Tableau Pulse 用にデータをセットアップする
Tableau Pulse でメトリクス定義を作成するには、Tableau Cloud にあるパブリッシュされたデータ ソースに接続します。このデータ ソースには、完全で、適切に構造化され、明確にラベル付けされた時系列データが含まれている必要があります。この記事のガイドラインに従ってデータ ソースを構築してください。データ ソースに基づいたメトリクス定義の作成については、Tableau Pulse でメトリクスを作成するを参照してください。
一般的なデータ ソースの要件
作業しているデータ ソースが次の基準を満たしていることを確認してください。
- 単一のパブリッシュされたデータ ソースである。ワークブックに埋め込まれたデータ ソースには接続することはできません。また、データ ソースをパブリッシュする前にデータを結合しなければ、複数のデータ ソースに接続したり、データ ブレンドを使用したりすることはできません。データ ソースには抽出接続またはライブ接続のいずれかを選択でき、仮想接続にしたり、データに直接接続することができます。
- データ ソースへの接続パーミッション、閲覧パーミッション、メトリクス定義の作成パーミッションがある。
- データ ソースに以下が含まれる。
- 合計、平均、中央値、最大値、または最小値として集計されるメジャー、あるいは、カウントまたはカウント (個別) として集計されるディメンション。
- メトリクスの時系列に対する時間のディメンション。Tableau Pulse は経時的にデータをモニタリングするため、単一の時点の値では有効なメトリクスが得られません。時系列でサポートされている粒度は、日、週、月、四半期、年です。より細かい粒度レベル (時または分) を必要とするデータは、Tableau Pulse には適していません。
- データとインサイトのフィルタリングに使用できる少なくとも 1 つのディメンション。
Tableau Pulse は、メトリクスとインサイト テキストのフィルターとして追加したディメンションの名前と値を表示します。データ ソース内のこれらの名前と値は、他のユーザーが理解しやすいものでなければなりません。参照者に最高のエクスペリエンスを提供するには、名前と値が Tableau Pulse の会話言語に適合するように、次の推奨事項に従ってください。
- すべて大文字ではなく、単語の最初の文字だけを大文字にします。
- 単語を区切るには、ハイフンやアンダースコアではなくスペースを使用します。
- 特殊文字は使用しません。
trueまたはfalseで表示されるブール値のフィールドは使用しません。- ID やその他の判読できない文字列で構成されるフィールドは使用しません。
カスタム カレンダー、目標、しきい値を利用するには、データ ソースにデータを追加する必要があります。これらの機能を使用するためのデータ ソースの設定の詳細については、カスタム カレンダーの要件およびデータ ソースの目標としきい値の要件を参照してください。
カスタム カレンダーの要件
組織で標準のグレゴリオ暦を使用していない場合は、Tableau Pulse でカスタム カレンダーを設定します。たとえば、「National Retail Federation (全米小売業協会) の 4-5-4 カレンダー」(新しいウィンドウでリンクが開く)に沿ったカレンダーを定義できます。
カスタム カレンダーはデータ ソースで定義し、すべてのカレンダー フィールドが同じテーブルに属している必要があります。カスタム カレンダーは、メトリクス データと同じテーブルに属している必要はありません。カスタム カレンダーが別のテーブルにある場合は、そのテーブルとメトリクス データ テーブルの間に関係を作成します。
カレンダーの表から日付を削除する、行レベルのセキュリティやデータ ソース フィルターは追加しないでください。データ ソースのトランザクション テーブルにフィルターを追加する場合は、フィルター スコープがそのテーブルのみに設定され、そのテーブルと関連テーブルには設定されていないことを確認してください。データ ソース フィルターのスコープの設定に関する詳細については、「データ ソース フィルターの作成」を参照してください。
カスタム カレンダーの各行は日付を表し、次のフィールドを含みます。
- 参照日付
- カスタム カレンダーにマッピングする標準グレゴリオ暦の日付
- データ型: 日付
- 例: 2025 年 1 月 1 日
- 日 (年間)
- データ型: 数値 (連続ディメンション)
- 例: 333
- 週 (年間)
- データ型: 数値 (連続ディメンション)
- 例: 48
- 月 (年間)
- データ型: 数値 (連続ディメンション)
- 例: 11
- 月名
- データ型: 文字列
- 例: 12 月
- 四半期
- データ型: 数値 (連続ディメンション)
- 例: 4
- 年
- データ型: 数値 (連続ディメンション)
- 例: 2024
Tableau の日付形式はユーザーが設定したロケールによって異なり、すべてのロケールですべてのフィールドが使用されるわけではありません。たとえば、日本語または中国語に設定されたロケールでは、「月名」ではなく「月」が表示されます。
カスタム カレンダーをデータ ソースに追加した後、メトリクスの定義の一部としてカレンダーを構成します。詳細については、「カスタム カレンダーの設定」を参照してください。
