Tableau Server データのバックアップ

サーバーの管理とメンテナンスを適切に行うには、Tableau Server を定期的にバックアップすることが重要です。tsm maintenance restore コマンドを使用し、tabadmin backup および tsm maintenance backup を使用して作成した Tableau Server のバックアップを復元できます。他の方法で作成されたデータベース バックアップや、仮想マシンのスナップショットは、Tableau Server の復元には使用できません。そのため、最新のバックアップを持っていることが重要です。

Tableau Server データにはデータ抽出ファイルと Tableau PostgreSQL データベースが含まれています。このデータベースには、ワークブックおよびユーザーのメタデータ、構成データが保存されています。TSM を使用してバックアップを作成するときは、このデータすべてが .tsbak 拡張子を持つ 1 つのファイルに保存されます。分散インストールを実行している場合、すべてのノードの Tableau Server データがバックアップされます。

サーバーのバックアップ頻度は、サーバーの使用量や、コンテンツおよびユーザーの変更頻度を含め、環境によって異なります。システムに障害が発生した場合、バックアップより後に行った変更や更新は失われ、Tableau Server を復元する必要があります。アクティビティが多ければ、サーバーのバックアップ頻度を増やす必要があります。

定期的なバックアップに加え、新しいバージョンにアップグレードする前に毎回最新の Tableau Server のバックアップを常に作成することをお勧めします。

データの損失を防ぐため、バックアップを作成した後、.tsbak ファイルを Tableau Server インストール環境に含まれない PC に保存してください。

バックアップのディスク容量の要件

データベースのバックアップと復元のプロセスを正常に実行するには、十分なディスク空き容量が必要です。バックアップから復元するための十分なディスク空き容量が必要ですが、すべての場合にディスク サイズの 15% が必要です。一部の場合にはさらに大きくなる可能性があります。バックアップ中、古い抽出をクリーンアップするためのバックグラウンド タスクは一時停止されます。つまり、バックアップ中に抽出更新を実行すると、余分なファイルが残るためにディスク空き容量の使用率が上がります。バックアップに長い時間がかかったり、定期的に更新される抽出が組織で多数使用されていたりすると、一時ファイルのためのディスク空き容量の使用率が大幅に増加する可能性があります。これらの古いファイルは、バックアップが完了した後で削除されます。

  • リポジトリを含むノードでは、少なくともリポジトリ データのサイズの 2 倍に相当する空き容量がさらに必要です。リポジトリ データを推定するには、<data directory>/pgsql/data/base ディレクトリのサイズを確認してください。

  • ファイル ストアを含むノードでは、少なくともファイル ストア データのサイズに相当する空き容量がさらに必要です。ファイル ストア データ (抽出、フローなど) を推定するには、<data directory>/dataengine ディレクトリのサイズを確認してください。

  • 管理コントローラや TSM コントローラのあるノード (最初のノードの障害から回復する必要があった場合を除き、通常は最初のノード) では、少なくともリポジトリ データとファイル ストア データの合計サイズに相当する追加の空き容量が必要です。

上記のすべてが同じノード上にある場合は、サイズの合計を使用して必要なディスク空き容量を決定できます。

Tableau Server を復元するには、以下を実行します。

  • コントローラ ノードでは、少なくともバックアップ アーカイブのサイズに相当する空き容量が必要です。

  • リポジトリ ノードでは、少なくともバックアップ アーカイブのリポジトリ データのサイズの 2 倍に相当する空き容量が必要です。

  • ファイル ストア ノードでは、少なくともバックアップ アーカイブの dataengine フォルダーのサイズの 2 倍に相当する空き容量が必要です。

TSM コマンド ライン インターフェース (CLI) を使用したバックアップの作成

tsm maintenance backup コマンドを使用して Tableau Server に管理されているデータのバックアップを作成します。このデータにはデータ抽出ファイルと Tableau PostgreSQL データベースが含まれています。このデータベースには、ワークブックおよびユーザーのメタデータが保存されています。

