簡易表計算
簡易表計算では、実行する計算のタイプに対し最も一般的な設定を使用して、ビジュアライゼーションに共通の表計算をすばやく適用できます。この記事では、例を使用してビジュアライゼーションに簡易表計算を適用する方法について説明します。
Tableau では、次の簡易表計算を使用することができます。
- 累計
- 差
- 差の割合
- 合計に対する割合
- ランク
- 百分位
- 移動平均
- 現時点年間累計の合計
- 複合成長率
- 前年比成長率
- 現時点年間累計の成長
このうちいくつかの詳細については、表計算のタイプを参照してください。
簡易表計算と表計算の相違点
簡易表計算とは、Tableau のビジュアライゼーションに簡単に適用できる表計算です。選択した計算タイプで最も一般的な設定でビジュアライゼーションに適用されるため、分析を続行することができます。従来の表計算でも同じ設定を適用できますが、手動で適用する必要があります。
ビジュアライゼーションへの簡易表計算の適用
以下の手順に従って、ビジュアライゼーションへの簡易表計算の適用方法を学習してください。
ビジュアライゼーションの設定
- Tableau Desktop を開きTableau に付属の "Sample - Superstore (サンプル - スーパーストア)" データ ソースに接続し、新しいワークシートに移動します。
- [データ] ペインから、[オーダー日] を [列] シェルフにドラッグします。
- [州(都道府県)] を [行] シェルフにドラッグします。
- [売上] を [マーク] カードの [テキスト] にドラッグします。
- [利益] を [マーク] カードの [色] にドラッグします。
- [マーク] カードで、[マーク タイプ] ドロップダウンをクリックし、[四角] を選択します。
ビジュアライゼーションが更新されて次のような表示になります。
簡易表計算の適用
- [マーク] カードの [SUM (収益)] を右クリックし、[簡易表計算] > [移動平均] を選択します。
注: 簡易表計算は、ビューのメジャーでのみ実行できます。
デルタ記号がフィールドに表示され、簡易表計算がフィールドに適用されたことを示します。ビジュアライゼーションの色が更新され、年間収益の移動平均が表示されます。
(オプション) 簡易表計算のカスタマイズ
[マーク] カードの [SUM (収益)] を右クリックし、[表計算の編集] を選択します。
ダイアログ ボックスが開き、次のオプションを構成できます。
- 表計算のタイプ
- 値の集計方法
- 計算の実行方法 (計算の場所と区分の指定方法)
これらのオプションの詳細については、表計算のタイプおよび基本: 方向の指定と区分の指定を参照してください。
ビジュアライゼーションは、計算に加えた変更に応じて更新されます。ハイライトと番号を使用して、計算の実行方法について説明します。たとえば、次の画像では、表の各州に対して計算を実行しています。
この設定を変更すると、ビジュアライゼーションとハイライトが更新されて変更が示されます。