Pulse for Salesforce アプリを設定する

Pulse for Salesforce アプリは、Tableau Pulse を Salesforce のデータと統合します。このアプリを使用すると、ユーザーは Salesforce で直接データに関するメトリクスを探索し、インサイトを得ることができます。Tableau Pulse のメトリクスとインサイトに関する一般的な情報については、Tableau Pulse についてを参照してください。

このアプリは、Tableau と Salesforce を接続するプロセスを自動化します。アプリを設定するには、Salesforce 組織と Tableau サイトの両方で手順を実施する必要があります。Salesforce と Tableau の間で接続が確立されると、アプリはデータを準備し、売上や商談などのメトリクスを作成します。正しいパーミッション セットに割り当てられたユーザーは、Salesforce に埋め込まれたこれらのメトリクスにアクセスできます。

Tableau Cloud の前提条件を実施する

Tableau Cloud サイトを設定する

  1. Tableau Cloud の有効化メールの指示に従ってサイトを作成します。
  2. [サイト名][URL] をコピーして、安全な場所に貼り付けます。これらは、Pulse for Salesforce アプリを設定するために必要になります。

Salesforce に対する認証タイプを設定する

  1. Tableau サイトのナビゲーション パネルから、[設定] を選択します。
  2. [認証] タブを選択します。
  3. [認証タイプ] で [追加の認証方法を有効にする] を選択します。
  4. [認証] で [Salesforce] を選択します。
  5. [埋め込みビューのデフォルトの認証タイプ] で、[Salesforce] を選択します。

多要素認証には Salesforce Authenticator アプリを使用できます。詳細については、多要素認証 と Tableau Cloudを参照してください。

Tableau Pulse と Tableau AI をオンにする

Tableau サイトで Tableau Pulse と Tableau AI のサイト設定がオンになっていることを確認します。

  1. Tableau Pulse をオンにします。Tableau Pulse をサイトに展開するを参照してください。
  2. Tableau AI をオンにします。Tableau AI の有効化を参照してください。

個人用アクセス トークンを作成する

  1. Tableau サイトで個人アクセス トークンの設定をオンにするには、サイト設定に移動し、個人用アクセス トークンのサイト設定の指示に従います。
  2. トークンを作成するには、アカウント設定に移動し、「個人用アクセス トークンを作成する」の指示に従います。
  3. [トークン名][シークレット] をコピーし、安全な場所に貼り付けます。これらは、Pulse for Salesforce アプリを設定するために必要になります。

接続済みアプリを作成する

接続済みアプリを使用すると、Tableau Pulse メトリクスを Salesforce にシームレスに埋め込むことができます。接続済みアプリの詳細については、直接信頼を使用して接続済みアプリを設定するを参照してください。

  1. ナビゲーション パネルで [設定] を選択します。
  2. [接続済みアプリ] タブを選択します。
  3. [新しい接続済みアプリ][直接信頼] の順に選択します。
  4. [接続済みアプリ名] にわかりやすい名前を入力します。
  5. [アクセス レベル] で [すべてのプロジェクト] を選択します。
  6. [ドメイン許可リスト] で [すべてのドメイン] を選択します。
  7. [作成] を選択します。
  8. [新しいシークレットを生成] を選択します。
  9. [シークレット ID][シークレット値] (目のアイコンを選択すると値が表示されます)、[クライアント ID] をコピーし、安全な場所に貼り付けます。これらは、Pulse for Salesforce アプリを設定するために必要になります。

Salesforce にアプリ パッケージをインストールする

Pulse for Salesforce アプリは、Salesforce 組織にインストールする管理パッケージです。

  1. Salesforce 組織に Salesforce 管理者としてサインインしている状態で、Pulse for Salesforce パッケージを開きます。このパッケージへのリンクは、Pulse for Salesforce アプリを購入したときに送信されています。
  2. [管理者専用インストール] を選択します。
  3. [インストール] を選択します。
  4. [サードパーティ アクセスを承認] ダイアログで、[はい、これらのサードパーティの Web サイトへのアクセスを許可します] を選択します。
  5. [続ける] を選択します。Pulse インストール ウィザードが組織にインストールされます。

