Tableau Server 外部ファイル ストア

このトピックでは、Tableau Server 外部ファイル ストアの概要について説明します。

Tableau Server ファイル ストアには、抽出とワークブックのリビジョンが保存されます。通常、Tableau Server ファイル ストアは、Tableau Server にローカルにインストールされる組み込みの Tableau Server プロセスです。Tableau Server 2020.1 以降では、ファイル ストア データを外部ストレージに保存するように Tableau Server を構成できます。外部ストレージはネットワーク共有で、一元化されたディスク容量から複数のユーザーやさまざまなクライアント デバイスがデータを取得できる専用のファイル ストレージである必要があります。Windows の場合は サーバー メッセージ ブロック (SMB)、Linux インストールの場合はネットワーク ファイル システム (NFS) がこれに該当します。LAN (Local Area Network) 上のユーザーは標準のイーサネット接続を介して共有ストレージにアクセスします。

この新しい機能を使って、Tableau Server を次の 2 つの方法で構成できるようになりました。

  • ファイル ストアをローカルにインストールします。つまり、ファイル ストアは Tableau Server ノードにインストールされます。
  • 外部ファイル ストアを使用します (2020.1 以降)。

外部ファイル ストアを使用する理由

外部ストレージを使用すると、ファイル ストアをローカルにインストールする場合に次のような利点があります。

  • 集中管理された場所: ファイル ストアをローカルにインストールする場合、データを複数のファイル ストア ノードにレプリケートする必要があり、ネットワーク帯域幅が使われます。データの場所を一元化すると、Tableau クラスタ内の複数のノードでファイル ストアを実行したり、ノード間のレプリケーションを行う必要がなくなります。また、これにより、個々のノードで必要となるディスク空き容量が少なくなるほか、データが複数のノードにレプリケートされないため、ネットワーク帯域幅の使用率が少なくなる可能性があります。
  • バックアップ時間の改善: スナップショット バックアップ技術が効果的です。Tableau Data のスナップショット バックアップを使用すると、Tableau のバックアップにかかる時間を大幅に短縮できます。

外部ファイル ストアを管理する

ライセンス管理

外部ファイル ストアを構成するには、サーバー管理アドオンのプロダクト キーを使用して、最初にこの機能を有効にする必要があります。詳細については、Tableau Server Management アドオン についてを参照してください。サーバー管理アドオン キーがアクティブになっていない、またはライセンスの有効期限が切れている場合は、次のような動作になります。

  • インストール中に外部ファイル ストアで Tableau Server を構成しようとするとエラー メッセージが表示されますが、インストールは続行でき、Tableau Server ファイル ストアはローカルにインストールされます。
  • 既に外部ファイル ストアを使用していて、サーバー管理アドオン ライセンスの有効期限が切れている場合は、次のような動作になります。
    • そのサーバーは再起動に失敗します。
    • バックアップは失敗します。
    • 有効なサーバー管理アドオン ライセンスを持っていないが、有効な Tableau Server ライセンスを持っている場合は、外部ファイル ストアをローカル ファイル ストアに移行して、サーバーを再び稼働させることができます。外部リポジトリからローカル リポジトリへの移行方法の詳細については、ファイル ストアを再構成するを参照してください。

サポートされる移行シナリオ

  • Tableau Server にローカルにインストールされているファイル ストアを外部管理ストレージ (ネットワークに接続されているストレージ) に移動します。
  • ファイル ストアを外部管理ストレージから Tableau Server に移動します。

バックアップと復元

外部ファイル ストアを使用した Tableau Server 上のバックアップは、ファイル ストアがローカルにインストールされている場合のバックアップの作成方法とは異なります。外部ファイル ストアによる Tableau Server へのバックアップと復元を行う方法の詳細については、外部ファイル ストアによるバックアップと復元を参照してください。

高可用性に関する考慮事項

Tableau Server では、外部ファイル ストアの高可用性の管理やセットアップは行われません。お使いの管理ストレージには、冗長性と高可用性をサポートするソリューションが用意されている場合があります。

トポロジ

外部ファイル ストアを使用して Tableau Server を構成すると、ファイル ストアはローカルで実行されなくなります。[サーバー ステータス] ページでは、ファイル ストア プロセスが外部ノード上にあることが示されます。

ファイル ストアが Tableau Server の外部で構成されている場合、データ エンジンとファイル ストアが同じ場所に配置されることはありません。Tableau Server データ エンジンで説明されているように、セットアップの際、データ エンジンは引き続きファイル ストアを除く他のプロセスと共に自動的にインストールされます。ただし、Tableau Server を外部ファイル ストアで構成した場合は、他のプロセスが存在しない別のノードにデータ エンジンをインストールできます。

ファイル ストアが外部で構成されている場合、データ エンジンはネットワーク経由でストレージ システム上のファイル ストア データ (抽出) にアクセスします。システム全体が要件に合わせて動作するよう、ネットワークとストレージ システムに関するいくつかの事項を考慮する必要があります。詳細については、外部ファイル ストアのパフォーマンスに関する考慮事項を参照してください。

次の図は、外部ファイル ストアを使用した Tableau Server トポロジの概要バージョンです。

次の図は、外部ファイル ストアを使用した Tableau Server トポロジの詳細なバージョンであり、各ノードにインストールされているすべてのプロセスを示しています。

 

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