Tableau Pulse について
Tableau Pulse を使用すると、ユーザーはフォローしているメトリクスに関するパーソナライズされたデータのインサイトを受け取ることができます。これらのインサイトは、Slack およびメール ダイジェストでユーザーに直接送信され、ユーザーはすでに使用しているツールで必要なデータにアクセスできます。ユーザーがデータについてさらに詳しく知りたい場合は、Tableau Cloud のメトリクスのインサイト探索ページにアクセスできます。このページでは、ユーザーはガイド付きのデータ分析を活用して、データの変化を引き起こしている原因を特定することができます。
Tableau Pulse は Tableau Cloud でのみ使用できます。サイトで Tableau Pulse を使用できるようにするには、サイト管理者がまず設定をオンにして、操作対象の適切なデータがあることを確認する必要があります。その後、ユーザーはメトリクスのコア メタデータを指定するメトリクス定義を作成できます。ユーザーは、フィルターと時間のオプションを調整して、これらの定義に基づくメトリクスを作成し、さまざまなフォロワー グループに役立つ方法でデータの範囲を絞ります。
以下の表は、サイトを設定する Tableau 管理者、メトリクスの基礎となるメタデータを定義する Creator、既存のメトリクスを探索する Viewer、またはメトリクスを埋め込む開発者が、Tableau Pulseを使い始める際に役に立つ情報をまとめたものです。
記事 | オーディエンス | 学習内容 |
---|---|---|
Tableau Pulse 用にサイトをセットアップする | サイト管理者 | Tableau Pulse の設定、権限、要件を理解します |
Tableau Pulse でメトリクスを作成する | Creator、サイト管理者 Explorer、および Explorer (パブリッシュ可能) | 定義とメトリクス、およびその作成方法 |
Tableau Pulse でメトリクスを探索する | Creator、Explorer、Viewer | 既存のメトリクスを使用して実行できる分析のタイプ |
Tableau Pulse で手動の目標としきい値を設定する | Creator、Explorer、Viewer | メトリクスのパフォーマンスを追跡できる目標としきい値 |
Tableau Pulse で質問してインサイトを発見する(新しいウィンドウでリンクが開く) | Creator、Explorer、Viewer | 「Q&A に聞く」(単一のメトリクスの探索) または「拡張 Q&A」(Tableau の AI を活用した、グループ化されたメトリクスの探索) を使用してインサイトを見つけるオプション |
Tableau Pulse のインサイト プラットフォームとインサイト タイプ | Creator、Explorer、Viewer | Tableau Pulse で利用できるインサイト タイプと、インサイト プラットフォームの仕組みに関する一般情報 |
Tableau Pulse インサイトに関するアラートを受け取る | Creator、Explorer、Viewer | フォローしているメトリクスに関する新たな好ましくない傾向 |
Tableau Pulse のメトリクスとダッシュボードを操作する | Creator、サイト管理者 Explorer、および Explorer (パブリッシュ可能) | Pulse のダッシュボード オブジェクトとダッシュボード データに基づく推奨メトリクス |
Tableau Pulse REST API メソッド(新しいウィンドウでリンクが開く) | 開発者 | メトリクスの作成、メトリクスの詳細の取得、インサイトの生成などを行う API メソッド |
Tableau Pulse の埋め込み(新しいウィンドウでリンクが開く) | 開発者 | ウェブ ページにメトリクスを埋め込むための Tableau 埋め込み API ウェブコンポーネント |
Pulse for Salesforce アプリを設定する | Salesforce のお客様 | Salesforce のお客様が購入できる Pulse アプリ |
Tableau Pulse Lightning Web コンポーネントの構成 | Salesforce のお客様 | Salesforce Lightning ページ用の Tableau Pulse Lightning Web コンポーネント |
Tableau Mobile でデータを操作する(新しいウィンドウでリンクが開く) | Creator、Explorer、Viewer | Tableau Pulse on Mobile |
追加日: 2025 年 6月 5 日
オフサイクルのアラート メールで最新情報を入手
