単一サーバーのアップグレード -- セットアップの実行
セットアップの実行
次の手順に従って、Tableau Serverバージョン 2018.2 以降のシングル ノード インストールをアップグレードします。
ローカル管理者グループのメンバーのアカウントで、コンピュータにログオンします。
Tableau Server セットアップ プログラムをコピーしたフォルダーに移動し、実行します。
セットアップ プログラムはシステム リソースをチェックし、コンピューターが最小要件と推奨事項を満たしていることを確認します。
セットアップ プログラムによって、既存バージョンの場所が表示され、新しいバージョンも同じ場所にインストールされます。場所を変更することはできません。
インストールが完了すると、セットアップ プログラムの最後のページにアップグレードがまだ完了していないと表示されます。アップグレード スクリプト
upgrade-tsm
を実行してアップグレードを完了する必要があります。Tableau Server が実行中の場合は、スクリプトから実行を停止するように通知があります。アップグレードを完了するには、Tableau Server を停止する必要があります。注: バージョン 2020.4.0 以降、アップグレード スクリプトが失敗した場合、失敗の詳細がコマンド ウィンドウに表示されるので、もう一度スクリプトを実行してアップグレードを試みることができます。スクリプトは失敗した時点で再起動します。これにより時間を節約でき、アップグレードが失敗した場合でもすぐにステップを開始できます。詳細については、2020.4.0 以降でアップグレードが失敗するを参照してください。
アップグレード スクリプトは次の 2 つの方法で実行できます。
セットアップ プログラムから、
[アップグレード スクリプトを自動的に起動する] を選択し、[OK] をクリックします。
コマンド ウィンドウが開いてスクリプトが実行されます。ローカル管理者権限を持つユーザーとしてログインしているため、スクリプトはお使いの認証資格情報を使用して実行されます。プロンプトが表示される場合は、パスワードを入力します。
[OK] をクリックすると、[セットアップ プログラム] ダイアログが閉じます。アップグレード スクリプトを自動的に起動するオプションをオフにした場合は、コマンド ラインから手動でスクリプトを実行する必要があります。
コマンド ライン:
最初のノードで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。
セットアップ プログラムによって新しいインストールのパスが更新されるため、新しいコマンド ウィンドウを開く必要があります。
新しいインストール場所の scripts フォルダーに移動します。
既定のディレクトリは次のとおりです。
C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\scripts.<version_code>\
アップグレード スクリプトを実行します。
upgrade-tsm
ローカル管理者権限を持つユーザーとしてログインしているため、スクリプトはお使いの認証資格情報を使用して実行されます。プロンプトが表示される場合は、パスワードを入力します。
--username
オプションと--password
オプションを使用してスクリプトを実行する場合は、別のユーザーとパスワードを指定できます。upgrade-tsm
スクリプトのすべてのオプションを表示するには、以下のように-h
オプションを使用します。upgrade-tsm -h
Tableau Server を起動します。これは TSM Web UI、またはコマンド プロンプトから実行可能です。
TSM で、[Tableau Server が停止しています]、および [Tableau Server の起動] をクリックします。
コマンド プロンプト:
管理者として新しいコマンド プロンプトを開きます。
以下のコマンドを入力します。
tsm start
コマンドが認識されないというエラーが発生する場合は、すべてのコマンド ペインを閉じてから管理者としてコマンド プロンプトを開きます。
アップグレード プロセスでは、既存フォルダーはそのまま残ります。これらはバージョン コードにより識別できます。例は次のとおりです。
C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\