追加のノードのインストールと構成

1台のコンピューター (またはノード) に Tableau Server をインストールした後、サーバーは機能していて仕様の準備が完了していますが、冗長性がありません。プロセスまたはコンピューター自体に問題が発生した場合、Tableau Server が利用できなくなる可能性があります。さらに、すべてのプロセスが1台のコンピューター上で実行されているため、そのコンピューター上でリソースの輻輳が発生するかもしれません。

追加のノードに Tableau を追加することで、分散インストールの状態を作り、Tableau Serverのインストールを拡張できます。この記事は、最初のノードに既に Tableau をインストールしてあるという前提で、追加のノードに Tableau Server をインストールする一般的な手順を説明します。最初のノードに Tableau をインストールすることについての詳細は、TSM のインストールを参照してください。

複数のノードに Tableau Server をインストールしている場合は、ノードを一度に 1 つずつインストールおよび構成する必要があります。このようにした方が、問題が発生したときに解決しやすくなります。

重要: 保留中の変更を適用することによりプロセスをすべて完了する場合、追加ノードを追加して構成する必要があります。保留中の変更を適用して終了せずにノードを追加すると、ユーザーが Tableau Server にログインできない可能性があります。

ノード bootstrap ファイルの生成

  1. ブラウザで TSM を開きます:

    https://<tsm-computer-name>:8850

    詳細については、Tableau Services Manager の Web UI へのサインインを参照してください。

  2. [構成] タブをクリックし、[ノードの追加] ボックスで [Bootstrap ファイルをダウンロード] をクリックします。

    bootstrap ファイルが作成され、ローカル コンピューターにコピーされます。

    バージョン 2019.3 以降、埋め込み認証資格情報は既定で bootstrap ファイルに含まれています。認証資格情報を bootstrap ファイルに埋め込まない場合は、[ファイルに一時的な認証資格情報を含める] オプションをオフにします。詳細については、「Tableau Server の新機能」のTableau Server の新機能と変更点を参照してください。 埋め込み認証資格情報をノードの bootstrap ファイルに含める機能を完全に無効にする場合は、サーバーの構成オプションを設定できます。詳細については、features.PasswordlessBootstrapInitを参照してください。

追加ノードのインストールと初期化

開始前に、ノード bootstrap ファイルが最新であることを確認してください。たとえば、bootstrap ファイルの生成後に tsm security regenerate-internal-tokens を実行した場合は初期化に失敗します。

  1. 1 番目のコンピューターで使用した元のインストーラーと、生成した bootstrap ファイルをコピーして、Tableau Server を追加する新しいコンピューターからアクセスできる場所に貼り付けます。この場所とは、据え付けられたネットワーク共有ディスクや、直接新しいコンピューター上である可能性があります。

  2. ローカル ファイアウォールを実行している場合は、クラスタに含まれるすべてのノードに対してファイアウォールのルールを構成する必要があります。詳細については、ローカル ファイアウォール構成を参照してください。

  3. 新しいノードで、Tableau Server セットアップ プログラムを実行します。このプログラムは Tableau Server をインストールするために最初のノードで実行したインストーラー プログラムと同じです。使用許諾契約書の条項に同意し、[次へ] をクリックします。

    インストール中に、インストール タイプを選択するように求められます。[既存の Tableau Server クラスタに追加ノードを追加する] を選択します。

  4. [次へ] をクリックして続行します。

    Windows Defender ファイアウォールによるメッセージが表示される場合は、[アクセスを許可] をクリックします。インストールを完了するためにこの手順を複数回実行する必要が生じる場合があります。

  5. インストーラーでは Tableau Server ファイルをコピー後、bootstrap ファイルを TSM 管理者の名前およびパスワードと共に提供するよう求められます。

    [次へ] をクリックして続行します。

  6. bootstrap ファイルの場所を入力するか、[参照] をクリックしてその場所に移動します。bootstrap ファイルに埋め込み認証資格情報が含まれていない場合、または認証資格情報が期限切れの場合は、TSM 管理者のユーザー名とパスワードを入力します。これらの認証資格情報は、最初のノードでインストール処理を行った際に使用したユーザーの認証資格情報にする必要があります。