重要: Salesforce 管理者アカウントの言語設定が英語以外に設定されている場合、アプリをインストールするには、自分の言語設定を一時的に英語に変更する必要があります。詳細については、「Salesforce で言語を変更する」を参照してください。アプリをセットアップしたら、言語設定を希望の言語に戻します。

Salesforce の前提条件を実施する

パーミッション セットにユーザーを割り当てる

ヒント: アプリを設定する際には、パーミッション セットを少数のユーザーに制限することを検討してください。アプリのカスタマイズが完了したら、残りのユーザーにアクセス権を付与し、アプリを再同期します。詳細については、「Tableau Pulse アプリへのアクセスを同期する」を参照してください。

データを保護するために行レベルのセキュリティを実装する必要がある場合は、セットアップ時に管理者のみをパーミッション セットに追加します。Salesforce のアクセス制御は Tableau Cloud に引き継がれないため、追加のセキュリティ対策を実装するまで、追加したユーザーはメトリクス内のすべてのデータにアクセスできます。

Pulse アプリは、Salesforce に「Pulse for Sales Cloud」というパーミッション セットを作成します。アプリへのアクセス権を持つユーザーにパーミッション セットを割り当てます。詳細については、「パーミッション セットの割り当てを管理する」を参照してください。

このパーミッション セットに追加したユーザーは、アプリを同期すると Tableau Pulse アプリにアクセスできます。少なくとも、自分自身をパーミッション セットに追加してください。

Tableau をリモート サイト URL として追加する

  1. Tableau サイトにアクセスして正しい URL を確認してください。URL は https://us-west-2a.online.tableau.com/#/site/my-site/home のようになります。https で始まり、.com で終わる URL の部分を追加します。例: https://us-west-2a.online.tableau.com
  2. Salesforce の [設定] ページに移動します。
  3. クイック検索ボックスに「Remote Site Settings」と入力し、[リモート サイト設定] を選択します。詳細については、「リモート サイトの設定」を参照してください。
  4. [リモート サイト名] に、わかりやすい名前を入力します。
  5. [リモート サイト URL] に、ステップ 1 で確認した URL を入力します。
  6. [プロトコルセ キュリティを無効にする] で、チェックボックスを選択しないでください。
  7. [有効化] で、チェックボックスを選択したままにしておきます。
  8. [保存] を選択します。

Tableau をリダイレクトの信頼できる URL として追加する

  1. Salesforce の [設定] ページに移動します。
  2. [クイック検索] ボックスに「Trusted URLs for Redirects」と入力し、[リダイレクトの信頼できる URL] を選択します。詳細については、「外部 URL に対する制限の管理」を参照してください。
  3. [新規] を選択します。
  4. リモート サイトとして追加したのと同じ URL を入力します。
  5. [保存] を選択します。

Pulse for Salesforce アプリを設定する

アプリを設定する前に、Salesforce 組織にアプリの管理パッケージをインストールする必要があります。まだパッケージをインストールしていない場合は、Salesforce にアプリ パッケージをインストールするを参照してください。

