作業内容の保存
Tableau でデータを分析または使用しているときは、いつでも作業内容を保存できます。
Tableau Desktop の場合
Tableau Desktop では、次のように複数の方法を使用して作業内容を保存できます。
ワークブックを自動的に保存する - ワークブックを元のファイルと同じ場所に自動的に保存します。クラッシュが発生した場合、復元されたバージョンを使用できます。
- ワークブックの保存 – 開いているワークシートをすべて保存します。
パッケージド ワークブックの保存 – ワークブックをすべての参照先ローカル ファイル データ ソースおよびイメージと共に 1 つのファイルに保存します。
ブックマークの保存 – 現在のワークシートを保存します。
ワークブックとブックマークは、ワークブックで使用する関連データ ソースへのアクセス権がある同僚と共有できます。同僚がデータ ソースへのアクセス権を持っていない場合は、パッケージド ワークブックを保存できます。
ビニングされたメジャー、計算フィールド、グループ、セットなどのカスタム フィールドは、ワークブックやブックマークと一緒に保存されます。
ワークブックを自動的に保存する
Tableau Desktop では数分毎に作業が自動的に保存されます。Tableau が予期せず終了したときに、数時間の作業が失われることはありません。この機能は既定で有効になっていますが、ツールバーの [ヘルプ] > [設定とパフォーマンス] > [自動保存の有効化] からオフにできます。
注: このオプションが表示されない場合は、システム管理者がこの機能を無効にした可能性があります。
Tableau がクラッシュした場合、ワークブックの復元されたバージョンが .twbr 拡張子を付けて自動的に作成され、元のファイルと同じ場所、または マイ Tableau リポジトリ/Workbooks フォルダーに保存されます。新しいワークブックは、"Book1" + 数値 ID の名前で保存されます。再度 Tableau を開くと、復旧ダイアログ ボックスに、フローを続行するために選択して開くことができる、復旧されたファイルのリストが表示されます。
同じダイアログ ボックスから不要なファイルを削除することもできます。
インストール時にこの機能をオンまたはオフにする方法の詳細については、「Tableau Desktop 展開ガイド」の「インストールの前に」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
ワークブックの保存
Tableau Desktop を開くと、自動的に新しいワークブックが作成されます。ワークブックには作成した作業内容が保持され、1 つ以上のワークシートで構成されています。各ワークシートにはデータの特定のビューが含まれています。
Tableau ワークブックを保存するには
[ファイル] > [保存] を選択します。
[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスでワークブックのファイル名を指定します。
既定では、ファイルは .twb 拡張子で保存されます。既定では、ワークブックはマイ Tableau リポジトリの [ワークブック] フォルダーに保存されます。このリポジトリは、[ドキュメント] フォルダーにあります。任意のディレクトリに Tableau ワークブックを保存できます。
Tableau ファイル名に、フォワード スラッシュ (/)、バック スラッシュ (\)、大なり記号 (>)、小なり記号 (<)、アスタリスク (*)、疑問符 (?)、二重引用符 (")、パイプ記号 (|)、コロン (:)、セミコロン (;) を含めることはできません。
開いているワークブックのコピーを保存するには、次の操作を行います。
- [ファイル] > [名前を付けて保存] を選択し、新しい名前を指定してファイルを保存します。
パッケージド ワークブックの保存
パッケージド ワークブックには、ワークブックと共にローカル ファイル データ ソースや背景イメージのコピーが含まれます。ワークブックは、元のデータ ソースやイメージにはリンクされません。これらのワークブックは .twbx ファイル拡張子で保存されます。他のユーザーも Tableau Desktop または Tableau Reader を使用してパッケージド ワークブックを開くことができます。このとき、ワークブックが含まれているデータ ソースにアクセスする必要はありません。
ワークブックをパッケージド ワークブックとして保存する方法の詳細については、パッケージド ワークブック(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
ブックマークの保存
1 つのワークシートを Tableau ブックマークとして保存できます。ブックマークを保存すると、Tableau はワークシートのスナップショットを作成します。ブックマークには [ブックマーク] メニューを使用してワークブックからアクセスできます。ブックマークの付いたワークシートを開くと、ブックマークが付けられた時の状態でワークブックにワークシートが追加されます。自動的に更新または変更されることはありません。ブックマークは、頻繁に使用するワークシートがある場合に便利です。
