tsm security
tsm security
コマンドを使って Tableau Server の外部 (ゲートウェイ) SSL または リポジトリ (Postgres) SSL のサポートを構成します。リポジトリの SSL 設定には、Tableau クライアント (Tableau Desktop、Tableau Mobile、Web ブラウザーなど) からリポジトリへの直接接続を介して SSL を有効にするオプションが含まれます。
- tsm security custom-cert
- tsm security custom-indexandsearch-ssl
- tsm security custom-tsm-ssl
- tsm security external-ssl
- tsm security kms
- tsm security maestro-rserve-ssl
- tsm security maestro-tabpy-ssl
- tsm security regenerate-internal-tokens
- tsm security repository-ssl
- tsm security rotate-coordination-service-secrets
- 2020.2 リリースでは、Rserve および TabPy 分析拡張機能を構成するには、Tableau Server 管理ページを使用します。分析拡張機能を使用した接続の構成を参照してください。
前提条件
SSL を設定する前に証明書を取得して、Tableau Server ゲートウェイ プロセスを実行するコンピュータにコピーしておく必要があります。クライアントからの直接接続を有効にする場合は、さらに準備が必要です。詳細については、次の記事を参照してください。
Tableau Server との双方向の外部 HTTP トラフィック用に SSL を構成する
相互 (2 方向) SSL の詳細については、相互 SSL 認証の構成および「tsm authentication mutual-ssl コマンド」を参照してください。
tsm security authorize-credential-migration
Content Migration Tool を使用して、埋め込まれた認証資格情報を Tableau Server インストールから Tableau Cloud サイトに移行することを Tableau ユーザーに許可します。Tableau Server、Tableau Cloud ともに、コンテンツの移行には Advanced Management のライセンスが必要です。詳細については、「認証資格情報が埋め込まれたワークブックとデータ ソースの移行」を参照してください。
認証をキャンセルするには、tsm security cancel-credential-migrations
コマンドを使用します。
シノプシス
tsm security authorize-credential-migration --source-site-url-namespace <Tableau Server site ID> --destination-site-url-namespace <Tableau Cloud site ID> --destination-server-url <Tableau Cloud site url> --authorized-migration-runner <username> --destination-public-encryption-key <public key>
オプション
--source-site-url-namespace
必須。Tableau Server サイトのサイト ID。サイト ID は、サイトを一意に識別するために URL で使用されます。
たとえば、West Coast Sales という名前のサイトには、west-coast-salesというサイト ID が設定されている可能性があります。
--destination-site-url-namespace
必須。Tableau Cloud サイトのサイト ID。サイト ID は、サイトを一意に識別するために URL で使用されます。
--destination-server-url
必須。Tableau Cloud サイトがデプロイされているポッドの URL。指定する URL には、末尾のスラッシュ (
/
) を含める必要があります。Tableau Cloud にサインインすると、サイト URL の最初の部分にポッドが表示されます。たとえば、
https://10az.online.tableau.com/
は米国西部 (10AZ) ポッドです。ポッドの詳細については、Salesforce Trust(新しいウィンドウでリンクが開く) のページを参照してください。--authorized-migration-runner
必須。埋め込み認証資格情報の移行を許可された Tableau Server ユーザーのユーザー名。
--destination-public-encryption-key
必須。Tableau Cloud サイトで生成された公開鍵を指定します。
--expiration-time-in-days
オプション。承認が期限切れになるまでの日数。デフォルト値は 7 日です。
バージョン: バージョン 2023.1 で廃止されました。2023.1.0 以降、このオプションは無効になったため、使用するとエラーが発生します。有効期限は 7 日間としてハードコードされています。
例
次の例では、ユーザー「admin」に、Tableau Server サイト「ExampleA」から Tableau Cloud サイト「ExampleB」への、認証資格情報が埋め込まれたワークブックとパブリッシュされたデータ ソースの移行を承認しています。認証の有効期限は 9 日間です。
tsm security authorize-credential-migration --source-site-url-namespace ExampleA --destination-site-url-namespace ExampleB --destinationServerUrl https://10ay.online.tableau.com/ --authorized-migration-runner admin --destination-public-encryption-key <public key> --expiration-time-in-days 9
