SAP HANA

この記事では、Tableau を SAP HANA データベースに接続し、データ ソースを設定する方法について説明します。

はじめる前に

開始する前に、次の接続情報を収集します。

  • シングルノード接続かマルチノード接続か。

    • シングルノード: 接続するデータベースをホストするサーバーの名前、また既定以外のポートを使用しているならポート番号

    • マルチノード: 接続するデータベースをホストするサーバーの名前とポート番号

  • 認証方法:

    • Windows: Windows 認証またはユーザー名とパスワード

    • Mac: Kerberos またはユーザー名とパスワード

  • SSL サーバーに接続している場合

  • (オプション) Tableau が接続するたびに初期 SQL ステートメントを実行する

必要なドライバー

このコネクターにはデータベースとやり取りするためのドライバーが必要です。お使いのコンピューターにはすでに必要なドライバーがインストールされています。ドライバーが PC にインストールされていない場合は、Tableau の接続ダイアログ ボックス内に「ドライバー ダウンロード」ページへのリンクを含むメッセージが表示されます。このページで、ドライバーのリンクとインストール手順を確認できます。

接続してデータ ソースを設定する

  1. Tableau を起動し、[接続] の下で [SAP HANA] を選択します。データ接続の完全なリストについては、[サーバーへ][詳細] を選択します。その後、次を実行します。

    1. 以下のように接続タイプを選択します。

      • シングルノード - 接続するデータベースをホストするサーバーの名前、また既定以外のポートを使用しているならポート番号を入力します。

      • マルチノード - 各サーバーのホスト名とポート番号をコンマ区切りで入力します。例:

        host1:30015,host2:30015,host3:30015

        SAP HANA によるフェールオーバーのサポートの詳細については、SAP Help Portal の「クライアントでのフェールオーバーの構成 (英語)」を参照してください。

    2. サーバーにサインインする方法を指定します。

      Windows の場合:

      • 環境でシングル サインオン (SSO) がサポートされている場合は、[Windows 認証を使用する] を選択します。シングル サインオンおよび環境要件の詳細については、SAP HANA シングル サインオン (SSO) のサポートを参照してください。

      • または、[固有のユーザー名とパスワードを使用] を選択します。サーバーがパスワードで保護されていて Kerberos 環境でない場合、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。

      Mac の場合: [Kerberos] を選択するか、[特定のユーザー名とパスワードを使用する] を選択します。

      SSL サーバーに接続する場合は、[SSL が必須] オプションを選択します。

    3. (任意) ワークブックを開いたときや、抽出を更新、Tableau Server にサインイン、または Tableau Server にパブリッシュするときなど、毎回接続の始めに実行する初期 SQL コマンドを指定するには、[初期 SQL] を選択します。詳細については、初期 SQL の実行を参照してください。

    4. [サインイン] を選択します。

      Tableau が接続できない場合は、認証資格情報が正しいことを確認します。引き続き接続に失敗する場合は、コンピューターにおけるサーバーの検出に問題があります。ネットワーク管理者またはデータベース管理者に連絡してください。

  2. データ ソース ページで次の手順を行います。

    1. (任意) ページ上部にある既定のデータソース名を選択し、Tableau で使用する一意のデータソース名を入力します。たとえば、データの他のユーザーが、どのデータ ソースに接続するか推測するのに役立つ命名規則を使用します。

    2. [スキーマ] ドロップダウン リストで、検索アイコンを選択するかテキスト ボックスにスキーマ名を入力して検索アイコンを選択し、スキーマを選択します。

    3. [表] テキスト ボックスで、検索アイコンを選択するか表名を入力して検索アイコンを選択し、表を選択します。

    4. 表をキャンバスにドラッグしてから、シート タブを選択して分析を開始します。

      既定では、列名の代わりに列ラベルが表示されます。

      カスタム SQL を使用して、データ ソース全体ではなく、特定のクエリに接続します。詳細については、カスタム SQL クエリへの接続を参照してください。

      注: アナリティック ビューで自己結合を作成する際、表のいずれかに変数が含まれている場合、変数を持つ表が左側になるようにしてください。そのようにしないと、結合が期待される結果を返さないことがあります。

SAP HANA データ ソースの例

Windows コンピューター上で Tableau Desktop を使用する SAP HANA データ ソースの例:

Mac でのサインイン

Mac で Tableau Desktop を使用する場合、サーバー名を入力して接続するときに、mydb または mydb.test などの相対ドメイン名の代わりに mydb.test.ourdomain.lan などの完全修飾ドメイン名を使用します。

また、Mac コンピューターの [検索ドメイン] リストにドメインを追加し、接続する際には、サーバー名のみを提供する必要があります。[検索ドメイン] リストを更新するには、[システム環境設定] > [ネットワーク] > [詳細] に移動し、[DNS] タブを開きます。

Mac の JVM にオプションを渡す

Mac で Tableau Desktop を SAP HANA に接続するには、Mac に Java がインストールされている必要があります。詳細については、「ドライバーのダウンロード」ページの「SAP HANA」を参照してください。

システム プロパティを Java 仮想マシン (JVM) に渡す方法に慣れており、Oracle JVM を使用している場合は、環境変数 _JAVA_OPTIONS を使用して既定オプションを上書きできます。

_JAVA_OPTIONS 変数は、コマンドライン JVM 引数と同等の文字列を取得します。次の例では、最大ヒープ サイズを 256 MB に設定し、Kerberos 構成ファイルへのパスを指定します。

export _JAVA_OPTIONS="-Xmx256m -Dsun.security.krb5.conf=/etc/krb5.conf"

