評価のための管理ビュー
このコンテンツは、Tableau Blueprint の一部です。Tableau Blueprint は、組織がデータの活用方法を拡大および改善して、影響力を強化できるよう支援する成熟したフレームワークです。使用を開始する前に、まず評価(新しいウィンドウでリンクが開く)を受けてください。
Tableau Server リポジトリや Tableau Cloud 管理者インサイトのデータは、既定の管理ビューとカスタム管理ビューで分析できます。管理ビューとは Tableau Server や Tableau Cloud に用意されているダッシュボードであり、ユーザーがコンテンツをどのように利用しているかを理解するのに役立ちます。サイト管理者は、既定の管理ビューを利用できます。下図のとおり、Tableau Server のステータスページまたはサイトのステータスページから管理ビューにアクセスします。
サーバーのステータス | サイトのステータス |
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以下で、サイトの既定の管理ビューを簡単に説明します。サイト管理者は管理ビューを毎週確認して、ユーザー行動を理解してください。
- ビューへのアクセス量 — パブリッシュされたビューの使用量およびユーザー。トラフィックと想定されるオーディエンス規模を比較できます。(Tableau Server)
- データソースへのアクセス量 — パブリッシュされたデータソースの使用量およびユーザー。トラフィックと想定されるオーディエンス規模を比較できます。(Tableau Server)
- Bridge で接続されたデータ ソースへのトラフィック — (Tableau Cloud)
- すべてのユーザーによるアクション — サイトのアクティビティを見ることができる、すべてのユーザーのアクション。(Tableau Server)
- 特定のユーザーによるアクション — 特定のユーザーのアクション (使用されたアイテムを含む)。(Tableau Server)
- 最近のユーザーによるアクション — ユーザーによる最近のアクション (前回のアクション時間やアイドル時間を含む)。(Tableau Server)
- 抽出のバックグラウンド タスク — 完了、保留中、失敗した抽出タスクの詳細と、エラーが発生した理由の完全な詳細。(Tableau Server | Tableau Cloud)
- Bridge 抽出 — (Tableau Cloud)
- 抽出以外のバックグラウンドタスク — 抽出以外の完了、保留中、失敗したバックグラウンドタスクと、エラーが発生した詳しい理由。(Tableau Server | Tableau Cloud)
- 読み込み時間の統計 — 読み込み時間とパフォーマンス履歴を表示します。(Tableau Server)
- 領域使用量の統計 — 抽出やライブ接続を含め、パブリッシュされたワークブックとデータソースが使用している容量。(Tableau Server | Tableau Cloud)
- 古いコンテンツ — (Tableau Server | Tableau Cloud)
カスタム管理ビューは、ユーザーの行動や指定された組織固有の KPI をより深く分析するのに役立ちます。Tableau Server 管理者は、既定の管理ビューワークブックやそのデータソースで抽出、パブリッシュを行うため、他のユーザーもデータ、コンテンツ、ユーザーの振る舞いを深く理解できます。
ユーザーと、コンテンツを管理するプロジェクトリーダー (完全な管理者ではない) は、使用状況を確認および評価ができる必要があります。Tableau Server サイト管理者の場合、既定で管理ビュー ワークブックがパブリッシュされているため、ビューの読み込み時間が長い、想定のサイズ制限を超えているワークブックやデータ ソースの特定するなどのデータドリブン アラートを設定できます。たとえば、抽出のサイズは 1 GB 未満とする標準を設定した場合、領域使用量の統計ビューで 1 GB 以上になるとアラートが表示されます。さらに、コミュニティがサポートするデータソースである Tableau Server インサイトを GitHub からダウンロードできます。
Tableau Server Insights のデータ ソースは以下に表示されます。
- TS Background Tasks (Tableau Server バックグラウンドタスク) — 主な用途は、バックグラウンダープロセスで実行される抽出更新とサブスクリプションのタスクの分析です。
- TS Content (Tableau Server コンテンツ) — Tableau Server にあるそれぞれのビュー、ワークブック、パブリッシュされたデータソースの全体像を示す要約データ。
- TS Data Connections (Tableau Server データ接続) — ワークブックとパブリッシュされたデータソースの両方を、それぞれの参照元データ接続にマッピングします。ワークブックがどのデータソースに、そしてどのデータベースに接続しているかを知りたい場合に使うと便利です。
- TS Events (Tableau Server イベント) — Tableau Server で発生したイベントを示すマスター監査データソースです。ユーザーのサインイン、ビューへのアクセス、コンテンツのパブリッシュなどが含まれています。
- TS Users (Tableau Server ユーザー) — ユーザーアクティビティの集計情報。
- TS Web Requests (Tableau Server Web リクエスト) — Tableau Server の Web サーバーコンポーネントを通じて行われたリクエスト。ユーザーによる Viz の使用状況の理解のほか、パフォーマンスの監視に役立ちます。
Tableau Cloud サイト管理者が、管理者インサイトのプロジェクトとデータソースを作成します。最初は、このプロジェクトとコンテンツはサイト管理者にのみ表示されます。Tableau Cloud サイト管理者は、このデータが誰に役立つかを考慮し、それに応じてパーミッションを許可する必要があります。Tableau Cloud 管理者インサイトのデータソースは以下のとおりです。
- TS イベント — ユーザーのサインイン、ビューへのアクセス、コンテンツのパブリッシュなどのイベントを表示するマスター監査データ ソース。
- TS Users (Tableau Server ユーザー) — ユーザーアクティビティの集計情報。