Tableau のディスカッションフォーラムとチャット

このコンテンツは、Tableau Blueprint の一部です。Tableau Blueprint は、組織がデータの活用方法を拡大および改善して、影響力を強化できるよう支援する成熟したフレームワークです。使用を開始する前に、まず評価(新しいウィンドウでリンクが開く)を受けてください。

ディスカッションフォーラムや、チャットによる他のコミュニケーション手段を活用すると、ユーザーにリアルタイムで情報を提供できるようになります。チャットのアーカイブは将来ユーザーが抱く疑問に答えを提供できる可能性があるため、こうした手段はナレッジベースにもなります。Tableau のディスカッションフォーラム、チャットルーム、チャネル (Slack、Yammer、WeChat など) を立ち上げて、Tableau の全ユーザーに参加するよう呼びかけましょう。

会社で利用しているシステムによっては、ディスカッションフォーラムとチャットはどちらも、トレーニングやエンゲージメント活動でさらに配慮しなければならない可能性があるトピックを、コミュニティのマネージャーが見極めるのに大変役立ちます。フォーラム形式のディスカッションでは、質問と回答をトピック別にカテゴリーで分けて、後日の検索を行いやすくすることができます。また、チャネル形式のコミュニケーションでは、トピック別のチャネルで同様の回答をアーカイブすることも、すべての質問を行う単一のヘルプチャネルをアーカイブすることもできます。どちらにしても、ユーザー間でこのような形のやり取りを促進するとコミュニティの強化につながります。

開始する

独自のコミュニティスペースの構築は困難を伴うこともありますが、スタートするとユーザーが集まるバーチャルな場として機能します。成功を収めるのに役立つ手法を以下にご紹介します。

  • コミュニティ チャンピオン: Tableau エキスパートの委員会またはチームは、ユーザーの声を代弁し、ユーザーのニーズに基づいてフォーラムの設定方法を形作ることができます。このグループを多様なメンバーで構成し続ければ、あらゆるユーザーのニーズに合わせた計画を立てられるようになります。
  • リソースの種類: ユーザーにとって最も重要なトピックはどれですか? ユーザーはコンテンツをどのように利用したいと望んでいるでしょう? コンテンツはどのくらいの頻度で配信しなければなりませんか? こうした問いに答えを出すと、ユーザーにとって適切なコンテンツの作成に取りかかることができます。また、コミュニティのチャンピオンがこの計画段階に関わるようにしてください。
  • セルフサービスのヘルプを奨励: コミュニティ スペースの主な利点は、ユーザーが他の人の専門知識を通じて自分自身の問題を解決できることです。チャット メッセージや投稿への応答時間に関するサービス レベル契約を設定することで、コミュニティのユーザーに、彼らの意見が無視されることはないという確信を与えることができます。
  • 役割と責任: 成功したコミュニティはすぐに成長し、組織のあらゆる側面に影響を与えることができます。社内フォーラムを管理することになるチームの役割は、明確に規定してください。ディスカッションフォーラムとチャットの役割の例を挙げます。
    • 管理者: フォーラムの全体的な健全性とパフォーマンスを監視する
    • モデレーター: 質問に答え、フォーラムのユーザーに応対する
    • アンバサダー: チャンピオンでありフォーラムの「顔」としての役割を持つ
  • 現実的になる: エンゲージメント、必要なコンテンツの種類、誰が何にオーナーシップを持つかという観点から、フォーラムに対する期待を早い段階で設定します。
  • 小さく始める: 必要なものを構築してから、将来の計画を立てます。フォーラムは小さな規模から始まるかもしれませんが、今後成長していくでしょう。

フォーラムを構築する

独自のフォーラムやチャットス ペースを立ち上げる際は、以下のベスト プラクティスに留意してください。

  • プラットフォーム: 組織内で利用できるチャット ベースやイントラネット ベースのアプリケーションについて、会社の標準を確認してください。Tableau イネーブルメントイントラネットからチャットベースのアプリケーションまで、あらゆるものが対象になる可能性があります。重要なのは、通常の社内の Tableau アクティビティ以外に、他の Tableau ユーザーと交流できる場所をユーザーが知っていることです。
  • リソースを見つけやすい: Tableau の使い方、高度な計算、ガイダンスを提供できる従業員などのリソースをユーザーがすぐに見つけられるように、明確なスペースを作成します。そのような社内のスペースを早期に立ち上げてコンテンツを用意すると、ユーザーは常にスペースに戻ってくるようになります。
  • 分類: チャット チャネルを設定したり、フォーラムの投稿に特定のトピックをタグ付けしたりして、コンテンツの検索性を向上させます。コミュニティが成長するにつれて、コンテンツも成長していきます。ユーザーが必要なものをすぐ、簡単に見つけられるようにしてください。
  • 内部モデレーター: 質問に答えたり、コンテンツを作成したり、新しいユーザーをオンボーディングしたりすることで、フォーラムの司会役を手伝ってくれるパワー ユーザーのグループを特定します。そのメンバーは、極めて難しい質問でもユーザーを支援できる Tableau のエキスパートである必要もあります。
  • データの使用: ユーザーがフォーラムでどのように交流しているか、どのようなトピックが最も人気があるかを把握します。これは、ユーザーにとって適切なコンテンツとフォーラムへの参加プランを立てるためのガイドとなるだけでなく、定期的な社内の Tableau アクティビティのコンテンツを特定するのにも役立ちます。

周到な計画により、ディスカッションフォーラムやチャットスペースは、組織で Tableau の普及を促進する大きなリソースになることができます。

チャット

組織の大半のビジネスニーズに応えるチャットプラットフォームを、時間をかけて調査、把握、導入してください。把握した後、以下のことを行うようお勧めします。

  • イネーブルメント専用のチャットルームまたはチャネルを 2 つ作成します。1 つはお知らせのため (今後のイベント、導入、メンテナンス)、もう 1 つはユーザーが Tableau に関する質問を尋ねるためのものです。
  • どのように質問するか、トレーニングリソースや FAQ はどこにあるかについて、ユーザーに参照先を教えるために、利用方法の明確なガイドラインを作成します。

チャット環境を一新して Data Doctor プログラムと統合する方法について詳しくは、Data Doctor 導入ツールキットをご覧ください。

Tableau から学ぶ

ユーザーにどのようにフォーラムを利用してもらいたいか、また作成できるガイドの種類についてアイデアを得るには、下記の Tableau フォーラムのリソースを活用してください。

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