「データの説明を見る」へのアクセスの制御
「データの説明を見る」へのアクセスは、サイト ロールととコンテンツ パーミッションによって異なります。Tableau Desktop の作成者は、いつでも「データの説明を見る」を使用できます。適切なパーミッションを持つ作成者は、Tableau Cloud および Tableau Server の編集モードで「データの説明を見る」を実行できます。
また、作成者は、パブリッシュされたワークブックの表示モードで「データの説明を見る」を表示するかどうか、およびどの説明タイプを表示するかを制御できます。
「データの説明を見る」では、ビューに表示されていないデータソースのディメンションとメジャーから値を表示することもできます。作成者は、「データの説明を見る」を実行し、結果として表示される説明を確認して、公開されたワークブックに機密データが公開されていないことをチェックする必要があります。
「データの説明を見る」にアクセスできるユーザー
デフォルトでは、「データの説明を見る」はサイト レベルで有効になっています。サーバー管理者 (Tableau Server) とサイト管理者 (Tableau Cloud) は、サイトで「データの説明を見る」を使用できるかどうかを制御できます。詳細については、サイトに対する「データの説明を見る」の無効化または有効化を参照してください。
モード | アクセスできるユーザー |
---|---|
表示モード | Tableau の Viewer、Explorer、Creator ([Run Explain Data (「データの説明を見る」を実行)] パーミッション機能を持つ) は、「データの説明を見る」の説明を表示モードで実行および探索できます。 |
編集モード
| Tableau の Creator は、Tableau Desktop、Tableau Cloud、Tableau Server でビューを編集するときに「データの説明を見る」を実行できます。[Run Explain Data (「データの説明を見る」を実行)] パーミッション機能と編集権限を持つ Explorer は、Tableau Cloud または Tableau Server でワークブックを編集するときに「データの説明を見る」を実行できます。 Creator と 編集権限を持つ Explorer は、新しいワークシートを開いてさらに分析することができます。 また、「データの説明を見る」の設定を使用して、「データの説明を見る」を使用できるユーザーと表示内容を制御することもできます。 |
「データの説明を見る」を使用できるユーザーとユーザーが表示できる内容の制御
Tableau Cloud および Tableau Server の編集モードと表示モードで「データの説明を見る」を使用できるようにするには、設定の組み合わせを有効にする必要があります。
編集モード
作成者が編集モードで「データの説明を見る」を実行したり、「データの説明を見る」の設定を編集したりするための要件は次のとおりです。
- サイト設定: [「データの説明を見る」の可用性] が [有効] に設定されている。デフォルトで有効に設定されています。
- サイト ロール: Creator または Explorer (パブリッシュ可能)。
- パーミッション: [Run Explain Data (「データの説明を見る」を実行)] が [許可] に設定されている。既定では指定されていません。このパーミッションを使用したワークブック (Tableau バージョン 2022.1 以前) を Tableau バージョン 2022.2 以降で開く場合は、[Run Explain Data (「データの説明を見る」を実行)]を [許可] にリセットする必要があります。
注: Creator または Explorer (パブリッシュ可能) の [すべてのデータのダウンロード] 機能は、極値の説明の [フル データの表示] オプションを表示するかどうかを制御します。Viewer の場合、[すべてのデータのダウンロード] 機能が常に拒否されます。ただし、「データの説明を見る」の設定で極値の説明のタイプが有効になっている場合は、すべてのユーザーがレコードレベルの詳細を表示できます。
編集権限と [Run Explain Data (「データの説明を見る」を実行)] パーミッション機能を持つ Creator と Explorer は、以下を制御するためのオプションを提供する [「データの説明を見る」の設定] にアクセスできます。
- [データ ガイド] ペインに表示される説明タイプ
- 統計分析に含めるフィールドと除外するフィールド。
これらのオプションはワークブック全体に対する設定であり、[「データの説明を見る」の説明] ダイアログ ボックスでのみ設定できます。
