Tableau Server のインストールとアップグレードのトラブルシューティング

Tableau Server の一般的な問題を解決するには、このトピックの提案に従ってください。ステータス ページに表示されるプロセス ステータスに基づいた追加のトラブルシューティングの手順については、サーバー プロセスのトラブルシューティングを参照してください。

 

一般的なトラブルシューティングの手順

多くの Tableau Server の問題は、幾つかの基本的な手順で対応することができます。

  1. Tableau Server を実行している各コンピューターで十分なディスク容量があることを確認します。ディスク容量が限られている場合、インストールの失敗、アップグレードの失敗、または Tableau Server の実行で問題が生じる可能性があります。

  2. Tableau Server を再起動します。完全に開始していないプロセスに関連する問題は、Tableau Server を制御された方法で再起動することによって解決できます。Tableau Server を再起動するには、tsm restart コマンドを使用します。このコマンドでは、Tableau Server に関連付けられたすべてのプロセスを停止して、再起動します。

  3. Tableau Server インデックスの再作成を実行します。インデックス作成に関連する問題は、Tableau Server インデックスの再作成を行うことによって解決できます。Tableau Server インデックスを再作成するには、tsm maintenance reindex-search コマンドを使用します。詳細については、下のTableau Server の検索とブラウズの再インデックスを参照してください。

  4. Tableau Server が実行されている PC を再起動します。データ ソース接続に関連するような問題は、サーバー PC を再起動して解決できます。

Tableau Server のインストールに関する全般的な問題

インストール ログの場所

インストール ログである app-install.log/var/opt/tableau/tableau_server/logs にあります。

アップグレード ログである app-upgrade.log/var/opt/tableau/tableau_server/logs にあります。

TSM または Tableau Server にログインできない (認証資格情報を入力後にサインイン画面が再表示される)

Internet Explorer または Edge を使用しており、TSM または Tableau Server のサインイン画面に認証資格情報を入力すると、サインインせずにページが再表示される場合は、URL にホスト名とドメインにアンダースコア (_) が含まれていないことを確認してください。Tableau Server コンピューターのホスト名またはドメインにアンダースコア (_) が含まれる場合、Internet Explorer や Edge のブラウザでは Cookie が設定されないため、サインインせずにページが再表示されます。これを回避するには、URL で "localhost" またはコンピューターの IP アドレスを使用してください。例: https://localhost:8850

詳細については、Tableau ナレッジ ベース(Link opens in a new window)を参照してください。

インストールの試行が何度も失敗する

Tableau Server のインストールを試行してインストールに失敗する場合、tableau-server-obliterate スクリプトを実行して Tableau をコンピューターからクリーンアップしないと後続のインストールの試行も失敗する可能性が高くなります。

インストールの試行に失敗すると、コンピューターはその後の試行も失敗する状態となり、前回のインストール試行に直接は関係がないように見えるエラーが残る可能性があります。考えられるエラーの 1 つは以下です。

Enabling and starting all services
+ services=(appzookeeper* tabadmincontroller* tabsvc* licenseservice* fnplicenseservice* tabadminagent* clientfileservice*)
+ systemctl_user enable appzookeeper_0.service 'tabadmincontroller*' 'tabsvc*' 'licenseservice*' fnplicenseservice_0.service 'tabadminagent*' 'clientfileservice*'
++ id -ru a_tabadminpoc
+ local unprivileged_uid=222954
+ su -l a_tabadminpoc -c 'XDG_RUNTIME_DIR=/run/user/222954 systemctl --user enable appzookeeper_0.service tabadmincontroller* tabsvc* licenseservice* fnplicenseservice_0.service tabadminagent* clientfileservice*'
Failed to execute operation: No such file or directory

この問題を修正するには、tableau-server-obliterate スクリプトを実行し、前回のインストール試行で残ったものをすべてクリーンアップしてから、コンピューターを再起動します。詳細については、tableau-server-obliterate スクリプトの実行を参照してください。

重要: 保持する Tableau のバックアップ (<file>.tsbak) を作成したら (新しいインストール場所に復元するなど)、そのファイルを別のコンピューターの安全な場所にコピーして、Tableau コンピューターをクリーンアップしても削除されないようにします。

ハードウェア要件のためインストールが失敗する

Tableau Server は、インストール先のコンピュータがハードウェアの最低要件を満たしていない場合はインストールできません。この要件は、Tableau Server をインストールしているすべてのコンピューターに適用されます。ハードウェアの最低要件の詳細については、Tableau Server の最小ハードウェア要件と推奨事項を参照してください。

Tableau Server のアップグレードに関する全般的な問題

アップグレード ログの場所

  • アップグレード ログである app-upgrade.log/var/opt/tableau/tableau_server/logs にあります。
  • マルチノードをアップグレードし、追加ノードを初期化すると "Enter your credentials again (認証資格情報を再度入力してください)" というエラーで失敗する

    Tableau Server のアップグレード時に追加ノードを初期化しようとすると、次のエラーが表示されます。

    Enter your credentials again. The credentials you enter must provide administrative access to the computer where you generated the configuration file.

