OAuth 認証用フォワード プロキシの設定
Tableau Server および Tableau Desktop でフォワード プロキシを設定すると、OAuth 認証を有効にすることができます。フォワード プロキシを利用すると、ロード バランシングなどのタスクのためにインターネットへ出ていくトラフィックを管理できます。
Windows を使用してフォワード プロキシ経由で Tableau Desktop に接続する
次の手順を実行して、Windows LAN 設定でプロキシ サーバーを設定します。
1.[ローカル エリア ネットワーク (LAN) 設定] ダイアログ ボックスを開きます。
ヒント: このダイアログ ボックスを表示するには、Windows の [スタート] メニューから [インターネット オプション] を検索するのが簡単です。
2.[インターネット プロパティ] ダイアログ ボックスで [接続] タブを選択します。
3.[LAN の設定] を選択します。
4.[プロキシ サーバー] で、[LAN にプロキシ サーバーを使用する] を選択します。
5.プロキシ サーバーのアドレスを入力します。
6.サーバー ポートを入力します。
7.[ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない] を選択します。
注: 「Tableau Server プロキシの設定」の手順を実行しても OAuth 要求がプロキシを介して機能しない場合は、オプション 2 に従ってください。
Windows 構成オプション 1: システム環境変数を使用する
システム全体の環境変数を編集し、http_proxy
と https_proxy
をプロキシに設定すると、OAuth 認証を有効にすることができます。
1.Windows コンピューターの検索ボックスで、「システムの詳細設定」と入力します。
2.Enter を押して、[システムのプロパティ] ボックスを開きます。
3.[詳細] タブで、[環境変数] を選択します。
4.[システム変数] フィールドの内容をスクロールします。
- フィールドに
https_proxy
またはhttp_proxy
の設定がある場合、その値が前の手順で設定したプロキシ サーバーのアドレスと競合していないことを確認します。 - 設定がない場合は、前の手順で設定したプロキシ サーバーのアドレスと一致する値に設定してください。
5.Tableau Desktop を再起動します。
6.OAuth コネクタへの接続を試み、期待どおりに機能することを確認します。
注: 「OAuth クライアントを空にできない」、「SSLHandshake 例外」、または「接続拒否例外」が表示された場合は、オプション 2 に進んでください。
Windows 構成オプション 2: Java net.properties プロキシ設定を構成する
1.ファイル ディレクトリで、Tableau Desktop を実行するために使用している Java のバージョンを見つけます。
C:/Program Files/Tableau/Tableau <Version>/bin/jre
2.Java ロケーション ディレクトリで、conf
フォルダーを選択します。このディレクトリが存在しない場合は、作成してください。
3.conf
フォルダーの中で net.properties
ファイルを見つけ、エディターで開きます。このファイルが存在しない場合は、同じ名前で作成してください。
注: このファイルに対する書き込み権限がない場合は、システム ファイル設定を使用して有効にしてください。
4.次の値を変更または作成します。
http.proxyPort=<your proxy port>
http.proxyHost=<your proxy host address>
https.proxyPort=<your proxy port>
https.proxyHost=<your proxy host address>
警告: 必ずホストのみを含めてください。プロキシ アドレスが http://myproxy:8888 の場合は、http.proxyHost=myproxy に設定します。
5.Tableau Desktop を再起動し、OAuth を介した接続を試みます。
Mac を使用してフォワード プロキシ経由で Tableau Desktop に接続する
Mac を使用してフォワード プロキシ経由で Tableau Desktop に接続するには、Java net.properties プロキシ設定を構成する必要があります。
1.ファイル ディレクトリで、Tableau Desktop を実行するために使用している Java のバージョンを見つけます。
/Applications/Tableau <Version>/Plugins/jre
2.Java ロケーション ディレクトリで、conf
フォルダーを選択します。このディレクトリが存在しない場合は、作成してください。
3.conf
フォルダーの中で net.properties
ファイルを見つけ、エディターで開きます。このファイルが存在しない場合は、同じ名前で作成してください。
注: このファイルに対する書き込み権限がない場合は、システム ファイル設定を使用して有効にしてください。
4.次の値を変更または作成します。