tsm security cancel-credential-migrations
Content Migration Tool を使用して埋め込まれた認証資格情報を移行するために付与された承認を取り消します。詳細については、「認証資格情報が埋め込まれたワークブックとデータ ソースの移行」を参照してください。
シノプシス
tsm security cancel-credential-migrations --source-site-url-namespace <Tableau Server site ID>
オプション
--source-site-url-namespace
必須。Tableau Server サイトのサイト ID。サイト ID は、サイトを一意に識別するために URL で使用されます。
たとえば、West Coast Sales という名前のサイトには、west-coast-salesというサイト ID が設定されている可能性があります。
tsm security custom-cert add
カスタム CA 証明書を Tableau Server に追加します。この証明書は、必要に応じて、SMTP サーバーと Tableau Server 間の TLS 通信の信頼を確立するために使用されます。
カスタム証明書が既に存在する場合、このコマンドは失敗します。tsm security custom-cert delete
コマンドを使用して、既存のカスタム証明書を削除できます。
注:このコマンドで追加する証明書は、TLS 接続の他の Tableau Server サービスで使用される場合があります。
災害復旧計画の一環として、証明書ファイルのバックアップを Tableau Server 外部の安全な場所に保管することをお勧めします。Tableau Server に追加する証明書ファイルは、クライアント ファイル サービスによって他のノードに格納および配布されます。ただし、ファイルは復元可能な形式では格納されません。Tableau Server クライアント ファイル サービスを参照してください。
シノプシス
tsm security custom-cert add --cert-file <file.crt> [global options]
オプション
-c, --cert-file <file.crt>
必須。有効な PEM または DER 形式で証明書ファイルの名前を指定します。
tsm security custom-indexandsearch-ssl add
Tableau Server 2023.1 以降のインデックス サーバーと検索サーバーのカスタム証明書を追加します。SSL 実装は、Opensearch.org の TLS 実装に基づいています。詳細については、「TLS 証明書の設定(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。
- --admin <file.crt>
- 必須。
- 管理者証明書ファイル。PEM エンコードされた有効な x509 証明書へのパスを指定します。拡張子は .crt です。
- --admin-key <file.key>
- 必須。
- 有効な RSA または DSA 秘密鍵ファイル (PKXA #8) へのパスを指定します。拡張子は慣例により .keyです。
- -- ca <file.crt>
- 必須。
- 信頼された CA ファイル。PEM エンコードされた有効な x509 証明書へのパスを指定します。拡張子は .crt です。
- --node <file.crt>
- 必須。
- ノード証明書ファイル。PEM エンコードされた有効な x509 証明書へのパスを指定します。拡張子は .crt です。このコマンドは、この証明書をクラスター内の各ノードに配布します。ワイルド カード証明書を使用して、1 つの証明書でノード識別名 (DN) の完全な配列を許可します。
- -- node-key <file.key>
- 必須。
- 有効な RSA または DSA 秘密鍵ファイル (PKXA #8) へのパスを指定します。拡張子は慣例により .keyです。
シノプシス
tsm security custom-indexandsearch-ssl add --node <file.crt> --admin
<file.crt> --node-key <file.key> --admin-key
<file.key> --ca <file.crt> [parameters]
[global options]
tsm security custom-indexandsearch-ssl list
インデックス サーバーと検索サーバーの SSL カスタム証明書の設定内容を一覧表示します。
シノプシス
tsm security custom-indexandsearch-ssl list[global options]
tsm security custom-tsm-ssl disable
TSM コントローラーへの接続に使用するカスタム SSL 証明書を無効にします。自動管理された自己署名証明書に戻します。
シノプシス
tsm security custom-tsm-ssl disable [global options]
tsm security custom-tsm-ssl enable
Tableau Server 2023.1 以降の TSM コントローラーへの接続用に、カスタム SSL 証明書を有効にします。すでに SSL を有効にしていて、期限切れの証明書を更新する必要がある場合は、このコマンドを使用します。
- -cf,--cert-file <file.crt>
- 必須。
- PEM エンコードされた有効な x509 証明書へのパスを指定します。拡張子は .crt です。証明書のサブジェクト名は、管理コントローラーが動作している Tableau コンピューターのホスト名または IP アドレスと一致する必要があります。デフォルトでは、管理コントローラーは Tableau Server 展開の初期ノードで実行されます。
