バックアップを復元できません

Tableau Server 2022.1 (またはそれ以降) にアップグレードした後に、Tableau Server のバックアップを復元すると、次のエラーが発生します。

"Tableau Server は既定で新しいアイデンティティ サービスのテーブルを使用するため、バックアップを復元できません。"

この問題は、Tableau Server がアイデンティティの移行を実行する必要があるときに発生します。Tableau Server 2022.1 (およびそれ以降) がユーザーのプロビジョニングと認証に使用するアイデンティティ スキーマであるアイデンティティ サービスにデータを取り込むには、移行を実行する必要があります。Tableau Server のバックアップで Tableau Server 2022.1 (またはそれ以降) と異なるアイデンティティ スキーマが使用されていることが検出された場合、潜在的な問題を回避するため、アップグレード プロセスは続行できません。

この問題を解決するには、以下に説明するステップを実行します。

ステップ 1: legacy-idenity-mode を有効にして、バックアップを復元する

  1. クラスタの最初のノード (TSM がインストールされているノード) で管理者としてコマンド プロンプトを開きます。
  2. 次のコマンドを実行して、従来のアイデンティティ ストア モードを使用するように Tableau Server 2022.1 (またはそれ以降) を設定します。

    tsm authentication legacy-identity-mode enable
    tsm pending-changes apply

    Tableau Server は、従来のアイデンティティ ストア モードを使用して、アイデンティティ サービスにデータを取り込む必要があります。tsm コマンドの詳細については、tsm authentication legacy-identity-mode を参照してください。

  3. 次のコマンドを実行して、バックアップをもう一度復元し、移行を開始できるようにします。

    tsm restore
    tsm pending-changes apply

    重要: バックアップの復元後、移行によって、アイデンティティ サービスにアイデンティティ情報が入力されます。

ステップ 2: アイデンティティの移行を検証して完了する

  1. Tableau Server に管理者としてサインインします。
  2. 左側のナビゲーション ペインで、[ユーザー] (またはマルチサイト Tableau Server の場合は [すべてのサイト] > [ユーザー] を選択し、[Identity Migration (アイデンティティの移行)] ページをクリックして、移行が開始されたことを確認します。

    Tableau Serverの [ユーザー] ページから、専用の [アイデンティティの移行] ページを使用して、進行状況を監視および管理できます。詳細については、「アイデンティティの移行を管理する」を参照してください。

  3. ID 移行時の競合の解決」で説明されているように、すべてのアイデンティティの競合を解決または確認します。

  4. 次のいずれか 1 つを実行します。

    • アイデンティティの移行ジョブを今すぐ実行するには、[Migration Overview (移行の概要)] 見出しの横にある [Edit Schedule (スケジュールの編集)] ドロップダウン矢印をクリックし、[今すぐ実行] を選択します。
    • または、次にスケジュールされた時間に移行ジョブが実行されるのを待つこともできます。
  5. 移行が完了したら、[アイデンティティの移行] ページで、[移行の概要] に [100% 完了] が表示されていることを確認します。

ステップ 3: アイデンティティ サービスを使用するように Tableau Server を構成する

  1. クラスタの最初のノード (TSM がインストールされているノード) で管理者としてコマンド プロンプトを開きます。
  2. 次のコマンドを実行します。

    tsm authentication legacy-identity-mode disable
    tsm pending-changes apply

Tableau Server をアイデンティティ サービスを使用するように構成した後、ユーザーが Tableau Server にサインインすると、Tableau Server は構成されたアイデンティティ ストア内の識別子を使用してユーザー アイデンティティを検索します。識別子からユニバーサル一意識別子 (UUID) が返され、既存の Tableau Server ユーザー アイデンティティと照合するために使用されます。次に、このプロセスはユーザーのセッションを生成し、認証ワークフローを完了します。

[アイデンティティの移行] ページの “予期しないエラー”

[アイデンティティの移行] ページからすべてのユーザー アイデンティティを解決または確認すると、“予期しないエラー” メッセージが表示されます。このメッセージは、一度に 1,000 を超えるユーザー アイデンティティを解決または確認しようとしたときに表示されることがあります。

この問題を解決するには、1,000 以下のユーザー アイデンティティを選択して解決または確認してから、もう一度やり直してください。

アイデンティティの競合の管理の詳細については、「ID 移行時の競合の解決」を参照してください。

アイデンティティの移行を元に戻す

特定のユーザーが Tableau Server にサインインできないなど、アイデンティティ サービスが原因であると思われる問題がある場合は、tsm authentication legacy-identity-mode コマンドを使用して、従来のアイデンティティ ストア モードを使用するように戻すことができます。元に戻した後は、アイデンティティの移行後に追加された新しいユーザーと、移行前に Tableau Server にのみサインインできたユーザーの両方が、問題なく Tableau Server にサインインできます。

アイデンティティ サービスから従来のアイデンティティ ストア モードに戻したら、[アイデンティティの移行] ページを使用して、問題のあるユーザー アイデンティティの移行を実行できます。アイデンティティの競合の管理の詳細については、「ID 移行時の競合の解決」を参照してください。

ありがとうございます!