Dremio 向け OAuth の設定
このトピックでは、OAuth 認証用に Dremio データ ソースを設定する方法を説明します。各Tableau Serverインスタンスでこれらのステップを実行します。
Dremio 向け OAuth の設定は、次のタスクで構成されています。
- OAuth クライアントを Dremio に登録します。
- ステップ 1 で取得した情報を使用して、Dremio OAuth 用に Tableau Server を構成します。
- (オプション) サイト固有の OAuth を構成します。
ステップ 1: OAuth クライアントを Dremio に登録する
Dremio ドキュメントの「Identity Providers」(新しいウィンドウでリンクが開く)トピックを使用して、Dremio でサポートされる IdP を構成し、Dremio OAuth 用に Tableau Server を構成するために必要な OAuth クライアント ID とシークレット構成パラメーターを取得します。
ステップ 2: Dremio OAuth 用に Tableau Server を構成する
Dremio OAuth 用に Tableau Server を構成するには、以下に記載されているパラメーターを後続の tsm コマンドで使用します。
- Dremio クライアント ID: このクライアント ID はステップ 1 の登録プロセスで生成されます。この値を tsm コマンドの
[your_client_id]
にコピーします。 - Dremio クライアント シークレット: このクライアント シークレットは、ステップ 1 の手順で生成されます。この値を tsm コマンドの
[your_client_secret]
にコピーします。 - Tableau Server URL: これは Tableau Server URL です。例:
https://myco.com
この値を tsm コマンドの[your_server_url]
にコピーします。 - 構成 ID: これは、tsm コマンド:
dremio
で使用するoauth.config.id
パラメーターの値です。
次の tsm コマンドを実行して、Dremio 用の OAuth を構成します。
tsm configuration set -k oauth.config.clients -v "[{\"oauth.config.id\":\"dremio\", \"oauth.config.client_id\":\"[your_client_id]\", \"oauth.config.client_secret\":\"[your_client_secret]\", \"oauth.config.redirect_uri\":\"[your_server_url]/auth/add_oauth_token\"}]" --force-keys
tsm pending-changes apply
複数のコネクタの設定
複数のコネクタを設定する場合は、すべてを 1 つのコマンドにまとめる必要があります。例:
tsm configuration set -k oauth.config.clients -v "[{\"oauth.config.id\":\"dremio\", \"oauth.config.client_id\":\"[your_client_id]\", \"oauth.config.client_secret\":\"[your_client_secret]\", \"oauth.config.redirect_uri\":\"[your_server_url]/auth/add_oauth_token\"}, {\"oauth.config.id\":\"customer_360_audience\", \"oauth.config.client_id\":\"[your_client_id]\", \"oauth.config.client_secret\":\"[your_client_secret]\", \"oauth.config.redirect_uri\":\"[your_server_url]/auth/add_oauth_token\"}, {\"oauth.config.id\":\"azure_sql_dw\", \"oauth.config.client_id\":\"[your_client_id]\", \"oauth.config.client_secret\":\"[your_client_secret]\", \"oauth.config.redirect_uri\":\"[your_server_url]/auth/add_oauth_token\"}, {\"oauth.config.id\":\"azure_sqldb\", \"oauth.config.client_id\":\"[your_client_id]\", \"oauth.config.client_secret\":\"[your_client_secret]\", \"oauth.config.redirect_uri\":\"[your_server_url]/auth/add_oauth_token\"}]" --force-keys
tsm pending-changes apply
サイトのカスタム OAuth の構成
サイトに対してカスタム Dremio OAuth クライアントを構成できます。
カスタム OAuth クライアントを構成して、1) サーバー用に構成されている場合は OAuth クライアントを上書きするか、2) 一意の OAuth クライアントを必要とするデータに安全に接続するためのサポートを有効にすることを検討してください。
カスタム OAuth クライアントが構成されている場合、サイトレベルの構成はサーバー側の構成よりも優先され、作成されたすべての新しい OAuth 認証資格情報では既定でサイトレベルの OAuth クライアントが使用されます。構成を有効にするために、Tableau Server を再起動する必要はありません。
重要: カスタム OAuth クライアントを構成する前に確立された既存の OAuth 認証資格情報は一時的に使用できますが、データ アクセスが中断されないように、サーバー管理者とユーザーの双方が保存された認証資格情報を更新する必要があります。
1: OAuth クライアント ID、クライアン トシークレット、リダイレクト URL の準備
カスタム OAuth クライアントを構成する前に、以下の情報が必要です。この情報を準備したら、サイトのカスタム OAuth クライアントを登録できます。
OAuth クライアント ID とクライアント シークレット: 最初に OAuth クライアントをデータ プロバイダー (コネクタ) に登録して、Tableau Server 用に生成されたクライアント IDとシークレットを取得します。
リダイレクト URL: 正しいリダイレクト URL であることを確認します。これは、以下のステップ 2 の登録プロセスで必要になります。
https://<your_server_name> .com / auth / add_oauth_token
例: https://example.com/auth/add_oauth_token
2: OAuth クライアント ID とクライアント シークレットの登録
以下の手順に従って、カスタム OAuth クライアントをサイトに登録します。
管理者の認証資格情報を使用して Tableau Server にサインインし、[設定] ページに移動します。
[OAuth Clients Registry (OAuth クライアント レジストリ)] で、[Add OAuth Client (Oauth クライアントの追加)] ボタンをクリックします。
上記のステップ 1 の情報を含む、必要な情報を入力します。
[接続タイプ] で、カスタム OAuth クライアントを設定するコネクタを選択します。
複数の OAuth クライアントを登録する場合は、OAuth インスタンス URL に情報を入力する必要があります。それ以外の場合は、任意で入力してください。
クライアント ID、クライアント シークレット、リダイレクト URL には、上記のステップ 1 で準備した情報を入力します。
[Add OAuth Client (Oauthクライアントの追加)] ボタンをクリックして、登録プロセスを完了します。
(オプション) サポートされているすべてのコネクタに対して、ステップ 3 を繰り返します。
- [設定] ページの下部または上部にある [保存] ボタンをクリックして、変更を保存します。
3: 保存した認証資格情報の検証と更新
データ アクセスが中断されないようにするため、サーバー管理者 (およびサイト ユーザー) は、以前に保存した認証資格情報を削除してから、サイトのカスタム Oauth クライアントを使用できるように再度追加する必要があります。
[マイ アカウント設定] ページに移動します。
[データ ソースの保存済み認証資格情報] で、次の手順を実行します。
上記のステップ 2 でカスタム OAuth クライアントを構成したコネクタの既存の、保存済み認証資格情報の横にある [削除] をクリックします。
コネクタ名の横にある [追加] をクリックし、プロンプトに従って 1) 上記のステップ 2 で構成したカスタム OAuth クライアントに接続し、2) 最新の認証資格情報を保存します。
4: 保存した認証資格情報を更新するようにユーザーに通知する
上記のステップ 2 で構成したカスタム OAuth クライアントのコネクタの保存済み認証資格情報を更新するようにサイト ユーザーに通知します。サイトのユーザーは、保存済み認証資格情報の更新で説明されている手順を使用して、保存された認証資格情報を更新できます。
OAuth 認証用フォワード プロキシ
Tableau Server の Oauth 認証を使用したフォワード プロキシの設定 (Windows のみ) の詳細については、Tableau ヘルプの「OAuth 認証用フォワード プロキシの設定」(新しいウィンドウでリンクが開く)を参照してください。