Tableau Content Migration Tool コンソール ランナーの使用
Tableau Content Migration Tool には、移行を実行するためのコマンド ライン ユーティリティ tabcmt-runner.exe
が含まれています。このユーティリティはインストール フォルダーにあります。既定のインストール フォルダーは %PROGRAMFILES%\Tableau\Tableau Content Migration Tool
です。
注: tabcmt-runner.exe
ユーティリティは、Content Migration Tool グラフィカル アプリケーションの構成に使用される tabcmt.cmd
コマンド ライン ユーティリティとは異なります。tabcmt.cmd
の詳細については、Tableau Content Migration Tool コマンド ライン インターフェイスの使用を参照してください。
使用方法:
- tabcmt-runner [options] <plan_file.tcmx>
- tabcmt-runner license --remove
- tabcmt-runner license <new license key>
- tabcmt-runner license <license file path> [--passphrase=<license file passphrase>]
- tabcmt-runner encryption --reset
- tabcmt-runner encryption <new_key>
- tabcmt-runner improvement [on|off]
- tabcmt-runner --help
- tabcmt-runner --version
- tabcmt-runner script-warning [on|off]
オプション:
- --version
- --help
- --quiet
- --info
- --logfile=VALUE
- --src-user=VALUE
- --src-password=VALUE
- --dest-user=VALUE
- --dest-password=VALUE
- --https=VALUE
- --allow-scripts
計画の実行
移行計画を直ちに実行します。
tabcmt-runner [options] <plan file>
使用可能なオプション:
--logfile=<file name>
: ファイル名を設定し、出力をログに記録します--https=<secure|legacy>
: HTTPS モードを設定します--quiet
: stdout へのログの記録を無効にします--src-user=<username>
: ソース接続のユーザー名を設定します--src-password=<password>
: ソース接続のパスワードを設定します--dest-user=<username>
: 移行先接続のユーザー名を設定します--dest-password=<password>
: 移行先接続のパスワードを設定します
終了コード:
- 0: 移行が正常に完了したことを示します。
- 1: 移行が成功したが警告メッセージがログに記録されたことを示します。
- 2: 移行が失敗したことを示します。具体的なエラーはログ出力に含まれます。
計画の概要を表示
移行計画の概要を表示してから、終了します。
tabcmt-runner --info <plan file>
help
コマンド ライン ユーティリティの使用情報を表示します。
tabcmt-runner --help
version
現在のアプリケーションのバージョン情報を表示します。
tabcmt-runner --version
encryption
暗号化キーをリセットするか、新しいキーを指定します。Content Migration Tool UI で既に実行している場合でも、tabcmt-runner
ユーティリティを使用する前に暗号化キーを指定する必要があります。
tabcmt-runner encryption <new_key> | --reset
改善
既定値: on
アプリケーションによる匿名での使用状況情報の収集を有効または無効にします。この情報は完全に匿名であり、定期的に Tableau へ送信されるため、Content Migration Tool の改善に役立ちます。
例
改善プログラムが有効か無効かを表示する場合:
tabcmt-runner improvement
改善プログラムを有効または無効にする場合:
tabcmt-runner improvement <on|off>
license
2022 年 7 月に非推奨になりました。
このコマンドは、レガシー ライセンスにのみ適用されます。現在のユーザーのレガシー アプリケーション ライセンスを管理します。レガシ キーを使用している場合に tabcmt-runner
ユーティリティを使用するには、ライセンスが既に Content Migration Tool UI で認証済みであっても、このコマンドを使用してライセンスを認証する必要があります。
例
現在のライセンス情報を表示する場合:
tabcmt-runner license
シリアル キーまたはオフライン ライセンス キーを設定/ライセンス認証する場合:
tabcmt-runner license <key>
現在のライセンスを削除/認証解除する場合:
tabcmt-runner license --remove
ライセンス ファイルを使用して設定/ライセンス認証する場合:
tabcmt-runner license <file path> [--passphrase=<password>]
script-warning
既定値: on
移行スクリプトを含む移行計画を実行すると、警告メッセージが表示されます。
注: このコマンドは、[設定] ページでの選択を更新します。詳細については、「Tableau Content Migration Tool の設定」を参照してください。
例
スクリプト警告がオンかオフかを表示します。
tabcmd-runner script-warning
スクリプト警告をオンまたはオフにします
tabcmd-runner script-warning <on|off>
オンになっている場合は、オプション --allow-scripts
を含めて移行計画を実行する必要があります。
tabcmd-runner --allow-scripts <plan file>
実行可能なユーザー
コンソール ランナーを使用するには、次のものがすべて必要です。
- Content Migration Tool マシンでの管理者権限。
- Tableau サイトのユーザー アカウント (Explorer 以上の役割を持つ)。
- ソース サイトでのワークブックのダウンロード/コピーを保存パーミッション。
- 展開先サイトのパブリッシュ権限。