  1. [Salesforce アプリ ランチャー] で [Pulse インストール ウィザード] を検索して開きます。
  2. [開始する] を選択します。
  3. ご利用の Tableau サイトの情報を入力します。この情報がない場合は、Tableau Cloud の前提条件を実施するを参照してください。
    1. [Tableau サイト名] に Tableau Cloud URL の /site/ の後に表示される名前を入力します。たとえば、URL が https://us-west-2a.online.tableau.com/#/site/my-site/home の場合、「my-site」と入力します。
    2. [Tableau サイト URL] に、https で始まり .com で終わる URL の部分を入力します。例: https://us-west-2a.online.tableau.com
    3. [個人用アクセス トークン (PAT) 名] に、PAT を作成したときに保存したトークンの名前を入力します。個人用アクセス トークンを作成するを参照してください。
    4. [個人用アクセス トークン (PAT) シークレット] に、PAT を作成したときに保存したシークレットを入力します。
    5. [データ ソースの更新時刻] に、Tableau Cloud でデータを更新する毎日の時刻を選択します。この時間設定では、Tableau サイトで設定したタイムゾーンを使用します。
    6. [クラウドを選択] で、Pulse アプリがメトリクス データ用に接続するクラウドを選択します。
  4. [テスト接続] を選択します。Pulse アプリは、追加したサイト情報を検証します。
  5. [ユーザーの同期] で、ユーザーの同期に関するメッセージを確認し、[ユーザーを同期] を選択します。「Pulse for Sales Cloud」のパーミッション セットに対するユーザーが Tableau サイトに追加されます。
  6. [Pulse メトリクスの作成] で、[パブリッシュ] を選択します。Pulse for Salesforce アプリは、データに基づいてデータ ソース、フロー、メトリクスを作成します。
  7. [Pulse メトリクスの埋め込み] で、Tableau で接続済みアプリを作成したときに記録した [クライアント ID][シークレット ID][シークレット値] を入力します。接続済みアプリを作成するを参照してください。
  8. [Tableau Cloud 認証資格情報の更新] で、Tableau にデータの認証資格情報を埋め込むの指示に従います。[次へ] を選択します。
  9. [完了] を選択します。

Tableau で接続済みアプリを有効にする

接続済みアプリを作成するのステップで作成した接続済みアプリだけでなく、Pulse for Salesforce アプリも接続済みアプリを作成します。これらのアプリを有効にすると、Tableau Pulse を Salesforce に埋め込むことができます。

  1. Tableau Cloud のナビゲーション パネルから [設定] を選択します。
  2. [接続済みアプリ] タブを選択します。
  3. 自分で作成したアプリの場合は、アクション (...) メニューから [有効にする] を選択します。

    接続済みアプリのアクションを有効にする

  4. また、「TableauPulseForSalesCloud」という接続済みアプリも有効にします。これは、Pulse for Salesforce アプリによって作成されたアプリです。

Tableau にデータの認証資格情報を埋め込む

アプリは Tableau のデータ ソースとフローを自動的に作成し、データを Tableau Pulse 用に準備します。Tableau がデータに接続できるように、認証資格情報を埋め込みます。

フローの認証資格情報を埋め込む

  1. Tableau Cloud のナビゲーション パネルから [探索] を選択します。
  2. コンテンツ タイプ メニューで、[すべてのフロー] を選択します。

    コンテンツ タイプ メニュー

  3. 「オープン パイプ」というフローのアクション (...) メニューから、[フローの編集] を選択します。

    フローの編集アクション

  4. [接続] で、Salesforce 接続を選択します。
  5. 接続の認証資格情報を入力し、プロンプトに従ってアクセスを許可します。
  6. Tableau が組織に接続し、フロー内のエラーを解決するまで待ちます。これには 1 分もかかりません。

フローを編集して実行する

フローの最終ステップを編集して、出力が Pulse for Salesforce アプリの正しい場所に送信されるようにします。フローの操作の詳細については、「フローの構築と編成」を参照してください。

  1. フローの [出力] ステップを右クリックし、[削除] を選択します。

    フロー ステップの削除

  2. 最終ステップの後の [+] を選択し、[出力] を選択します。

    フロー ステップの追加

  3. 出力ステップの場合:
    1. [プロジェクト] で [Pulse for Sales Cloud] を選択します。
    2. [名前] で「Open Pipe Datasource」と入力します。出力の名前は正確に一致している必要があります。そうでないと、メトリクスは必要なデータを取得できません。
    3. 「完全更新」で [テーブルに追加] を選択します。
  4. 画面の右上隅で [パブリッシュ] を選択します。
  5. すべての接続に認証資格情報を埋め込むように求められたら、[認証資格情報を埋め込む] ボックスをチェックします。
  6. 通知メッセージで [フローを表示] を選択します。
  7. フロー ページで [すべて実行] を選択します。

