データのフィルターリング

: バージョン 2020.4.1 以降では、Tableau Server および Tableau Cloud でフローの作成と編集を行えるようになりました。このトピックの内容は、特に記載がない限り、すべてのプラットフォームに適用されます。Web 上でのフローの作成の詳細については、Tableau Server(新しいウィンドウでリンクが開く) および Tableau Cloud(新しいウィンドウでリンクが開く) ヘルプの「Web 上の Tableau Prep」を参照してください。

Tableau Prep では、データのフィルターリングに使用できるさまざまなオプションが用意されています。たとえば、[保持] または [除外] を使用して、[プロファイル] カード、データ グリッド、または結果のカードのフィールドで特定の値をワンクリックでフィルターリングしたり、複雑なフィルターリングのニーズに対応するさまざまなフィルター オプションの中から選択したりします。また、フィールド全体を保持または削除することもできます。

フローのいずれかのステップでデータのフィルターリングを実行します。単に特定の値を変更する場合は、[値の編集] を選択してインラインで値を編集するか、値を Null に置き換えることができます。フィールド値の編集に関する詳細については、フィールド値の編集(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

フィールドの保持または削除

フロー内でデータを操作するときに、不要なフィールドを削除する必要が生じる場合があります。[プロファイル] ペインまたはいずれかのクリーニングまたはアクション ステップのデータ グリッドで、1 つまたは複数のフィールドを選択して右クリック (MacOS では Ctrl を押しながらクリック) し、[削除] で選択したフィールドを削除するか、[保持] (Tableau Prep Builder バージョン 2019.2.2 以降および Web 上) で選択したフィールドのみを保持し、それ以外のフィールドはすべて削除します。

フィールドの非表示

Tableau Prep Builder ではバージョン 2021.1.4 以降、Tableau Server または Tableau Cloud では、バージョン 2021.1 以降でサポートされています。

フローにクリーニングする必要がないフィールドがあるものの、それらを引き続きフローに含めたい場合は、フィールドを削除せずに非表示にすることができます。これらのフィールドのデータは、フィールドを表示するか、フローを実行して出力を生成するまで読み込まれません。

フィールドを非表示にすると、非表示フィールドと呼ばれる新しいプロファイル カードが自動的に [プロファイル] ペインに追加され、必要に応じてリストからフィールドを非表示にすることができます。

非表示フィールドはほとんどの操作で含めることができますが、結合、集計、およびピボットでは、フィールドを表示してこらのステップ タイプのいずれかで使用できるようにする必要があります。これらの操作のいずれかで使用した後にフィールドを非表示にすると、フィールドは非表示として表示され、操作には影響がありません。

すべての非表示フィールドは、目 アイコンでタグ付けされています。

フィールドの非表示または表示

フィールドの非表示または表示の切り替えは、インプット ステップまたはクリーニング ステップで行う必要があります。クリーニング ステップでは、[プロファイル] ペイン、日付グリッド、およびリスト ビューからフィールドを非表示または表示することができます。

インプット ステップの場合

  1. データに接続します。
  2. インプット ステップで、非表示または表示するフィールドを選択します。
  3. アイコンをクリックして、フィールドを非表示または表示します。

    インプット ステップでのフィールドの複数選択は、バージョン 2023.1 以降でサポートされています。

[プロファイル] ペインの場合

  1. 非表示にするフィールドを選択します。
  2. [その他のオプション] メニューまたはツールバー メニューから、右クリック、または Ctrl キーを押しながらクリック (MacOS) して、[フィールドの非表示] または[フィールドの非表示] 選択します。

  3. 非表示フィールドを示す新しいプロファイル カードが生成されます。

  4. フィールドを表示するには、[非表示フィールド] プロファイル カードで、1 つ以上のフィールドを選択し、目 アイコンをクリックするか、右クリック、または Ctrl キーを押しながらクリック (MacOS) して、メニューから [フィールドの表示] を選択します。

リスト ビューの場合

  1. クリーニング ステップのツールバーで、リスト ビュー アイコンをクリックしてリスト ビューに変更します。
  2. 1 つまたは複数のフィールドを選択して非表示または表示します。
  3. アイコンをクリックして、フィールドを非表示または表示します。

各データ型で利用可能なフィルター

データ型利用可能なフィルター
文字列計算、ワイルドカード一致、Null 値、選択した値
数値計算、値の範囲、Null 値、選択した値
日付、日付と時刻計算、日付の範囲、相対日付、Null 値、選択した値

フィルター オプションの場所

フィールドで使用できるさまざまなフィルター オプションを表示するには、[プロファイル] カード、データ グリッド、または [結果] ペインで、[その他のオプション] メニューをクリックします。データ グリッドでメニューを表示するには、最初に [プロファイル ペインの非表示] ボタンをクリックしてから、[その他のオプション] をクリックします。

計算フィルター

[計算] を選択すると、[フィルターの追加] ダイアログ ボックスが開きます。計算を入力し、それが有効であることを検証して [保存] をクリックします。バージョン 2021.4.1 以降では、計算フィルターにパラメーターを含めることもできます。詳細については、フィルター計算へのユーザー パラメーターの適用を参照してください。

注: インプット ステップでは、これが使用可能なフィルターの唯一のタイプです。[プロファイル] カード、データ グリッド、または [結果] ペインでは、その他のすべてのタイプのフィルターを使用できます。

選択した値のフィルター

Tableau Prep Builder バージョン 2019.2.3 以降および Web 上では、[選択した値] フィルターを使用して、サンプルに含まれていない値であっても、フィールドで保持または除外する値を選択できます。右側のペインで、[保持] または [除外] タブをクリックしてアクションを選択し、検索用語を入力して値を検索するか、[値の追加] をクリックして、データ セットに含まれるがサンプルには含まれていない値を追加します。[完了] をクリックしてフィルターを適用します。

注: このフィルター オプションは、[集計] または [ピボット] のステップ タイプでは使用できません。

値の範囲フィルター

特定の範囲内にある値をフィルターによって見つけます。[値の範囲] を選択すると、範囲を指定したり、最小値または最大値を設定できます。

日付の範囲フィルター

特定の日付範囲内にある値をフィルターによって見つけます。[日付の範囲] を選択すると、日付の範囲を指定したり、最短または最長の日付を設定できます。

相対日付フィルター

[相対日付] フィルターを使用して、データに表示する年、四半期、月、週、または日の正確な範囲を指定します。また、特定の日付を基準とするアンカーを構成し、NULL 値を含めることもできます。

注: 「最終」の日付期間には、まだ一部の日付がまだ到来していない場合でも、現在の暦の単位がすべて含まれます。たとえば、最終月を選択し、現在の日付が 1 月 7 日である場合、1 月 1 日から 1 月 31 日までの日付が表示されます。

ワイルドカード一致フィルター

[ワイルドカード一致] を選択すると、フィールド値をフィルターリングして、パターンに一致する値を保持あるいは除外することができます。フィルター エディターで [保持] あるいは [除外] タブを選択し、一致させる値を入力してから、[一致するオプション] 条件を設定して探している値を返します。

フィルター エディターの左側のペインにフィルターリング後の結果が表示され、結果を確認したり、調整したりできます。適切な結果が得られたら、[完了] をクリックして変更を反映します。

Null 値フィルター

[Null 値] を選択すれば、選択したフィールドの値をフィルターリングして、Null 値だけを表示あるいは除外することができます。

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