「データの説明を見る」を使い始める
Viz のマークを詳しく調べるときは、分析のフローで「データの説明を見る」を使用します。「データの説明を見る」は、[Data Guide (データ ガイド)] ペインが開いているときに自動的に実行され、現在の選択 (ダッシュボード、シート、またはマーク) に基づいて更新されます。
「データの説明を見る」を使用する | ワークブックの作成とアクセスの制御 |
ダッシュボード、シート、マークで「データの説明を見る」を実行する
Tableau Desktop、Tableau Cloud、Tableau Server で「データの説明を見る」を実行するための基本的な手順は次のとおりです。
- ワークブックでダッシュボードまたはシートを開きます。
- ナビゲーション ツールで、[データ ガイド] を選択し、[データ ガイド] ペインを開きます。
- ダッシュボードが開いている場合は、「データの説明を見る」が外れ値があるかどうかを分析します。
ダッシュボードでシートを選択している場合、「データの説明を見る」がそのシートのマークを分析し、外れ値を検出します。
ダッシュボードでマークを選択している場合、「データの説明を見る」がそのマークだけを分析して説明します。
説明されているマークは、対応する説明を選択すると Viz で強調表示されます。
必要に応じて、Viz 内のマークを選択し、マークにカーソルを合わせることができます。ツールヒント メニューで、[データ ガイド] を選択します。
Tableau Public で、ツールヒント メニューの電球を選択して、「データの説明を見る」を実行します。
分析されたマークの値について考えられる説明は、[Data Guide (データ ガイド)] ペインに表示されます。別の説明名を選択して詳細を展開し、探索を始めます。
説明を見るために必要な「データの説明を見る」のパーミッション
[検出された外れ値] が「Viz の所有者に連絡してください」という注記とともに表示される場合、これらのタイプの説明を表示するにはパーミッションが必要になります。所有者名を選択して、所有者のメール アドレスが記載された Tableau コンテンツ ページに移動します。所有者に連絡して、ワークブックまたはビューの「データの説明を見る」のパーミッションを付与するよう依頼してください。
ワークブックの所有者である場合、パーミッションの設定の詳細については、「「データの説明を見る」を使用できるユーザーとユーザーが表示できる内容の制御」を参照してください。
「データの説明を見る」を使用するためのヒント
- 複数のマークを選択して、相互に比較することができます。
- ビューには、SUM、AVG、COUNT、COUNTD、AGG などの計算フィールドを使用して集計されたマークを含める必要があります。
- 「データの説明を見る」では、選択されたマークのタイプを分析できない場合、その理由を示すメッセージが表示されます。詳細については、「「データの説明を見る」が使用できない状況」 を参照してください。
- データは、単一のプライマリ データ ソースから取得する必要があります。「データの説明を見る」は、ブレンドされたデータ ソース、またはキューブ データ ソースでは機能しません。
- 「データの説明を見る」で使用するデータ ソースをより興味深くするための特性については、「データの説明を見る」を使用する場合の要件と考慮事項を参照してください。
説明を掘り下げる
[データ ガイド] ペインで、説明名を選択して詳細を表示します。
説明を選択すると、詳細を展開したり、折りたたんだりすることができます。
スクロールすると、説明の詳細が表示されます。
解説のチャートにカーソルを合わせると、各データ ポイントの詳細が表示されます。[開く] アイコンを選択すると、Viz の拡大版を表示できます。
Creator または Explorer が編集のためにビューを開いた場合は、[開く] アイコンを選択すると、新しいワークシートで Viz が開き、より詳しくデータを調べることができます。
注: 編集権限を持つ Creator と Explorer は、「データの説明を見る」の設定を制御することもできます。詳細については、「データの説明を見る」へのアクセスの制御を参照してください。
- ヘルプ アイコン にカーソルを合わせると、説明のためのツールヒントのヘルプを参照できます。ヘルプ アイコン を選択して、ツールヒントを開いたままにします。[詳細] リンクを選択すると、関連するヘルプ トピックが開きます。
分析したフィールドを表示する
- ダッシュボード、シート、マークで「データの説明を見る」を実行する。