    フローを実行ボタン

データ ソースの認証資格情報を埋め込む

  1. Tableau Cloud のナビゲーション パネルから [探索] を選択します。
  2. コンテンツ タイプ メニューで [すべてのデータ ソース] を選択します。
  3. 「Sales Cloud メトリクス データソース」というデータ ソースのアクション (...) メニューから、[接続を編集] を選択します。
  4. [接続に Salesforce 認証資格情報を埋め込む] を選択し、自分の Salesforce アカウントを選択します。
  5. [保存] を選択します。

データ ソース抽出を更新する

  1. 「Sales Cloud メトリクス データソース」というデータ ソースのアクション (...) メニューから、[今すぐ抽出を更新] を選択します。
  2. [完全更新] を選択します。

Salesforce でアプリを確認する

Pulse for Salesforce アプリは、Salesforce データに基づいて一連のメトリクスを自動的に作成します。

メトリクス説明
クローズまでの平均日数 - 受注商談を受注するまでにかかる平均期間
クローズした商談 (累計)クローズした商談の数
コンバージョン率クローズした商談の合計額に対する、受注した商談額の割合 (パーセントで表示)
創出した商談 (累計)商談の総数
オープン パイプ (日次)本日オープンな商談の商談額の合計
オープン パイプ (週次)今週オープンな商談の商談額の合計
パイプ生成 (累計)[作成日] の時間ディメンション別の、オープンな商談 (IsClosed = false) の商談額の合計
総売上[クローズ日] の時間ディメンション別の、受注した商談の商談額の合計
受注率クローズした商談の合計数に対する、受注した商談数の割合 (パーセントで表示)
  1. アプリが期待どおりに動作していることを確認するには、Salesforce アプリ ランチャーで、「Pulse」を検索します。Pulse for Salesforce のパーミッション セットが割り当てられているユーザーは、Salesforce でこのアプリを表示できます。
  2. Pulse アプリを開きます。
  3. メトリクスを選択して、そのインサイト探索ページを開きます。
  4. データが期待どおりに表示されることを確認します。表示されている期間の最初の日の場合、グラフは空になることがあります。
  5. Pulse アプリにアクセスできるユーザーを最初に制限した場合は、メトリクスを確認した後、パーミッション セットにユーザーを追加して、アプリを再同期します。詳細については、アクセスを制御するを参照してください。

メトリクスをカスタマイズする

Pulse for Salesforce アプリが作成するメトリクスは、その基になるメトリクス定義を編集することでカスタマイズできます。また、フィルターを調整することで追加のメトリクスを作成することもできます。編集は Tableau Cloud サイト上で行う必要があります。Pulse for Salesforce アプリではメトリクス定義を編集できません。

ヒント: 別のデータを使用して最初からメトリクスを作成する場合は、Tableau Pulse でメトリクスを作成するを参照してください。

Tableau Pulse でメトリクスにアクセスする

  1. Tableau Cloud ナビゲーション パネルから、[Tableau Pulse] を選択します。
  2. [メトリクスを参照] を選択して、すべてのメトリクス定義を表示します。
  3. 定義を選択すると、その定義に基づくメトリクスが表示されます。

メトリクス定義には、メトリクスのコア メタデータが含まれています。メトリクス定義に編集を加えると、その定義に基づくすべてのメトリクスが影響を受けます。メトリクス定義とメトリクスの関係の詳細については、メトリクス定義とメトリクスを参照してください。

メジャー、時間ディメンション、定義フィルターを変更する

メジャーと時間ディメンションはメトリクス定義の値の主要なコンポーネントであり、定義フィルターはその値に対する制限 (オプション) です。これらのフィールドを変更するには、メトリクス定義を編集します。メトリクス定義の主要コンポーネントの詳細については、メトリクス値の定義を参照してください。

時間ディメンションとして使用されているフィールドを変更せずにメトリクスの時間範囲を調整する場合は、既存のメトリクスをフィルタリングするだけでよいことに注意してください。詳細については、追加のメトリクスを作成するを参照してください。

  1. Tableau Pulse で、変更するメトリクスを開きます。
  2. アクション (...) メニューを選択し、[定義の編集] を選択します。

    定義の編集ボタン

  3. [メジャー][時間ディメンション]、または [定義フィルター] で、データ ソースから別のフィールドを選択します。追加したいフィールドが表示されない場合は、Salesforce データからより多くのフィールドを含めるを参照してください。

