コンテンツの Web 編集、保存、およびダウンロード アクセスを設定する

Web 作成機能をサイトで有効にしている場合は、サイトでこの機能にアクセスできるユーザーを正確に設定することができます。コンテンツ レベルでのサイト ロールとパーミッション ルールを使用して、プロジェクト、ワークブック、データ ソースに対する Web 編集保存、またはダウンロード機能のパーミッションを付与または拒否できます。

注: 本ドキュメントでは、パーミッション ルールで機能名を指定するために Web 編集というフレーズを使用します。また、web 作成とは、サーバー上でワークブックを作成したり変更したりする一般的な機能を指します。ただし、これらのフレーズが入れ替わって使用される場合もあります。

ユーザーのサイトでの直接作業を許可する理由

管理者として、人々がサイトにコンテンツを投稿するのを表面的にでも無条件に許可することには疑問を持たれるかもしれません。しかし、少し制御するだけでその実行場所を管理することができ、また、コンテンツを一元管理することは管理者とユーザーの双方に大きなメリットがあります。

Web 作成の是非

パブリッシャーやビジネス ユーザーにとって、Web 作成には以下のメリットがあります。

  • 入力を提供する中心的な場所と共に、共同で作業に参加するアナリスト チームが提供される。
  • Tableau Desktop を持たないユーザーがデータ ソースに接続してワークブックを作成できるようになる。
  • Tableau Desktop コンピューターや VPN から離れた場所にいるユーザーが、コンピューターとハンドヘルド デバイスのどちらを使用していても、コンテンツにアクセスできるようになる。
  • Tableau レポート全般の一貫性を保つことができるフレームワークが提供される。ワークブックのテンプレートをサイト上で利用可能にすることにより、アナリストは新しいワークブックをダウンロードしたり、接続、ブランディング、書式設定がすでに完了しているデータを使用して新しいワークブックを作成したりできます。

管理者にとっては、次のようなメリットがあります。

  • 管理とサポートのために展開する Tableau Desktop が少なくなる。
  • データベース ドライバーをインストールする必要があるコンピューターが少なくなる。
  • コンテンツを管理する権限。
  • ユーザーが Tableau で何を行うかより正確に監視できる。

Web 編集には、次のような不利な点があります。

  • アナリストにとって、Web 編集は Tableau Desktop と同程度には機能が豊富ではない (同程度に近づきつつはあります)。
  • 管理者にとって、サーバー上で作業する人が多いと、システムのアップグレードの必要が生じる。
  • パブリッシュのガイドラインを設けることなくサイト上でコンテンツを拡散できる可能性がある。
    これは、パブリッシュされている Tableau のダッシュボードとデータ ソースに依存する人々を混乱させるだけでなく、結局はサーバーのパフォーマンスやデータの品質を低下させる可能性があり、データのセキュリティにも影響を及ぼしかねません。

ユーザーに役立つパーミッションの管理でコンテンツの急激な拡散を防ぐ

コンテンツのサイト上での急激な拡散を防ぐようにユーザーを支援するために、Tableau 管理者の多くは、コンテンツに対する多様なレベルのアクセス権をプロジェクトで許可しています。たとえば、あるプロジェクトでは、すべてのユーザーにワークブックの編集と保存を許可し、別のプロジェクトでは、認可されたパブリッシャーのみ新しいコンテンツを保存できるように構成できます。

この方法がどのように機能するかの詳細については、次のリソースを参照してください。

適切なレベルのアクセス権のための編集、保存権限とサイト ロールを調整する

ワークブックを編集、保存、およびダウンロードするには、これらのアクションを許可するサイト ロールに加えて、ユーザーは編集関連のアクセス権を付与または拒否するパーミッション ルールで定義されている権限を持っている必要があります。

サイト ロール アクセス

  • 適切なパーミッションがコンテンツ レベルで設定されている場合、Creator または Explorer (パブリッシュ可能) のサイト ロールでは [保存] (上書き) および [名前を付けて保存]/[ダウンロード] の両方が許可されています。

    [ファイル] > [保存] はワークブック所有者のみが使用できます。プロジェクトおよびワークブック レベルで [保存] パーミッション機能が付与されている場合、所有者以外のユーザーは、[ファイル] > [名前を付けて保存] を選択し、同じワークブック名を使用して、Web 作成で既存のワークブックを上書きできます。これにより、既存のコンテンツが上書きされ、所有者になってコンテンツへのフル アクセス権が得られます。

  • Explorer サイト ロールには、[Web 編集] 機能と [名前を付けて保存]/[ダウンロード] 機能を付与できますが、保存することはできません (既存のワークブックを上書きしたり、新しいワークブックへの変更を保存したりすることはできません)。

詳細については、Web 編集と Web 作成を参照してください。

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