データ ソースとワークブックの Tableau Cloud への移行

これは、Tableau Cloud 手動移行ガイド(新しいウィンドウでリンクが開く)です。このガイドでは、ユーザーが 100 人未満の Tableau Server 展開を、手動で Tableau Cloud に移行する方法について説明します。

手動で移行を実行する多くの組織では、ユーザー (または一部のユーザー) が自分で、使い慣れたコンテンツを新しい Tableau Cloud サイトに移行することが理にかなっているかもしれません。このトピックで説明しているコンテンツの移行手順は、Creator ロールを持つ組織内のユーザーが実行できます。

はじめる前に

コンテンツの移行に着手する前に、既存の Tableau Server 環境のたな卸しを完全に行い、クリーンアップを行うことをお勧めします。「大掃除: お持ちのコンテンツは有益なものですか?」を参照してください。

Tableau Server の作業は継続してください。移行プロセス中、すべてのコンテンツとビジネス プロセスが Tableau Server システム内で動作し続けていることを確認してください。コンテンツと手順が Tableau Cloud に適切に移行されたことを確認および検証するまでは、Tableau Server 環境を廃止しないでください。

ステップ 1: 最小限のアクセス ポリシーでサイトのプロジェクトを作成する

新しい Tableau Cloud サイトは、最小限のアクセス ポリシーで設定することをお勧めします。ユーザーがプラットフォーム上のコンテンツへアクセスをできるようにするには、ユーザーを Tableau Cloud に追加する必要があります。

開始する前に、Tableau でパーミッションがどのように相互作用し継承するかについての復習コースとして、「クイック スタート: パーミッション(新しいウィンドウでリンクが開く)」を確認することをお勧めします。Tableau Server の環境でこれらの概念に精通している場合は、開始して問題ありません。Tableau Cloud のパーミッションは、サーバーと同じロジックを使用します。

以下の手順に従って、最小限のアクセス ポリシーでプロジェクトを設定します。

  1. さらに多くのプロジェクトを作成する前に、デフォルト プロジェクトでテンプレートのパーミッション(新しいウィンドウでリンクが開く)を設定します。

  2. すべてのユーザー グループのパーミッションを削除します。すべてのユーザーを削除すると、コンテンツにアクセスする必要があるユーザーに対して、プロジェクトが明示的なパーミッションで設定されます。

  3. グループを作成します(新しいウィンドウでリンクが開く)。グループを使用すると、組織やコンテンツの規模に応じてパーミッションの管理を簡素化できます。

プロジェクトのパーミッションに関する一般的なガイドについては、「プロジェクトを使用したコンテンツへのアクセスの管理(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。

ステップ 2: Creator ロールを持つユーザーを追加する

最小限のアクセス ポリシーを設定したら、コンテンツを移行するユーザーを追加します。コンテンツの移行をユーザーに依存していない場合は、プロセスの後半でユーザーを追加できます。「移行済みユーザーのパーミッションとコンテンツ アクセスの設定」を参照してください。

Creator ユーザーを追加するには、次のガイドラインに従います。

ステップ 3: パブリッシュ済みデータ ソースを移行する

複数のワークブックで 1 つのパブリッシュされたデータ ソースを使用している場合、パブリッシュされたデータ ソースを 1 回だけ移行する必要があります。

  1. Tableau Desktop で Tableau Server 環境にサインインし、移行するワークブックに移動して [ダウンロード] をクリックします。

  2. Tableau Desktop の [データ] メニューでデータ ソースを選択し、[ローカル コピーの作成] を選択して、データ ソースのローカル コピーを保存します。

  3. [シート] から作業し、[データ]、[データ ソースの置き換え] の順に選択します。以下のオプションを入力します。

    • 現在: 現在のローカル コピー の置き換え: 保存したローカル コピー
    • [データ] ペインで元のパブリッシュ済みデータ ソースを右クリックし、[閉じる] を選択します。
  4. [サーバー] を選択し、[サインアウト] をクリックします。

  5. [データ] メニューでデータ ソースを選択し、[サーバーにパブリッシュ] を選択します。

  6. Tableau Desktop で Tableau Cloud にサインインし、データ ソースをパブリッシュします。

  7. 必要に応じて、Tableau Cloud でそのデータ ソースの更新をスケジュールします。詳細については、「Tableau Cloud の更新スケジュールの再作成」を参照してください。

新しくパブリッシュされたデータ ソースがワークブック内の唯一のデータ ソースである場合は、次の 2 つの手順に従ってワークブックもパブリッシュします。ワークブックにパブリッシュされたデータ ソースが複数ある場合は、スキップして次のステップに進みます。

  1. データ ソースをパブリッシュするときに、[ワークブックを更新して、パブリッシュされたデータ ソースを使用する] が選択されていることを確認します。
  2. [サーバー]、[ワークブックのパブリッシュ] の順に選択し、ワークブックを Tableau Cloud にパブリッシュします。

ステップ 4: 複数のパブリッシュ済みデータ ソースを含むワークブックを移行する

Tableau Cloud に移行するすべてのパブリッシュ済みデータ ソースに対して、次のプロセスを繰り返します。

  1. Tableau Desktop で Tableau Server 環境にサインインし、移行するパブリッシュ済みデータ ソースに移動して、[ダウンロード] をクリックします。

  2. Tableau Desktop でファイルが開きます。Tableau Desktop の [データ] メニューでデータ ソースを選択し、[ローカル コピーの作成] を選択して、データ ソースのローカル コピーを保存します。

  3. [データ] ペインで元のパブリッシュ済みデータ ソースを右クリックし、[閉じる] を選択します。

  4. ワークブック内のすべてのパブリッシュ済みデータ ソースに対して、手順 2 ~ 3 を繰り返します。

  5. [サーバー] を選択し、[サインアウト] をクリックします。

  6. [シート] から作業し、[データ]、[データ ソースの置き換え] の順に選択します。以下のオプションを入力します。

    • 現在: 現在のローカル コピー
    • 置換: 保存したローカル コピー
  7. すべてのパブリッシュ済みデータ ソースを置き換えたら、[選択]、[ワークブックのパブリッシュ] の順に選択して、ワークブックを Tableau Cloud にパブリッシュします。

ワークブックに Tableau Bridge を必要とする埋め込みデータ ソースもある場合、それらのデータ ソースは移行中とは別にパブリッシュする必要があります。「データ ソースのパブリッシュ(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。

ステップ 5: 埋め込みデータ ソースを含むワークブックを移行する

  1. Tableau Desktop で Tableau Server 環境にサインインし、移行するワークブックに移動して [ダウンロード] をクリックします。
  2. [サーバー] を選択し、[サインアウト] をクリックします。
  3. [サーバー] を選択し、[サインイン] をクリックして Tableau Cloud にサインインします。
  4. データ ソースをパブリッシュします。
    • 自動更新のためにデータ ソースが Tableau Bridge を必要とする場合、ワークブックをパブリッシュする前に、データ ソースをパブリッシュ済みデータ ソースとしてパブリッシュする必要があります。「オンプレミス データのパブリッシュ(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。
    • データ ソースが Tableau Bridge を必要としない場合は、[サーバー]、[データ ソースのパブリッシュ] の順に選択し、[ワークブックを更新してパブリッシュされたデータ ソースを使用する] が選択されていることを確認します。
  5. [選択]、[ワークブックのパブリッシュ] の順に選択します。
ありがとうございます!