  7. ブラウザーのウィンドウが開き、TSM にサインインするよう求められます。TSM 管理者のユーザー名とパスワードを入力します。

    ブラウザーのウィンドウが自動的に開かない場合は、ウィンドウを開いて TSM に移動してください。

    https://<tsm-computer-name>:8850

  8. TSM で [構成] をクリックします。

    メッセージが表示され、ノードが追加されたことが知らされます。

  9. [続行] をクリックします。

クラスタ コントローラを使用した追加ノードの構成

  1. ブラウザで TSM を開きます。

    https://<tsm-computer-name>:8850

    詳細については、Tableau Services Manager の Web UI へのサインインを参照してください。

  2. [構成] タブをクリックします。新しいノードが追加されたことがメッセージで知らされます。

    [続行] をクリックしてメッセージを閉じます。

  3. クラスター コントローラーは最小トポロジの一部であり、既に選択されています。各ノードはクラスター コントローラーを実行する必要があります。

    ノードの最小トポロジを設定する必要しかない場合は、以下のステップ 4 に進んでください。これを行う可能性があるのは、追加ノードを追加しようとしており、このノードを最小以上に構成する準備が整っていない場合です。

    追加プロセスを最小トポロジに追加する必要がある場合、ノードで実行する必要があるプロセスを指定してください。これを行うには、必要なプロセスを選択するか、ノードで実行する必要があるプロセスの数を指定します。

    たとえば、ゲートウェイ 1 つとバックグラウンダーのインスタンス 2 つをノードに追加するには、以下を実行します。

    1. [ゲートウェイ] を選択します。

    2. [バックグラウンダー] のカウントを 2 に設定します。

      バックグラウンダーをノードに追加すると、まだノードにない場合、データエンジンのインスタンスも追加します。

    設定する特定のプロセスおよびプロセス カウントは、組織の環境やニーズによって異なります。一部のプロセスは、別のプロセスを追加すると自動的に追加されます。詳細については、ノードの構成Tableau Server プロセスを参照してください。

    注: TSM の Web UI はインスタンス数の選択を許可するプロセスを最大 8 インスタンスに制限します。これより多くのインスタンスを構成するには、コマンド ラインと TSM topology set-process コマンドを使用してください。詳細については、tsm topology set-processを参照してください。

  4. ページ上部の [変更を保留中] をクリックします。

    3 ノード以上のクラスタを構成している場合、調整サービス アンサンブルの警告が表示されます。続行できます。別のステップで、調整サービス アンサンブルを展開します。

  5. [変更を適用して再起動][確認] をクリックし、Tableau Server の再起動を確認します。

    Tableau Server の再起動後、ノードは必要な最小トポロジおよび構成した追加プロセスに含まれています。

注: コマンド ラインからインストールするこの方法では、最初のノード上の管理者のユーザー名とパスワードに、各追加ノードの Windows 環境変数を設定することが必要です。暗号化されていない認証資格情報を含めずに Tableau Server のインストールを自動化する別の方法については、Tableau Server の自動インストールを参照してください。

ノード bootstrap ファイルの生成

追加のコンピューターに Tableau Server をインストールするには、最初のノードで使用したものと同じインストーラーと共に、最初のノードで生成した "bootstrap" ファイルを使用します。

重要: bootstrap ファイルには、構成シークレットの暗号化に使用されるマスター キーストア ファイルのコピーが含まれています。また、このファイルには事前定義された時間で有効となる埋め込み認証資格情報も含まれており (tabadmincontroller.auth.expiration.minutes を参照)、セッション Cookie として機能します。booststrap ファイルを保護するために追加措置を講じること強くお勧めします。

  1. Tableau Server を最初のノードにインストールしたら、ノード bootstrap ファイルを生成します。

  2. 最初のノードで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。

  3. 次のコマンドを入力して、bootstrap ファイルを生成します。

    tsm topology nodes get-bootstrap-file --file <path\file>.json

    バージョン 2019.3 以降、埋め込み認証資格情報は既定で bootstrap ファイルに含まれています。bootstrap ファイルを認証資格情報に含めない場合は、次のように --no-embedded-credentials または -nec オプションを使用します。

    tsm topology nodes get-bootstrap-file --file <path\file>.json --no-embedded-credentials

    詳細については、「Tableau Server の新機能」のTableau Server の新機能と変更点を参照してください。埋め込み認証資格情報をノードの bootstrap ファイルに含める機能を完全に無効にする場合は、サーバーの構成オプションを設定できます。詳細については、features.PasswordlessBootstrapInitを参照してください。