http.proxyPort=<your proxy port>
http.proxyHost=<your proxy host address>
https.proxyPort=<your proxy port>
https.proxyHost=<your proxy host address>
警告: 必ずホストのみを含めてください。プロキシ アドレスが http://myproxy:8888 の場合は、http.proxyHost=myproxy に設定します。
5.Tableau Desktop を再起動し、OAuth を介した接続を試みます。
Windows を使用して OAuth 認証が必要なプロキシ経由で接続する
プロキシでユーザー名とパスワードを使用してサインインする必要がある場合は、次の手順を実行して、OAuth 要求がプロキシを介して接続するようにします。
1.ファイル ディレクトリで、Tableau Desktop の実行に使用している Java のバージョンを見つけます。
C:/Program Files/Tableau/Tableau <Version>/bin/jre
2.Java ロケーション ディレクトリで、conf
フォルダーを選択します。このディレクトリが存在しない場合は、作成してください。
3.conf
フォルダーの中で net.properties
ファイルを見つけ、エディターで開きます。このファイルが存在しない場合は、同じ名前で作成してください。
注: このファイルに対する書き込み権限がない場合は、システム ファイル設定を使用して有効にしてください。
4.次の値を変更または作成します。
http.proxyUser=<your proxy username>
http.proxyPassword=<your proxy password>
5.Tableau Desktop を再起動し、OAuth を介した接続を試みます。
Mac を使用して OAuth 認証が必要なプロキシ経由で接続する
プロキシでユーザー名とパスワードを使用してサインインする必要がある場合は、次の手順を実行して、OAuth 要求がプロキシを介して接続するようにします。
1.ファイル ディレクトリで、Tableau Desktop の実行に使用している Java のバージョンを見つけます。
/Applications/Tableau <Version>/Plugins/jre
2.Java ロケーション ディレクトリで、conf
フォルダーを選択します。このディレクトリが存在しない場合は、作成してください。
3.conf
フォルダーの中で net.properties
ファイルを見つけ、エディターで開きます。このファイルが存在しない場合は、同じ名前で作成してください。
注: このファイルに対する書き込み権限がない場合は、システム ファイル設定を使用して有効にしてください。
4.次の値を変更または作成します。
http.proxyUser=<your proxy username>
http.proxyPassword=<your proxy password>
5.Tableau Desktop を再起動し、OAuth を介した接続を試みます。
Windows を使用してフォワード プロキシ経由で Tableau Server に接続する
フォワード プロキシの背後から Tableau Server を起動して、インターネット アクセスを許可できます。Windows LAN 設定でプロキシ サーバーを設定し、フォワード プロキシ経由で Tableau Server に接続することができます。
プロキシの設定
次の手順を実行して、プロキシ サーバーを設定します。
1.[ローカル エリア ネットワーク (LAN) 設定] ダイアログ ボックスを開きます。
ヒント: このダイアログ ボックスを表示するには、Windows の [スタート] メニューから [インターネット オプション] を検索するのが簡単です。
2.[インターネット プロパティ] ダイアログ ボックスで [接続] タブを選択します。
3.[LAN の設定] を選択します。
4.[プロキシ サーバー] で、[LAN にプロキシ サーバーを使用する] を選択します。
5.プロキシ サーバーのアドレスを入力します。
6.プロキシ サーバーのポートを入力します。
7.[ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない] を選択します。
例外の追加
例外を追加すると、ローカルの Tableau Server クラスター内の通信はプロキシ サーバーにルーティングされないようにすることができます。例外を追加するには、次の手順を実行します。
1.[LAN の設定] ダイアログ ボックスで [詳細] を選択します。
注: このボタンは、[LAN にプロキシ サーバーを使用する] オプションが選択されている場合のみ使用可能です。
2.[プロキシの設定] ダイアログ ボックスで、[例外] フィールドに以下の値を入力します。
- localhost
- サーバー ホスト名
- 同じクラスター内にある他の Tableau Server コンピューターの IP アドレス
注: 項目を区切るには、セミコロンを使用します。
3.[プロキシの設定] ダイアログ ボックスを閉じます。
