管理者インサイトを使用したカスタム ビューの作成

管理者インサイトを使用して、Tableau Cloud 展開で視認性を高めることができます。

管理者インサイトとは、サイトのデータに関する慎重にキュレーションされたデータ ソースと事前作成されたワークブックが事前に設定されている Tableau Cloud のみのプロジェクトです。管理者インサイトのプロジェクトで入手可能なリソースを使用して、サイトに関するさまざまなよくある質問に回答する際に役立つカスタム ビューを作成できます。

例:

  • 組織での Tableau Cloud の普及率はどの程度か?

  • サイトの展開にどのような一般的な傾向があるか?

  • どのコンテンツが人気か?

  • ユーザーは何をしているか?

  • ライセンスをどのように割り当てるべきか?

管理者インサイト データ ソースへの接続

サイト管理者または管理者インサイト プロジェクトへのアクセス権を付与されているユーザーは、Web 作成を使用して、または Tableau Desktop 経由で Tableau Cloud から直接、管理者インサイト データ ソースにアクセスできます。

Tableau Cloud より

  1. Tableau Cloud にサインインし、[管理者インサイト] プロジェクトに移動します。

  2. [作成] > [ワークブック] を選択し、開始するデータ ソースを 1 つ選択します。

Tableau Desktop から

  1. Tableau Desktop を開き、[接続] の下で [Tableau Server] を選択します。

    注: Tableau Cloud にまだサインインしていない場合、[Tableau Server サインイン] ダイアログで [Tableau Cloud] ハイパーリンクをクリックします。Tableau Cloud の認証資格情報を入力し、[サインイン] をクリックします。

  2. 検索ボックスに、目的のデータソースの名前を入力します。

  3. データ ソースを選択し、[接続] をクリックして分析を開始します。

カスタム ビューの作成開始

サイトとユーザー メトリクスの分析方法を考える際は、組織がよく尋ねる次の質問のいくつかについて検討してください。

  • 最も一般的なビューやデータ ソースは何か?

  • 最もアクティブなユーザーは誰か (つまり、誰がパワー ユーザーか)?

  • サイト上で最も実行されることが多いタスクは何か?

  • 使用されているライセンスはいくつか?

  • サイトに 90 日以上サインインしていないのは誰か?

事前作成されたワークブックを確認する

前述の質問 (およびその他の質問) に答えるには、事前作成されたワークブック「管理者インサイト スターター」にアクセスし、どのようなインサイトが得られるかを確認します。このワークブックは、サイトや組織に関連する固有の質問に対処する、より詳細なダッシュボードやワークブックを作成するためのテンプレートとして機能します。

2024 年 10 月より、管理者インサイト スターター ワークブックのローカライズ版が Tableau Exchange(新しいウィンドウでリンクが開く) のアクセラレーターとして利用可能になりました。

フォーカス: サイト アクティビティ
データ ソース: TS Users

このダッシュボードを使用して、ユーザー ロール別の高度なサイト アクティビティを探索します。

このダッシュボードには、サイトのログとアクティビティ メトリクスを分析できる方法の一部が表示されます。管理者インサイトは、最大 90 日相当のデータ (Advanced Management ライセンスでは 365 日相当) を取得しますが、[Last Publish (最終パブリッシュ日)] と [Last Access (最終アクセス日)] の日付はサイトが作成された日付まで戻ることができます。

このダッシュボードで実行可能な内容:

  • 右上隅のパラメーター コントロールを使用して、[Inactivity threshold (非アクティブなしきい値)] (既定では黄色) を変更する。

  • アクティビティの種類に基づいて、ユーザーにメールを送信できる URL アクションを作成する。たとえば、過去 90 日間でサイトにサインインしていない場合、コンテンツにアクセスしていない場合、またはコンテンツをパブリッシュしていない場合に、ユーザーへメールを送信します。

  • このダッシュボードに追加のビューを作成して、過去 90 日間 (既定) のアクティビティ (サインイン、アクセス、またはパブリッシュ) と過去 30 日間、60 日間、およびすべての日のアクティビティとを比較する。

データ ソースを確認する

または、管理者インサイトのデータに直接接続することができます。各フィールド (ディメンションとメジャーの両方) にカーソルを合わせて自分のデータを確認し、キャプチャされているデータの説明を読みます。

TS イベントは、主要な監査データ ソースとして機能します。TS イベントには、サインイン、パブリッシュ、アクセスされたビューなど、サイトで発生するさまざまなイベントに関するデータが含まれます。

例: 一番人気のあるビューはどれか?

  1. 管理者インサイト データ ソースへの接続 に記載されている手順のいずれかを使用して、TS イベント データ ソースに接続します。

  2. [データ] ペインから [アイテム名][行] シェルフに、[イベント数][列] シェルフにドラッグします。

  3. [データ] ペインから [アイテム タイプ][フィルター] シェルフにドラッグし、[ビュー] チェックボックスをオンにします。

このデータ ソースをさらに活用する: Tableau Prep を使用すると、次のフィールドで管理者インサイトのデータ ソースを結合して、サイトの視認性を高めることができます。複数の Tableau Cloud サイトからデータを分析している場合は、「サイト LUID = サイト LUID」でも結合する必要があります。

  • 「アクター ユーザー ID = ユーザー ID」で TS イベントを TS ユーザーに結合します

  • 「アイテム ID = アイテム ID」および「アイテム タイプ = アイテム タイプ」で TS イベントをサイト コンテンツに結合します

詳細については、Tableau Prep ヘルプの「データの集計、結合、ユニオン」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。