フローのワークスペースについて

フローをパブリッシュした後、Tableau Server でタスクまたはリンクされたタスク (バージョン 2021.3 以降) をスケジュールすると、フローを定期的に自動で実行して、出力データを最新の状態に保つことができます。フローはいつでも手動で実行できます (データ管理 は必要ありません)。

Tableau Prep Conductor は、Tableau Server で Tableau Desktop からのワークブックやデータ ソースを管理するための機能と同じような、フロー管理の機能を多く活用します。たとえば、抽出更新と同じように、スケジュールされたフロー タスクやオンデマンド フローの実行はバックグラウンド タスクとしてキューに入れられます。ただし、フローの操作に関しては、いくつかの違いがあります。

フローの [概要] ページ

フローの [概要] ページは、メインのランディング ページです。このページでは、フローに関するデータを表示し、フローのスケジュール、監視、保守を行うことができます。データ管理 がない場合は、別のオプションがあります。

リスト内のフローをクリックして、フローの [概要] ページを開きます。[コンテンツ] > [探索] > [すべてのフロー] から、またはフローを含むプロジェクトを開くことで、そこに移動できます。

  1. ヘッダーには、フロー名、フロー所有者、フローの最後更新日がリストされます。バージョン 2020.4 以降では、[編集] をクリックすると既存のフローを編集できます。

    フローをお気に入りに追加したり、[その他のアクション] メニューから、フローの編集、実行、ダウンロード、権限設定、フロー所有者の変更、以前のバージョンのフローへの復元などを行うこともできます。

  2. フローの説明を表示および編集し、タグを設定して、他の人がそのフローを検索して見つけられるようにします。

  3. フローの出力ステップを、フローに適用されたパラメーター (バージョン 2021.4 以降)、最終更新のステータス、出力が割り当てられたスケジュール、および最後のフロー実行におけるエラーとともに表示します。[実行] ボタンをクリックして、すべての出力ステップまたは個々の出力ステップをオンデマンドで実行します。

    パラメーター

    フローにパラメーターが含まれている場合、フローで最後に実行されたパラメーター値が表示され、生成されたすべての出力が [出力] 列に表示されます。フローが実行されると、パラメーター値を入力するように求められます。

    システム パラメーター (バージョン 2023.2 以降) はフロー実行時に自動的に生成され、システム パラメーターのタイプが [パラメーター] 列に表示されます。フローに最後に適用されたシステム パラメーター値を確認するには、フローを編集します。

    フローでパラメーターを使用する方法の詳細については、Tableau Prep ヘルプの「フローでパラメーターを作成して使用する」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

    ステータスフローが正常に実行されると、データ ソースである出力がリンクになり、クリックして [データ ソース] ページを開き、データソースに関する詳細情報を表示したり、フロー入力接続を編集したりできます。
    スケジュール

    [スケジュール] フィールドで、出力ステップを割り当てているスケジュールされたタスクを表示します。フロー出力は、1 つまたは複数のタスクに割り当てることができます。

    スケジュールがまだ割り当てられていない場合は、[新しいタスクの作成] をクリックして、出力ステップをスケジュールに追加します。フローをすぐに実行して特定の出力ステップを更新するには、行の左側にある [実行] ボタンをクリックします。

    エラー

    フローにエラーがある場合、フローの実行は失敗します。接続エラーは、フローの [接続] タブに移動し、入力接続を編集することで直接解決できます。

    その他のフロー エラーを解決するには、フローを編集してからパブリッシュし直して、フローの実行をもう一度試行します。以前のバージョンの Tableau Prep Builder を使用している場合は、[その他のアクション] メニューから、Tableau Prep Builder でフローをダウンロードして開き、パブリッシュし直してフローの実行をもう一度試すこともできます。

  4. フローのイメージを表示します。

データ管理 のないフロー概要ページ

サーバーに データ管理 がインストールされていなくても、フローを Tableau Server にパブリッシュできますが、フローを管理するためのオプションは少ししか表示されません。