カスタム カレンダーの検証
カスタム カレンダーが完全で一貫性があり、日付や数字が欠落していないことを確認します。次のガイドラインに従って、カスタム カレンダーが有効であることを確認してください。
- 各参照日付に対してすべてのフィールドが存在する。
- フィールドのデータ型が正しい。
- テーブルの最初のエントリが最初の参照日付である。
- 参照日付は時系列である。
- 参照日付には、ビジネス データがない日であっても、1 年間のすべての日付が含まれる。
- 日 (年間)、週 (年間)、月 (年間)、四半期 (年間) は 1 から始まり、数字をスキップせずに 1 ずつ増加する。
- 1 週間には 7 つの日がある。年が不完全な週で終わる場合、翌年は不完全な週で始め、これらの 2 週間の合計が 7 日になる必要があります。たとえば、年の 53 週目が 2 日間しかない場合、翌年の 1 週目には週 7 日のうち 5 日間が含まれる必要があり、2 週目には 1 月 6 日から 12 日までが含まれることになります。
- カレンダーのすべての年で、各月番号に対して月名が同じである。
- 1 年には 4 つの四半期がある。
- 各四半期は、完全な月で始まり、完全な月で終わる。四半期をまたがって月を分割することはできません。
- データに過去 2 年の暦年が含まれている。前年と比較するメトリクスの場合、それらの日付を使って正しい比較を決定します。
- カスタム年の年末までデータが完全である。将来のデータが新しいカスタム年に入る場合は、その年の完全な日付セット含めますが、現在のカスタム年の終了時点から 4 年を超えないようにしてください。
Tableau Pulse はカスタム カレンダーのフィールドを検証します。カスタム カレンダーに問題がある場合は、エラーが表示されるので、カレンダーのトラブルシューティングの参考になります。
| 問題 | エラー メッセージの例 |
|---|---|
| スキップされた参照日 | 2026 年 2 月 1 日より前の日付にスキップされた参照日があります。カスタム カレンダーには、1 年度のすべての日付を含める必要があります。 |
| 重複した参照日 | 2026 年 2 月 1 日に重複エントリがあります。各参照日の出現回数は 1 回のみです。 |
| スキップされた年間通算日 | 2026 年 2 月 1 日にスキップされた年間通算日があります。数字をスキップせずに、年間通算日を 1 つずつ増やす必要があります。 |
| スキップされた年間通算週 | 2026 年 2 月 1 日にスキップされた年間通算週があります。数字をスキップせずに、年間通算週を 1 つずつ増やす必要があります。 |
| 不完全な年間通算週 | 2026 年 2 月 1 日までの週に不完全な年間通算週があります。1 週間は 7 日間である必要があります。 |
| 年間通算週が成立するためには、その年度の日数が不足している | 2026 年 2 月 1 日の年間通算週が無効です。1 週間は 7 日間である必要があります。 |
| スキップされた年間通算月 | 2026 年 2 月 1 日にスキップされた年間通算月があります。数字をスキップせずに、年間通算月を 1 つずつ増やす必要があります。 |
| 一貫性のない月名 | 2026 年 2 月 1 日に一貫性のない月名があります。月名は、対応する各年間通算月と同じである必要があります。 |
| 月名がない | 2026 年 2 月 1 日に月名がありません。各参照日にすべてのフィールドが必要です。 |
| 重複した月名 | 2026 年 2 月 1 日の月名は、別の月番号にすでに使用されています。月名は、単一の月番号に対応している必要があります。 |
| スキップされた四半期 | 2026 年 2 月 1 日にスキップされた四半期があります。数字をスキップせずに、四半期を 1 つずつ増やす必要があります。 |
| 四半期が不足している | 2026 年 1 月 31 日に終了する年度には、四半期が 3 つ以下しかありません。1 年度には 4 つの四半期がある必要があります。 |
| 余分な四半期 | 2026 年 1 月 31 日から始まる年度には、四半期が 5 つ以上あります。1 年度には 4 つの四半期がある必要があります。 |
| 四半期が成立するためには、その年度の月数が不足している | 2026 年 2 月 1 日から始める四半期が無効です。四半期を年間通算月より大きくすることはできません。 |
| スキップされた年度 | 2026 年 2 月 1 日にスキップされた年度があります。数字をスキップせずに、年度を 1 つずつ増やす必要があります。 |
| フィールドが 1 から始まっていない | 2026 年 2 月 1 日から始まる年度の最初の年間通算日、年間通算週、年間通算月、または四半期に 1 以外の値が設定されています。これらのフィールドは、年度の初めに 1 から始まる必要があります。 |
| 値が 1 未満である | 2026 年 2 月 1 日の年間通算日、年間通算週、年間通算月、または四半期が 0 またはマイナスの値です。このフィールドは 1 から始まる必要があります。 |
| カレンダーが現在の日付より前に終了している | カスタム カレンダーが 2025 年 11 月 30 日に終了し、現在の期間が含められていません。現在のカスタム カレンダー年度の終わりまでの参照日を含めます。 |
