Bridge のメール アラートの管理
スケジュールされた更新は、さまざまな理由で失敗する可能性があります。データ ソース所有者は、これらの更新失敗に注意を払い、問題のトラブルシューティングを行って、データの鮮度に生じる空白を最小限に抑える必要があります。
メール アラートがサイト管理者によって有効にされている場合、所有するすべてのデータ ソースの更新失敗についてメール アラートが送信されます。Bridge のオンライン更新スケジュール (以前の推奨スケジュール) または Bridge (レガシー) スケジュールを使用してデータ ソースの更新を促進する場合、受信するアラートの種類、アラートを受信するタイミング、および構成できるアラートは、Tableau Cloud アラートの場合とは異なります。
注: このトピックは、Bridge データ ソースにのみ適用されます。Bridge から送信される仮想接続に関するメール アラートは現在サポートされていません。
タイムアウトによる更新失敗メールは、タイムアウトの制限を超えた場合に送信されます。Tableau Cloud 上で直接実行する更新とは異なり、Bridge の更新は 24 時間後にタイムアウトします (既定)。ただし、サイト管理者は、各 Bridge クライアントを介して、更新のタイムアウト制限を大きくする (または小さくする) ことができます。詳細については、Bridge クライアントの設定の変更を参照してください。
データ ソース所有者は、更新失敗メールに加え、次の 2 つのシナリオで警告メールを受信します。
Bridge クライアントが実行中でない: データ ソースにリンクされているクライアントが実行中でないため、今後スケジュールされている更新を開始できない場合。
更新が完了していない: 指定した時間が経過しても、スケジュールされた更新が完了していない場合。
データ ソースの所有者とサイト管理者は、次のバックグラウンダー プロセスの実行に失敗した場合のアラートをメールで受け取ります。
ブリッジ プールの容量が不足している: プールの容量が制限に達したため、抽出更新を実行できない場合。
Bridge プール内にクライアントがない: プール内にクライアントがないため、抽出更新を実行できない場合。
更新ジョブが失敗した: プールの容量が不足している、または、指定されたプールにクライアントがないということ以外の理由で更新ジョブが失敗した場合。これは、Bridge クライアントへの送信に失敗したバックグラウンダー更新ジョブのすべてを捕捉するものです。
注: バックグラウンダーの失敗アラートで受信できる失敗メールの数に 1 日あたりの制限はありません。
Tableau Cloud は、特定のデータ ソースに対して、初日に 5 件連続で更新関連の失敗についてメールを送信します。更新の失敗、クライアントが実行中でないことによるアラート、更新がまだ完了していないことによるアラートなどです。最初の日以降もデータ ソースで更新の問題が続く場合、Tableau Cloud は 1 日に 1 回メールを送信します。
データ ソース所有者は、1 日に最大 10 通のメールを受け取ることができます。受け取るメールは、更新の問題が連続してアクティブに発生しているデータ ソースごとに 1 通です。1 日の期間は、最初に更新の問題が発生した時刻から開始する 24 時間です。
データの更新によって開始されるサブスクリプションは、データを最新の状態に保つために Bridge 抽出データ ソースに依存するビューまたはワークブックでは、サポートされていません。詳細については、サブスクリプションのメールが届かないを参照してください。
プールの構成
Bridge プールと負荷分散の問題が原因で、抽出更新が失敗する場合があります。サイト管理者は、新しいプールを追加するか、プールの容量を変更することで、Bridge クライアントのプールを設定および管理できます。詳細については、「Bridge クライアントのプールの構成」および「Bridge プールのサイズの管理」を参照してください。
レガシー スケジュールの更新未完了メール アラートの設定
Bridge (レガシー) スケジュールを使用するデータソースの場合、既定では、更新が未完了のデータ ソースのスケジュールされた開始時刻から 24 時間後に、更新メール アラートが送信されます。スケジュールされた開始時刻の 24 時間以内にスケジュールされた更新が完了する場合、メール アラートは表示されません。
場合によっては、通知を 24 時間未満に行う必要があります。更新が Bridge (レガシー) スケジュールを使用するように構成されている場合、メール アラートを特定の更新期間に合わせて一定の時間が経過した後に送信するように構成することができます。
Tableau Cloud にサインインし、データ ソースに移動します。
