サイト管理者のロールとタスク
このトピックは、Tableau Cloud サイト管理者の典型的な役割と、関連するデータ マネージャーの役割との相違について説明します。その後、サイト管理者が Tableau Cloud サイトを設定するために完了するコア タスクを一覧します。このセクションの追加のトピックでは、各手順について詳しく説明しています。
サイト管理者の役割の定義方法
サイト管理者は、組織内の Tableau Desktop ユーザーがデータ ソースおよびワークブックのパブリッシュ、共有、管理、およびそれらへの接続ができるようにフレームワークを作成および管理する責任を担う担当者として定義されています。たとえば、サイト マネージャーは、サイトにパブリッシュされたコンテンツを直接操作するのではなく、サイト ユーザーとそれらのパーミッションについて操作します。
Tableau Cloud サイト管理者は、通常、組織の IT チームに所属しています。組織に正式な IT チームがない場合、サイト管理者は、この役割を担う Tableau Desktop に精通したユーザーであることがあります (言わば、障害対応管理者)。
通常、サイト管理者の責任の範疇外のタスク
このドキュメントでは、サイト管理者とデータ マネージャーの役割を区別しています。データ マネージャーはデータ ソースを作成し、それを Tableau Cloud にパブリッシュする役割を担います。それでも、組織によっては同じ担当者が両方の役割を担う場合もあります。実際には、環境に適した方法でこれらの責任を分担することになります。データ マネージャーの責任の範疇の詳細については、「データ ソースとワークブックのパブリッシュ」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
サイトの設定手順
次の表は、サイトを設定する手順の概略を示しています。組織にとって有意義な任意の順序で手順を完了できます。このトピックの末尾に、各手順の詳しい参照先へのリンクが一覧されています。
サイトを構成する前に、サイトの認証オプション、ユーザーのサイト ロール、プロジェクト、およびパーミッションに精通しておくことをお勧めします。プロジェクト、グループおよび全体のパーミッション戦略について計画を立案しドキュメント化してください。これらの問題を解決するために、さまざまな設定を試行するためのテスト プロジェクトを設定するのも良い方法です。ユーザーがサイトで作業を開始した後でも多くのサイト設定を変更できますが、本稼働後の変更は最小限に留めるように心がけてください。
ロゴのアップロード | このシンプルな最初の手順は、組織のブランドをサイトに統合する一方、環境に慣れるために役立ちます。サインインして、[設定] ページに移動し、示された場所にロゴをアップロードします。 |
サイト アクセスの構成 | 組織でシングル サインオンを使用している場合は、Google アカウントまたは SAML 認証を使用するようにサイトを構成できます。それ以外の場合は、各ユーザーが Tableau Cloud に一意の電子メール アドレスとパスワードを使用してサインインする既定の Tableau ID 認証を使用できます。 認証タイプに加え、ユーザーが初回のサインインの後、Tableau クライアントから直接サインイン可能にするかどうかを決定できます。これは既定では有効になっています。 |
プロジェクトの作成 | プロジェクトは、サイトにパブリッシュされたデータ ソースおよびワークブックへのユーザーのアクセス (パーミッション) を管理するために役立ちます。既定プロジェクトのすべてのコンテンツに既定のグループとパーミッションを設定し、プロジェクトをロックして、その後、それを作成するその他のプロジェクトのテンプレートとして使用できます。 プロジェクトはステージング環境として使用することもできます。 |
パーミッション構造の設定 | Tableau では、パーミッションはサイト ロールと連携して、サイトおよびそのコンテンツへのユーザーのアクセスを形成します。 |
ユーザーの追加 | Tableau Cloud にアクセスする各ユーザーはサインインする必要があります。サイトにサインインできるユーザーを決定します。Google または SAML 認証が有効になっている場合、どのユーザーがシングル サインオン認証資格情報を使用してサインインし、どのユーザーが TableauID 認証資格情報を使用してサインインするかを決定します。 認証タイプに基づいて、一度に複数のユーザーを追加またはインポートできます。 |
データを Tableau Cloud に送る | 吟味されたデータ ソースをサイトにパブリッシュする Tableau Desktop ユーザー (つまり、前述のデータ マネージャーの役割を担う担当者) を指名しておくことをお勧めします。これらは、他の Tableau ユーザーが接続できる共有データ ソースとなります。 サイト管理者として、データ ソース パーミッションを一元管理できます。サイト管理者またはデータ マネージャーが一元管理できるその他の属性には、接続情報 (認証資格情報、アクセス トークン) およびクラウド データ ソースの更新スケジュールがあります。詳細については、データを最新に保つを参照してください。 |
サイトの使用率とパフォーマンスの分析 | パブリッシュされたデータ ソースとワークブックの使用率、抽出更新タスクの成功、ユーザー アクティビティなどを監視できます。 |