Tableau は、次の既定オプションで JVM を開始します。

  • -Xmx512m

    最大ヒープ サイズを 512 MB に設定する

  • sun.security.jgss.native=true

    Kerberos 認証をオペレーティング システム ライブラリに委任するよう JVM を強制する

既定のオプションが動作しない場合は、次のオプションのいずれかを使用して Kerberos 認証を設定できます。

sun.security.krb5.conf
java.security.krb5.realm
java.security.krb5.kdc5.conf
sun.security.jgss.native

Mac で JDBC 接続をカスタマイズする

Mac では SAP HANA は JDBC 接続を使用しており、プロパティ ファイルを使用してカスタマイズを行うことができます。詳細については、Tableau コミュニティの「プロパティ ファイルを使用して JDBC 接続をカスタマイズする (英語)」を参照してください。

Mac に信頼された SSL 証明書をインストールする

SSL/TLS を使用して Tableau Desktop とデータベースの間の通信を暗号化する場合は、Java 証明書ストアに証明書を追加する必要があります。データベースが自己署名証明書を使用する場合、これが必要です。

  1. Terminal アプリケーションを起動して Java ホーム ディレクトリに移動します (JDK をインストールするか、JAVA_HOME 環境変数を設定している場合を除き、通常は /Library/Internet Plug-Ins/JavaAppletPlugin.plugin/Contents/Home にあります)。

  2. 次のコマンドを実行します。(sudo Terminal コマンドの使用が必要となる場合があります。このコマンドは、管理者が root などの別のユーザーとしてコマンドを実行するときに使用されます。)

    bin/keytool -importcert -keystore cacerts -alias <certificate name>  -file <path to certificate file>

    SSL/TLS を使用して Tableau Desktop をデータベースに接続できるようになりました。

信頼された証明書のインストールの詳細については、Java Runtime 環境のドキュメントを参照してください。

変数と入力パラメーターを選択する

使用する表が必須または任意の変数またはパラメーターを含む場合、[変数と入力パラメーター] ダイアログ ボックスが開きます。

  • 必須の変数およびパラメーターには、現在の値または「*必須」が表示されます。

  • 任意の変数およびパラメーターには、現在の値が表示されるか、何も表示されません。

  • [プロンプト] のチェック ボックスを選択し、ワークブックを開くときに変数を要求します。

変数またはパラメーターを選択し、それに対する値を入力または選択します。含めるすべての必須値といずれかの任意値を繰り返してから、[OK] を選択します。

注: SQL クエリ ベースの SAP HANA プロンプトを使用できます。

SAP HANA シングル サインオン (SSO) のサポート

SAP HANA がシングル サインオン (SSO) をサポートするよう設定されている場合、SAP HANA サーバーにサインインした後、ユーザー名とパスワードを再入力しなくても、データへアクセスし、データ ソースおよびワークブックを Tableau Server にパブリッシュできます。また、SSO を使用する他のユーザーがユーザー名とパスワードを入力しなくてもパブリッシュされたデータ ソースやワークブックにアクセスできるように、データ ソースやワークブックをパブリッシュできます。

重要: お使いの環境が SAP HANA 用の SSO をサポートするよう適切に構成されている必要があります。

  • Tableau Desktop には SAP HANA ドライバー バージョン 1.00.85 以降が必要です。

  • Tableau Server が SAP HANA 用の SSO をサポートするよう構成されている必要があります。詳細については、Tableau Server ヘルプの「シングル サインオン用の SAP HANA の設定」を参照してください。

サーバーへのサインイン

お使いの環境で SSO が設定されている場合、SAP HANA にサインインするには、サーバー名を入力し、[Windows 認証を使用する] を選択してから [サインイン] をクリックするだけです。

サーバーへのパブリッシュ

SSO 環境では、正しい認証モードを使用して Tableau Server にパブリッシュされたデータ ソースやワークブックにアクセスする場合、ユーザーは認証資格情報を入力する必要はありません。

Tableau Server にデータ ソースまたはワークブックをパブリッシュする際に SSO を有効にするには、次の手順に従います。

  1. [サーバー] > [データ ソースのパブリッシュ]、または [サーバー] > [ワークブックのパブリッシュ] を選択します。
  2. [データ ソース] で、[編集] をクリックします。

  3. [データ ソースの管理] ダイアログ ボックスで、次を実行します。

    1. [パブリッシュのタイプ] を選択します: ワークブックに埋め込みまたは別にパブリッシュする

    2. [認証][Viewer (ビューアー) の認証資格情報] を選択します。

  4. [パブリッシュ] をクリックします。

SSO の使用時に HANA の抽出を更新する方法

シングル サインオン (SSO) を使用して SAP HANA に接続する場合、認証制限により、データ ソースまたはワークブックをサーバーにパブリッシュするときに、抽出更新をスケジュールできません。ただし、Tableau Data Extract ユーティリティを使用することにより、抽出更新タスクを自動化することができます。

たとえば、次のコマンドは、Tableau Server によってパブリッシュされた mydatasource" という名前の SAP HANA 抽出を更新します。このコマンドは次を指定します。

  • Tableau Server の名前

  • 更新するデータ ソースの名前

C:\Program Files\Tableau\Tableau 10.2\bin>tableau refreshextract --server https://mytableauserver --datasource mydatasource

このユーティリティの詳細については、Tableau データ抽出コマンド ライン ユーティリティを参照してください。

 

関連項目

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