TSM のインストールと初期化

このトピックでは、Tableau Server のインストールと Tableau Services Manager (TSM) を初期化するプロセスについて説明します。

重要: 本番環境にはベータ バージョンの Tableau Server をインストールしないでください。また、ベータ バージョンのバックアップを使用して、本番 Tableau Server インストールを復元しないでください。

前提条件

続行する前に、インストールの前に...のトピックを確認してください。

オプションの初期化パラメーターの確認

TSM をインストールして初期化する前に、初期化操作の一環としてオプションとして設定する場合があるパラメーターを確認することが重要です。initialize-tsm は 1 回のみ実行可能なため、組織が必要とするすべてのオプションを使用して実行していることを確認してください。既定以外のシステム ユーザーやグループなど、一部のオプションは初期化操作の一環でのみ構成可能です。フォワード プロキシやダイナミック ポートの設定などの他の構成は、初期化の実行後に手動で設定することができますが、はるかに労力が求められるプロセスです。

オプションのパラメーターの完全なリストについては、initialize-tsm スクリプトの出力ヒントを参照してください。

オプションの初期化パラメーターが使用されている、一般的なシナリオには次のものがあります。

  • 転送プロキシ サーバーを使用するために Tableau Server を構成している。インストール時に Tableau Server を構成するには、このトピックで後述するオプション: 一般的な initalize-tsm パラメーターを参照してください。インストール後に Tableau Server を構成することもできます。フォワード プロキシを使用するための Tableau Server on Linux の構成を参照してください。
  • 動的ポート マッピングを指定している。既定では、Tableau Server で必要なほとんどのポートは事前定義されたポート範囲から動的に割り当てられます (マッピングされます)。ポート割り当ては、インストール時に各サービスまたはプロセスに対して行われます。ポート マッピングを変更する場合、インストール時にこの構成を行うことをお勧めします。initialize-tsm によるポート リマッピングの制御を参照してください。
  • 既定以外のシステム ユーザーまたはグループを指定している。この構成の変更は、初期化の際にのみ実行可能です。システム ユーザーとグループを参照してください。
  • 既定の以外のデータ ディレクトリを指定している。この構成の変更は、初期化の際にのみ実行可能です。データ ディレクトリを参照してください。

Tableau Server のインストール

ディストリビューションのパッケージ マネージャーを使用して Tableau Server をインストールしてから、スクリプトを実行して TSM を初期化します。スクリプトはインストールされたパッケージに含まれています。

重要: TSM の起動後はサーバーのホスト名を変更できません。たとえば、cloud-init パッケージを使用して仮想マシンを初期化し、その仮想マシンに Tableau Server をインストールする場合にこのようになる可能性があります。

Tableau Server パッケージのインストール

既定では、Tableau Server は /opt ディレクトリにインストールされます。RHEL ライクなディストリビューションでは、別のインストール場所を指定できます。

  1. Tableau Server をインストールするコンピューターに sudo アクセス権を持つユーザーとしてログオンします。

    注: 複雑な問題を避けるため、特殊文字 (たとえば、非ASCII 文字、"+"、"-" など) を含まないユーザー アカウントを使用することをお勧めします。特殊文字を使用すると、環境の構成によっては、Tableau Server の完全インストールの失敗などの問題が発生する可能性があります。

  2. .rpm または .deb インストーラー パッケージを 「Tableau Server のダウンロードおよびリリース ノート」ページからダウンロードします。

  3. .rpm または .deb パッケージをコピーしたディレクトリに移動します。

  4. パッケージ マネージャーを使用して、Tableau Server パッケージをインストールします。

    シンボリック リンクを使用している場所や、ネットワーク ファイル システム (NFS) ボリューム上のディレクトリにインストールしないでください。

    • CentOS を含む RHEL ライクなディストリビューションでは、既定以外の場所に Tableau をインストールすることができます。

      • 既定の場所: 既定の場所 (/opt/tableau/tableau_server) にインストールするには次のコマンドを実行します (<version> の書式設定は「メジャー-マイナー-メンテナンス」(例: 2019-2-5))。

        sudo yum update

        sudo yum install tableau-server-<version>.x86_64.rpm

      • 既定以外の場所: 既定以外の場所にインストールするには、rpm -i を使用する必要があります。また、依存するすべてのパッケージをインストールする必要があります。以下の注意事項を参照してください。

        次のコマンドを実行します。

        sudo rpm -i --prefix /preferred/install/path tableau-server.rpm

      注: Tableau Server のインストールに yum を使用した場合、すべての依存するパッケージが自動的にダウンロード、インストールされます。これが Tableau のインストール推奨方法です。既定以外の場所にインストールする場合、または所属の組織で yum の使用が禁止されているため、rpm -i を使用しなくてはならない場合は、依存するすべてのパッケージを個別にインストールしなくてはなりません。依存するパッケージのインストールについての詳細は、 Tableau Server を Linux を実行するエア ギャップ環境にインストールするを参照してください。

