Tableau Cloud での更新のスケジュール

クラウドでホストされているデータの抽出については、Tableau Cloud で更新タスクのスケジュールを直接設定できます。これには、次のタイプのデータの抽出が含まれます。

  • Salesforce.com または Google Analytics。
  • ライブ接続を使用しない場合は Google BigQuery または Amazon Redshift。オンプレミスの Redshift の場合は、Tableau Bridge を使用する必要があります。
  • ライブ接続を使用しない場合や、ライブ接続がそのデータ ソースをサポートしていない場合は、クラウド プラットフォームでホストされる SQL ベースのデータまたはその他のデータ (Amazon RDS、Microsoft Azure、Google Cloud Platform など)。

    サポートされるデータ ソースのリストについては、「クラウド プラットフォームでホストされているデータへの直接接続の許可」を参照してください。

スケジュールは、Tableau Bridge で抽出更新を作成する場合にも使用できます。詳細については、「Bridge 更新スケジュールの設定」を参照してください。

注:

  • Microsoft Excel や SQL Server の抽出、または Tableau Cloud が直接アクセスできないその他のデータの抽出を更新する方法の詳細については、「Bridge を使用した接続」を参照してください。
  • Tableau Cloud サイトは、すべてのユーザーの分析ニーズに対応するための容量を備えています。サイトの容量には、ストレージ容量のほかに、抽出などサイトで実行する必要があるタスクの容量が含まれます。詳細については、Tableau Cloud サイトの容量を参照してください。

更新スケジュールの作成

重要!

  • [今すぐ実行] オプションは、[抽出更新の作成] ダイアログ ボックス使用できなくなりました。現在、[今すぐ実行] オプションは [アクション] ドロップダウン メニューに表示されます。
  • タスクが順次 (連続して) 実行されるように構成することはできません。代わりに、タスクが順次実行されるように抽出更新の開始時刻を調整する必要があります。
  • 既存のタスクをカスタム スケジュールに移行した場合、これらのタスクの開始時刻を変更しない限り、タスクは並列実行されるため、想定外の結果になる可能性があることに注意してください。
  • 同じワークブックまたはパブリッシュされたデータ ソースに対して複数の抽出更新のスケジュールを設定した場合、ジョブが連続的に実行されます。その際、前のジョブが終了してから次のジョブが実行されます。

  1. Tableau Cloud にサインインしたら、左側のナビゲーション ペインから [検索] を選択し、更新するコンテンツのタイプに応じてドロップダウン メニューから [すべてのワークブック] または [すべてのデータ ソース] を選択します。

  2. 更新するワークブックまたはデータ ソースのチェック ボックスを選択し、[アクション] > [抽出の更新] を選択します。

  3. [抽出の更新] ダイアログで [更新のスケジュール] を選択し、次の手順を実行します。

    • 更新のタイプ: 必要な更新のタイプを選択します。既定では、完全更新が実行されます。増分更新は、抽出のパブリッシュ前に Tableau Desktop で構成している場合にのみ使用できます。完全更新を実行するように設定されている 1 つまたは複数のワークブックまたはデータ ソースを選択した場合、増分更新を選択するオプションは無効になります。詳細については、Tableau ヘルプの「抽出の更新」を参照してください。
    • 更新の頻度: 抽出更新を実行する頻度を設定します。実行する頻度を毎時、毎日、毎週、または毎月に設定できます。時間と曜日の間隔は、次に示すように、選択する繰り返し頻度によって異なります。

      • 毎時: 利用可能な頻度は、特定の時間から特定の時間までの間の 1 時間ごとです。つまり、指定した時間範囲でタスクが 1 時間ごとに実行されます。

      • 毎日: 利用可能な頻度は、2 時間、4 時間、6 時間、8 時間、12 時間ごと、または 1 日 1 回です。開始時刻と終了時刻に加えて、曜日を 1 つまたは複数選択することもできます。つまり、毎日 1 日 1 回、または特定の曜日に指定した時間間隔でタスクを実行できます。

