Tableau のユースケースとデータソース

このコンテンツは、Tableau Blueprint の一部です。Tableau Blueprint は、組織がデータの活用方法を拡大および改善して、影響力を強化できるよう支援する成熟したフレームワークです。使用を開始する前に、まず評価(新しいウィンドウでリンクが開く)を受けてください。

初期ユースケースを把握するには、プロジェクトチームがまず『Tableau Blueprint プランナー』の「Tableau のデータと分析の調査」を使って、それぞれの部門/チームから情報を集め、関与しているビジネスチームに対して最もインパクトがあるデータソースを見出して最優先にします。その後、「ユースケースとデータソース」ワークシートに記入してください。Tableau Server または Tableau Cloud にパブリッシュして認証するデータソースに優先度を付けるときは、クイックウィンを実現するために、複雑ではなくインパクトの高いものから始めましょう。データソースはパブリッシュして認証し、ビジネス上の質問に答えを出すワークブックを作成してください。新しいデータソースが見出された場合は、随時追加することができます。これが、初期ユースケースの後、導入が進むに従って新しいデータソースを追加していく繰り返し可能なプロセスとなります。

ユース ケース

IT 部門が主導する従来のトップダウン型の BI アプローチから移行しようとしている場合や、管理されたセルフサービスへと責任を段階的に委任することを希望している場合、IT 部門や一元管理している BI チームは、認証済みデータソースやダッシュボードなどを含め、全部門にわたって初期ユースケースを作成するといいでしょう。

時とともに、分析スキルが向上しユーザーは自分の質問に自分で答えを出すよう促されていくと、利用可能な信頼できるコンテンツの範囲は自然に広がり、セルフサービスのための分析コンテンツが多彩になっていきます。

初期ユースケースからセルフサービスへ

 

初期ユースケースのアイデア

他にも Tableau は、コンテンツ作成を加速するために、一般的な事業部門アプリケーション向けの Dashboard Starters を用意しています。コンテンツ利用者は分析スキルを強化しながら、初期ユースケースを表示して操作することができます。コンテンツ利用者がトレーニングを終えた後は、初期ユースケースを出発点として新しいコンテンツを作成することもできます。部門別の一般的な初期ユースケースの例をいくつか挙げます。 

  • IT — ハードウェア/ソフトウェア資産目録、ヘルプデスクのコール数/解決時間、リソースの割り当て、セキュリティパッチの適用状況 
  • 財務 — 予算計画と支出、買掛金、出張費 
  • マーケティング — キャンペーンのエンゲージメント、Web エンゲージメント、リード 
  • 人事 — 離職率、欠員数、新入社員の定着状況、従業員満足度 
  • 営業 — 売上/売上目標の追跡、パイプラインのカバー状況、平均案件規模、成約/不成約率 
  • 設備運用 — 物理的な場所、コールセンターのコール数/ワークロードの分配、作業依頼数/解決時間 

業界や部門の他のソリューションについて詳しくは、「Tableau の使用事例」をご覧ください。

CRM Analytics の場合、一部のユースケースと業界向けに Analytics アプリケーションのテンプレートが用意されており、価値実現までの時間を短縮することができます。このアプリケーションはすぐに構成でき、データからのデータセット作成のほか、テンプレート化する前のダッシュボードと予測の作成にも利用が可能です。

  • CRM Analytics Analytics Sales アプリケーション - Sales Analytics: Sales Analytics は、Analytics に対応するあらゆるデバイスで、Analytics のパワーを Sales Cloud にもたらします。Salesforce データに基づく直感的なビジュアライゼーションを得られる Sales Analytics なら、インサイトをすぐ行動につなげ、データをスマートな営業に利用できるようになります。
  • CRM Analytics Services アプリケーション - Service Analytics: Service Analytics テンプレートを使うと、Analytics をすぐに使い始め、どのデバイス上でも Service Cloud データを明確に理解できるようになります。サービスマネージャーでもエージェントでも、ビジネスの成長に役立つ重要なデータインサイトを引き出すのに必要な情報が、すべて 1 か所で得られます。
  • CRM Analytics for Financial Services: CRM Analytics for Financial Services は、ファイナンシャルアドバイザーやパーソナルバンカーに対し、CRM Analytics プラットフォームを基にした総合的な顧客インテリジェンスソリューションを提供します。Einstein Discovery が含まれており、コードを書かなくてもあらゆるデータセットで自動人工知能モデルを作成できます。
  • Revenue Operations Analytics: Revenue Operations Analytics テンプレートを使うと、営業チームはパフォーマンスに関するインサイトを取得して、より強力なパイプラインの構築、予測精度の向上、収益の強化につなげることができます。
  • B2B Marketing Analytics アプリケーション: B2B Marketing Analytics はデータに基づいたマーケティング担当者に高度な分析を提供し、マーケティングデータと売上データの両方を 1 か所で探索できるようにします。Pardot と Sales Cloud のデータが集約された強力なダッシュボードで、迅速なデータ探索、マーケティングが収益にもたらすインパクトの把握、マーケティング成果を向上させるアクションの瞬時の実行が可能です。
  • Analytics for Retail Banking テンプレート: Analytics for Retail Banking は、Financial Services Cloud ユーザー向け CRM Analytics アプリケーションスイートの一部です。そのダッシュボードでは、パーソナルバンカーが顧客関係を強化するのに必要な、すべての指標と重要業績評価指標 (KPI) が視覚化されます。
  • Consumer Banking Starter Analytics テンプレート: Consumer Banking Starter Analytics は、Financial Services Cloud ユーザー向け CRM Analytics アプリケーションスイートの一部です。パーソナルバンカーが顧客をバリューチェーンの上位に移動させるために利用できる分析ソリューションを、短時間で作成することが可能です。

Analytics アプリケーションの他のテンプレートについては、「事前作成済み CRM Analytics アプリケーションのリリース」をご覧ください。

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