密度マークを使用した構築 (ヒートマップ)
密度グラフを使用すると、多くの重複マークを使用して密度データのパターンや傾向を視覚化することができます。Tableau では、重複するマークをグループ化し、グループ内のマークの数に応じてカラーコードすることでこのグラフを作成します。
密度マップは、データ ポイントの数が多いまたは少ない場所を特定するのに便利です。
Tableau では、密度マークを [列] シェルフにある 1 つ以上の連続メジャー上に、および [行] シェルフにある 1 つ以上のディメンションまたはメジャー上に配置してから (またはその逆)、フィールドを [マーク] カードに追加してグラフを作成します。
注: 密度グラフは、データ ポイントが多数含まれるデータ ソースを使用する場合に最適です。
密度グラフは、以下の基本のブロックで構成されています。
マーク タイプ: | 密度 |
行と列: | 1 つ以上の連続メジャーおよび 1 つ以上のメジャーまたはディメンション |
[マーク] カード: | 1 つ以上の連続メジャー |
密度グラフは、[密度] マーク タイプを使用します。既定では、Tableau は自動マーク タイプを使用します。
密度グラフが Tableau の重複するマークを理解する上でどのように役立つかを示すため、まずは多くのマークを含む散布図から始めて、密度グラフに作り替えていきます。
密度グラフを使用して日付順に表示するには、次の手順に従います。
- [スタート] 画面の [保存されたデータ ソース] セクションから、[世界指標] データ ソースを開きます。
[Health (ヘルス)] フォルダーで、[Infant Mortality (幼児死亡率)] を [列] シェルフにドラッグします。メジャーが合計として集計され、横軸が作成されます。
[Life Expectancy Female (女性の平均寿命)] を [行] シェルフにドラッグします。
これで、次のような 1 マークの散布図が表示されます。
幼児死亡率と平均寿命の両方が、平均ではなく [合計] で記載されます。両方のメジャーを右クリックして、[Measure (Sum)(メジャー (合計))] を [Average (平均)] に変更します。
[Country (国)] ディメンションを [マーク] カードの [詳細] にドラッグします。
これで、ビューにより多くのマークが表示されます。ビューのマーク数が、データ セットにある個々の国の数と等しくなりました。マークにカーソルを合わせると、国名、女性の平均寿命、幼児死亡率が表示されます。
これで基本的な散布図が作成されましたが、ビューに重複するマークが多く、最も密度の高いマークがどこにあるのかがよくわかりません。
[マーク] カードのメニューから [密度] を選択し、この散布図を密度グラフに変更します。
Tableau では、kernel というマークを重ね、これらの kernel が重複している場所をカラーコードすることで密度グラフを作成しました。重複しているデータ ポイントが多いほど、色が濃くなります。
既定では青いカラー パレットが選択されていますが、10 色の密度のカラー パレットから選択することも、既存のカラー パレットから選ぶこともできます。
[マーク] カードから [色] を選択し、メニューから [明るくて濃い多色] を選択します。
カラー パレットの名前で、グラフの背景に明色を使用するか暗色を使用するかがわかります。ここでは、グラフに明色の背景が使用されているため、「Light (明色)」パレットを選択します。
これにより、グラフのカラー パレットが変更されます。密度の高い領域は赤色で、マークが重複していない領域は緑色で表示されるようになります。
注: 色の凡例は、密度マークには使用できません。
[色] メニューで、濃度スライダーを使用して密度マークの鮮明度を調整します。たとえば、濃度や鮮明度を上げるには、データの「最大ヒート」地点を下げるとより鮮明に表示されるようになります。
[マーク] カードの [サイズ] を選択して、密度の kernel のサイズを調整します。
詳細については、ビュー内のマークのタイプを変更するおよびTableau での傾向や密度を表示するヒートマップの作成を参照してください。