カスタム カレンダーの例
カスタム カレンダーの構成方法を理解するには、カスタム カレンダーの例をダウンロードしてください。次の表は、カスタム カレンダーの例にある 10 行を示しています。
| 参照日付 | 日 (年間) | 週 (年間) | 月 (年間) | 月名 | 四半期 | 年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025/01/01 | 333 | 48 | 11 | 12 月 | 4 | 2024 |
| 2025/01/02 | 334 | 48 | 11 | 12 月 | 4 | 2024 |
| 2025/01/03 | 335 | 48 | 11 | 12 月 | 4 | 2024 |
| 2025/01/04 | 336 | 48 | 11 | 12 月 | 4 | 2024 |
| 2025/01/05 | 337 | 49 | 12 | 1 月 | 4 | 2024 |
| 2025/01/06 | 338 | 49 | 12 | 1 月 | 4 | 2024 |
| 2025/01/07 | 339 | 49 | 12 | 1 月 | 4 | 2024 |
| 2025/01/08 | 340 | 49 | 12 | 1 月 | 4 | 2024 |
| 2025/01/09 | 341 | 49 | 12 | 1 月 | 4 | 2024 |
| 2025/01/10 | 342 | 49 | 12 | 1 月 | 4 | 2024 |
データ ソースの目標としきい値の要件
目標としきい値は、手動で設定する方法と、データ ソースの一部としての設定する方法があります。手動の目標やしきい値は、個々のメトリクスに入力する静的な数値にすぎないので、データ ソースの要件はありません。データ ソースの目標やしきい値は、定義レベルで設定します。それらの目標やしきい値では、データ ソースのフィールドを使用し、その定義に基づいてメトリクスに動的な値を表示します。詳細については、「データ ソースの目標としきい値の設定」と「Tableau Pulse で手動の目標としきい値を設定する」を参照してください。
メトリクス定義の一部としてデータ ソースの目標やしきい値を含める場合は、データ ソースに関して追加の考慮事項があります。
- 目標値やしきい値を指定するフィールドを、その定義が接続するデータ ソースの一部として含めます。メトリクス定義は単一のデータ ソースのみに接続されるので、この値のデータのために別のデータ ソースに接続することはできません。
- 目標値またはしきい値のデータがコア定義データとは別のテーブルにある場合は、2 つのテーブル間に関係を作成します。テーブルを関連付ける代わりに、テーブルを結合すると、データ ソースで目標値やしきい値が重複する可能性があります。データの関連付けの詳細については、「複数テーブルのデータ分析に関係を使用する」を参照してください。
- ユーザーがメトリクスにディメンション フィルターを適用したときに、より詳細な目標やしきい値が表示されるようにするには、そのレベルの粒度をデータに含めます。それ以外の場合は、データが値のサブセットにフィルタリングされているときでも、Tableau Pulse ではディメンションの目標値やしきい値の合計が表示されます。
これら 2 つの表は、粒度が異なる目標を持つデータ ソースの例を示しています。毎月の目標しかない場合など、各行に目標またはしきい値のデータがない場合、その値は 1 回だけ含めます。各行の値を重複させないでください。
| 日付 | 営業担当 | 売上 | 売上目標 (日次) |
|---|---|---|---|
| 2025/06/01 | Fred Suzuki | 658 | 600 |
| 2025/06/01 | ジェーン・ジョンソン | 505 | 700 |
| 2025/06/01 | ローラ・ロドリゲス | 623 | 650 |
| 2025/06/02 | Fred Suzuki | 678 | 600 |
| 2025/06/02 | ジェーン・ジョンソン | 527 | 700 |
| 2025/06/02 | ローラ・ロドリゲス | 656 | 650 |
| 2025/06/03 | Fred Suzuki | 607 | 600 |
| 2025/06/03 | ジェーン・ジョンソン | 753 | 700 |
| 2025/06/03 | ローラ・ロドリゲス | 558 | 650 |
| 日付 | 営業担当 | 売上 | 売上目標 (月次) |
|---|---|---|---|
| 2025/06/01 | Fred Suzuki | 658 | 15000 |
| 2025/06/01 | ジェーン・ジョンソン | 505 | 17000 |
| 2025/06/01 | ローラ・ロドリゲス | 623 | 16000 |
| 2025/06/02 | Fred Suzuki | 678 | |
| 2025/06/02 | ジェーン・ジョンソン | 527 | |
| 2025/06/02 | ローラ・ロドリゲス | 656 | |
| 2025/06/03 | Fred Suzuki | 607 | |
| 2025/06/03 | ジェーン・ジョンソン | 753 | |
| 2025/06/03 | ローラ・ロドリゲス | 558 |