    時間ディメンションのセレクター

  4. [定義を保存] を選択します。

ヒント: 複数のフィールドのデータを結合する必要がある場合は、詳細定義の作成 (オプション)を参照してください。高度なエディターを使用すると、計算済みフィールドを作成できます。計算済みフィールドの詳細については、「Tableau で計算を使い始める」を参照してください。

メトリクス名を変更する

メトリクスに表示される名前は、その定義の名前です。定義を編集することでこの名前を変更できます。

  1. Tableau Pulse で、名前を変更するメトリクスを開きます。
  2. アクション (...) メニューを選択し、[定義の編集] を選択します。

    定義の編集ボタン

  3. [名前] に新しい名前を入力します。
  4. [定義を保存] を選択します。

インサイト ディメンションを変更する

インサイト ディメンションは、Tableau Pulse がデータに関するインサイトを生成するために使用するフィールドです。Pulse for Salesforce アプリは、一連のインサイト ディメンションをメトリクスに自動的に追加します。さらにディメンションを追加して、データ内の他のディメンションを確認することもできます。これらのディメンションは、インサイトで使用されるだけでなく、フィルターとして使用できたり、メトリクスのインサイト探索ページの質問と回答のエクスペリエンスで使用することもできます。

  1. Tableau Pulse で、変更するメトリクスを開きます。
  2. アクション (...) メニューを選択し、[定義の編集] を選択します。

    定義の編集ボタン

  3. [調整可能なメトリクス フィルター] で [フィルター オプションを追加] を選択します。調整可能なメトリクス フィルターは、インサイト ディメンションとして使用されます。
  4. 追加するフィールドを選択します。
  5. [定義を保存] を選択します。

通貨形式を変更する

既定では、メトリクスは通貨を米ドルの形式で表示します。通貨設定を調整して、数値形式と通貨記号を変更します。

  1. Tableau Pulse で、変更するメトリクスを開きます。
  2. アクション (...) メニューを選択し、[定義の編集] を選択します。

    定義の編集ボタン

  3. 数値形式で [通貨] が選択されていることを確認します。
  4. [通貨] で、通貨コードを選択します。

Salesforce データからより多くのフィールドを含める

各メトリクス定義はデータ ソースに接続され、データと Tableau 間のリンクとなります。Pulse for Salesforce アプリは、Salesforce データに基づいてデータ ソースを自動的に作成し、メトリクス定義を作成するときにそのデータ ソースを使用します。メトリクス定義を編集するときに、メジャーまたはディメンションとして追加するフィールドが使用できない場合は、データ ソースまたはフローを編集して追加します。データ ソースまたはフローを編集した後、関連するメトリクス定義を編集し、既存のフィールドを新しく追加されたフィールドに置き換えます。

「Sales Cloud メトリクス データソース」というデータ ソースは、次のメトリクスのデータを提供します。

  • クローズまでの平均日数 - 受注
  • クローズした商談 (累計)
  • コンバージョン率
  • 創出した商談 (累計)
  • パイプ生成 (累計)
  • 総売上
  • 受注率

「オープン パイプ」というフローと「オープン パイプ データ ソース」というデータ ソースは、次のメトリクスのデータを提供します。

  • オープン パイプ (日次)
  • オープン パイプ (週次)

Pulse for Salesforce アプリは、[ユーザー]、[アカウント]、および [商談] の Salesforce オブジェクトからデータを取得します。別のオブジェクトのデータが必要な場合は、次の表のフィールドに相当するものが含まれていることを確認してください。

Salesforce オブジェクトフィールド
ユーザーID、名前
アカウントID、名前、請求先州、請求先国、業種
商談ID、アカウント ID、金額、所有者 ID、作成者 ID

ヒント: 事前に構築されたデータ ソースに含まれるデータとはまったく異なるデータが必要な場合は、Salesforce コネクタを使用して新しいパブリッシュ済みデータ ソースを作成します。Salesforce データへの接続の詳細については、「Salesforce CRM」を参照してください。

