Bridge の更新パフォーマンスの最適化

Tableau Bridge は、パブリッシュされたデータ ソースと埋め込まれたデータ ソースの抽出更新をサポートしています。データ ソースをパブリッシュすると、組織内でデータ分析を利用できる対象者を広げることができます。埋め込みデータ ソースはワークブックに保存され、データ ソースを個別に共有しなくても簡単に共有できます。

パブリッシュされたデータ ソースと埋め込みデータ ソースの両方に利点があります。一般に、長時間実行される更新タスクでは、Bridge を介したパブリッシュされたデータ ソースの更新が最適です。実行時間が短い更新タスクや統合化されたデータ ソースでは、Bridge を介した埋め込みデータ ソースの更新が最適です。

以下の表は、Bridge を使用する場合のパフォーマンスに基づいて、パブリッシュされたデータ ソースと埋め込みデータ ソースを選択するための推奨事項をいくつか示しています。

: パフォーマンスは、実行しているハードウェアとインフラストラクチャによって異なる場合があります。

パブリッシュされたデータ ソースを使用する 埋め込みデータソースを使用する
データ ソースをパブリッシュすることは、データ管理を一元化する上での第 1 歩です。データ ソースを複数のワークブックで共有し、データ ソースの急増を最小限に抑え、ユーザーが作業に適したデータを見つけられるようにすることを目的としたポリシーを作成できます。パブリッシュされたデータ ソースの詳細については、「パブリッシュされたデータ ソースのベスト プラクティス」を参照してください。データ ソースを共有することを望まない場合です。データはワークブック内でのみ使用でき、接続している他のユーザーは使用できません。
プライベート ネットワーク接続のみ、あるいは、プライベート ネットワーク接続に加えて軽量なパブリック接続のみが存在する統合データ ソースに接続する場合。埋め込みデータ ソースには、パブリック ネットワーク データ ソースからの大規模なデータ セットと、プライベート ネットワーク接続からの短時間の実行タスクが含まれます。
長時間実行される更新タスクの場合。Bridge の展開状況によっては、パブリッシュされたデータ ソースの方が優れたパフォーマンスを実現できます。

短時間実行される更新タスクの場合。データに直接接続されている既存のパブリッシュされたデータ ソースまたはワークブックで、データ ソースの更新時間が 10 分を超えると予想される場合、埋め込みデータ ソースを使用すると最適なパフォーマンスが得られない可能性があります。

長時間実行される更新タスクによってすべてのシステム リソースが消費されて、サイトの他の抽出の更新が妨げられないように、Tableau Cloud では更新タスクに 120 分のタイムアウト制限が適用されています。「抽出更新の時間制限」を参照してください。

埋め込みデータ ソースの抽出更新のトラブルシューティング

更新タスクがタイムアウト制限に達した場合は、次のオプションを使用して問題の解決を試みることができます。

  • 抽出のサイズを小さくします。詳細については、「抽出の最適化」を参照してください。

  • 完全更新を使用している場合は、増分更新を使用すると効果がある場合があります。詳細については、「タイムアウト制限内にとどめる」を参照してください。

  • 埋め込みデータ ソースをパブリッシュされたデータ ソースに変換します。

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