Tableau Server をバックアップする前に、次のシナリオでパーミッションが正しく構成されていることを確認します。

  • Tableau Server が既定以外のドライブにインストールされている: Tableau Server を既定以外のドライブまたはフォルダーにインストールした場合は、ネットワーク サービス アカウントのパーミッションを手動で構成する必要があります。また、実行サービス アカウントでの追加パーミッションの構成が必要になる場合もあります。既定以外の場所へのインストールを参照してください。
  • ネットワーク ドライブにバックアップを書き込む: 実行サービス アカウント (既定ではネットワーク サービス) には、バックアップ ファイルが書き込まれるネットワーク共有への書き込みアクセスが必要です。

サーバー構成データをバックアップするには、tsm settings コマンドを使用します。tsm maintenance backup コマンドを使用する場合、バックアップ ファイルに現在の日付が追加されます。

tsm maintenance backup -f <backup_file> -d

詳細については、tsm maintenance backupを参照してください。

アップグレード前のバックアップの作成

Tableau Server をアップグレードする前に、必ずバックアップを作成することをお勧めします。Tableau Server サーバーの実行中にバックアップを作成し、アップグレード中にサーバーを利用できない時間を最小限に抑えることができます。アップグレード前のバックアップの作成プロセスは、定期的なバックアップの作成と同じですが、分散型インストールに対する追加の考慮事項が 1 つあります。

注: 新しいインストールに含めないノードから Tableau Server をアンインストールして、以前のノードと新しいインストールとの間の競合を避けるようにしてください。

バックアップ プロセスのスクリプト作成

頻繁にバックアップを行う場合は、バックアップおよび関連タスクを実行するスクリプトを作成できます。これらのタスクには次が含まれます。

  • バックアップの実行前にファイルやフォルダーをクリーンアップします。

  • バックアップ自体を実行します。

  • 安全に保管するため、バックアップ ファイルを別のコンピューターにコピーします。

このセクションでは、一緒に使用することでバックアップおよび関連タスクを実行できる tsm コマンドについて説明します。

注: TSM はバッチ ファイルです。別のバッチ ファイルで tsm コマンドを実行するには、call コマンドを使用します。たとえば "call tsm maintenance ziplogs" です。このようにすると、バッチ ファイルに対する制御が返されます。また、任意のコマンドを発行する前に TSM を認証する必要もあります。詳細については、tsm CLI での認証を参照してください。

TSM コマンドのスクリプト実行の詳細については、Tableau コミュニティ フォーラムを参照してください。

ログ ファイルを削除して一時フォルダーをクリアする

古い Tableau Server ログ ファイルと一時ファイルを削除してバックアップの作成にかかる時間を短縮し、バックアップ ファイルをできるだけ小さくなるようにします。

数日以上経過したファイルを削除するには、次のコマンドを実行します。

tsm maintenance cleanup

バックアップの実行

注: Tableau Server on Windows をバックアップする場合、NetworkService には、バックアップ ファイルが書き込まれるネットワーク共有への書き込みアクセスが必要です。アクセス権がない場合、バックアップは失敗します。

バックアップを作成するには、tsm maintenance backup コマンドを使用します。

tsm maintenance backup --file <backup_file> --append-date

コマンドに関して、次に注意してください。

  • コマンドに --append-date を追加すると、バックアップ ファイル名に日付が含まれます。

  • 既定では、バックアップ ファイルは C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\files\backups\ に作成されます。詳細については、tsm maintenance backupを参照してください。

バックアップ ファイルを別のコンピューターにコピーする

ベスト プラクティスとして、バックアップの作成後、Tableau Server とは離れた別の場所に、バックアップ ファイルをコピーします。

フィードバックをくださりありがとうございます! フィードバックの送信中にエラが発生しました。もう一度やり直すか、メッセージをお送りください