    これは、ノードが接続できないか、最初のノードと通信していることを示します。これには以下の複数の理由が考えられます。

    • 入力した認証資格情報が有効でないか、入力ミスがある。認証資格情報は、Tableau Server を最初にインストールしたコンピューターの管理パーミッションを持つユーザーの情報でなければなりません。bootstrap ファイルを作成したユーザーの認証資格情報を使用する必要はありませんが、これが確実に有効な認証資格情報となります。

    • 追加しようとしているコンピューターのローカル ファイアウォールで最初のノードへの通信が許可されていない。詳細については、ローカル ファイアウォール構成を参照してください。

    ディスク容量の不足によるアップグレードの失敗

    Tableau Server のセットアップ プログラムを実行およびアップグレードするためのディスク容量が不足している場合、インストールは失敗します。必要なディスク容量は、リポジトリ データベースのサイズおよび抽出の数とサイズによって異なります。

    ディスク容量を空けるには:

    1. tsm maintenance ziplogs コマンドを使用してログのアーカイブのスナップショットを作成します。

      圧縮されたログ ファイルを作成した後、Tableau Server インストールとは別の安全な場所に保存します。

    2. tsm maintenance cleanup コマンドを使って不必要なファイルをクリーンアップします。詳細については、不必要なファイルの削除を参照してください

    設定ファイルをインポートするとサービスが欠落しているために "not present" (存在しません) 検証エラーが発生する

    Tableau Server の新しいバージョンをインストールして、以前のバージョンから設定ファイルをインポートしてアップグレードする場合、tsm settings import コマンドの実行時にトポロジ検証エラーが発生する可能性があります。

    次のようなエラーが発生します (特定のサービスが異なる場合があります)。

    >tsm settings import -f 20183-export.json

    Pending topology set.
    There are 1 topology validation errors/warnings.

    Service 'elasticserver' is not present on any node in the cluster.
    Service: Elastic Server

    この問題を解決するには、欠落しているサービスを Tableau Server に追加します。

    1. 検証エラーを生成したサービスの場合、インスタンス数が 1 のサービスを追加します。

      たとえば、クラスタにメッセージング サービスがない場合は、次の手順を実行します。

      検証エラー メッセージに表示されるサービス名の最初のバージョンを使用して、プロセス インスタンス数を 1 に設定します。

      tsm topology set-process -n node1 -pr elasticserver -c 1

      エラーが発生した各サービスに対してこの手順を繰り返します。

    2. 警告やエラーが表示されなくなると、保留中の変更を適用します。

      tsm pending-changes apply

    これで、設定が正常にインポートされるはずです。

    設定ファイルをインポートすると "configuration value you specified does not match" (指定した構成値が一致しません) エラーが発生する

    Tableau Server の新しいバージョンをインストールし、以前のバージョンから設定ファイルをインポートすると、tsm settings import コマンドの実行時に構成検証エラーが発生する場合があります。Tableau から削除された構成値が設定ファイルに含まれている場合、これらのエラーが発生する可能性があります。

    次のようなエラーが発生します (構成キーが異なる場合があります)。

    >tsm settings import -f 20183-export.json
    Configuration error: At least one configuration value you specified does not match a known configuration key. This applies to the following keys: '[features.TsmConfigFileService]'
    Use this parameter to override unknown key error: --force-keys

    この問題を解決するには、インポートする設定ファイルを編集して、エラー内にある構成キーへの参照を削除します。

    1. JSON 設定ファイルをコピーし、バックアップ用にコピーを保存します。

    2. プレーン テキスト エディターで JSON 設定ファイルを開きます。

    3. キーを含む行全体を見つけて削除します。この例では、キーを含む行は features.TsmConfigFileService です。

      "configKeys" : {
        "config.version" : 19,
        "tabadmincontroller.port" : "8850",
        "endpoints.enabled" : false,
        "endpoints.health.enabled" : true,
        "features.TsmConfigFileService" : true,
        "tableau_projects.language" : "en",

      上記のコードは、エクスポートされた設定ファイルの小さなセクションの例であり、ファイルの内容全体を表すものではありません。

    4. 設定ファイルを保存し、インポートし直します。

    トポロジ検証に関連する追加のエラーが発生する場合があります。これらのエラーを解決する方法の詳細については、上記の設定ファイルをインポートするとサービスが欠落しているために "not present" (存在しません) 検証エラーが発生するを参照してください。

    Tableau Server の起動

    Tableau Server は完全に起動したことを確認できません

    Tableau Server はスタートアップ時にすべてのコンポーネントが正常に起動したことを確認できないと報告する場合があります。次のメッセージが表示されます。"サービスのすべてのコンポーネントが正常に起動したことを確認できませんでした。"

    起動後にこのメッセージが表示された場合、tsm status -v コマンドを使用して Tableau Server が正常に実行されていることを確認します。

    ステータスが実行中 ("Status: RUNNING") であることを示している場合、サーバーは正常に起動されており、メッセージを無視することができます。ステータスが DEGRADED または STOPPED の場合は、次のセクションの「Tableau Server が起動しない」を参照してください。