データ ソース ページで、[抽出更新] タブをクリックしてから、[すべて選択] ボタンをクリックします。
メール アラートでは、ユーザーがスケジュールを 1 つだけ選択する場合でも、メール アラートを送信するタイミングを決定するときに、データ ソースのすべてのスケジュールが考慮されます。
[アクション] メニューから [更新メール アラートの編集] を選択します。
[更新に関するメール アラート] ダイアログ ボックスで、スケジュールされた更新時刻以降のアラートを送信する時間と分を指定し、[OK] をクリックします。
アラートを管理する際の考慮事項
- Bridge (レガシー) スケジュールのみ: Bridge (レガシー) スケジュール用に構成された更新に対してのみメール アラートを構成できます。
データ ソースあたりのメール アラートは 1 件である: 1 つのデータ ソースに対して 1 件の更新メール アラートを構成できます。データ ソースに複数の更新スケジュールが設定されている場合、メール アラートは、すべてのスケジュールで、次回スケジュールされている時刻に基づいて送信されます。メール アラートのタイミングの仕組みを示す、次の 2 つのシナリオを確認してください。
シナリオ 1
1 つの抽出データ ソースがあり、毎日午前 5 時に実行されるように設定されている、スケジュールされた更新が 1 件あるとします。この例では、通常、Bridge がその時刻に更新を完了するには 30 分かかります。
メール アラートに対して 3 時間を指定すると、午前 8 時に更新が未完了であればその時刻頃にメールが送信されます。
シナリオ 2
シナリオ 1 と同じデータ ソースがあり、以下の 3 つのスケジュールのメール アラートに同じ時刻が指定されているとします。
- スケジュール 1 - 毎日午前 5 時に実行します
- スケジュール 2 - 1 週間に 2 回、火曜日と木曜日の午後 1 時に実行します
- スケジュール 3 - 1 週間に 1 回、土曜日の午前 0 時に実行します
この例では、Bridge が午前 5 時に更新を完了するのに 30 分しかかからない可能性がありますが、営業時間中の場合には更新の完了に最大 3 時間かかる可能性があります。
最初のシナリオと同様に、スケジュール 1 の更新が午前 8 時までに完了しなかった場合はメールが送信されます。"スケジュール 1" の更新が完了しているかどうかに関係なく、"スケジュール 2" の更新が完了していない場合は火曜日の午後 4 時頃にメールが送信されます。同様に、火曜日に何が起きたかに関係なく、"スケジュール 2" の更新が火曜日の午後 4 時までに完了しなかった場合はメールが送信されます。最後に、"スケジュール 3" の更新が午前 3 時までに完了しなかった場合はメールが送信されます。
メール アラートの時刻は、スケジュールされた更新の予想開始時刻に基づいている: 更新メール アラートで指定する時刻は、更新のスケジュールされた開始時刻以降の時間です。メール アラートの頻度が多すぎる場合やまったくない場合には、時間を大きくしてメール アラートの頻度を減らすか、時間を小さくしてメール アラートの頻度を増やすことを検討してください。
既定値は 24 時間です。
レガシー スケジュールのメール アラートはオフにできない: メール アラートをオフにすることはできませんが、メール アラートまでの時間を長くして、メール アラートが送信されるまでにスケジュールされた更新が完了するようにできます。
更新失敗メールを有効にする必要がある: 更新失敗メールが (サイト管理者によって) サイトで有効にされていることに加え、データ ソース所有者のアカウントで更新失敗メールが有効になっている必要もあります。
クライアントが実行されていないときに電子メール アラートの受信を停止する
既定では、データ ソースにリンクされた Bridge クライアントが実行されていないためにスケジュールされた更新を開始できない場合、Tableau Cloud はデータ ソース所有者に通知するように構成されています。
この電子メールを受信する主な理由は 2 つあります。
クライアントが実行されている PC が稼働していない。
抽出データ ソースが、使用されなくなったクライアントに引き続き関連付けられている。
これらの理由のいずれかが当てはまる場合は、:1) クライアントがインストールされているマシンがオンになっていて、クライアント自体が実行されていることを確認し、2) サイト管理者である場合はサイトから未使用のクライアントを削除することを検討してください。サイト管理者でない場合は、クライアントからデータ ソースを削除できます。詳細については、スケジュールされた更新がスケジュール外で実行中と表示される:を参照してください。