- [データ ガイド] ペインの [Explore underlying values for (基になる値の探索)] で、対象のメジャー名を選択します。
- ペインの下部にある [number-of-fields (フィールド数)] リンクを選択します。
作成者は、「データの説明を見る」の設定を開いて、分析に含めるフィールドを制御することもできます。詳細については、「統計分析に使用するフィールドの変更」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
説明での用語と概念
説明では、以下の用語や概念が頻繁に登場します。「データの説明を見る」におけるこれらの意味を理解しておくと役立つ場合があります。
マークとは、参照元のデータの中からいくつかのレコードの値を集約したものであり、選択可能なデータ ポイントとして表示されます。1 つのマークは、1 つのレコード、または複数のレコードをまとめて作られています。Tableau では、線、図形、棒、セル テキストなどのさまざまな方法でマークを表示できます。
Tableau は、ビュー内のフィールドの交差に基づいて、マークを作り上げるレコードを取得します。
分析されたマークとは、「データの説明を見る」で分析された、ダッシュボードやシートのマークを指します。
マークの詳細については、「マーク」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
マークの予測値は、Viz の参照元データの予測範囲の中央値です。予測範囲は、分析されたマークに対して統計モデルが予測する 15 パーセンタイルから 85 パーセンタイルまでの値の範囲です。Tableau は、選択したマークに対して統計分析を実行するたびに、予測範囲を算出します。
期待値の概要で、マークが予想よりも低いか予想よりも高いと説明されている場合、集計済みのマーク値が、統計モデルがマークで予測している値の範囲外にあることを意味します。予測値の概要で、マークが予測よりもわずかに低いか予測よりもわずかに高いと説明されているか、自然変動幅の範囲内にあると説明されている場合は、集約されたマーク値は予測範囲内にあるが、中央値よりも低いか高いことを意味します。
詳細については、「予測範囲とは」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
データベースの各列名はフィールドです。たとえば、製品名と売上は、それぞれフィールドです。Tableau では、製品名などのように、データを分類するフィールドはディメンションと呼びます。いっぽう、売上などのように、定量化できるデータを持つフィールドはメジャーと呼びます。Tableau は、メジャーをビューにドラッグすると、デフォルトでメジャーを集計します。
いくつかの説明では、参照元のレコードの値とそれらの値を集計したものが、分析されたマークの値にどのように影響しているかを説明しています。別の説明では、分析されたマークのディメンション全体で、値がどのように分布しているかを説明しています。
マーク上で「データの説明を見る」を実行すると、ビューに表示されていない、データソースのディメンションとメジャーについても分析で考慮されます。それらのフィールドは、非視覚化ディメンションや非視覚化メジャーと呼びます。
ディメンションとメジャーの詳細については、「ディメンションとメジャー」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
集計や集約とは、要約したり、合計したりした値です。Tableau では、メジャーを行、列、マーク カード オプション、ビューなどにドラッグするたびに、SUM や AVG などの集計値を自動的に計算します。たとえば、メジャーが SUM(売上) や AVG(売上) などと表示されていると、メジャーがどのように集計されているかを示しています。
「データの説明を見る」を使用するには、SUM、AVG、COUNT、COUNTD、AGG などで集計されたメジャーをビジュアライゼーションで使用している必要があります。
集計の詳細については、「Tableau でのデータ集計」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。
レコードは、データベース テーブルの行です。行には、各フィールドに対応する値が含まれています。この例では、カテゴリ、製品名、売上などがフィールド (または列) です。家具、フロア ランプ、96 ドルなどが値です。
カテゴリ | 製品名 | 売上 |
家具 | フロア ランプ | $96.00 |
分布とは、データが取り得るすべての値 (または間隔) のリストです。各値が発生する頻度 (発生頻度) も示します。