    Tableau Server が起動しない

    Tableau Server が開始しないか機能が低下した状態で実行されている場合、コマンド プロンプトから tsm restart コマンドを実行します。これによって実行中のすべてのプロセスをシャットダウンして、Tableau Server を再起動します。

    Tableau Server の検索とブラウズの再インデックス

    検索とブラウズの再インデックスによって解決する他の問題

    再構築が必要なインデックスの症状には次が含まれます。

    • ユーザーがログインを試みるとサイトのリストが空になっている
    • ユーザーがプロジェクトの選択を試みるとプロジェクトのリストが空になっている
    • コンテンツがない (ワークブック、ビュー、ダッシュボード)
    • 予期しない、または不正確なアラート (たとえば、" 更新の失敗" 抽出を含まないワークブックのアラート)

    これらの症状が見られる場合、tsm maintenance reset-searchserver コマンドを使用して検索とブラウズインデックスを再構築します。

    Tableau Server のライセンス認証

    Tableau Server のライセンス認証の失敗

    一部のインスタンスの Tableau Server のライセンス認証に失敗する場合があります。さまざまなエラー メッセージがありますが、中でも一般的なメッセージは次のとおりです。

    • An error has occurred

    また、より具体的なメッセージの例を以下に挙げます。

    • Function flxActCommonLicSpcPopulateFromTS returned error 50030, 71521,
    • No license found for 'Tableau Server'

    この問題を解決するには、以下の解決方法を記載された順に試してください。

    ライセンシング サーバーへアクセスできることを確認する

    Tableau のライセンス発行サービスは、2018 年 10 月 6 日に新しいデータ センターへ移動しました。つまり、licensing.tableau.com にアクセスするために特別な構成を必要とする (静的 IP のセーフ リストなど) 環境では、Tableau プロダクト キーをライセンス認証、更新、または認証解除する前にアップデートが必要となります。

    アクセスをテストするには、ブラウザにライセンスサーバーの URL とポートを入力します。

    https://licensing.tableau.com:443

    および:

    https://atr.licensing.tableau.com/_status/healthz

    サーバーにアクセスできる場合は、最初のサーバーに対して "テスト成功" メッセージが表示され、2 番目のサーバーに対して "OK" というメッセージが表示されます。

    Tableau Server は、ライセンス発行の目的で、次のインターネット上の場所に接続する必要があります。

    • licensing.tableau.com:443

    • atr.licensing.tableau.com:443

    • s.ss2.us

    • ocsp.rootg2.amazontrust.com

    • ocsp.rootca1.amazontrust.com

    • ocsp.sca1b.amazontrust.com

    • crt.sca1b.amazontrust.com

    • crt.rootca1.amazontrust.com

    • ocsp.sca0a.amazontrust.com

    • crt.sca0a.amazontrust.com

    • ocsp.sca1a.amazontrust.com

    • crt.sca1a.amazontrust.com

    • ocsp.sca2a.amazontrust.com

    • crt.sca2a.amazontrust.com

    • ocsp.sca3a.amazontrust.com

    • crt.sca3a.amazontrust.com

    • ocsp.sca4a.amazontrust.com

    • crt.sca4a.amazontrust.com

    • crl.rootca1.amazontrust.com

    • crl.rootg2.amazontrust.com

    • crl.sca1b.amazontrust.com

    上記ドメインへのリクエストは、ポート 80 またはポート 443 で行われることがあります。

    日付と時刻を確認します

    最初の Tableau Server コンピューター上の日付と時刻が正しいことを確認してください。時計が現在の日付より早い日時に設定されていると、Tableau Server は起動できません。

    プロダクト キーを強制的に再度読み取る

    1. 最初の Tableau Server コンピューターで管理者としてサインインし、コマンド プロンプトを開きます。

    2. Tableau Server の bin ディレクトリに移動します。既定では、次になります。

      /opt/tableau/tableau_server/packages/bin.<version_code>/

    3. 次のコマンドを入力します。

      tsm stop
      ./lmreread
      tsm start

    信頼されているストレージのコンテンツを Tableau サポートに送信する

    FlexNet ライセンス発行サービスがインストールされ、実行中で、エラーが表示されていない場合、Tableau プロダクト キー情報に問題がある可能性があります。この問題を解決するため、次の手順を完了して、信頼されているストレージに格納されているキー情報のファイルを作成します。

    1. 最初の Tableau Server コンピューターで管理者としてサインインし、コマンド プロンプトを開きます。

    2. 次のコマンドを入力します。

      serveractutil -view > <machine_name>-LicResults.txt

      これにより、現在のディレクトリに <machine_name>-LicResults.txt ファイルが作成されます。その場所に対する書き込みパーミッションがなくエラーが表示される場合は、ファイルを作成するパーミッションがある場所に変更してから、コマンドを再度実行してください。

    3. Tableau サポート (http://www.tableau.com/ja-jp/support/request(Link opens in a new window)) に連絡し、作成した <machine_name>-LicResults.txt ファイルを含めます。

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