インストールのジャンプスタート

このトピックでは、コマンド ラインを使用して基本的な、Tableau Server のクイック スタート インストールを実行するために必要なステップを提示します。ここに説明されている構成の目的とは、CentOS 7.3 (以降) または Linux の Ubuntu ディストリビューションを実行中のコンピューター上に Tableau Server をインストールする際の最も迅速でシンプルな道を提示することです。この手順は、Tableau Server インストールと管理の練習、実際のサーバー展開前のユーザー体験のために使用してください。

重要: 本番環境に Tableau Server を展開する際は、この手順を唯一のリソースとしては使用しないでください。Tableau Server を本番環境に展開するには、Tableau Server のインストールと構成のコンテンツを参照してください。

このトピック内の手順は次の特徴を持つ Tableau Server for Linux のインスタンスをインストールします。

  • オペレーティング システム: サポート対象の RHEL ライクな Linux ディストリビューションである Ubuntu(2022 年 7 月の時点で、Tableau は Debian ディストリビューションをサポートしなくなりました。詳細については、Tableau コミュニティのこの投稿(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください)。
  • アイデンティティ ストア: ローカル認証
  • ゲートウェイ ポート: 80
  • Tableau Server 管理者アカウント: admin

はじめる前に

インストールの前に...のトピックを確認してください。以下の手順は、要件に準拠するハードウェアに、そのトピックで指定された環境要件に従って Linux をインストールしていることを前提とします。

インストールするコンピューターはTableau Server の最小ハードウェア要件と推奨事項に指定されている最小ハードウェア要件を満たさなくてはならないことに注意してください。セットアップ プログラムは、最小ハードウェア要件を満たさないシステムに Tableau Server をインストールしません。

ステップ 1: Tableau Server パッケージをインストールして Tableau Services Manager を起動する

Tableau Server を、お使いのディストリビューションのパッケージ マネージャーでインストールしてから、Tableau Services Manager (TSM) を初期化するスクリプトを実行します。Tableau Services Manager は、Tableau サービスをインストール、校正および管理する管理ツールセットです。

初期化スクリプトはインストール パッケージに含まれています。詳細については、TSM のインストールと初期化を参照してください。

  1. Tableau Server をインストールするコンピューターに sudo アクセス権を持つユーザーとしてログオンします。

  2. Tableau Server のインストール パッケージをコピーしたディレクトリに移動します。

  3. パッケージ マネージャーを使用して、Tableau Server パッケージをインストールします。

    シンボリック リンクを使用している場所や、ネットワーク ファイル システム (NFS) ボリューム上のディレクトリにインストールしないでください。

    • CentOS を含む RHEL ライクなディストリビューションで、次のコマンドを実行します (<version> の書式設定は「メジャー-マイナー-メンテナンス」(例: 2019-2-5))。

      sudo yum update

      sudo yum install tableau-server-<version>.x86_64.rpm

      注: Tableau Server のインストールに yum を使用した場合、すべての依存するパッケージが自動的にダウンロード、インストールされます。これが Tableau のインストール推奨方法です。所属の組織で yum の使用が禁止されているため、rpm -i を使用しなくてはならない場合は、すべての依存するパッケージを個別にインストールしなくてはなりません。

    • Ubuntu で次のコマンドを実行します (<version> の書式設定は「メジャー-マイナー-メンテナンス」(例: 2019-2-5))。

      sudo apt-get update
      sudo apt-get upgrade
      sudo apt-get -y install gdebi-core
      sudo gdebi -n tableau-server-<version>_amd64.deb
      
  4. scripts ディレクトリへ移動します。

    cd /opt/tableau/tableau_server/packages/scripts.<version_code>/
  5. 次のスクリプトを実行して TSM を起動します。

    sudo ./initialize-tsm --accepteula

  6. 初期化が完了した後、ターミナル セッションを閉じます。

    exit または logout

ステップ 2: Tableau Server のライセンス認証と登録

Tableau Server を構成する前に、ライセンス認証して登録する必要があります。詳細については、Tableau Server のライセンス認証と登録を参照してください。

  1. Bash セッションを開き、initialize-tsm の実行に以前使用したのと同じアカウントでサインインします。

  2. Tableau Server をライセンス認証します。次のコマンドを実行します。

    tsm licenses activate -k <license_key>

  3. Tableau Server を登録します。次のコマンドを実行して編集可能なテンプレートを生成します。

    tsm register --template > /path/to/registration_file.json

  4. テキスト編集プログラムを開き、登録ファイルに入力して保存し、次のコマンドで渡します。

    tsm register --file /path/to/registration_file.json

ステップ 3: ローカル アイデンティティ ストアの構成

アイデンティティ ストア設定を構成しなくてはなりません。この手順では、アイデンティティ ストアをローカル認証に設定することでインストールを簡易化します。ワークブックの例は既定でインストールされています。これらの既定設定のカスタマイズについて詳細は、初期ノード設定の構成を参照してください。

  • 次のコマンドで構成ファイルを渡します。

    tsm settings import -f /opt/tableau/tableau_server/packages/scripts.<version_code>/config.json

ステップ 4: インストールの仕上げ

インストールの最終ステップでは、変更を適用し、TSM を初期化および起動して、管理者アカウントを作成します。これらのステップについての詳細は、初期ノード設定の構成に説明されています。

  1. これ以前のステップで作成した構成を適用します。次のコマンドを実行します。

  2. tsm pending-changes apply

  3. Tableau Server を初期化して起動します。次のコマンドを実行します。

  4. tsm initialize --start-server --request-timeout 1800

  5. Tableau Server 管理者アカウントを作成します。次のコマンドを実行します。

    tabcmd initialuser --server 'localhost:80' --username 'admin' --password '<password>'

    '<password>' には強力なパスワードが入ります。パスワードとその他の引数を一重引用符で囲みます。

作成した admin アカウントを使用して Tableau Server admin ウェブページにアクセスします。Tableau Server 管理者エリアへのサインインを参照してください。

ステップ 5: PostgreSQL ドライバーのインストール

Tableau Server がインストールされて適切に稼働していることを検証し、組み込みの管理ビューを確認するには、PostgreSQL ドライバーをインストールする必要があります。

  1. 「ドライバーのダウンロード」(新しいウィンドウでリンクが開く)ページから PostgreSQL ドライバーをダウンロードしてください。

  2. .jar ファイルをこのフォルダーにコピーします (手動で作成する必要がある場合があります): /opt/tableau/tableau_driver/jdbc

  3. TSM を再起動します:

    tsm restart

  4. ドライバーがインストールされていることを検証するには、Tableau Server で管理ビュー に移動します。

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