フロー接続ページ

フローの入力場所と出力場所、接続タイプ、認証設定、入力ステップと出力ステップ、および接続エラーを表示します。フローをパブリッシュするときは認証を設定できます。詳細については、「フローのパブリッシュ」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

データベース入力タイプの場合、入力接続の [その他のアクション] メニューをクリックすると、接続を編集してサーバー名、ポート、ユーザー名、パスワードを変更することができます。

フローのスケジュールされたタスクのページ (データ管理必須)

フローが割り当てられているスケジュール、それらのスケジュールに含まれている出力、およびフローに適用されているパラメーターを表示します (バージョン 2021.4 以降)。管理者は、スケジュールのリンクをクリックして [スケジュール] ページを開くと、そのスケジュールに割り当てられているフローのリストを表示できます。フローをスケジュールに割り当てる方法の詳細については、Tableau Cloud または Tableau Server ヘルプの「フロー タスクのスケジュールを設定する」を参照してください。

スケジュール上の出力や、リンクされたタスク (バージョン 2021.3 以降) に割り当てられたタスクを表示するには、[スケジュールの種類] 列のリンクをクリックします。

このページから、新しいタスクを追加したり、既存のタスクを管理したりすることもできます。既存のタスクに対してアクションを実行するには、タスク カードのチェック ボックスを選択し、[アクション] ドロップダウン メニューをクリックしてタスクを実行、編集、または削除します。

設定した回数連続してフローを実行できなかった場合、フローは自動的に中断されます。

そのステータスは、[概要] タブとこのタブで確認できます。中断されたタスクは、このメニューから再開できます。

中断されたフロー タスクのしきい値を設定する方法については、「ステップ 5: オプションのサーバー構成」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。中断されたフロー タスクの詳細については、エラーを表示して解決するを参照してください。

注: フローの [スケジュールされたタスク] ページは、バージョン 2021.3 で再設計されました。サーバーのバージョンによって、ビューが異なる場合があります。

スケジュール ページ

[スケジュール] ページで、スケジュールに割り当てられたフローと、フロー実行の詳細を表示できます。スケジュールにリンクされたタスクが含まれている場合 (バージョン 2021.3 以降)、リンクされたタスクに含まれるフローの数が表示されます。

スケジュールをオンデマンドで実行し、スケジュールに割り当てられたすべてのフローを実行できます。1 つまたは複数のフローを選択してから、[アクション] メニューを使用して、フローのスケジュールまたは優先度を変更したり、スケジュールから選択したフローを削除したり、中断されたフローを再開したりすることもできます。

スケジュールの設定方法については、「ステップ 3: フロー タスクのスケジュールを作成する」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。

フロー実行履歴 (データ管理必須)

フローの実行履歴のリストを表示、検索、および並べ替えます。このページには、実行タイプ、各フロー実行に含まれるフローに適用されるパラメーター値 (バージョン 2021.4 以降)、生成された行の期間と数など、フロー実行に関する詳細も含まれています。

フロー出力にエラーがある場合、エラーにカーソルを合わせるとメッセージを表示できます。該当する場合は、エラー メッセージ内の [接続に移動] リンクをクリックし、[接続] ページに移動して接続エラーを修正します。フローを直接編集してエラーを修正することも、[フローのダウンロード] をクリックして Tableau Prep Builder でフロー エラーをダウンロードして修正し、フローをもう一度パブリッシュして Tableau Prep Conductor で管理を継続することもできます。

注: フローの実行履歴は、フローが削除されない限り保持されます。

フロー リビジョン履歴

フローを以前のバージョンに戻す必要がある場合は、そのフローの [その他のアクション] メニューで、[リビジョン履歴] を選択します。[リビジョン履歴] ダイアログで、元に戻したいフロー バージョンをリストから選択します。

実行可能なユーザー

サーバー管理者は、データ管理 ライセンス キーを認証できます。

サーバー管理者は、Tableau Prep Conductor を有効にできます。

Creator は、フローを手動で作成、編集、および実行できます。データ管理 がインストールされている場合、Creator はスケジュールに従ってフローを実行できます。