- -kf,--key-file <file.key>
- 必須。
- 有効な RSA または DSA 秘密鍵ファイル (PKXA #8) へのパスを指定します。拡張子は慣例により .keyです。このキーはパスフレーズで保護できません。
- --chain-file <file.crt>
- オプション。
証明書チェーン ファイル (.crt) へのパスを指定します。
チェーン ファイルは、サーバー証明書の証明書チェーンを形成するすべての証明書を連結したものです。
ファイル内のすべての証明書は PEM でエンコードされた x509 である必要があり、ファイルの拡張子は .crt でなければなりません (.pem ではありません)。
- --skip-validation
- オプション。
- 認証局のルート検証をスキップするには、このオプションを渡します。
シノプシス
tsm security custom-tsm-ssl enable --key-file <file.key> --cert-file <file.crt> [global options]
tsm security custom-tsm-ssl list
TSM カスタム証明書の設定内容を一覧表示します。
シノプシス
tsm security custom-tsm-ssl list[global options]
tsm security external-ssl disable
サーバーの既存 SSL 構成設定を削除し、外部クライアントとサーバー間のトラフィックの暗号化を停止します。
シノプシス
tsm security external-ssl disable [global options]
tsm security external-ssl enable
外部 HTTP 通信を介した SSL の証明書およびキー ファイルを有効にし、指定します。
シノプシス
tsm security external-ssl enable --cert-file <file.crt> --key-file <file.key> [options] [global options]
オプション
--cert-file <file.crt>
必須。拡張子 .crt が付いた有効な PEM 暗号化 x509 証明書の名前を指定します。
--key-file <file.key>
必須。規則による拡張子 .key が付いた有効な RSA または DSA 秘密キー ファイルを指定します。
--chain-file <chainfile.crt>
証明書チェーン ファイル (.crt) を指定します。
Mac の Tableau Desktop には証明書チェーン ファイルが必要です。場合によっては、Tableau Mobile で証明書チェーン ファイルが必要になることがあります。
証明書プロバイダーによっては、Apache 用に 2 つの証明書を発行する場合があります。2 つ目の証明書はチェーン ファイルです。これは、サーバー証明書の証明書チェーンを構成するすべての証明書を連結したものです。
ファイル内のすべての証明書は PEM でエンコードされた x509 である必要があり、ファイルの拡張子は .crt でなければなりません (.pem ではありません)。
--passphrase
オプション。証明書ファイルのパスフレーズ。入力するパスフレーズは保存中に暗号化されます。
注: パスフレーズに証明書のキー ファイルを作成する場合、SAML に SSL 証明書キーを再利用することはできません。
--protocols <list protocols>
オプション。許可したい、または禁止したいトランスポート レイヤー セキュリティ (TLS) プロトコル バージョンをリストします。
TLS は SSL の向上バージョンです。Tableau Server は接続を認証し、暗号化するために TLS を使用します。許容される値には Apache でサポートされるプロトコル バージョンが含まれます。プロトコルを無効化するには、-の記号をプロトコルバージョンの先頭に追加します。
既定の設定:
"all, -SSLv2, -SSLv3"
この規定は明示的に外部クライアントが Tableau Server に接続するために SSL v2 または SSL v3 プロトコルを使用することを許可しません。ただし、TLS v1 および TLS v1.1 を禁止することを推奨します。
特定の TLS を拒否する前に、ユーザーたちが Tableau Server に接続するブラウザーが TLS v1.2 をサポートすることを確認してください。ブラウザーが更新されるまで、TLS v1.1 のサポートを維持する必要がある可能性があります。
TLS v1 または v1.1 をサポートする必要がなければ、次のコマンドを使用して TLS v1.2 (値
all
を使用して) を許可し、明示的に SSL v2、SSL v3、TLS v1、および TLS v1.1 を拒否します。tsm security external-ssl enable --cert-file file.crt --key-file file.key --protocols "all -SSLv2 -SSLv3 -TLSv1 -TLSv1.1"
tsm security external-ssl list
ゲートウェイ外部 SSL の構成に関する設定のリストを表示します。リストには使用中の証明書ファイルの名称が含まれますが、場所は含まれません。
シノプシス
tsm security external-ssl list [global options]
tsm security kms set-mode aws
KMS モードを AWS に設定します。
AWS KMS から完全な ARN 文字列を取得する必要があります。この文字列は、AWS KMS 管理ページの [General configuration (一般設定)] セクションにあります。ARN は arn:aws:kms:<region>:<account>:key/<CMK_ID> の形式で表示されます (たとえば arn:aws:kms:us-west-2:867530990073:key/1abc23de-fg45-6hij-7k89-1l0mn1234567
)。
詳細については、「AWS キー管理システム」を参照してください。
