ごみ箱
ごみ箱を使用すると、サイト管理者、サーバー管理者、Explorer (パブリッシュ可能) または Creator ライセンスを持つ作成者は、以前に削除したプロジェクト、ワークブック、およびデータ ソースを復元できます。
ごみ箱には Tableau サイトのホームページからアクセスできます。サイド ペインを展開し、[ごみ箱] を選択します。ごみ箱が表示されない場合は、管理者がこの機能をオンにする必要があります。
ごみ箱にはどのようなコンテンツが保存されますか?
ごみ箱がオンになっている場合、次のコンテンツ タイプは削除後に一時的にごみ箱に移動されます。
ワークブック (変更履歴、ビュー、埋め込みの認証資格情報、埋め込みデータ ソース、抽出を含む)
データ ソース (抽出および埋め込みの認証資格情報を含む)
プロジェクト (ワークブックやデータ ソースを含む)
ただし、ワークブック、データ ソース、プロジェクトを削除して復元すると、元のコンテンツの以下の要素が失われます。
カスタム ビュー
サブスクリプション
データ主導アラート
パーミッション
削除されたアイテムに関する集計統計 (ビューおよび使用量カウンター)
タグ
お気に入り情報 (アイテムがお気に入りに登録されている場合)
Tip: ごみ箱に入っているはずのものが見つからない場合は、正しい コンテンツ タイプ を選択していることを確認します。
コンテンツ: 注意事項とベストプラクティス
サポートされているコンテンツ タイプの場合、コンテンツが削除された後も元の名前が保持されます。復元先のプロジェクトに同じ名前のアイテムが既に存在する場合、復元アクションは失敗します。この問題を解決するには、別のプロジェクトに復元し、復元したコンテンツの名前を変更して、コンテンツを目的の場所に移動します。
ごみ箱に保存されたワークブックとデータ ソースは、引き続きサイトのスペースを消費します。ワークブックまたはデータ ソースで抽出が使用されている場合、その抽出のサイズはサイトのクォータに対してカウントされます。
サポートされているコンテンツ タイプの場合、コンテンツが削除された後も所有者は変わりません。元々コンテンツを所有していたユーザーが引き続き所有者とみなされます。
コンテンツを復元すると、復元されたアイテムは、復元先のコンテナに設定された既定のアクセス許可を取得します。重要なコンテンツを復元する場合、操作ユーザーは必要に応じて権限が設定されていることを確認する必要があります。復元操作では、元のコンテンツの権限は復元されません。
プロジェクト: 注意事項とベストプラクティス
プロジェクトには、さまざまなコンテンツやネストされたプロジェクトを含めることができます。ごみ箱がオンになっている場合のプロジェクトでは、次の点に注意してください。
プロジェクトの例: プロジェクト A には、2 つのワークブック (A と B)、1 つのデータ ソース、1 つのフローが含まれています。
プロジェクトが最初に削除され、ごみ箱に移動すると、ごみ箱と互換性のあるそのプロジェクトのすべてのコンテンツが個別に保存されます。プロジェクト A の場合、ごみ箱にはプロジェクト、ワークブック A、ワークブック B、データ ソースが表示されます。フローなどの他のタイプのコンテンツはすぐに削除され、復元することはできません。
プロジェクトの互換性のあるコンテンツはすべて、個別に復元または削除できます。たとえば、プロジェクト A からワークブック A を完全に削除して、プロジェクト、ワークブック B、およびデータ ソースだけをごみ箱に残すことができます。
プロジェクトを復元すると、その時点でごみ箱に保存されている互換性のあるコンテンツもすべて復元されます。プロジェクト A の場合、ワークブック A を既に削除してからプロジェクト A を復元すると、プロジェクトはワークブック B とデータ ソースのみを含めて復元されます。
ごみ箱からプロジェクトを削除すると、プロジェクトのみが削除されます。たとえば、プロジェクト A をごみ箱から削除した場合、ワークブック B とデータ ソースは、個別に削除または復元されるか、保存期間が終了するまでごみ箱に残ります。
プロジェクトの例: プロジェクト A には、2 つのワークブック (A と B)、1 つのデータ ソース、1 つのフローが含まれています。
