移行計画

これは、Tableau Cloud 手動移行ガイド(新しいウィンドウでリンクが開く)です。このガイドでは、ユーザーが 100 人未満の Tableau Server 展開を、手動で Tableau Cloud に移行する方法について説明します。

このトピックでは、移行前に実施すべき 2 つの重要な計画タスク (データ接続戦略と認証メカニズムの確立) について説明します。機能の違いをまとめたリストについては、Tableau Server ヘルプ トピック「Tableau Server から Tableau Cloud への移行に関する技術的考慮事項 (Windows(新しいウィンドウでリンクが開く) | Linux(新しいウィンドウでリンクが開く))」を参照してください。「Tableau Cloud への移行に関する技術準備評価」を実施して、Tableau Cloud に移行する前に対応が必要なユースケースがあるかどうかを確認します。

Tableau Cloud について

Tableau Cloud を初めて利用する場合は、オンラインのセルフガイド コース(新しいウィンドウでリンクが開く)にサインアップして、プラットフォームについての詳細を学習することをお勧めします。これらのコースは、Tableau Cloud の入門編として役立ち、移行を計画する際に必要なコンテキストを提供します。

現在、Tableau Server の管理に慣れている場合は、Tableau Cloud でも多くのタスクがほぼ同じであることがわかるでしょう。ただし、Tableau Cloud への移行に伴い、ソフトウェアの展開と管理に関連するタスクは、マネージド サービスとして Tableau が担当します。アップグレードは私たちにお任せください。詳細については、ブログ記事「分析を Tableau Cloud に移行するべきか?(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。Tableau Cloud を使用すれば、スムーズなデータ接続やユーザーへのベスト プラクティスの提供、分析コミュニティの育成に、よりいっそう力を入れて取り組むことができます。Tableau Cloud サイトの管理に関する詳細、および管理者として開始するための一連のリソースについては、「Tableau Cloud サイト管理(新しいウィンドウでリンクが開く)」のページを参照してください。

Tableau Cloud のためのデータ戦略計画

Tableau Cloud は多数のデータ ソースに接続できますが、移行を開始する前にデータ接続計画を作成することが不可欠です。このセクションでは、それを行うための最良の方法を順を追って説明し、Tableau Cloud がデータに接続する 2 つの方法について説明します。

この時点での目標は、Tableau Cloud へ移行しても、現在のデータ要件をサポートできるかどうかを検証することです。

大掃除: お持ちのコンテンツは有益なものですか?

さまざまなデータ タイプを評価したり、データ ソース、ワークブック、プロジェクトのすべてを Tableau Cloud に移行する方法を評価したりする前に、この移行を大掃除のチャンスとして活用することをお勧めします。Tableau Server を 1 年または 2 年以上稼動しているほとんどの組織では、ワークブック、データ ソース、プロジェクト、フローなどの古いコンテンツがある程度たまっています。移行する前に、次の手順を実行することをお勧めします。

  • Tableau Server の古いコンテンツの管理ビュー (Windows(新しいウィンドウでリンクが開く) | Linux(新しいウィンドウでリンクが開く)) で、使用されなくなったコンテンツを特定できます。通常、アーカイブされた古いコンテンツを Tableau Cloud に移動することに意味はありません。手放しましょう。
  • Tableau Server をしばらく運用していると、ほとんどの組織では、コンテンツ階層とパーミッション構造はおそらく有機的に「進化」し、少し乱雑になっているでしょう。移行を計画するときは、Tableau Cloud サイトでプロジェクト、グループ、パーミッションの構造を新しく最適化する戦略を立ててください。
  • Tableau Data Management のお客様であれば、ツールを使用して、移行の保留中にデータのクリーニング、結合、処理を管理できます。

リストを作成し、データ ソース戦略を作成する

既存のコンテンツをクリーンアップしたら、データ ソースのインベントリを作成します。この作業の目標は、組織内のユーザーが現在使用しているデータ ソースをどのようにサポートするかを決定することです。

