tsm ファイル パス
特定の tsm コマンドで、既定の場所に対してファイルの読み書きを行います。これらの既定の場所は、コマンドごとに定義される basefilepath 構成キーによって決まります。tsm を使用して、このキーの現在の値を表示し、場所を変更することができます。
NetworkService システム アカウント
一部の組織には、NetworkService アカウントなどのシステム アカウントからのファイル アクセスを制限するセキュリティ ポリシーが実装されています。tsm ファイル パスを変更する場合は、NetworkService システム アカウントに結果となるパスへの完全なパーミッション(パーミッション継承を有効化)があることを確認する必要があります。また、*\data\tabsvc\* パスにもともとあったファイル パスを変更する場合は、元のパスに対する NetworkService のパーミッションを維持する必要があります。NetworkService システム アカウントは、Tableau Server 管理コントローラー、Tableau Server クライアント ファイル サービス、および Tableau Server 調整サービスによる操作を処理するため、このパーミッションを維持する必要があります。
バックアップ/復元ファイルの場所のパーミッション
バックアップ/復元ファイルの場所に必要な権限:
- NetworkService: 読み取り/書き込み/実行のパーミッション
- 実行サービス アカウント: 読み取り/書き込み/実行のパーミッション
ファイルの既定の場所
tsm maintenance backup、restore、およびziplogs の各プロセス、ならびにtsm sites export およびsites import の各プロセスの実行中、Tableau Serverはこれらのコマンドによって作成または使用されるファイル用に既定の場所を使用します。
Tableau Server のバックアップに必要なディスク空き容量の詳細については、バックアップのディスク容量使用率を参照してください。
既定のディレクトリは次のとおりです。
-
tsm maintenance コマンド:
-
Backup— バックアップ用の
.tsbakファイルは、初期ノードのデータ ディレクトリ内の一時的な場所に作成された後、次の場所に保存されます。<install drive>:<install\path>\data\tabsvc\files\backups既定では、次になります。
C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\files\backups\しかし、Tableau を既定ではない場所にインストールした場合には異なります。たとえば、
D:\Tableau Serverにインストールした場合、バックアップは次の場所に保存されます。D:\Tableau Server\data\tabsvc\files\backups注: tsm maintenance backup コマンドは、バックアップ ファイルが書き込まれる場所へのパスとしての "ネットワーク パス" (例: \\<コンピューター名>\<フォルダー>\<ファイル名>) としても知られる、Microsoft Windows UNC (汎用命名規則) のファイル パスをサポートしていません。代わりにローカル ファイル システム パス (例: <ドライブ文字>:\<フォルダー名>\<ファイル名>) を使用します。
-
backup— 一時的なステージング場所。バックアップ
.tsbakファイルは、初期ノードのデータ ディレクトリ内の一時的な場所に作成されます。バージョン 2026.2.0 以降では、バックアップ ファイルを作成するための代替の一時的な場所を指定できるようになりました。これは、バックアップ ファイルが大きい場合や、最初のノードの空き容量が限られている場合に便利です。詳細については、backuprestore.use_custom_staging_dir.enabled を参照してください。
-
-
restore— 復元プロセスで復元するバックアップ ファイルの場所:
<install drive>:<install\path>\data\tabsvc\files\backups既定では、次になります。
C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\files\backups\しかし、Tableau を既定ではない場所にインストールした場合には異なります。たとえば、
D:\Tableau Serverにインストールした場合、復元プロセスは次の場所にあるバックアップを使用します。D:\Tableau Server\data\tabsvc\files\backups -
ziplogs—ziplog ファイルの生成場所:
<install drive>:<install\path>\data\tabsvc\files\log-archives既定では、次になります。
C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\files\log-archivesしかし、Tableau を既定ではない場所にインストールした場合には異なります。たとえば、
D:\Tableau Serverにインストールした場合、ziplogs ファイルは次の場所に生成されます。D:\Tableau Server\data\tabsvc\files\log-archives
-
-
tsm sites
-
export—エクスポートする .zip ファイルの生成場所:
<install drive>:<install\path>\data\tabsvc\files\siteexports既定では、次になります。
C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\files\siteexportsしかし、Tableau を既定ではない場所にインストールした場合には異なります。たとえば、
D:\Tableau Serverにインストールした場合、エクスポートする .zip ファイルは次の場所に生成されます。D:\Tableau Server\data\tabsvc\files\siteexports -
import—インポート プロセス中に Tableau Server がファイルを検索する場所:
<install drive>:<install\path>\data\tabsvc\files\siteimports既定では、次になります。
C:\ProgramData\Tableau\Tableau Server\data\tabsvc\files\siteimportsしかし、Tableau を既定ではない場所にインストールした場合には異なります。たとえば、