Tableau Pulse では、ダイジェストの受信をスケジュールしていない日でも、アラートが特定された際にメールが送信されるようになりました。以前は、アラートはダイジェストの一部としてのみ送信されていました。ダイジェストの頻度が毎週または毎月に設定されている場合、ダイジェストのない日に見つかったアラートに関するメール通知は届きませんでした。アラートの詳細については、「Tableau Pulse インサイトに関するアラートを受け取る」を参照してください。
追加日: 2025 年 5月 22 日
メトリクスのしきい値のセットアップ
データ ソースまたは手動のしきい値を設定すると、しきい値に対するメトリクスのパフォーマンスを測定できます。データ ソースのしきい値は、メトリクス定義で設定する動的な値です。手動のしきい値は、個々のメトリクスに設定する単一の静的な値です。メトリクスを閲覧するすべてのユーザーにしきい値が表示されます。詳細については、「データ ソースの目標としきい値の設定」と「Tableau Pulse で手動の目標としきい値を設定する」を参照してください。
追加日: 2025 年 5月 7 日
カスタム カレンダーの設定
標準のグレゴリオ暦が組織のデータに合わない場合は、カスタム カレンダーを設定します。4-5-4 小売カレンダーなどのカレンダーを柔軟に構成できるようになりました。Tableau Pulse は、カスタム カレンダーに基づいて、さまざまな時間範囲と比較期間のメトリクス データを集計します。詳細については、「カスタム カレンダーの設定」を参照してください。
拡張 Q&A (詳しく学ぶ) でディメンション 要素に基づく質問をする
拡張 Q&A (詳しく学ぶ) の自然言語を通じて、ユーザーが自由に好奇心に従ってさまざまな地域、セグメント、期間を探索できるようにします。「詳しく学ぶ」では、ディメンションの値 (地域、製品、セグメント) に基づいてメトリクスをフィルタリングする質問を処理したり、ディメンションの要素 (西部と東部) を比較したりして、意味のあるパターンを発見できるようになりました。
たとえば、「カリフォルニアの売上を表示して」、「APAC と EMEA を比較」とリクエストすると、互換性のあるメトリクスのフルセットまで自動的に探索を広げます。詳細については、「Tableau Pulse で質問してインサイトを発見する」を参照してください。
拡張 Q&A (詳しく学ぶ) で質問を行い、希望の言語で回答を得る
拡張 Q&A (詳しく学ぶ) では、Tableau Cloud がサポートしている言語に合わせて、多言語の質問と回答をサポートするようになりました。質問の候補、フォローアップの質問、インサイトの概要は、サイトの言語設定に合わせて調整されます。「詳しく学ぶ」は、質問時に入力言語を検出し、サイトやデータの言語と異なる場合であっても、その言語で LLM 回答を返します。メトリクス名とフィルターは、明確さと一貫性を保つために、常に元の作成された言語のままになります。詳しくは、「「詳しく学ぶ」の質問と回答の多言語サポート」を参照してください。
追加日: 2025 年 4 月 24 日
メトリクス定義を認証する
メトリクスを認証することによって、その定義が信頼され、推奨されていることを他のユーザーに伝えます。認証バッジは、認証された定義に基づくメトリクスに表示されます。このバッジにより、ユーザーはこれらのメトリクスに基づいて、自信を持ってビジネス上の意思決定を行うことができます。
定義の編集または作成の一部である新しいガバナンス ステップで、メトリクス定義を認証します。メトリクス定義の既存のパーミッション設定もガバナンス ステップに移行しました。詳細については、「ガバナンスの構成」を参照してください。
追加日: 2025 年 4月 10 日
インサイトのサマリーのメトリクスをカスタマイズする
メトリクスをフォローすると、そのメトリクスに関する注目すべき変化が、Tableau Pulse ホームページの上部にあるインサイトのサマリーと、Slack およびメール ダイジェストに表示されます。メトリクスをミュートすることで、これらのサマリーをさらにカスタマイズできるようになりました。メトリクスをミュートすると、その特定のメトリクスに関するインサイトは、メトリクスのフォローを解除しなくてもサマリーから削除されます。詳細については、「ホームページとダイジェストをカスタマイズする」を参照してください。
追加日: 2025 年 3月 27 日
メトリクスのカスタム比較日付を設定する
[今日] または [昨日] にフィルタリングされたメトリクスの場合、カスタム比較は、前日または 1 年前の同じ日との比較よりも優先されます。この比較オプションを使用すると、毎年同じ日に開催されないイベントのデータを比較できます。詳細については、「カスタム日次比較の設定」を参照してください。
メトリクス値の小数点以下の桁数を選択する
データを一貫した小数点以下の桁数で書式設定する必要がある場合は、0 から 5 までの正確な数を選択できます。既定では、表示する小数点以下の桁数は Tableau Pulse によって自動的に決定されます。値が大きいほど小数点以下の桁数は少なくなります。詳細については、メトリクス オプションの定義を参照してください。
