フロー実行の成功をユーザーに通知する
Tableau Prep Builder バージョン 2021.4.1 以降、Tableau Server および Tableau Cloud バージョン 2021.4 以降でサポートされています。この機能を使用するには データ管理 が必要です。
フローの所有者は、自分自身、個々のユーザー、およびグループをサブスクライブして、スケジュールされたタスクについてフローが正常に実行されたことをメールで通知できます。メールには、Tableau 環境内のデータへのリンクが含まれているほか、オプションでフロー実行の詳細を Excel ファイルや CSV ファイルで添付することができます。
フロー サブスクリプションは、フローのスケジュールされたタスクに追加されます。フロー サブスクリプションは、新しいフロー タスクを作成するときに、または既存のフロー タスクに対して追加できます。スケジュールされたタスクが正常に完了すると、メール通知が送信されます。
フロー サブスクリプションのサイト設定を構成する
デフォルトでは、フロー サブスクリプションのサイト設定は、メール通知を送受信するように有効になっています。
- [フロー出力データを含むメールの送受信をユーザーに許可する] オプションを使用すると、フローの所有者は、ユーザーとグループをサブスクライブして、フローが正常に実行されたことを知らせる通知を受け取れるように設定できます。ユーザーは、通知メールをもとにして、完全なデータ ソースにアクセスしたり、Tableau 内からフローの詳細を表示したりできます。
- (非推奨) [.csv および.xlsx フロー出力ファイルの添付] オプションを使用すると、フロー所有者は通知メールにファイルを添付できます。メールの受信者を Tableau サーバーまたはサイトに追加する必要がありますが、ファイルにはデータ ソースが含まれており、Tableau システムの外部に漏えいする可能性があります。このオプションは、オンプレミス環境でのみ使用できます。
フローをパブリッシュする
フロー出力をファイル、データベース表、またはデータ ソースとしてパブリッシュします。フローを保存するときは、次の点を考慮してください。
(オンプレミスのみ) パブリッシュする場合、出力をファイルまたはデータベース表として保存し、.csv または .xlsx のファイル タイプでメールに添付することを選択できます。
パブリッシュされたデータ ソースとして出力を保存すると、メール通知で Tableau のフローへのリンクを提供できます。メールにファイルを添付することはできません。
ファイル出力として保存することを選択する場合は、ネットワーク共有を使用する必要があり、出力と入力の場所がセーフ リストに含まれている必要があります。詳細については、「手順 4 - 入力場所と出力場所をセーフ リストに登録する」を参照してください。
フロー サブスクリプションは Windows と Linux でサポートされています。Linux のフロー サブスクリプションには、次の制限が適用されます。
- ファイル出力は、Windows サーバーに出力する必要があります。
- ファイルに出力するフローの場合、パスには次の UNC 形式を使用します: \\server\path\filenameローカル ドライブ文字は使用しないでください。
- マウントされたパスは許可リストに登録されている必要があります。
メールにファイルを添付する場合、Tableau Cloud でのファイル サイズの制限は約 25 MB です。オンプレミスの Tableau Server を使用する場合は、添付ファイル サイズの制限を設定します。
フロー サブスクリプションを追加する
- フローの所有者は、Tableau Server または Tableau Cloud でパブリッシュされているフローから、メール通知のサブスクリプションを追加したいフローを選択します。
- サブスクリプションは、新しいタスクまたは既存のタスクに追加できます。
- 新しいタスクにサブスクリプションを追加する場合:
- [スケジュールされたタスク] > [新しいタスク] をクリックします。
[新しいタスク] ダイアログの [スケジュールの選択] ドロップダウン リストから、フローを実行するスケジュールを選択します。
[完了したらメールを送信] を有効にします。
- 新しいタスクにサブスクリプションを追加する場合:
- 既存のタスクにサブスクリプションを追加する場合:
- [サブスクリプション] > [サブスクライブ] をクリックします。
[フロー サブスクリプションの追加] ダイアログで、[頻度] ドロップダウン リストからスケジュールを選択します。
[送信先] フィールドに、本文に挿し込むユーザーまたはグループの名前を入力します。通知を送りたいユーザーとグループを選択します。
ユーザーとグループは、管理者が Tableau 環境に追加する必要があります。
(オプション) 自分を通知に含めるには、[自分に送信] チェック ボックスをオンにします。
(オプション) [件名] フィールドで、フロー実行通知のデフォルトのメール件名をカスタマイズします。
(オプション) フロー実行に関する情報を [メール メッセージ] テキスト ボックスに追加します。
[出力データを含める] をクリックして、メールに含める出力のタイプを選択します。
- フローをファイルまたはデータベース表の出力としてパブリッシュした場合は、データ ソースを含む .csv または .xlsx のファイルをメールに添付することを選択できます。ただし、データが Tableau システムの外部に漏えいする可能性があるため、推奨しません。
- フローをデータ ソースとしてパブリッシュした場合は、データ ソースへのリンクを含めることを選択できます。メールへのファイルの添付はサポートされていません。
- 既存のタスクにサブスクリプションを追加する場合は、[サブスクライブ] をクリックします。
フローのサブスクリプションを解除する
メール通知の配信を停止するには、次の手順を行います。
登録メールの下にある [サブスクリプションの解除] をクリックします。
フローの所有者として、Tableau Server または Tableau Cloud にサインインします。 ページの上部で、[通知] アイコンをクリックします。
[...] メニューを展開し、[通知の解除] を選択します。
フロー所有者としてサブスクリプションを解除して削除するには、次の手順を行います。
[サブスクリプション] をクリックします。
Tableau Server または Tableau Cloud でパブリッシュされたフローを開きます。
フロー サブスクリプションの一覧から、サブスクリプションを解除するフローの選択ボックスをクリックします。
[アクション] > [サブスクリプションの解除] を選択します。
サブスクリプションを表示する
現在のフロー サブスクリプションは、Tableau Server または Tableau Cloud で表示できます。
- フローの [概要] ページの [サブスクリプション] タブから、現在のサブスクリプションの一覧を確認できます。
- [タスク] ページの [サブスクリプション] タブから、ワークブックのサブスクリプションといっしょにサブスクリプションの一覧を確認できます。
一時停止したフロー サブスクリプションの再開
フローの問題が原因でサブスクリプションが失敗する場合があります。サブスクリプションの失敗が 5 回を超えると、スケジュールされたフロー タスクが一時停止したことを通知するメールを受け取ります。
フローの [概要] ページから、スケジュールされたフロー タスクがいつ失敗したか確認できます。
一時停止したフロー タスクを再開する方法はいくつかあります。フロー所有者の場合:
Tableau Web ページの [マイ コンテンツ] エリアの [最終更新] 列に、サブスクリプションが一時停止していることを示すアイコンが表示されます。[...] > [スケジュールされたタスクの再開] を選択して再開します。
[スケジュールされたタスク] ページの [最終更新] 列に、サブスクリプションが一時停止していることを示すアイコンが表示されます。フローを選択し、[アクション] > [再開] をクリックします。
通知メールからフロー データにアクセスする
フロー通知の設定によっては、通知メールからデータ ソースや添付ファイルにアクセスできます。
- [フローを表示] をクリックして、Tableau Server または Tableau Cloud でフローを開きます。
- 添付ファイルをクリックすると、フロー データが表示されます。
実行可能なユーザー
- フローの所有者は、自分が所有するフローに対してフロー通知サブスクリプションを作成できます。
通知を受け取るには、管理者がユーザーとグループを Tableau 環境に追加する必要があります。
詳細については、次の記事を参照してください。