組織が Snowflake などのプラットフォームを使用してデータを保存している場合は、そのデータ プラットフォームに直接接続します。詳細については、「サポートされているコネクタを使用する」を参照してください。次に、そのデータを使用して新しいメトリクス定義とメトリクスを作成します。

Tableau データ ソースを編集して新しい Salesforce データ オブジェクトを追加する

追加するデータが、データ ソースにまだ追加されていないオブジェクト内にある場合は、データ キャンバスに追加します。

  1. Tableau Cloud のナビゲーション パネルから [探索] を選択します。
  2. コンテンツ タイプ メニューで [すべてのデータ ソース] を選択します。
  3. 「Sales Cloud メトリクス データソース」というデータ ソースを開きます。
  4. [データ ソースの編集] を選択します。データ ソースの編集の詳細については、パブリッシュされたデータ ソースを編集するを参照してください。
  5. 追加するデータをキャンバスにドラッグします。
  6. 新しいオブジェクトを既存のデータに関連付けるか結合します。「データを関連付ける」 および 「データを結合する」を参照してください。
  7. [パブリッシュ] を選択します。

これで、メトリクス定義を編集すると、フィールドを選択したときに追加されたデータが表示されます。

フローを編集し、フィルタリングされたデータを変更する

メトリクスには時間ディメンションが必要です。特定の時点のデータの場合は、フローを使用してデータのスナップショットを作成し、時系列を作成する必要があります。異なるフィールドを使用するようにフローを編集すると、更新されたフローを最初に実行したときにそのデータのスナップショットが開始されます。フローの詳細については、「フローの構築と編成」を参照してください。

  1. ナビゲーション パネルで、[検索] をクリックします。
  2. コンテンツ タイプ メニューで、[すべてのフロー] を選択します。
  3. 「オープン パイプ」というフローを開きます。
  4. フローによってフィルタリングされたフィールドを調整します。詳細については、「データのフィルタリング」を参照してください。
  5. [パブリッシュ] を選択します。
  6. 通知メッセージで [フローを表示] を選択します。
  7. フロー ページで [すべて実行] を選択します。

追加のメトリクスを作成する

1 つのメトリクス定義から、その定義のフィルター オプションの組み合わせの数だけメトリクスを作成できます。特定のロールに固有のメトリクスを作成し、関連するユーザーまたはグループのみをフォロワーとして追加することを検討してください。詳細については、メトリクスの作成を参照してください。

メトリクスは、メトリクス定義に含まれるフィールドからのみ作成できます。別のフィールドを使用するには、メトリクス定義を編集するか、新しい定義を作成します。

フォロワーを追加する

個々のユーザーまたはユーザー グループをメトリクスのフォロワーとして追加できます。Tableau Cloud でフォロワーを追加する方法については、フォロワーの管理を参照してください。REST APIを「サブスクリプションの一括作成方法」で使用してフォロワーを追加することもできます。

フォロワーは、自分のメトリクスの状況を示すメール ダイジェストを受け取ります。2 つ以上のメトリクスをフォローしている場合は、データの注目すべき変更を強調表示した、インサイトの概要も表示できます。

グループの一員としてメトリクスをフォローしているユーザーは、メトリクスのフォローを個別に解除することはできません。ただし、これらのユーザーは、フォローしているメトリクスのダイジェストを受け取らないようにすることはできます。詳細については、ユーザーがダイジェストを管理できるように支援するを参照してください。

ユーザー グループを管理する

Pulse for Salesforce アプリは、「Pulse for Sales Cloud」という Tableau ユーザー グループを作成します。このグループに含まれるのは、アプリの設定時に同期した Salesforce パーミッション セットに含まれていたすべてのユーザーです。

新しいグループを作成し、特定のユーザーを追加できます。詳細については、グループを作成してユーザーを追加するを参照してください。既存のグループのユーザーを変更することもできます。詳細については、ユーザーをグループに追加 (グループ ページ)を参照してください。グループは、職務の役割が同じユーザーをメトリクスのフォロワーとして追加する場合に便利です。グループを使用すると、メトリクス内のデータへのアクセスを制限することもできます。詳細については、アクセスを制御するを参照してください。