4.[ローカル エリア ネットワーク (LAN) の設定] ダイアログ ボックスを閉じます。
5.[インターネット プロパティ] ダイアログ ボックスで、[OK] を選択して設定を適用します。
注: 「Tableau Server プロキシの設定」の手順を完了しても OAuth 要求がプロキシを介して機能しない場合は、オプション 2 に従ってください。
Windows 構成オプション 1: システム環境変数を使用する
システム全体の環境変数を編集し、http_proxy と https_proxy をプロキシに設定できます。
1.Windows コンピューターの検索ボックスで、「Advanced system settings
」と入力します。
2.Enter を押して、[システムのプロパティ] ボックスを開きます。
3.[詳細] タブで、[環境変数] を選択します。
4.[システム変数] フィールドの内容をスクロールします。
- フィールドに
https_proxy
またはhttp_proxy
の設定がある場合、その値が前の手順で設定したプロキシ サーバーのアドレスと競合していないことを確認します。 - 設定がない場合は、前の手順で設定したプロキシ サーバーのアドレスと一致する値に設定してください。
5.Tableau Server を再起動します。
6.OAuth コネクタへの接続を試み、期待どおりに機能することを確認します。
注: 「OAuth クライアントを空にできない」、「SSLHandshake 例外」、「接続拒否例外」が表示された場合は、オプション 2 に進んでください。
Windows 構成オプション 2: Java net.properties プロキシ設定を構成する
1.ファイル ディレクトリで、Tableau Server を実行するために使用している Java のバージョンを見つけます。
C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\repository*\jre
2.Java ロケーション ディレクトリで、conf
フォルダーを選択します。このディレクトリが存在しない場合は、作成してください。
3.conf
フォルダーの中で net.properties
ファイルを見つけ、エディターで開きます。このファイルが存在しない場合は、同じ名前で作成してください。
注: このファイルに対する書き込み権限がない場合は、システム ファイル設定を使用して有効にしてください。
4.次の値を変更または作成します。
http.proxyPort=<your proxy port>
http.proxyHost=<your proxy host address>
https.proxyPort=<your proxy port>
https.proxyHost=<your proxy host address>
警告: 必ずホストのみを含めてください。プロキシ アドレスが http://myproxy:8888 の場合は、http.proxyHost=myproxy に設定します。
5.プロキシ ホストのデフォルト値は http.nonProxyHosts =localhost|127.*|[::1]
です。デフォルト値が例外リストと一致する場合は、プロキシ サーバーを使用せず、手順 6 に進みます。一致しない場合は、次の値になっていることを確認してください。
- localhost
- 同じクラスター内にある他の Tableau Server コンピューターのサーバー ホスト名と IP アドレスを入力します。
- 各項目は "|" で区切ります。
6.Tableau Server を再起動し、OAuth を介した接続を試みます。
Linux を使用してフォワード プロキシ経由で Tableau Server に接続する
Java net.properties プロキシ設定を構成し、Linux を使用してフォワード プロキシ経由で Tableau Server に接続することができます。
1.ファイル ディレクトリで、Tableau Server を実行するために使用している Java のバージョンを見つけます。
opt/tableau/tableau_server/packages/repository*/jre
2.Java ロケーション ディレクトリで、conf
フォルダーを選択します。このディレクトリが存在しない場合は、作成してください。
3.conf
フォルダーの中で net.properties
ファイルを見つけ、エディターで開きます。このファイルが存在しない場合は、同じ名前で作成してください。
注: このファイルに対する書き込み権限がない場合は、システム ファイル設定を使用して有効にしてください。
4.次の値を変更または作成します。
http.proxyPort=<your proxy port>
http.proxyHost=<your proxy host address>
https.proxyPort=<your proxy port>
https.proxyHost=<your proxy host address>
警告: 必ずホストのみを含めてください。プロキシ アドレスが http://myproxy:8888 の場合は、http.proxyHost=myproxy に設定します。