削除されたプロジェクトにネストされたプロジェクトが含まれている場合、上位プロジェクトを復元すると、その時点でまだごみ箱に保存されているネストされたプロジェクトも復元されます。たとえば、ルート プロジェクト A を復元すると、上位プロジェクト A、ワークブック B、データ ソース、プロジェクト B、およびワークブック C が選択した復元場所に復元されます。
ごみ箱内のネストされたプロジェクトは、上位プロジェクトから独立して復元できます。ネストされたプロジェクトを個別に復元してから上位レベルのプロジェクトを復元すると、上位レベルのプロジェクトはネストされたプロジェクトのコンテンツを含めずに復元されます。たとえば、プロジェクト B を個別に復元してからプロジェクト A を復元すると、プロジェクト A は上位プロジェクト、ワークブック B、およびデータ ソースを含めて復元されます。復元されたプロジェクト B はプロジェクト A 内にネストされなくなります。
プロジェクトの例プロジェクト 1 (P1) は、4 つのネストされたプロジェクト (P2-P3-P4-P5) を含むプロジェクトの分岐です。
シナリオ: 最初に P1 を削除し、分岐全体 (ルート P1 とネストされた P2-P3-P4-P5) をごみ箱に送ります。
ごみ箱から、元の階層 (P1-P2-P3-P4-P5) の個々のプロジェクトを削除できます。
ネストされたプロジェクトをごみ箱から削除すると、元のプロジェクト階層が破壊されます。
P3 を削除すると、P1、P2、P4、P5 はごみ箱に残りますが、P4 は P2 に接続されなくなります。元の単一のプロジェクトの分岐は、P1-P2 と P4-P5 の 2 つの分岐に分割されました。
P3 を削除してから P1 を復元すると、復元アクションによって P2 も復元されますが、P4 と P5 はごみ箱に残ります。
P3 が削除された状態で P4 を復元すると、P4 が P5 のルートとみなされているため、復元アクションによって P5 も復元されます。
元のネストされていたプロジェクトは、個別に復元できます。
ごみ箱からコンテンツを復元する
管理者が設定した保存期間内であれば、ごみ箱のコンテンツをプロジェクトに復元できます。
ホームページからサイド ペインを展開し、[ごみ箱] を選択します。
[コンテンツ タイプ] で [ワークブック]、[プロジェクト]、または [データ ソース] を選択します。
復元したいコンテンツの [その他のアクション] メニューを選択し、[Restore (復元)] を選択します。
復元場所としてプロジェクトを選択します。
[復元] を選択します。
ごみ箱からコンテンツを削除する
管理者が設定した保存期間が終了する前に、ごみ箱からコンテンツを完全に削除できます。このアクションは元に戻すことはできません。
ホームページからサイド ペインを展開し、[ごみ箱] を選択します。
[コンテンツ タイプ] で [ワークブック]、[プロジェクト]、または [データ ソース] を選択します。
完全に削除したいコンテンツの [その他のアクション] メニューを選択し、[削除] を選択します。
[削除] を選択します。
ごみ箱をオンにする
管理者はサイト設定で、Tableau サイトのごみ箱をオンにすることができます。
[全般] タブで、[ごみ箱] セクションまでスクロールします。
[Allow Recycle Bin for this site (このサイトのごみ箱を許可する)] のチェックボックスをオンにします。
コンテンツをごみ箱に保存する日数を選択します。1 日、7 日、30 日のいずれかを選択できます。
重要: 選択した日数が経過すると、コンテンツは完全に削除されます。
[保存] を選択します。
ごみ箱をオフにする
警告: 管理者がごみ箱をオフにすると、ごみ箱に保存されているコンテンツはすべて完全に削除されます。
管理者はサイト設定で、Tableau サイトのごみ箱をオフにすることができます。
[全般] タブで、[ごみ箱] セクションまでスクロールします。
[Allow Recycle Bin for this site (このサイトのごみ箱を許可する)] のチェックボックスをオフにします。
[保存] を選択します。
管理者に問い合わせる
ごみ箱をオンにして設定できるのは、Tableau サイト管理者またはサーバー管理者のみです。管理者の連絡先情報を確認するには、ホームページから [Show help menu (ヘルプメニューを表示)] アイコンを選択し、[Contact Tableau Administrator (Tableau 管理者に問い合わせる)] を選択します。