Tableau 教育計画の策定
このコンテンツは、Tableau Blueprint の一部です。Tableau Blueprint は、組織がデータの活用方法を拡大および改善して、影響力を強化できるよう支援する成熟したフレームワークです。使用を開始する前に、まず評価(新しいウィンドウでリンクが開く)を受けてください。
教育計画は、従業員が自身の役割で成功するために必要なスキルの獲得方法を説明したものです。イネーブルメントのオプションを検討する前に重要なのは、ユーザーが誰なのかと、Tableau の導入を成功させるための特定の責任をユーザーが果たすのに必要なスキルを明らかにしておくことです。ユーザーの決定について詳しくは、「Tableau 教育の役割の割り当て」をご覧ください。
教育は継続的なプロセスであり、ユーザーが製品や機能の最新リリースについて常に把握しておくためのツールを、すぐ利用できるようにする必要があります。入念な計画により、すでにいるユーザーも新しいユーザーもスムーズにスキルを習得できるようになります。イネーブルメントのオプションの検討では、以下の点について考えましょう。
- ユーザーは誰か、それぞれの役割に何人いるのか? この情報は、『Tableau Blueprint プランナー』の「Tableau ユーザー」から集めることができます。
- ユーザーはどこにいるのか? ユーザーは 1 か所にいることも、複数の場所に分散していることもあります。
- ユーザーは、どれほど迅速に使い始められるようになる必要があるか? ユーザーの成功がインパクトをもたらす、組織レベルの戦略や目標を考慮に入れてください。
- ユーザーはどのような学習方法を望んでいるか? 集中的なクラスルーム形式を希望するユーザーもいれば、日常業務を行いながら自分のペースで進める学習方法を希望するユーザーもいます。
これらに答えを出すと、個々のユーザーと組織全体に最適なイネーブルメントのオプションを見極めるのに役立ちます。
学習過程
役割に基づいた学習過程は、ユーザーのスキルを高めることを目的にしています。それぞれの過程は、適切なタイミングで適切なリソースをユーザーに提供できるように、製品のエキスパートが整備します。学習過程には、自分のペースで進める eLearning コンテンツ、クラスルームトレーニング、無料リソース、評価テスト、Tableau の eLearning プラットフォームで得られるスキルバッジが含まれています。また学習過程は、分析スキルをすでに持っているユーザーはさらにレベルを上げられるように促しながら、それぞれの教育の役割でユーザーが必要なスキルを習得できるように誘導します。詳しくは、学習過程の概要で教育プロダクトをご覧ください。
ラーニング パスは、Tableau 教育の役割別のスキルにマッピングされ、組織内で特定したすべての役割に明確な道筋を提供します。ユーザーは、責任が教育の複数の役割に該当する場合、複数の過程を修了しなければならないことがあります。
すべての学習過程は Creator サブスクリプション向けの eLearning に含まれており、一部 (エグゼクティブスポンサー、コミュニティリーダー、利用者) が Explorer サブスクリプション向けの eLearning で利用できます (別料金のクラスルームトレーニングを含む過程もあります)。
データカルチャーの実現
- エグゼクティブスポンサー (無料)
- コミュニティリーダー (無料)
- データ案内人
インサイトの提供とビジュアライゼーションソリューションの開発
最適化された環境の導入と管理
各学習過程には、整備されたスキル習得アクティビティに加えて、学習した概念とスキルが完全に身に付いていることを確認するための知識テストも含まれています。各学習過程は、その過程の核となる概念を取り上げたスキル評価テストで終わります。評価テストに合格すると、ユーザーはスキルバッジ (ソーシャルメディアや所属組織で公開できるデジタルバッジ) を獲得できます。合格しなかったユーザーには、評価テストに再チャレンジする前に見直すべきレッスンの詳しいリストが示されます。
各学習過程の内容については、Tableau eLearning のサンプルをご覧ください。
教育のためのリソース
役割に基づいた学習過程は、ユーザーの能力を高めるための最もスケーラブルで一貫性のある方法です。しかし、有料トレーニングコースなどのリソースも個別に利用可能です。それにより、組織は必要に応じて、ユーザーのスキルセットの幅や深さを広げるために学習過程にリソースを追加することができます。
- eLearning – Tableau eLearning は、ユーザーが自分のペースで進められる Web ベースのトレーニングです。インタラクティブなコースは、どのスキルレベルのユーザーでも Tableau の使い方を学べるようにデザインされています。サブスクリプションには、学習過程とコースの利用が含まれています。
- クラスルームトレーニング – 講師が指導する総合的なトレーニングにより、ユーザーは短期間で使いこなせるようになります。クラスルームトレーニングには、世界中の都市で開催されるクラスルーム形式と、バーチャル形式があり、集中して学習できる環境が用意されています。大人数を一度にトレーニングする必要がある組織は、講師が指導する Tableau のオンサイトクラスを利用すると、時間も費用も節約できるかもしれません。
- オンデマンド Web セミナー – この Web セミナーのライブラリは、Tableau 製品のリリースから専門分野のトピックに至るまで、あらゆる知識を共有するためのリポジトリとして機能します。
組織が Tableau ユーザー向けに独自のトレーニング教材を整備したいと考えている場合は、該当する職務向けに Tableau のドキュメントやビデオ、他の補助的なスキルリソースを並べる必要があります。こうした教材は、順を追ってスキルや知識を習得する推奨コースを用意したプログラムに整理してください。
Tableau の教育リソース以外にも、組織に関係する独自のコンテンツを加えると、Tableau 製品に関するスキルを日常業務、会社のデータソース、組織のベストプラクティスに応用する方法をユーザーが学ぶのに役立ちます。社内プログラムには明確な目標と期限を定め、ユーザーがそれを達成するのに十分な時間を設定してください。