

Tableau Prep Conductor は個別にライセンスされ、Data Management アドオン ライセンスより利用できます。Tableau Prep Conductor のライセンス発行の詳細については、「Tableau Prep Conductor のライセンス発行」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

専用ノードで Tableau Prep Conductor を有効にすることをお勧めします。詳細情報:

その他の要件

ご使用の環境が次の追加の要件も満たしていることを確認してください。

ホスト名

  • Tableau Server は、ドメイン名サーバー (DNS) または Tableau Server を実行しているコンピューター上のローカル ホスト ファイルを使用し、IP アドレスに対するホスト名を解決できる必要があります。既定では、ホスト ファイルは /etc/hosts に保存されています。
  • セットアップ プロセスの際に Tableau サービス マネージャーを起動した後はサーバーのホスト名を変更しないでください。たとえば、cloud-init パッケージを使用して仮想マシンを初期化し、その仮想マシンに Tableau Server をインストールする場合にこのようになる可能性があります。
  • アンダースコア (_) を含むホスト名は Tableau Server on Linux でサポートされていません。

静的 IP アドレス

Tableau Server をインストールするコンピューターには静的な IPv4 または IPv6 アドレスが必要です。

データベース ドライバー

特定のデータ ソースに接続するには、Tableau Server をインストールするコンピューターに正しいデータベース ドライバーがインストールされている必要があります。詳細については、データベース ドライバーを参照してください。

利用可能なポート

TSM と Tableau Server はいずれもアクセスするために利用可能な TCP ポートが必要です。TSM は 8850 番ポートが既定で、Tableau Server ゲートウェイ サービスは 80 番ポートが既定です。Tableau Server をインストールする前に、8850 番ポートと 80 番ポートをお使いのシステムで使用しないことを強くお勧めします。これらのポートが利用できないと、TSM とゲートウェイのポートは別のポート番号に動的に再マッピングされる場合がありますが、どのポートに再マッピングされたかを表示するインターフェイスは現時点で存在しません。

Tableau サービス マネージャーのポートを参照してください。

ローカル ファイアウォール構成

Tableau Server をインストールするコンピューターでファイアウォールを実行している場合は、Tableau Server トラフィック用に次の既定のポートを開く必要があります。443 を除くすべてのポート番号を変更できます。

ポート TCP/UDP 使用... インストールのタイプ
すべて

分散/高可用性

80 TCP ゲートウェイ X  
443 TCP SSL。Tableau Server で SSL を構成している場合、アプリケーション サーバーはこのポートに要求をリダイレクトします。このポートは変更しないでください。 X  
8850 TCP Tableau Services Manager。 X  
8060 TCP PostgreSQL データベース。 X  
8061 TCP PostgreSQL バックアップ検証ポート X  
8000-9000 TCP Tableau プロセスの動的マッピング用に既定で予約されているポートの範囲   X
27000-27009 TCP Tableau Server がライセンス サービスで使用するポートの範囲。この範囲は、ライセンス サービスを実行しているノードで開いている必要があり、また他のノードからアクセス可能である必要があります。既定では、最初のノードはライセンス サービスを実行します。 X  

Tableau サービス マネージャーのポートおよびローカル ファイアウォールの構成を参照してください。

システム ユーザーとグループ

Tableau Server on Linux では、1 人の権限なしユーザーと 2 つのグループを使用して適切な操作を行います。Tableau では設定中に既定のアカウントおよびグループが作成されます。または、既存のアカウントを指定することもできます。システム ユーザーとグループ

およびTSM 認可グループを参照してください。

sudo および root アクセス

Tableau Server のすべてのインストール タスクおよび管理タスクは root として実行する必要があります。多くの場合は sudo コマンドを使用して実現できますが、root ユーザーとしてコマンドを直接実行することも可能です。

root アカウントを使用して Tableau Server をインストールするには、インストール時にユーザー アカウントを指定する必要があります。アカウントは TSM の管理に使用されます。-a オプションを使用して initialize-tsm スクリプトを実行することによりアカウントを指定します。initialize-tsm スクリプトの出力ヒントを参照してください。

アカウントのパスワード

Tableau Server をインストールして管理するユーザー アカウントは、パスワードで認証できるアカウントである必要があります。これは、このユーザーが認証に別の方法 (パブリック キー認証など) を使用してはならないということを意味します。

Tableau Server のインストールと初期化に使用するアカウントにパスワードがない場合は、次のように passwd コマンドで設定できます。

                sudo passwd $USER
            

ポート アクセス要件

SSH などを使用して Tableau Server をリモートからインストールする場合は、次のポートが開かれていることを確認します。番ポート。

  • 8850。Tableau Services Manager (TSM) の Web インターフェイスに使用するポートです。このインターフェイスを使用して Tableau Server を構成できます。
  • 80。番ポート。主要な Tableau Server Web インターフェイスに使用するポートです。

Tableau Server インストーラーはインストール プロセス中にこれらのポートを開こうとしますが、firewalld ファイアウォールに対してこれらのポートのみを開くことができます。コンピューターが別のファイアウォールを実行している場合は、インストール前にポートを開く必要があります。

仮想コンテナー環境

バージョン 2021.2 以降、Tableau Server on Linux の特定の構成をコンテナーで実行できるようになりました。サポートされる構成の詳細については、Tableau Server in a Containerを参照してください。

Tableau Server on Linux の以前のバージョンとサポートされていない構成はテストされておらず、Docker などの仮想コンテナー環境ではサポートされていません。このような環境で Tableau Server on Linux をインストールしても、期待どおりには機能しません。

パッケージ要件

Systemd

Tableau Server ではサービスを管理する systemdが必要です。このパッケージは既定で CentOS 7 および Ubuntu 16 にインストールされます。これらの配布の修正バージョンで Tableau Server をテストすると決定した場合は、次のコマンドを実行して systemd がインストールされていることを確認できます。

                whereis systemd
            

systemd がインストールされていると、インストールの場所が表示されます。たとえば、次のような出力が表示されます。

                systemd: /usr/lib/systemd /etc/systemd /usr/share/systemd /usr/share/man/man1/systemd.1.gz
            

systemd をインストールしているものの、Tableau インストーラーで systemd の要件確認に失敗する場合には、systemd が実行中でない可能性があります。systemd が実行していることを確認するには、次のコマンドを実行します。

ls /run/systemd

ファイルとディレクトリの一覧が出力されます。systemd が実行中の場合には、出力に system が含まれます。system が出力に含まれていない場合には systemd は実行していません。

次の手順、Tableau Server のインストールと構成に進んでください。

ありがとうございます!