5.プロキシ ホストのデフォルト値は http.nonProxyHosts =localhost|127.*|[::1]
です。デフォルト値が例外リストと一致する場合は、プロキシ サーバーを使用せず、手順 6 に進みます。一致しない場合は、次の値になっていることを確認してください。
- localhost
- 同じクラスター内にある他の Tableau Server コンピューターのサーバー ホスト名と IP アドレスを入力します。
- 各項目は "|" で区切ります。
6.Tableau Server を再起動し、OAuth を介した接続を試みます。
Windows を使用して OAuth 認証が必要なプロキシ経由で Tableau Server に接続する
プロキシでユーザー名とパスワードを使用してサインインする必要がある場合は、次の手順を実行して、OAuth 要求がプロキシを介して接続するようにします。
1.ファイル ディレクトリで、Tableau Server を実行するために使用している Java のバージョンを見つけます。
C:\Program Files\Tableau\Tableau Server\packages\repository*\jre
2.Java ロケーション ディレクトリで、conf
フォルダーを選択します。このディレクトリが存在しない場合は、作成してください。
3.conf
フォルダーの中で net.properties
ファイルを見つけ、エディターで開きます。このファイルが存在しない場合は、同じ名前で作成してください。
注: このファイルに対する書き込み権限がない場合は、システム ファイル設定を使用して有効にしてください。
4.次の値を変更または作成します。
http.proxyUser=<your proxy username>
http.proxyPassword=<your proxy password>
5.Tableau Server を再起動し、OAuth を介した接続を試みます。
Linux を使用して OAuth 認証が必要なプロキシ経由で Tableau Server に接続する
プロキシでユーザー名とパスワードを使用してサインインする必要がある場合は、次の手順を実行して、OAuth 要求がプロキシを介して接続するようにします。
1.ファイル ディレクトリで、Tableau Server を実行するために使用している Java のバージョンを見つけます。
opt/tableau/tableau_server/packages/repository*/jre
2.Java ロケーション ディレクトリで、conf
フォルダーを選択します。このディレクトリが存在しない場合は、作成してください。
3.conf
フォルダーの中で net.properties
ファイルを見つけ、エディターで開きます。このファイルが存在しない場合は、同じ名前で作成してください。
注: このファイルに対する書き込み権限がない場合は、システム ファイル設定を使用して有効にしてください。
4.次の値を変更または作成します。
http.proxyUser=<your proxy username>
http.proxyPassword=<your proxy password>
5.Tableau Server を再起動し、OAuth を介した接続を試みます。
SSL ハンドシェイク エラー
エラーが発生する場合は、SSL 証明書が正しいキーストアに配置されていることを確認してください。Windows では、キーストアはシステムの "Trusted Certs" ストアの下にあります。キーストアが正しくてもエラーが発生する場合は、証明書を Java キーストアに直接インポートします。証明書を Java キーストアにインポートするには、次の手順を実行します。
プロキシの SSL 証明書をファイルにエクスポートします。
ヒント: 証明書は、[アプリケーション]、[ユーティリティ]、[キーチェーン アクセス]、[システム]、[カテゴリ]、[証明書] にあります。
1.Tableau を実行するために使用している Java のバージョンを見つけます。
2.ターミナル コマンド プロンプトを開きます。
3.Tableau を実行するために使用している Java のバージョンが含まれているディレクトリから、次のコマンドを実行します。
Keytool –import –trustcacerts –file /Users/tableau_user/Desktop/SSL.cer -keystore Tableau <version>/Plugins/jre/lib/security/cacerts -storepass changeit
4.Tableau Server または Tableau Desktop を再起動します。
注: keytool コマンドを実行すると FileNotFoundException (アクセス拒否) が発生する場合は、昇格したパーミッションでコマンドを実行してみてください。
sudo keytool –import –trustcacerts –file /Users/tableau_user/Desktop/SSL.cer -keystore Tableau 2021.3.1/Plugins/jre/lib/security/cacerts -storepass changeit