シノプシス
tsm security kms set-mode aws --key-arn "<arn>" --aws-region "<region>" [global options]
オプション
--key-arn
必須。
--key-arn
オプションは、AWS KMS 管理ページの [General configuration (一般設定)] セクション内の ARN から文字列を直接コピーします。--aws-region
必須。「Amazon API Gateway」表(新しいウィンドウでリンクが開く)の [Region (地域)] 列で示されるとおりに地域を指定します。
例
たとえば、AWS KMS インスタンスが us-west-2
リージョンで実行されていて、アカウント番号が 867530990073
、CMK キーが 1abc23de-fg45-6hij-7k89-1l0mn1234567
である場合、コマンドは次のようになります。
tsm security kms set-mode aws --aws-region "us-west-2" --key-arn "arn:aws:kms:us-west-2:867530990073:key/1abc23de-fg45-6hij-7k89-1l0mn1234567"
tsm security kms set-mode azure
KMS モードを [Azure Key Vault] に設定します。
注: KMS モードは、tsm security kms status
を実行すると "Azure Key Vault" と表示されますが、"azure" として設定します。
Azure Key Vault の名前と、Azure 内のキーの名前が必要になります。
詳細については、「Azure Key Vault」を参照してください。
シノプシス
tsm security kms set-mode azure --key-name "<key_name>" --vault-name "<vault_name>" [global options]
オプション
--key-name
必須。Azure Key Vault に保存されている非対称キーの名前。
--vault-name
必須。Azure Key Vault の名前。
例
たとえば、Azure Key Vault の名前が tabsrv-keyvault
で、キーの名前が tabsrv-sandbox-key01
の場合、コマンドは次のようになります。
tsm security kms set-mode azure --key-name "tabsrv-sandbox-key01" --vault-name "tabsrv-keyvault"
tsm security kms set-mode local
KMS モードを [ローカル] に設定します。ローカルは、既定の KMS モードです。詳細については、Tableau Server のキー管理システムを参照してください。
シノプシス
tsm security kms set-mode local [global options]
tsm security kms status
KMS 構成の状態を表示します。返されるステータスには、以下が含まれます。
- ステータス: [OK] は、複数ノードのインストール時に、Tableau またはコントローラー ノードから KMS にアクセスできることを示します。
- モード: ローカル、AWS、または Azure Key Vault。使用されている KMS モードを示します。
マスター暗号化キーの暗号化と復号:
KMS にはマスター抽出キー (MEK) のコレクションが保管されます。各 MEK は次の情報を持ちます。
- ID (8ddd70df-be67-4dbf-9c35-1f0aa2421521 など)
- "暗号化または復号化キー" または "復号化専用キー" のステータス。キーが "暗号化または復号化キー" である場合、Tableau Server はそれを使用して新しいデータを暗号化します。そうでない場合、キーは復号化にのみ使用されます。
- 作成タイムスタンプ ("Created at:2019-05-29T23:46:54Z" など)。
- 暗号化または復号化キーへの最初の移行日時: キーが暗号化または復号化キーになった日時を示すタイムスタンプ。
- 復号化専用キーへの移行日時: キーが復号化専用に移行した日時を示すタイムスタンプ。
返されるその他の値は KMS モードによって変わります。
KMS モードが AWS の場合は、次の情報が返されます。
- カスタマー マスター キー (CMK) の ARN (ID)
- CMK がある地域。
- 使用中のルート マスタ ーキー (RMK) の ID。RMK は CMK によって暗号化されたキーです。Tableau Server は AWS KMS を呼び出すことによって CMK を復号化します。その後、RMK を使用してマスター抽出キー (MEK) を暗号化/復号化します。RMK は変更できますが、同時に 1 つしか存在できません。
KMS モードが Azure Key Vault の場合は、次の情報が返されます。
- Vault 名: Azure Key Vault の名前。
- Azure Key Vault キー名: コンテナー内のキーの名前。
シノプシス
tsm security kms status [global options]
tsm security maestro-rserve-ssl disable
Rserve 接続を無効にします。
詳細については、フローで R(Rserve)スクリプトを使用する」を参照してください。
tsm security maestro-rserve-ssl enable
Rserve サーバーと Tableau Server バージョン 2019.3 以降の間の接続を構成します。
詳細については、フローで R(Rserve)スクリプトを使用する」を参照してください。
シノプシス