ユーザーがダイジェストを管理できるように支援する

Tableau 管理者は、ユーザーのダイジェスト設定を変更することはできません。ユーザーは、フォローしているメトリクスのダイジェストの受信しないように個別にオプトアウトできます。

  1. Salesforce で Pulse アプリを開きます。
  2. メトリクスのページで、右上隅にあるアバター アイコンを選択し、[設定] を選択します。

    Pulse の設定オプション

  3. ダイジェストを受信するかどうかを選択します。
  4. ダイジェストを受信する頻度を選択します。
  5. [保存] を選択します。

アクセスを制御する

Salesforce に設定されているデータへのアクセス制御は Tableau Cloud に引き継がれません。Tableau Cloud のデータへのアクセスを制限しない限り、Pulse for Salesforce アプリのデータはすべてのユーザーがアクセス可能であると見なす必要があります。

Tableau Pulse アプリへのアクセスを同期する

Pulse for Salesforce のパーミッション セットに追加したユーザーは、Salesforce 内のアプリにアクセスできます。アプリへのアクセスを制限するには、このパーミッション セットにユーザーを追加または削除します。詳細については、「パーミッション セットの割り当てを管理する」を参照してください。

パーミッション セットを更新したら、ウィザードを開いてユーザーを Tableau と再同期します。

  1. [Salesforce アプリ ランチャー] で [Pulse インストール ウィザード] を検索して開きます。
  2. [新規ユーザーの同期] タブを選択します。
  3. アプリの設定時に入力したのと同じサイト情報を入力します。Pulse for Salesforce アプリを設定するを参照してください。
  4. [テスト接続] を選択します。
  5. ユーザーの同期に関するメッセージを確認し、[ユーザーを同期する] を選択します。「Pulse for Sales Cloud」パーミッション セット内のユーザーは、Tableau の「Pulse for Sales Cloud」ユーザー グループと同期されます。

個々のメトリクスへのアクセスを制限する

メトリクス定義を編集すると、データへのアクセスを特定の Tableau グループに制限できます。定義を編集する前に、アクセスを制限するために使用するユーザー グループを作成します。詳細については、グループを作成してユーザーを追加するを参照してください。

  1. Tableau Pulse で、アクセスを制限するメトリクスを選択します。
  2. アクション (...) メニューを選択し、[定義の編集] を選択します。メジャー、集計、時間ディメンション、および定義フィルターをメモします。
  3. [詳細な定義を作成する] を選択します。
  4. ステップ 2 でメモしたフィールドを、[メジャー] シェルフ、[時間ディメンション] シェルフ、[フィルター] シェルフにドラッグします。
  5. メジャー名で矢印を選択し、集計タイプを選択します。

    集計オプション

  6. フィールド検索ボックスの横にある矢印を選択し、[計算済みフィールドの作成] を選択します。

    計算済みフィールド オプション

  7. 計算エディターで、アクセスを制限するグループを含む計算を入力し、GroupName をご利用のグループ名に置き換えます。

    ISMEMBEROF('GroupName')

  8. 計算済みフィールドを [フィルター] シェルフまでドラッグします。
  9. そのフィルターの [リスト] で [カスタム値リスト] を選択します。
  10. [正しい] を選択し、[追加] を選択します。
  11. [空の場合はすべての値を含める] のチェックを外します。
  12. [OK] を選択してフィルターを適用します。
  13. [高度な分析エディター] で [適用] を選択します。
  14. [定義を保存] を選択します。

行レベルのセキュリティを実装する

ユーザーが所属組織や販売地域などに基づいて、自分に固有のデータを表示できるようにするには、データに対して行レベルのセキュリティを実装する必要があります。Tableau Cloud に行レベルのセキュリティを実装する方法はいくつかあり、目的とデータによって変わります。詳細については、Tableau の行レベルのセキュリティ オプションの概要「資格テーブルを使用した行レベル セキュリティのベスト プラクティス」を参照してください。

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