サインイン時にライセンスを付与
サインイン時にライセンスを付与 (サインイン時にロールを付与) すると、ライセンスのない特定グループのユーザーがライセンスを取得して Tableau サイトにサインインすることができます。これにより、管理者がライセンスを付与する作業が合理化され、ユーザーは Tableau を使用するためにライセンスを申請する必要がなくなります。
サイト ロール機能と最小サイト ロールの詳細については、ユーザーのサイト ロールの設定を参照してください。
たとえば、100 人の社員がいるマーケティング部門があり、そのうち 25 人のユーザーだけが Tableau Cloud にアクセスする必要がある場合を考えます。Tableau Cloud サイト管理者は、どの 25 人が Tableau を必要としているのかわかりません。Tableau Cloud 管理者は、Explorer に対する最小サイト ロールを持つ Marketing というユーザー グループを作成して、[サインイン時にロールを付与] を選択し、マーケティングにいる 100 人のすべてのメンバーをそのグループに追加します。グループ全体にライセンスを付与する代わりに、マーケティング部門の 25 人の Tableau ユーザーが Tableau Cloud サイトにサインインするときに Explorer ライセンスを付与します。Tableau Cloud を必要としないユーザーは、サインインしない限りライセンスを取得しません。
注: 利点とベスト プラクティスの詳細については、Tableau のデータ主導型組織向けの計画ツールである Tableau Blueprint にある「サインイン時にロールを付与」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
サインイン時にロールを付与
新規または既存のグループで [サインイン時にロールを付与] を有効にできます。以下の手順では、サインイン時にロールを付与する方法について説明します。ライセンスを使用する資格のある対象者ではあるものの、使用しない可能性のある新しいユーザーを追加することができます。会社に多数の対象ユーザーがいるものの、Tableau ライセンスの数が限られている場合が例として考えられます。
サイトで新しいグループを追加します。
左側のナビゲーション ペインで [グループ] をクリックしてから、[新しいグループ] をクリックします。
グループ名を入力します。
必要に応じて、サイトが使用量ベースのモデル(新しいウィンドウでリンクが開く)でライセンスを取得している場合は、[オンデマンド アクセスを許可する] チェック ボックスをオンにします。
詳細については、「直接信頼によって構成された接続アプリを使用するオンデマンド アクセス(新しいウィンドウでリンクが開く)」または「OAuth 2.0 信頼によって構成された接続済みアプリを使用するオンデマンド アクセス(新しいウィンドウでリンクが開く)」のいずれかをを参照してください。
[サインイン時にロールを付与] を選択し、グループの最小限のサイト ロールを選択します。この設定は、ライセンスとサイト ロールが、Tableau Cloud サイトにサインインするグループ ユーザーにのみプロビジョニングされることを意味します。
[作成] をクリックします。
ユーザーのメール アドレスを個別に入力するか、CSV ファイルを使用して ユーザーのインポートし、サイトにユーザーを追加します。CSV ファイルは、CSV インポート ファイルのガイドライン を使用して作成します。
ユーザー個別に追加する場合は、メール アドレスを入力します。ユーザーを追加する際に Google 認証または SAML 認証を使用する方法については、サイトへのユーザーの追加を参照してください。
複数のユーザーを追加する場合は、各アドレスをセミコロンで区切ります。
たとえば、「tdavis@example.com; jjohnson@example.com; hwilson@example.com」のように入力します。
これらのユーザーのサイト ロールを [ライセンスなし] に設定します。
[ユーザーの追加] をクリックします。
- ライセンスのない、これらの新しいユーザーを新しいグループに追加します。
左側のナビゲーション ペインで [グループ] をクリックしてから、グループの名前をクリックします。
グループ ページで、[ユーザーの追加] をクリックします。
追加するユーザーを選択して、[ユーザーの追加] をクリックします。
詳細については、「グループを作成してユーザーを追加する」を参照してください。
"サインイン時にロールを付与" が有効になっているユーザー ロールを変更する
"サインイン時にロールを付与" を使用しているグループにユーザーが含まれる場合、そのユーザー ロールは、サインインの有無にかかわらず、ライセンスなしに設定したり、そのグループに設定された最小サイト ロールよりも低いロールにダウングレードしたりできません。ただし、管理者はユーザーのサイト ロールを手動でアップグレードできます。
ユーザーのサイト ロールをダウングレードするか、サイトからユーザーをライセンス解除するには、"サインイン時にロールを付与" が有効になっているグループからユーザーを削除します。
エンド ユーザー ライセンス契約(新しいウィンドウでリンクが開く)の条項に従って、承認ユーザー ベースで付与されたライセンスは、新しいユーザーに恒久的に再割り当てすることができます。ユーザーは、より高いロールでサーバー ソフトウェアにアクセスすることを恒久的に停止する場合にのみ、下位のサイト ロール (ライセンスなしを含む) にダウングレードできます。
"サインイン時にロールを付与" の影響を受けるユーザーを削除する
ユーザーがコンテンツを所有していない場合のみ、サイトからユーザーを削除できます。コンテンツを所有しているユーザーを削除しようとすると、ユーザーのサイト ロールはライセンスなしに設定され、すべてのグループから削除されますが、ユーザーはサイトから削除されません。コンテンツの所有者を削除するには、"サイト ロールの付与" が有効になっているグループから所有者を削除するか、コンテンツ所有権を別のユーザーに再割り当てします。詳細については、ユーザーの表示、管理、削除ヘルプ トピックの「サイトからユーザーを削除」を参照してください。
既定の "すべてのユーザー" グループで "サイト ロールの付与" が有効になっている場合、コンテンツを所有しているユーザーをサイトから削除したり、ライセンスなしに設定したりできません。これらのユーザーを削除またはライセンス解除するには、コンテンツ所有権を別のユーザーに再割り当てしてから、ユーザーを削除またはライセンス解除します。
Tableau REST API を使用して、ワークブックのコンテンツ所有権を再度割り当てることができます。詳細については、REST API ヘルプの「ワークブックを更新する」を参照してください。REST API を使用して、サイトからユーザーを削除し、コンテンツ所有権を別のユーザーに転送することもできます。詳細については、REST API ヘルプの「サイトからユーザーを削除する」を参照してください。
Tableau Cloud でのコンテンツ所有権の再割り当てに関する詳細については、コンテンツ所有権の管理を参照してください。