tsm security maestro-rserve-ssl enable --connection-type <maestro-rserve-secure | maestro-rserve> --rserve-host <Rserve IP address or host name> --rserve-port <Rserve port> --rserve-username <Rserve username> --rserve-password <Rserve password> --rserve-connect-timeout-ms <RServe connect timeout>
オプション
--connection-type
maestro-rserve-secure
を選択してセキュリティで保護された接続を有効にするか、maestro-rserve
を選択してセキュリティで保護されていない接続を有効にします。maestro-rserve-secure
を選択した場合は、コマンドラインに証明書ファイルのパスを指定します。--rserve-host
ホスト
--rserve-port
- ポート
--rserve-username
- ユーザー名
--rserve-password
- パスワード
--rserve-connect-timeout-ms
- 接続タイムアウト (ミリ秒単位)。例:
--rserve-connect-timeout-ms 900000
。
tsm security maestro-tabpy-ssl disable
TabPy 接続を無効にします。
詳細については、フローで Python スクリプトを使用する」を参照してください。
tsm security maestro-tabpy-ssl enable
TabPy サーバーと Tableau Server バージョン 2019.3 以降の間の接続を構成します。
詳細については、フローで Python スクリプトを使用する」を参照してください。
シノプシス
tsm security maestro-tabpy-ssl enable --connection-type <maestro-tabpy-secure | maestro-tabpy> --tabpy-host <TabPy IP address or host name> --tabpy-port <TabPy port> --tabpy-username <TabPy username> --tabpy-password <TabPy password> --tabpy-connect-timeout-ms <TabPy connect timeout>
オプション
--connection-type
maestro-tabpy-secure
を選択してセキュリティで保護された接続を有効にするか、maestro-tabpy
を選択してセキュリティで保護されていない接続を有効にします。maestro-tabpy-secure
を選択した場合は、コマンドラインで証明書ファイル -cf<certificate file path> を指定します。--tabpy-host
ホスト
--tabpy-port
- ポート
--tabpy-username
- ユーザー名
--tabpy-password
- パスワード
--tabpy-connect-timeout-ms
- 接続タイムアウト (ミリ秒単位)。例:
--tabpy-connect-timeout-ms 900000
。
tsm security regenerate-internal-tokens
このコマンドを使用して、次の操作を実行します。
Tableau Server が実行中の場合は停止します。
Postgres リポジトリの検索サーバーに新しい内部 SSL 証明書を生成する。
社内で管理されるすべてのパスワードに新規パスワードを生成する。
Postgres リポジトリのすべてのパスワードを更新する。
資産キー管理で新しい暗号化キーを生成し、資産キー データを新しいキーで暗号化する。
構成シークレットで新しい暗号化キー (マスター キー) を生成し、これを使用して構成を暗号化する。
Tableau Server をこれらのすべてのシークレットで再構成し、更新する。分散展開では、このコマンドによって再構成が分散され、クラスタ内のすべてのノードで更新されます。
新しいマスター キーを再生成し、マスター キーストア ファイルに追加してから、内部で使用するための新しいセキュリティ トークンを作成します。
Tableau Server を起動します。
このコマンドを実行後にクラスタにノードを追加する場合は、新しいノード構成ファイルを生成して、このコマンドで生成されるトーク、キー、およびシークレットを更新する必要があります。追加のノードのインストールと構成を参照してください。
内部パスワードの詳細については、サーバー シークレットの管理を参照してください。
シノプシス
tsm security regenerate-internal-tokens [options] [global options]
オプション
--ignore-prompt
オプション。
プロンプトを表示せずに (必要に応じて) 再起動を実行します。このオプションはプロンプトのみを抑制します。再起動の動作に変化はありません。
--request-timeout <timeout in seconds>
オプション。
コマンドが終了するまで指定した時間待機します。既定値は 1800 (30 分) です。
tsm security repository-ssl disable
リポジトリと他のサーバー コンポーネントとの間のトラフィックの暗号化を停止して、Tableau クライアントからの直接接続のサポートを停止します。
シノプシス
tsm security repository-ssl disable [global-options]
tsm security repository-ssl enable
リポジトリがローカルの場合は、SSL を有効化し、Postgres リポジトリとその他のサーバー コンポーネント間の暗号化トラフィックに使用される、サーバーの .crt および .key ファイルを生成します。
バージョン 2021.4 以降、外部リポジトリを使用する場合は、外部 PostgreSQL リポジトリと Tableau Server コンポーネント間のトラフィックの暗号化に使用されるサーバーの .crt および .key ファイルをインポートします。