    • Ubuntu および Debian で次のコマンドを実行します (<version> の書式設定は「メジャー-マイナー-メンテナンス」(例: 2019-2-5))。

      sudo apt-get update
      sudo apt-get upgrade
      sudo apt-get -y install gdebi-core
      sudo gdebi -n tableau-server-<version>_amd64.deb
      

TSM の初期化

Tableau を既定の場所にインストールしたかに関わらず、データ (抽出および抽出メタデータ) ストレージには別の場所を指定できます。

  1. scripts ディレクトリへ移動します。

    cd /opt/tableau/tableau_server/packages/scripts.<version_code>/
  2. 次のスクリプトを実行して TSM を開始します。

    sudo ./initialize-tsm --accepteula --<optional_parameters>

    initialize-tsm スクリプトで必要な唯一のパラメーターは --accepteula です。このパラメーターは、Tableau Server のエンド ユーザー ライセンス契約 (EULA) に同意するために含める必要があります。EULA は次の場所にあります。

    /opt/tableau/tableau_server/packages/docs.<version_code>/Commercial_EULA.txt

    ただし、スクリプトの実行前に以下の一般的なパラメーターは確認してください。

    オプション: 一般的な initalize-tsm パラメーター

    initialize-tsm を実行するときに設定できるパラメーター (フラグとも呼ばれる) は数多くあります。一般的なフラグは下記のとおりです。完全なリストを表示するには、コマンド sudo ./initialize-tsm -h を実行するか、initialize-tsm スクリプトの出力ヒントを参照してください。

    • -a フラグ: このスクリプトを実行しているユーザーではなく、tsmadmin グループまたは tableau グループに追加されるユーザーを指定します。root アカウントを使用してインストールしている場合は、-a フラグを指定する必要があります。

    • --unprivileged-user フラグ: 別のサービス アカウントを設定します。既定では、tableau という名前で新規ユーザーが作成されます。このアカウントは権限が付与されていないサービス アカウントで、ほとんどの Tableau プロセスはこのアカウントで実行されます。tableau ユーザー アカウントがコンピューターに既存する場合にのみ、別のユーザーを作成することをお勧めします。

    • -d フラグ: 「データ ディレクトリ」(Tableau Server が抽出、抽出の情報、その他を格納するディレクトリ) の既定以外の場所を指定します。

      既定では、Tableau Server は、次の場所をそのディレクトリ用に使用します。

      /var/opt/tableau/tableau_server

      このフラグを設定して intialize-tsm スクリプトを実行すると、指定したディレクトリが作成され、パーミッションが適用されます。既定のディレクトリ パスの変更に適用される重要な制限があります。データ ディレクトリを参照してください。

    • --debug フラグ: トラブルシューティングのため。このオプションは、コマンドの実行により問題のトラブルシューティングが簡単になる場合に、スクリプトに各コマンドを表示します。このオプションを使用すると、画面に広範囲に表示されます。

    • インストール時に Tableau Server でフォワード プロキシ ソリューションを構成することをお勧めします。

      これを行うには、--http_proxy フラグや --https_proxy フラグを含め、フォワード プロキシ サーバーを指定します。ポートを含む URL を指定します。たとえば、以下のようにします。

      --http_proxy=http://proxy.exampe.lan:80/

      --https_proxy=http://1.2.3.4:443/

      https_proxy 環境変数で URL を指定する場合は、注意して http を使用してください。https_proxy 環境変数の値には https プロトコルを指定しないでください。

      Tableau Server でフォワード プロキシを回避するように構成するには、--no_proxy フラグを含めます。また、このプロキシ構成に例外を追加することで、ローカル Tableau Server クラスタ (現在設定している、または今後設定する場合) 内の通信すべてがプロキシ サーバーに送られないようにする必要もあります。例:

      --no_proxy=localhost,127.0.0.1,localaddress,.localdomain.com

    • TSM および Tableau Server プロセスのポート割り当てを手動で管理する場合は、initialize-tsm とともに 1 つ以上のポート関連のスイッチを使用する必要が生じることがあります。詳細については、initialize-tsm によるポート リマッピングの制御を参照してください。

    • Tableau 実行承認 (ATR) サービスを使用して Tableau Server をアクティブ化する場合は、--activation-service を使用します。このオプションは、新規インストールのみに使用でき、アップグレードには使用できません。このオプションは、クラウドベースまたは仮想環境で使用するのが最適ですが、オンラインで Tableau Server のコピーをアクティブ化できるユーザーであれば使用可能です。製品のアクティブ化で ATR を選択すると、永続的な選択となるため、後で取り消すことができません。詳細については、「実行承認 (ATR) サービスを使用した Tableau Server のライセンス認証」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

  3. Tableau Server を構成する前に、ターミナルからログオフしてもう一度ログオンしてください。

    再びログオンした時点で新しいセッションが作成され、このときにグループのメンバーシップ変更が反映されます。この新しいセッションは、initialize-tsm スクリプトによって追加された環境変数へのアクセス権もあります。

次のステップ

ありがとうございます!