D:\Tableau Serverにインストールした場合、復元プロセスは次の場所にあるバックアップを使用します。D:\Tableau Server\data\tabsvc\files\siteimports
-
現在のファイルの場所を取得する
特定のコマンドの現在のファイルの場所を表示するには、tsm configuration get を使用します。
-
tsm maintenance コマンド:
-
バックアップと復元:
tsm configuration get -k basefilepath.backuprestore -
ziplogs:
tsm configuration get -k basefilepath.log_archive
-
-
tsm sites コマンド:
-
export
tsm configuration get -k basefilepath.site_export.exports -
import
tsm configuration get -k basefilepath.site_import.exports
-
現在のベース ファイルパスの場所を変更する
tsm configuration set コマンドを使用して basefilepath 変数を更新すると、TSM がファイル アクションに使用する場所のいくつかを変更することができます。具体的なベース ファイル パスの詳細については、tsm configuration set のオプションを参照してください。
basefilepath 変数を変更しても、元のディレクトリから既存のファイルが新しいディレクトリに移動されることはありません。既存の backup、restore、log ファイルまたは site export/import ファイルを指定した新しいディレクトリに配置するには、それらのファイルを手動で移動する必要があります。新しい場所の作成と適切なパーミッションの設定を行って、配置されるファイルおよびこれらのファイルが含まれるディレクトリ構造に対する tsm のアクセスを許可する必要があります。バックアップ / 復元のベース ファイル パスを変更する場合は、tsm maintenance validate-backup-basefilepath コマンド (バージョン 2022.1 以降で使用可能) を実行して、パーミッションが正しく設定されていることを確認する必要があります。
tsm maintenance backup コマンドは、データ ディレクトリ内の一時的なステージング場所をファイル アクション (アセンブリ、抽出) に使用してから、basefilepath.backuprestore 変数で指定された場所にバックアップ ファイルを保存します。バージョン 2026.2.0 以降、basefilepath.backuprestoreで指定された場所を使用するように TSM を構成すると、バックアップは basefilepath.backuprestoreで指定された場所の下にある一時サブディレクトリにアセンブルされます。2026.2.0 より前のバージョンでは、ベース ファイル パスを変更しても、tsm maintenance backup コマンドがバックアップ ファイルを構成する場所には影響しません。
basefilepath.backuprestore の位置をドライブのルートに指定することはできません。これはフォルダー内に含める必要があります。
-
tsm maintenance コマンド:
-
backupとrestorebackupandrestoreコマンド、 で使用されるディレクトリを変更するには、次のコマンドを実行します。tsm configuration set -k basefilepath.backuprestore -v "<drive>:\new\directory\path" -
backupステージング場所注:ステージング場所を変更する機能は、バージョン 2026.2.0 以降で利用できます。
backupで使用される一時的なステージング場所を、basefilepath.backuprestoreにあるサブディレクトリに変更するには、次のコマンドを実行します。tsm configuration set -k backuprestore.use_custom_staging_dir.enabled -v truetrueに設定すると、backupコマンドは、basefilepath.backuprestore値で指定された場所にある一時ディレクトリを使用します。 -
ziplogs ディレクトリを変更するには、次のコマンドを実行します。
tsm configuration set -k basefilepath.log_archive -v "<drive>:\new\directory\path"
-
-
tsm sites コマンド:
-
sites export ディレクトリを変更するには、次のコマンドを実行します。
tsm configuration set -k basefilepath.site_export.exports -v "<drive>:\new\directory\path" -
sites import ディレクトリを変更するには、次のコマンドを実行します。
tsm configuration set -k basefilepath.site_import.exports -v "<drive>:\new\directory\path"
-
ファイルの既定の場所を変更した後に、次の操作を実行する必要があります。
-
保留中の変更を適用します。
tsm pending-changes apply保留中の変更にサーバーの再起動が必要な場合は、
pending-changes applyコマンドの実行時に、再起動が行われることを知らせるメッセージが表示されます。このメッセージはサーバーが停止していても表示されますが、その場合には再起動は行われません。--ignore-promptオプションを使用してメッセージが表示されないようにできますが、そのようにしても再起動に関する動作が変わることはありません。変更に再起動が必要ない場合は、メッセージなしで変更が適用されます。詳細については、tsm pending-changes applyを参照してください。 -
Tableau Server を停止します。
tsm stop -
TSM コントローラーを再起動します 。
net stop tabadmincontroller_0net start tabadmincontroller_0 -
コントローラーが再起動するまで数分間待機します。次のコマンドを指定してコントローラーが再起動したことを確認できます。
tsm status -vこのコマンドを実行すると、Tableau Server 管理コントローラーにコントローラーが再起動したことを示す 'running' と表示されます。
-
Tableau Server を起動します。
tsm start
