埋め込みデータソースの使用
Tableau Bridge は、埋め込みデータ ソース (EDS) とパブリッシュされたデータ ソースをサポートしています。EDS のサポートにより、Bridge を必要とする既存のコンテンツは、埋め込みデータ ソースをパブリッシュされたデータ ソースに変換することなく、そのまま移行できます。
注: 埋め込みデータ ソースを含む Bridge 抽出更新の接続では、複数のソースからのデータを結合できます。「複数接続のシナリオ」を参照してください。
考慮事項
- Bridge は、クライアントごとに最大 16 件のライブ クエリをサポートできます。埋め込みデータ ソースのサポートにより、その制限数に対して更新を 1 件使用することになります。
- Tableau Bridge がサイトのキャパシティに与える影響については、「Bridge サイト キャパシティ」を参照してください。
- データがワークブックに埋め込まれると、そのデータはそのワークブック専用になります。他の Tableau Desktop ユーザーは接続できません。抽出更新のスケジュールは、パブリッシュするデータ ソースと同様に設定できます。
- 各埋め込みデータ ソースには、データへの接続が個別にあります。重複したデータのコピーに接続する場合、たとえば、同じ元データに接続する複数のワークブックにそれぞれ独自の更新スケジュールがある場合、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
- データ ソースに対するプールのマッピングとプライベート ネットワークの許可リストが設定されると、既存のスケジュールされたジョブは Bridge にルーティングされます。これは、埋め込みデータ ソースのネットワーク タイプがプールのマッピングとプライベート ネットワークの許可リストによって決定されるためです。
- 通常、パブリッシュされたデータ ソースは、長時間実行される抽出更新タスクに最適なオプションです。詳細については、Bridge の更新パフォーマンスの最適化を参照してください。
制限事項
- Bridge のレガシー スケジュールはサポートされていません。
- 既定のプールは埋め込みデータ ソースをサポートしていません。設定したプールを使用する必要があります。詳細については、「Bridge クライアント プールの構成」を参照してください。
- ファイル データ (.cvs や .xlsx など) へのライブ接続は、その接続が埋め込みデータ ソースである場合、Bridge ではサポートされません。
- 埋め込みデータ ソース ファイルの抽出更新は、Bridge Windows クライアントでサポートされています。埋め込みデータ ソースには設定したプールを使用し、ファイル パスには UNC 形式を使用する必要があります。Tableau では、ファイルのサイズを 5 GB に制限することをお勧めします。
- ファイル データは Bridge for Linux for Containers ではサポートされていません。
ライブ接続を使用した埋め込み データ ソース
- データ ソースのプール マッピングを設定します。詳細については、「Bridge クライアント プールの構成」を参照してください。
- Tableau Desktop から、データ ソース接続を [ライブ] に設定します。
- ワークシートから、[サーバー]、[ワークブックのパブリッシュ] の順にクリックします。
- ワークブックに埋め込まれたデータ ソースを表示するには、[データ ソース] をクリックします。
- [パブリッシュ] をクリックします。
ワークブックがパブリッシュされると、ワークブックに含まれるデータ ソースを使用してワークブックがレンダリングされます。
抽出接続を使用した埋め込みデータ ソース
- データ ソースのプール マッピングを設定します。詳細については、「Bridge クライアント プールの構成」を参照してください。
- Tableau Desktop から、データ ソース接続を [抽出] に設定します。
- ワークシートをクリックし、[抽出を名前を付けて保存] のフォームに抽出データ ソースの名前を入力します。
- ワークシートから、[サーバー]、[ワークブックのパブリッシュ] の順にクリックします。
- (オプション) [データ ソースの管理] メニューで、更新アクセスを許可することを選択します。
- [パブリッシュ] をクリックします。
ワークブックがパブリッシュされると、ワークブックに含まれるデータ ソースを使用してワークブックがレンダリングされます。
データ ソースの編集
必要に応じて、ワークブックをパブリッシュした後、[データ ソース] タブまたはワークブックから、接続タイプをライブから抽出に変更できます。ワークブックから、接続タイプを抽出からライブに変更することもできます。
[データ ソース] タブから接続タイプをライブから抽出に変更するには、次の手順を実行します。
- [データ ソース] タブに移動します。
- [アクション] メニューで、[抽出] を選択します。
ワークブックから接続タイプをライブから抽出に変更するには、次の手順を実行します。
- [表示] タブに移動します。
- [ワークブックの編集] をクリックします。
- 左下隅の [データ ソース] タブをクリックし、右上隅の [抽出] をクリックします。
- [抽出の作成] をクリックします。
ワークブックのデータ ソースが [抽出] に変わると、ジョブが自動的に作成されます。
接続タイプを抽出からライブに変更するには、ワークブックから接続を変更します。[データ ソース] タブからデータ ソースを抽出からライブに変更しないでください。
- [表示] タブに移動します。
- [ワークブックの編集] をクリックします。
- 左下隅にある [データ ソース] タブをクリックし、右上隅にある [ライブ] をクリックします。
- [パブリッシュ] をクリックしてワークブックのページを更新します。
更新ジョブの表示
[ジョブ] ページから表示できるいくつかのタスク タイプがあります。
Bridge クライアントを使用する埋め込みデータ ソースの場合、タスク タイプは [抽出の更新または作成] です。Bridge クライアントを使用するパブリッシュされたデータ ソースの場合、タスク タイプは [Bridge 更新] です。
注: パブリッシュされたワークブックの接続タイプをライブから抽出に変更すると、スケジュールされたジョブが作成されます。ただし、スケジュールされたジョブの更新または [今すぐ更新] の実行時に、Bridge クライアントがデータ ソースに使用されたことをタスク タイプは示しません。タスク タイプは、[抽出の更新または作成] としてリストに表示されます。
抽出の更新
ほとんどのクラウド データ プロバイダーでホストされているデータの抽出は Tableau Cloud で直接更新できます。
- データ ソースがパブリッシュされる Tableau Cloud サイトにサインインします。
- [データ ソース] ページで、更新するデータ ソースの横にある [その他のアクション] アイコン (...) を選択し、メニューから [抽出の更新] を選択します。
[抽出の更新] を選択すると更新がスケジュールされますが、更新はすぐには実行されません。更新を実行するには、[抽出更新] タブに移動し、データ ソースの横にある [その他のアクション] アイコン (...) を選択して、[今すぐ実行] をクリックします。