追加ノードのインストールと初期化

  1. 1 番目のコンピューターで使用した元のインストーラーと、生成した bootstrap ファイルをコピーして、Tableau Server を追加する新しいコンピューターからアクセスできる場所に貼り付けます。この場所とは、据え付けられたネットワーク共有ディスクや、直接新しいコンピューター上である可能性があります。

  2. ローカル ファイアウォールを実行している場合は、クラスタに含まれるすべてのノードに対してファイアウォールのルールを構成する必要があります。詳細については、ローカル ファイアウォール構成を参照してください。

  3. 新しいノードで、Tableau Server セットアップ プログラムを実行します。このプログラムは Tableau Server をインストールするために最初のノードで実行したインストーラー プログラムと同じです。

    TableauServer-64bit-<version>.exe /silent /accepteula /embeddedcredential /bootstrapfile="path\bootstrapfile"

    セットアップ プログラムで使用可能なスイッチの詳細については、Tableau Server 用のスイッチとプロパティのインストールを参照してください。

追加のノードを構成する

注: この基本的な例は、ノード上でのトポロジの設定方法を示しています。稼働中のマルチノードの詳細な例については、例: 3 ノード HA クラスタのインストールおよび構成を参照してください。

最初 (元) のノードで、新しく追加するノードのトポロジを設定します。トポロジでは、ノードで実行するプロセスおよび各プロセスで実行するインスタンスの数を指定します。ノードのトポロジは、お使いの環境と組織のニーズによって異なります。次に示すのは、トポロジの設定の一例です。

  1. 最初 (元) のノードで、コマンド プロンプトを開きます。 

  2. 次の新しいノードの node-id を取得します。

    tsm topology list-nodes -v

    -v オプションは、ノードと現在実行中のプロセスをリストします。新しく追加されたノードにはプロセスがないので、それにより判別できます。

  3. このノードで実行する必要があるプロセスを個別に指定します。

    これを次のコマンドで実行します。

    tsm topology set-process -n <nodeID> -pr <processname> -c <n>

    各ノードにクラスタ コントローラのインスタンスを追加しなくてはなりません。

    例えば、クラスタ コントローラ、バックグラウンダーの 2 つのインスタンス、node2 へのゲートウェイを追加するには次のコマンドを実行します。

    tsm topology set-process -n node2 -pr clustercontroller -c 1
    tsm topology set-process -n node2 -pr backgrounder -c 2
    tsm topology set-process -n node2 -pr gateway -c 1

    設定する特定のプロセスおよびプロセス カウントは、組織の環境やニーズによって異なります。一部のプロセスは、別のプロセスを追加すると自動的に追加されます。詳細については、ノードの構成Tableau Server プロセスを参照してください。

  4. ノード構成を適用します。保留中の変更にサーバーの再起動が必要な場合は、pending-changes apply コマンドの実行時に、再起動が行われることを知らせるメッセージが表示されます。このメッセージはサーバーが停止していても表示されますが、その場合には再起動は行われません。--ignore-prompt オプションを使用してメッセージが表示されないようにできますが、そのようにしても再起動に関する動作が変わることはありません。変更に再起動が必要ない場合は、メッセージなしで変更が適用されます。詳細については、tsm pending-changes applyを参照してください。

    tsm pending-changes apply

    3 または 5 ノード クラスタを展開する場合には、調整サービス アンサンブルを展開しているという警告が表示されます。この警告しか表示されていないのであれば、警告に関わらず、--ignore-warnings オプションを使用して安全に上書きし、構成を変更できます。

                                        tsm pending-changes apply --ignore-warnings
                                    

ドライバーのインストール

Tableau Serverがデータに接続して、抽出を実行できるようにドライバーをインストールする必要があります。次のプロセスのいずれかを実行しているすべてのノードにこれらのドライバーをインストールします。

  • VizQL サーバー (vizqlserver)
  • アプリケーション サーバー (vizportal)
  • データ サーバー (dataserver)
  • バックグラウンダー (backgrounder)

ドライバーと管理ビュー

Tableau Serverで内蔵の管理ビューを使用したい場合は、上記のプロセスのいずれかを実行しているすべてのノードに PostgreSQL ドライバーもインストールする必要があります。

詳細については、データベース ドライバーを参照してください。

Tableau リソース監視ツール エージェントのインストール

Tableau Server パフォーマンスの監視に リソース監視ツール を使用している場合は、新しいノードを追加するときにも、リソース監視ツール をインストールする必要があります。詳細については、Tableau Server のトポロジの変更 を参照してください。

ありがとうございます!