Tableau ブックマークを保存するには
[ウィンドウ] > [ブックマーク] > [ブックマークの作成] を選択します。
[ブックマークの作成] ダイアログ ボックスでブックマークのファイル名と場所を指定します。
Tableau によりファイルが .tbm 拡張子で保存されます。既定の場所は Tableau リポジトリのブックマーク フォルダーです。任意の場所に保存できます。Tableau リポジトリに保存されていないブックマークは、[ブックマーク] メニューに表示されません。
ブックマークは、ファイルやドキュメントと同様にフォルダーに整理できます。これは、管理するブックマークの数が多い場合に便利です。たとえば、ブックマークを従業員名、製品タイプ、売上結果などに基づいて整理します。ブックマークは、新しいフォルダーの作成、既存のフォルダーの名前変更、既存のブックマーク ファイルの名前変更などを行って整理できます。
ブックマークの削除は、コンピューター上の他のファイルを削除する方法と同じです。Tableau リポジトリのブックマーク フォルダーからブックマークを削除すると、次回 Tableau を開始したときに [ブックマーク] メニューに表示されません。
注: ブックマークは一般にワークシートのスナップ ショットであり、データ接続、書式設定などを含んでいますが、パラメーター値や [ページ] シェルフの現在のページ設定は含みません。
Web 作成の場合
Tableau Server または Tableau Cloud のビューで作成、編集、および操作する場合に、次のように作業内容を保存する方法が複数あります。
ワークブックの保存 - 指定したプロジェクトにワークブックを保存します。
ワークブックのコピーを保存 - 指定したプロジェクトにワークブックのコピーを保存します。
カスタム ビューとして変更を保存 - 変更内容をカスタム ビューとして保存します。カスタム ビューは元のビューと関連付けられており、元のビューが更新されるとカスタム ビューも更新されます。
ワークブックの保存
Tableau Server または Tableau Cloud で新しいワークブックを作成したり既存のワークブックを編集したりするときは、いつでも作業内容を保存できます。
ワークブックを保存するには、次の操作を行います。
Web 編集モードで、[ファイル] > [保存] を選択します。
注: ワークブックを初めて保存する場合は、必ず [ファイル] > [名前を付けて保存] を選択してください。
既存のワークブックのコピーの保存
既存のビューを変更した内容で上書きしたくない場合もあります。このような場合は、既存のワークブックのコピーを保存できます。これにより、既存のワークブックは変更されずに残り、作成したコピーを編集できるようになります。
注: 既存のワークブックのコピーを保存しても、元のワークブックが更新または再パブリッシュされたときに更新されません。また、元のビューが削除されても削除されることはありません。元のビューと共に更新されるビューを作成する場合は、カスタムビューとしての変更の保存セクションを参照してください。
ワークブックのコピーを保存するには、次の操作を行います。
Web 編集モードで、[ファイル] > [名前を付けて保存] を選択します。
開かれた [ワークブックの保存] ダイアログ ボックスで、次の手順を行います。
名前: ワークブックの名前を入力します。
プロジェクト: ワークブックを保存するプロジェクトを選択します。
(オプション) [シートをタブとして表示] を選択し、ワークブック内のすべてのワークシート、ダッシュボード、およびストーリーを別のタブで表示します。
[保存] をクリックします。
注: データ ソースを Tableau Server または Tableau Cloud にパブリッシュしたユーザーには、保存しようとしているワークブックに含まれるパブリッシュされたデータ ソースへのアクセスに対する認証資格情報も設定できる場合があります。これらの認証オプションは、[ワークブックの保存] ダイアログ ボックスに表示されます。詳細については、トピック「パブリッシュされたデータにアクセスするための認証資格情報を設定する」(新しいウィンドウでリンクが開く)で認証タイプを確認してください。
カスタムビューとしての変更の保存
ビューを開くたびに同じ変更を加えるようであれば、変更をカスタム ビューとして保存することを検討した方が良い場合があります。このオプションは Web 編集モードでは使用できませんが、ビューを開いて操作している間はアクセスできます。
カスタム ビューによって元のビューが変更されることはありませんが、カスタム ビューは元のビューと関連付けられています。元のビューが更新または再パブリッシュされると、カスタム ビューも更新されます。
また、カスタム ビューを他のユーザーに表示するか (パブリック) か、自分だけ (プライベート) にするかを選択することもできます。
カスタム ビューおよびその作成方法の詳細については、カスタム ビューの使用(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。