これを有効化することで、Tableau クライアントからサーバーへの直接接続を介した SSL も有効になります。
シノプシス
tsm security repository-ssl enable [options] [global options]
オプション
-i, --internal-only
オプション。このオプションは、リポジトリが Tableau Server に対してローカルであり、Tableau Server の外部で構成されていない場合にのみ適用されます。このオプションは、外部リポジトリを使用して構成された Tableau Server には使用しないでください。
--internal-only
に設定されている場合、Tableau Server はリポジトリと他のサーバー コンポーネントとの間で SSL を使用し、SSL をサポートしても tableau または readonly (読み取り専用) ユーザーを通じて直接的に接続する場合は SSL を必要としません。このオプションが設定されていない場合は、Tableau Server がリポジトリと他のサーバー コンポーネントとの間のトラフィック、および、Tableau クライアントとの直接的な接続 (tableau または readonly (読み取り専用) ユーザーを通じた接続) で SSL を必要とするように設定します。
このオプションを指定する場合は、クライアントからの直接接続を許可するよう Postgres SSL を構成するで説明する手順も完了する必要があります。
-c, --certificate
オプション。バージョン 2021.4 での追加このオプションは、外部リポジトリを使用して構成された Tableau Server にのみ適用可能であり、インストール後に SSL 接続を有効または無効にするために使用できます。
このオプションを使用すると、Tableau Server と外部リポジトリ間の SSL/TSL 接続の使用を有効にできます。このオプションを使用する場合は、外部リポジトリのファイル名を含む SSL 証明書ファイルへのフル パスを指定します。このファイルは、外部リポジトリを有効にするときに使用されるファイルと同じです。
tsm security repository-ssl get-certificate-file
Tableau リポジトリとの SSL 通信に使用されるパブリック証明書ファイルを取得します。証明書の取得前に、リポジトリの通信で SSL を有効にする必要があります。証明書ファイルは、Tableau Server クラスタでリポジトリの内部クライアントに自動分散されます。リモート クライアントが SSL 経由でリポジトリに接続できるようにするには、パブリック証明書ファイルを各クライアントにコピーする必要があります。
このコマンドは、ローカル リポジトリを使用する Tableau Server に対してのみ機能し、Tableau Server が外部リポジトリを使用して構成されている場合はエラーが表示されます。
シノプシス
tsm security repository-ssl get-certificate-file [global-options]
オプション
-f, --file
必須。
証明書ファイルを保存するフル パスとファイル名 (.cert 拡張子付き)。重複ファイルがある場合は上書きされます。
tsm security repository-ssl list
既存のリポジトリ (Postgres) の SSL 設定を返します。
シノプシス
tsm security repository-ssl list [global-options]
tsm security rotate-coordination-service-secrets
バージョン: バージョン 2022.1 での追加
安全な接続のために、コーディネーション サービスが使用する新しい証明書、キー、およびトラスト ストアを生成します。
シノプシス
tsm security rotate-coordination-service-secrets [options][global options]
オプション
--coord-svc-restart-timeout <seconds>
オプション。
コーディネーション サービスが再起動するまで、指定した秒数だけ待機します。既定: 1200 (20 分)
--ignore-prompt
オプション。
プロンプトを表示せずに (必要に応じて) 再起動を実行します。
--request-timeout <seconds>
オプション。
コマンドが終了するまで、指定した秒数だけ待機します。既定: 1800 (30 分)
グローバル オプション
-h, --help
オプション。
コマンドのヘルプを表示します。
-p, --password <password>
アクティブなセッションがない場合は、必要に応じて
-u
または--username
と一緒に使用します。-u
または--username
で指定されたユーザーのパスワードを指定します。パスワードにスペースや特殊文字が含まれる場合、パスワードを引用符で囲みます。
--password "my password"
-s, --server https://<hostname>:8850
オプション。
Tableau Services Manager で指定したアドレスを使用します。URL は
https
で始まる必要があります。また、ポート 8850 を含めるとともに、IP アドレスではなくサーバー名を使用します。例:https://<tsm_hostname>:8850
。サーバーが指定されていない場合は、仮にhttps://<localhost | dnsname>:8850
とします。--trust-admin-controller-cert
オプション。
このフラグは、TSM コントローラーで自己署名証明書を信頼するために使用します。証明書の信頼および CLI 接続の詳細については、TSM クライアントの接続を参照してください。
-u, --username <user>
アクティブなセッションがない場合は、必要に応じて
-p
または--password
と一緒に使用します。ユーザー アカウントを指定します。このオプションが含まれていない場合は、コマンドがサインインに使用した認証資格情報を使用して実行されています。