      • 毎週: 利用可能な頻度は、週 1 日または複数の曜日の指定した時刻ごとです。つまり、特定の曜日の特定の時刻に週 1 回タスクを実行できます。

      • 毎月: これは 2 つの異なる方法で設定できます。

        1. 頻度間隔として [日] を選択すると、月の特定の日付を選択できます。たとえば、毎月 2 日、15 日、28 日の午後 2 時 45 分にタスクを実行するように選択できます。

        2. また、第 1~6 週目の特定の曜日の特定時刻を選択することもできます。たとえば、毎月第 2 水曜日の午後 2 時 45 分にタスクを実行するように設定できます。

既存のスケジュールの更新

既存のスケジュールに変更を加える場合、既存のスケジュールのリストから選択するのではなく、スケジュール内の定期的なタスクを直接変更できます。

更新の抽出の時間制限

長時間実行中の更新タスクがすべてのシステム リソースを使用して、サイトの他の抽出の更新を妨げることがないようにするため, Tableau Cloud 更新タスクに対しては 7200 秒 (120 分または 2 時間)のタイムアウト制限とも呼ばれる、時間制限があります。タイムアウト制限は、単一の抽出がキャンセルされるまでに更新を完了するべき最長許容時間です。タイムアウト制限は設定可能ではありません。

タイムアウト制限を守る

タイムアウト制限に達することは一般的ではありませんが、抽出負荷の高い環境で作業している場合にタイムアウト制限に達しないように、抽出にいくつかの修正を行うことができます。

増分更新をセットアップする

更新タスクを実行する都度の完全更新ではなく、抽出を増分更新することを考慮します。

既定では、抽出は完全に更新されるよう構成されています。完全更新はデータの完全なコピーを提供しますが、完了するのに長時間かかります。抽出の更新時間を短縮するには、抽出の増分更新のセットアップを検討してください。詳細については、Tableau ヘルプの「抽出の増分更新を構成する」を参照してください。

注: 増分更新をセットアップしてから抽出を Tableau Cloud にパブリッシュする必要があります。パブリッシュした後、[抽出更新の作成] ダイアログで [増分更新] オプションを選択できるようになります。

抽出のサイズを小さくする

抽出のサイズを小さくすることで更新タスクを早期に完了することができます。

抽出のサイズを小さくするには 2 つの一般的な方法があります。使用していないフィールドをすべて非表示にする方法と、データ ソース フィルターを使用する方法です。

  • 使用していないフィールドをすべて非表示: データソースで非表示にしているフィールドは、抽出作成時に除外されます。抽出の作成時にフィールドを非表示にする方法については、Tableau ヘルプの「抽出の作成」を参照してください。

  • データ ソース フィルターの追加: データ ソース フィルターを追加すると、抽出の行数を減らすことができます。詳細については、Tableau ヘルプの「データ ソースからデータをフィルターする」を参照してください。

注: 使用していないフィールドをすべて非表示にするか、データ ソース フィルターを追加してから、抽出を Tableau Cloud にパブリッシュする必要があります。

抽出の更新の代替方法を使用する

できれば、抽出を Tableau Cloud 以外で更新することを検討してください。

別の時間に更新をスケジュールする

更新タスクの実行時間の変更を考慮します。詳細については、「更新タスクの管理」を参照してください。

更新タスクがタイムアウト制限に達する時のエラー

更新タスクがタイムアウト制限に達すると、次のいずれかのエラーが表示される場合があります。ユーザーが抽出をパブリッシュした場合、または抽出の所有者である場合は、次のいずれかのエラーがメールで通知される場合があります。ユーザーがサイト管理者の場合、「抽出でのバックグラウンド タスク」についての管理ビューに次のいずれかのエラーが表示される場合があります。

  • The query time resource limit (7200 seconds) was exceeded. (クエリ時間リソース制限 (7200 秒) を超えました。)
  • com.tableau.nativeapi.dll.TableauCancelException: Operation cancelled. (com.tableau.nativeapi.dll.TableauCancelException: 操作がキャンセルされました。)
  • The query time resource limit (8100 seconds) was exceeded. (クエリ時間リソース制限 (8100 秒) を超えました。)

エラーを解決し、将来的なエラーを防ぐには、上記の「タイムアウト制限を守る」を参照してください。

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