追加日: 2025 年 3月 13 日
「拡張 Q&A」 (Tableau+) でさらに多くのインサイトを見つける
「拡張 Q&A (発見)」を使用すると、ビジネス クリティカルなメトリクスのグループ全体にわたってインサイトを簡単に探索してから、[Discover (発見)] ページでさらに深く掘り下げることができます。Tableau Pulse のメトリクスがデータ ソース、定義、または時間範囲別にグループ化されている場合、「発見」は統計アルゴリズムを使用して、グループ化されたメトリクスを調べ、関連性があるインサイト、興味深いインサイト、調査する価値のあるインサイトを明らかにします。
「拡張 Q&A (発見)」エクスペリエンスは、直感的に理解できる主要なインサイト、関連する Viz、ソース参照、提案された補足質問を提供して、さらに深く掘り下げられるようにします。Tableau の AI が活用されているため、データに関して、自分の言葉で質問して、関連する回答を自然言語で得ることができます。
「拡張 Q&A (詳しく学ぶ)」は、Web とモバイルの両方で Tableau Pulse の Tableau+ プレミアム機能として利用できます。「拡張 Q&A (詳しく学ぶ)」は、Tableau Cloud のサイト設定で有効にする必要があります。また、Salesforce 組織に接続し、その選択した Salesforce 組織に対して Einstein 生成 AI が設定されている必要があります。詳細については、「Tableau Pulse で質問してインサイトを発見する(新しいウィンドウでリンクが開く)」と「Tableau で「拡張 Q&A (発見)」をオンにする(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。
「Q&A に聞く」のあらゆる言語で向上したセマンティック マッチ
この設定をオンにすると、「Q&A に聞く」を使用するときに、あらゆる言語のセマンティック マッチが強化されます。この設定がオンになっていると、質問とインサイトのテキストがセマンティック マッチの一部として OpenAI に送信されます。OpenAI へのすべての呼び出しは Einstein Trust Layer(新しいウィンドウでリンクが開く) を経由します。詳細については、「Tableau で「Q&A に聞く」のセマンティック マッチを向上させる設定をオンにする(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。
新たな好ましくない傾向に関するアラートを受け取る
ユーザーがフォローしているメトリクスのデータに関して新たな好ましくない傾向が Tableau Pulse によって検出されると、ユーザーは、その傾向に関するアラートをメールと Slack ダイジェストで受け取ります。Tableau Mobile を使用している場合は、モバイル デバイスでも通知されます。詳細については、「Tableau Pulse インサイトに関するアラートを受け取る」を参照してください。
誰がデータ ソースからメトリクスの定義を作成できるかを制御する
データ ソースには、メトリクスの定義を作成する新しいパーミッション機能があります。この機能により、誰がデータ ソースからメトリクスの定義を作成できるか、および誰がそのデータ ソースを使用するメトリクスを表示できるかを個別に制御できるようになりました。詳細については「、メトリクス定義を作成するためのパーミッション」を参照してください。
Tableau Pulse がダイジェストの生成を開始するタイミングを調整する
Tableau サイト管理者は、Tableau Pulse がメールと Slack ダイジェストの生成を開始する時刻を設定できます。そのため、データが特定の時刻に更新された場合、ダイジェストには最新のデータが反映されます。詳細については、「ダイジェストの開始時刻を設定する」を参照してください。
データ ソース目標の集計タイプを設定する
Tableau Pulse がデータ ソース目標のデータを集計する方法を選択できるようになりました。メジャーを合計、平均、中央値、最大値、または最小値として集計できます。また、ディメンションをカウントまたはカウント (個別) として集計して、メジャーを作成できます。以前は、すべてのデータ ソース目標が合計として集計されていました。さらに、任意の集計を使用するメトリクスの定義のデータ ソース目標を設定できるようになりました。以前は、メジャーが合計またはカウントとして集計されるメトリクスの定義に対してのみ、データ ソース目標を作成できました。詳細については、「データ ソースの目標としきい値の設定」を参照してください。
高度なデータ ソース目標を作成する
高度なエディターを使用すると、使い慣れた Tableau Viz 作成環境でデータ ソース目標を作成できます。高度なエディターを使用して、計算フィールドに基づいて目標を作成できます。詳細については、「データ ソースの目標としきい値の設定」を参照してください。