表示モード
すべてのユーザーが「データの説明を見る」を表示モードで実行するための要件は次のとおりです。
- サイト設定: [「データの説明を見る」の可用性] が [有効] に設定されている。デフォルトで有効に設定されています。
- サイト ロール: Creator、Explorer、または Viewer。
- パーミッション: [Run Explain Data (「データの説明を見る」を実行)] が [許可] に設定されている。既定では指定されていません。このパーミッションを使用したワークブック (Tableau バージョン 2022.1 以前) を Tableau バージョン 2022.2 以降で開く場合は、[Run Explain Data (「データの説明を見る」を実行)]を [許可] にリセットする必要があります。
注: データ ガイドで検出された外れ値の説明を表示するには、Viz のユーザーは、ワークブックまたはビューに対して許可された「データの説明を見る」のパーミッションを持っている必要があります。ワークブックの所有者は、Tableau Server または Tableau Cloud でこのワークブックのパーミッション設定を開き、そのユーザーに「データの説明を見る」のパーミッションを許可する必要があります。
「データの説明を見る」の説明のダイアログ ボックスを開く
- [分析] メニューから、[「データの説明を見る」の設定] を選択します。または、[データ ガイド] ペインで、設定のアイコン (右下) をクリックします。
「データの説明を見る」の表示に説明タイプを含めるか除外する
Creator と 編集権限を持つ Explorer は、すべてのワークブック ユーザーに表示する説明タイプを、除外するか含めるか選択できます。
- [「データの説明を見る」の設定] ダイアログ ボックスで、[説明のタイプ] タブをクリックします。
- 説明タイプのリストで、説明タイプを選択またはクリアします。
- [OK] をクリックします。
公開されたワークブックを保存して閉じ、ワークブックから表示モードでビューを開くことにより、設定をテストします。通常、極値の説明があるマークを選択し、「データの説明を見る」を実行して説明の結果を確認します。
統計分析に使用するフィールドを含めるか除外する
Creator と 編集権限を持つ Explorer は、分析の対象とするフィールドを、除外するか含めるか選択できます。
- [データ ガイド] ペイン (右下) で、設定のアイコンをクリックします。または、[分析フィールド ビュー] の [編集] ボタンをクリックします。
- [「データの説明を見る」の設定] ダイアログ ボックスで、[フィールド] タブをクリックします。
- [含める] の下のフィールドのリストで、ドロップダウン矢印をクリックして [自動] を選択し、そのワークブックで「データの説明を見る」が実行されるたびに適格なフィールドが含まれるようにします。
分析に含めるには、フィールドの一意の値が 500 個未満である必要があります。
特定のフィールドを明示的に除外するには、[含めない] を選択します。
フィールドを考慮せずにデータの統計分析を実行するには、[含めるものがない]を選択します。
デフォルト設定に戻すには、[リセット]を選択します。 - [OK] をクリックします。
公開されたワークブックを保存して設定をテストします。マークを選択して「データの説明を見る」を実行し、説明の結果を確認します。
ユーザーがメールや Slack を介して説明を共有できるように Tableau を構成する
Tableau 管理者は、メールまたは Slack を介して説明を表示モードで他の Tableau ユーザーと共有できるかどうかを制御できます。
次の手順に従って、Tableau Cloud または Tableau Server でメールおよび Slack を介して通知や共有を行うことを許可します。
- [設定] をクリックします。
- [全般] タブで、[通知の管理] セクションまでスクロールします。
- コラボレーションの場合、[Tableau 上]、[メール]、および [Slack] を介した [共有] を選択します。
Slack を介して説明を共有するには、Tableau アプリが Slack ワークスペースに設定されている必要があります。Tableau Cloud では、Slack を介した説明の共有が既定で有効になっています。
Tableau Server では、管理者が Tableau Slack アプリ を設定する必要があります。詳細については、「Tableau と Slack ワークスペースの統合(新しいウィンドウでリンクが開く)」を参照してください。