各データ ソースについて、以下を実行します。

  • 次のセクションで、Tableau Cloud コネクタの表と照合します。サポートされている場合は、直接進める道があります。表にない場合は、以下を実行します。
  • ブリッジを使用した接続」を確認して、データ型が Tableau Bridge でサポートされているかどうかを判断します。
  • データ ソースが静的ファイルの場合、Tableau Cloud はブラウザーまたは Tableau Desktop からの Excel またはテキスト ベースのデータ ソース (.xlsx、.csv、.tsv) の直接アップロードをサポートしています。アップロードできるファイルの最大サイズは 1 GB です。多くの場合、ユーザーは一般的な共有ディレクトリにあるこれらの種類のファイルに接続しています。その場合、これらのファイルを、たとえば Google ドライブ、Dropbox、OneDrive などのパブリック クラウドのスペースにアップロードできます。または、Bridge を使用できます。その後、管理者 (またはユーザー) は、Tableau Cloud を設定して、ライブ データ接続でこれらのスペースに接続することができます。
  • 「Tableau Cloud への移行に関する技術準備評価」を実施して、Tableau Cloud に移行する前に対応が必要なユースケースがあるかどうかを確認します。

サポート済み Tableau Cloud コネクタ

Tableau Cloud では、次のコネクタがサポートされています。

Alibaba AnalyticsDB for MySQL‡

Alibaba Data Lake Analytics‡

Amazon Athena‡

Amazon Aurora for MySQL‡

Amazon EMR Hadoop Hive‡

Amazon Redshift‡

Apache Drill‡

Azure Data Lake Storage Gen2‡

Azure Synapse Analytics (SQL Server 互換)

Box‡

Cloudera Hadoop‡

Databricks‡

Datorama by Salesforce‡

Denodo‡

Dremio by Dremio‡

Dropbox*‡

Esri コネクタ‡

Exasol‡

Google BigQuery*‡

Google Cloud SQL (MySQL 互換)‡§

Google ドライブ‡

Hortonworks Hadoop Hive

Impala‡

Kyvos‡

MariaDB‡

Microsoft Azure SQL データベース‡

Microsoft Azure Synapse Analytics‡

Microsoft SQL Server‡

MongoDB BI Connector‡

MySQL‡

OData‡

OneDrive*‡

Oracle‡

Pivotal Greenplum Database‡

PostgreSQL‡

Presto‡

Qubole Presto‡

Salesforce‡

SAP HANA (仮想接続のみ)‡

SharePoint Lists‡

SingleStore (旧 MemSQL)‡

Snowflake‡

Spark SQL‡

Teradata**‡

Vertica‡

*Tableau Cloud で Google BigQuery、OneDrive、Dropbox 接続に OAuth 2.0 標準を使用する方法の詳細については、「OAuth 接続」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

** Teradata Web 作成では、現在クエリ バンディング機能はサポートされていません。詳細については、「Teradata(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。

データ管理 をお持ちの場合は仮想接続をサポートします。詳細については、Tableau Cloud ヘルプの「仮想接続とデータ ポリシーについて(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。

§Tableau Cloud は、Google Cloud SQL を使用した SSL をサポートしていません。

ユーザー アカウントと認証

2 つ目の重要な計画ステップは、Tableau Cloud ユーザーに使用する認証メカニズムを特定することです。

Tableau Cloud の既定のユーザー アカウントは TableauID と呼ばれます。TableauID では、Tableau Cloud への安全なアクセスを確保するために多要素認証 (MFA) が必要です。Tableau Cloud ドキュメントの「多要素認証と Tableau Cloud について(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。

組織が ID プロバイダー (IdP) を使用して認証を有効にしている場合は、Tableau Cloud でその認証を使用することも可能です。Salesforce 認証と Google OpenID をネイティブでサポートしています。Azure、Okta、OneLogin、AD FS、PingOne、または標準の SAML 2.0 認証をサポートする任意の IdP に対して SAML を構成することもできます。

続行する前に、Tableau Cloud の認証(新しいウィンドウでリンクが開く)オプションを確認して、計画を立てます。

組織が Azure AD、Okta、または OneLogin を使用して ID を管理している場合、Tableau Cloud でユーザーとグループを自動的にプロビジョニングすることもできます。「外部 ID プロバイダーを介したユーザー プロビジョニングおよびグループ同期の自動化(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。

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